好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 さぁ、ラーメンが運んできた反撃チャンスのお時間です。


黙示覚醒編 第十一話 反撃作戦、開始します!

アザゼルSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……言いたいことはいくらでもあるだろう。俺も混乱が収まりきってない」

 

 俺はD×Dメンバーを見渡して、そう告げた。

 

 だが事実だ。真実だ。信じられないが本当のことなんだ。

 

 これを言わなきゃならないのが心底嫌だが、言うしかない。

 

「……ヴァーリがまたラーメンだ(やらかした)。そして鳶雄が確認して、リゼヴィムがいることを確認したそうだ」

 

 もう誰も何も言えなかった。

 

 ヴァーリチームの黒歌もげんなりしているし、ついでに言うとルフェイもそっと視線を逸らしている。

 

 色々あってブチギレ寸前だったはずのイッセーと和地も、白目をむきそうになっている。オーフィスやカズヒが死にかけ、イッセーの両親が誘拐された状況が一気に白けた。暴走のリスクが最悪の形で消滅しちまったよ。

 

 いや、ちょっとマジで……なぁ?

 

「先生。あいつはどんな技を会得したんですか? 俺もおっぱいでやらかすけど、あいつはどこに向かってるんですか?」

 

 イッセーがそう言ってくるが、お前はもうちょっと思うところがあっていいぞ?

 

 だがまぁ、確かに言いたくもなる。

 

「おそらくだが、来年には乳神(ちちがみ)と対を成す麺神(めんしん)がラーメンに降臨しそうだな」

 

「すいません。マジで笑えないんで勘弁してください」

 

 和地に思いっきりツッコミを入れられたが、実際あれだよなぁ。

 

 あいつはどこに向かうのだろうか。ラーメンには乳力(にゅうパワー)に匹敵する力があるというのか。割と真剣に考えたくなってきたぞ。

 

 なんでも地形を正確に再現したらしく、そこに特徴的なモニュメントがあったことからそこを調べてみたらビンゴだったとか。ラーメンで、そんなことをしたらしい。

 

 ヴァーリは一体どこに向かうんだろうか。俺にも全く分からん。

 

 ……まぁ、気を取り直すか。

 

「今のところリゼヴィムは動いていないが、問題はその地点だ」

 

 俺は前置きして映像を映し出す。

 

 それは山の中腹にある街。その一角にはドームが一つある。

 

「……場所は冥革連合が確保している領域にある地方都市。レーティングゲームのコロシアムに、放送局が一つある」

 

 俺が説明すると、メンバーの多くが警戒心を見せている。

 

 ああそうだろう。

 

 既に事情が事情なので、D×Dメンバーにはある程度の情報を伝えている。

 

 王の駒、クレーリア・ベリアルの死の真相、レーティングゲームの不正の数々といった内情。もちろん、ディハウザー・ベリアルがアジュカに直接告げた各種目論見や行動もな。

 

 そんなことが起きた後に、放送局がある場所でリゼヴィムが見つかった。誰だって最悪のパターンを連想するだろう。

 

 とどめに、だ。

 

「あと警備が厳重で鳶雄も確認できてないが、コロシアムのドーム内に巨大な物体があることだけは間違いない」

 

 俺の言葉に、誰もが緊張感を増す。

 

 ソーナが眼鏡を小さく動かし、鋭い目を向ける。

 

「……トライヘキサ、でしょうね」

 

「ま、そうなるだろうねぇ」

 

 デュリオも苦笑いするが、実際そうだろう。

 

 おそらくだが、トライヘキサの封印もだいぶ解けていると考えるべきだ。……むしろミザリがいるのなら、もっと早く解除されてもおかしくない。

 

 最悪のパターンとして、王の駒を含めた真相の公表とタイミングを合わせ、意図的にトライヘキサを解放する可能性もある。

 

 放送局を利用してすべてを明かすのなら、冥革連合の了承は得ているはず。となると、冥革連合は王の駒を現政権に広めることを諦め、別の手段を選択したことになる。

 

 トライヘキサにより速攻で冥界政府を掌握。その後、トライヘキサを象徴とする形で冥界の富国強兵かを試みようとするかもしれない。

 

 だから、だ。

 

「可能な限り速攻で強襲を仕掛ける。ヴァーリ達は刃狗(スラッシュ・ドッグ)チームと一緒に、こっちが来るのを待っているしな」

 

 ここで、奴らを可能な限り叩き潰す。

 

 特にリゼヴィムは絶対潰すべきだ。扇動の鬼才であるリゼヴィムの有無は、王の駒について知らされた後を踏まえると危険すぎる。バラさないようにすることも大事だが、バレた後も考えないとな。

 

 アジュカからも全面協力をもって、特注の転移魔法をもってして奇襲攻撃を行う。ヴァーリがラーメンで場所を察知したなんて想定外だろうし、間違いなく不意打ちになる。

 

「サイラオーグとシーグヴァイラも後で合流する手はずだが、状況が状況なので可能な限り速攻でいく。つまりこのメンツが基本だ」

 

