好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をバランス・ブレイク級に欲するグレン×グレンです。
パソコンの調子が微妙だったりで、今日はこんな時間となりました。
和地Side
冥界の地方都市。その戦いは、俺達が転移した時点で激しい戦いになっていた。
邪龍達がそこかしこに飛び交って、それを打ち落とすD×Dメンバー。明らかに派手な戦いになっていることは間違いない。
それはともかく、だ。
ミザリやリゼヴィムは、これが陽動だとは読んでいるだろう。だからこそ、まだ主力は動いていなさそうだ。
……さて、ここからは本気で冷静かつ瞬間的に動かないとな。
ミザリが出てこないことを祈ろう。出てきたら、流石に冷静でいられる自信がない。
「カズ君、大丈夫?」
少し気が張っていたのだろう。リヴァ先生が俺をちらりと見て、心配そうな声で脇腹をついてきた。
変な声が出そうになった。気を紛らわすにしても、もうちょっとなんかなかったのか。
流石にちょっとジト目になるけど、リヴァ先生は微笑みながら俺の肩を叩く。
「
……そうだな。
カズヒねぇがあんなことになって、憤っているのは事実だ。だけど俺だけが憤っているわけではない。分っているつもりだったが、ちゃんと周りから何人も言ってくれると意識も変わる。
うっかり一人で突出しない方がいい。こういう時こそ、仲間を頼れる時は頼らないと。
「助かったよ、リヴァねぇ」
「………ほぁあああああ……っ」
あれ? 顔真っ赤?
「リヴァって、意外と撃たれ弱いわよね」
隣でちょっと呆れ顔になっている春っちの言葉に、リヴァ先生は我に返った。
あからさまに顔が赤くなっているな。思った以上に礼のつもりでリヴァねぇ呼びしたのが効いたらしい。
「当たらなければどうということはないのですよ!?」
「当たってるからどうということがあるわけね。ヴィール様が出るならやばいから、なるべく早く落ち着いてよね」
壮絶にテンパっているリヴァ先生にそう言ってから、春っちは呼吸を整えつつ周囲を警戒する。
そしてそれに合わせるように、邪龍達がこっちに気づいて仕掛けてきた。
……さて、どうやらここからが本番だな!
アザゼルSide
D×Dのメンバーを転移させてから、俺も色々と動いていた。
少なくとも、現魔王政権が大きく揺れるのは間違いない。暴動の一つや二つは起きるだろうし、王の駒を使っていた連中が、社会的な信用が追い詰められて暴走する可能性だってある。
特に、大王派の主導を行っているバアル家が大変になるだろうな。そういう意味だとサイラオーグは送るに送れん。
だが、冥革連合の勢力圏内、それも放送局などがあることから拠点としての価値がある地方都市。そこにトライヘキサがいるのなら、戦力は必須だ。
だからこそ、俺達も急いで動いている。
アジュカの転移魔法は禁呪同然なので、人数は絞るしかないし連続も難しい。
その辺りの信用が置けるメンバーを、とにかく準備してからでないと俺も行くに行けやしねえ。
と、そんな時に通信が届いた。
……見た瞬間にげんなりするんだが。おいおい勘弁してくれよ。
「―なんだ? フロンズ・フィーニクス」
なんでこんな時に、大王派の若き俊英が出てくるんだか。
『―お忙しい様子で申し訳ありません。ですが、至急お伝えするべき情報掴みまして』
……なんだ?
こいつがわざわざ、魔王派側の俺に空気を読まずに伝える情報だと?
非常に嫌な予感がするな。とりあえず聞いた方がよさそうだ。
「早く言え。俺は正直忙しい」
『では手短に。……
タイムリー過ぎな情報が出てきやがったなぁ、おい!?