 室内にいるのは、リアスとソーナの眷属フルメンバー。AIMS第一部隊。指導監察団こと聖ミカエル監察団。更にシスター・グリゼルダとリーダーのデュリオに、リヴァといったメンバー。

 

 だが今回、更にもう一手を叩き込む。

 

「そして今回、追加メンバーを組み込む。……入ってくれ」

 

「はい、アザゼル元総督」

 

 俺に促されて入ってきたのは、成田春奈だ。

 

「春っち……いいのか?」

 

 和地が真っ先に確認の声を飛ばす。

 

 戦う気があることは既に認めている。だが、迷いや躊躇がないかどうかの確認だろう。

 

 今でも春奈の奴は、ヴィールのことを敬愛している。尊敬する主に刃を向けたことも確かにあるが、そこから何ヶ月も経っているなら思うところが新しくあることだってある。

 

 もしあれば、それは致命的な隙になる。ましてヴィールは、極覇龍をだいぶ持続できるようになったヴァーリでも勝てる保証はない強敵だ。向き合うのなら相応の覚悟が必要になる。

 

 だからこそ、和地の奴も聞いたんだろう。

 

 それを理解したうえで、春奈はしっかりとうなづいた。

 

「むしろやらせて。これがヴィール様の終わりになるかもしれないのなら、見届ける可能性を持ちたいの」

 

 そう答えた春奈は、そのうえで小さく微笑んだ。

 

「それに、師匠をああもやられて何もしないってのも納得できないわ。許可は貰ってるんだからやらせて頂戴」

 

「……分かった。ま、お互い死なない程度に頑張るか」

 

 和地も納得したみたいだな。

 

 じゃ、そろそろまとめるか。

 

「ミザリは可能なら滅ぼしていい、俺が許す」

 

 奴らはあまりにやりすぎた。生かして捕縛なんて考える必要もないぐらいにな。

 

 カズヒには悪いが、ミザリの決着をあいつに任せるなんてことはもう言えない。起きた途端にそんなことを知ったら少しは凹みそうだが、既にそこに配慮できるような被害じゃないんでな。悪いが殺すこと前提で動かせてもらう。

 

 そして同時に、懸念事項もあまりに多い。

 

「ヴィールも捕縛に拘らなくていいが、リゼヴィムは殺すな。トライヘキサの確保と確認は必須だ」

 

 サウザンドフォースが当てた、リゼヴィムが自分の魂まで使った仕込み。

 

 腐っても奴は超越者。その魂を生贄にすれば、下手な亜種聖杯を超える効果が期待できる。いくら聖書の神が死んでもおかしくない禁呪を乱れ打ちにしたとはいえ、限界はあるからな。

 

 できる限りの対策はした。だがそれでも今の世界では足りない、そんなレベルの化け物がトライヘキサだ。復活させないに越したことはない。

 

「だが、気をつけろ。今回の行動はあまりに粗が多すぎる。なにか裏があるんじゃないかと思わせるぐらいにな」

 

 オーフィスの襲撃や、イッセーの親御さんを拉致する。これは確かに効果的だ。だが同時に、その札を切るにしても杜撰としか言えない。

 

 やるなら王の駒について真相を明かすのとタイミングを合わせるなり、何かの作戦行動と組み合わせるべきだ。それにイッセー達が不在のタイミングを計って仕掛けたとも思えない。そこが妙に気になる。

 

 リゼヴィムかミザリに何か起きた、と考えるべきかもしれない。もしくはそう思わせる心理的な作戦かもしれない。どちらにしても、リゼヴィムが生粋の煽り屋であることを踏まえても何かがおかしい。

 

 だからこそ。

 

「転移は二回に分ける。ソーナ達を中心に、オカ研以外がしかける陽動の第一弾」

 

 ただ奇襲すれば勝てるほど、冥革連合やクリフォトは馬鹿じゃねえ。

 

 だからこそ、あえて戦力を分散させる。

 

 そのうえで―

 

「本命の第二陣はオカ研中心だ」

 

「当然ね。普段お世話になっているお義父様とお義母さまは助けるし、リゼヴィムも決して許しはしないわ」

 

 ―リアスのやる気に満ちた返事に、俺は頷いた。

 

 できることならここで決着にしたいところだ。

 

 リゼヴィム・リヴァン・ルシファー。あいつは世界にとってあまりに危険すぎる。これ以上は野放しにはできない。

 

 イッセー達に喧嘩を売ってただで済んだ奴はいない。だが、片づけた後に被害が甚大すぎては意味がない。

 

 ()()を踏まえれば、損耗は少ないに越したことはないんでな。異世界絡みで動く前に、やられてくれないと困るしな。仕込みはしたが未然に阻止するに越したことはねえ。

 

 そういうわけだ。覚悟してもらうぜ、リゼヴィム・リヴァン・ルシファー。

 

 これ以上お前を好きにする気はないんでな。ここで決着をつけてやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は出発の直前に、カズヒねぇの様子を確認していた。

 

 カズヒねぇは起きない。そもそもなんで生きているのかが分からない負傷をしていたこともあり、消耗が激しすぎる。

 

 ……毎度毎度だが、俺達は本当に命の危険が豊富な戦いに巻き込まれる。分っているから、カズヒねぇがこうなっていることに衝撃は受けても、ある程度の冷静さを保てている。

 

 俺がこうなっている可能性もある。イッセー達がこうなっている可能性もある。生物はすべからく死のリスクを背負っており、鉄火場で動く俺達は、不意の死亡リスクは確かに高いんだ。

 

 平穏に生きていける環境ですら、不意の事故や急病のリスクはある。なら、流れ弾が飛び交い殺意を向けられる環境なら、どういうことなど自明の理だ。カズヒねぇは自分がこうなることを当然想定するべきであり、俺もまた心構えとして考慮するべきだと分かっている。

 

 分かっているが、だからクリフォトを許せなどという気はかけらもない。

 

 純度100%の悪意で動いてる連中の、悪逆非道を許すほど俺は心が広くない。相応のケジメはつけてもらうし、報いは受けさせると決めている。

 

 だからこそ、だ。

 

「……行ってくる、カズヒねぇ」

 

 俺は、そっとカズヒねぇの頬を撫でながらそう告げる。

 

 十中八九聞こえてないのは分かっている。これが感傷の類だと分かっている。

 

 ただ、おかげで少し切り替えれた。

 

 立ち上がり、そして部屋を出る。

 

 そこには、春っちがいた。

 

「もういいの?」

 

「ああ。今は十分だ」

 

 そう返せば、春っちは俺に対して苦笑を浮かべていた。

 

「死ぬかもしれないのに、よくやるわね」

 

死を想え(メメント・モリ){人はいつか必ず死ぬことを忘れるなという、ラテン語の格言}って知ってるか?」

 

 実際それは重要だ。

 

 もちろん、平穏な日常においては深くそれについて考えなくて済むのが理想だ。だが、俺達は殺し合いを担当している。世間一般よりは強く意識する必要があるだろう。

 

 だからこそ、理想としては何時死んでも悔いがないことだ。まさに理想でまず無理だろうが、心構えとしてそうあらんとするべきだろう。

 

 だが、俺は小さく春っちに頷いた。

 

「春っちこそ大丈夫か? ヴィール・アガレス・サタンは、本来俺達全員で挑むレベルの敵だぞ?」

 

 奴が必ずあそこにいるとは限らない。

 

 だが、いるとするなら必ず出てくるだろう。そういう男だと、俺達も分かっている。

 

 そしてヴィール・アガレス・サタンは、常に成長し続ける化け物だ。

 

 俺達以上に苦行を積んで成長し続けなければおかしくなる、異常者。ゆえにその成長は凄まじく、また星辰光もあって技術や読みにおいては俺達すら超えるだろう。フィジカルにおいても、間違いなく最上級悪魔の上位クラス。とどめに神滅具(ロンギヌス)まで持っている。

 

 そして最低でもリゼヴィムがいる。奴だって超越者の端くれであり、その性能は魔王クラス。更にサウザイアー・リリンまであるという、悪夢のような難敵だ。

 

 ミザリが出てくる可能性も大きい。神滅具を五つも疑似的に宿し、クソゲー極まりない星辰光の星で防御に長けすぎている。

 

 最悪は三人が全員出てくる。そしてその場合、間違いなく側近や幹部も出てくるわけだ。

 

 ……いつも頭の片隅に入れてはいるが、本当に死ぬ可能性が多すぎる、シャレにならない鉄火場だろう。

 

 日常生活と同じレベルで死ぬかもと思う程度で済むわけがない。もしできるとするなら、それは悟りに至った連中だろう。

 

 ただ、春っちは小さく微笑みながら頷いた。

 

「当然よ。私はヴィール様の眷属、あのお方の強さも覚悟も修練も、ここで一番知ってるわ」

 

 そう断言したうえで、春っちは強い意志を瞳に乗せる。

 

「だからこそ、半端はしない。文字通りの全身全霊をもって、彼に恥じない反抗をする。それが今の私が主にできる、最大の報恩だと思っているわ」

 

「分かった。なら、もう言う事はないだろう」

 

 俺は頷くと、そっと春っちに顔を近づける。

 

 覚悟は常にするべきだ。まして今回は、もっとするべきだと言っていい。

 

 だからこそ、何時死んでもいいぐらいの覚悟を決めるべきだろう。そう思うと、つい動いていた。

 

 春っちは一瞬きょとんとするけど、俺の気持ちが分かったのだろう。そっと目を閉じるとつま先を立てて応じてくれる。

 

 ……唇を、五秒ほど触れ合わせた。

 

「お互い、胸を張れるように頑張ろうか」

 

「ええ、生きて帰ったら師匠に胸を張って報告しましょう」

 

 さて、行くか!

 




1:ラーメンでリゼヴィム周囲の地形をトレース

2:地形に特徴的なのがあったので、そこから実在の場所を確認

3:偵察員を送り込んで探ってみる

4:マジでリゼヴィムがいた。

5:これから~いっしょに~殴りに行こうか~<イマココ





 次回から、ガチ激戦に入ります。





 ……ちなみに、今の書き溜めはもうちょっとでリゼヴィムをぶっ飛ばすあたりです。
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