「実はアジュカがとっくの昔に作ってて、大王派の爺共が悪用しまくり。レーティングゲームの不正も含めて、サーゼクス達でも崩すのが困難だったってか?」
『……何故そこまでご存じなのですか?』
どうやら、牽制とか探りとかじゃなさそうだな。
「ついさっき、アジュカに直接聞かされたんだよ。そっちは?」
『相手が身内であるからこそ、彼らが愚かなことをしていないかどうか探るべきでしょう? 内部監査は遅々たる速度で慎重に進めておりました』
なるほどな。
……フロンズは、断じて悪党ではない。そこは断言できる。
問題は悪党でないなら敵対しないなんて理屈が、世界に成立するほど甘くないことだがな。それが懸念事項なわけだが。
だが、こいつ自身は悪逆でもなければ腐敗もしていない。むしろ組織の維持の為には、そういった正しさを示す必要があると思っている。だからこそ、俺に接触を試みたのだろう。
「何が目的だ?」
『……今後の冥界を踏まえるのなら、この地雷はあまりに危険すぎます。またディハウザー・ベリアルの失踪と同じくして踏み込む隙ができた以上、彼が何かしらの悪影響を大王派や冥界にもたらす可能性もありまして』
俺が問い質すと、ため息をつきながらフロンズは首を横に振った。
『今後を踏まえれば何かしらの動きが必須ですが、事が事ですので一切関係ないが冥界に悪影響をもたらさない人物のお知恵と力をお借りしたく』
なるほど、な。
こういう事ができるのも、フロンズの厄介な点だ。
……ただ、ついてなかったな。
「なら、俺からアドバイスできるのはたった一つだ。……間に合わないから今からでもダメコン*1の準備しとけ」
『……やはり、彼は公表を試みているということですか。もしやクリフォト主導のアグレアス襲撃は、彼が手引きを?』
察しが早くて助かるぜ。利害が合わないと厄介だがな。
だが、この流れならフロンズは九割がたシロだ。一割捨てきれないのが厄介だが、事態が事態である以上仕方ない。リスク覚悟で動くしかないな。
フロンズもこの流れで、俺達を後ろから打つような真似はしないだろう。特に俺やリアスは味方につけるに越したことはないからな。
「フロンズ、信頼のおける連中を今すぐ集めろ。そして今している地点に、私兵を何人か送ってくれ」
『かしこまりました。即応部隊を派遣しますので、擁護意見程度は期待するとしましょう』
……さて、これで少しは状況も好転するといいんだがな。
こっからが、ガチでヤバい事態ではあるんだろうが……な。
和地Side
「……とりあえず、オーフィスの礼はしない方がいいな、うん」
目の前で繰り広げられる圧倒的惨劇に、俺は一周回って同情心すら覚えていた。
オーフィス襲撃の実行犯である、ニーズホッグは確実に滅びるだろう。生存の可能性を悟れない。
何故なら、クロウ・クルワッハが猛攻を繰り広げているから。
相当怒っていたらしく、この思わぬ増援によりニーズホッグはもはや勝ち目がなさすぎる。大量に持ち込んでいたフェニックスの涙が凄い速度で消費していっている。
圧倒的とはこのことだ。とりあえず、敵の一角はこれで崩れただろう。
イッセーはヴァーリと一緒にリゼヴィムがいると思われるところに行っているが、とりあえずサポート担当を送った方がいいだろう。
いくら透過があるとはいえ、相手は
どうせミザリも近くにいるだろうし、ここでまとめて叩き潰すというのも一つの手―
『へぇ~。いい感じに殺しがいのあるやつがいるじゃんか』
―その声に、俺は静かに振り返る。
……まったく。俺しかいない時に来るか、オイ。
そこに立っているのは一体のステラフレーム。意匠からみて間違いなくモデルバレット。
どことなく不機嫌そうなそれを前に、俺は一つ確認をとる。
「一つ聞くが、カズヒねぇをぶちのめしたのは誰だ?」
『私、誠にぃ、アルケード。あとモブで自我未覚醒体のステラフレームを十数体ってところだね』
なるほど、ありがたい。
どうも向こうも欝憤が堪っているようだし、ここは公平に行こう。
「……勝った奴がストレス発散。手っ取り早くそれでいこうか!」
『……いいねぇっ♪ ついでにいたぶるけど我慢してよねぇっ!!』
その瞬間、俺達は激突した。
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