好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
高評価・感想・捜索掲示板での紹介をジャガーノート・ドライブ欲するグレン×グレンです!
Other side
『……調べれば調べるほど、嘆き悲しくなるほどにゲームには不正がまみれていた。お家事情で勝ちを譲る試合があることは常々問題視されていたが、彼らの介入があるゲームはその比ではない』
そう首を横に振るディハウザーの言葉を聞き流しながら、成田春奈は戦場を掛ける。
乱戦の様相を見せてきた戦いで、春奈は炎を振るって戦闘を繰り広げる。
「どうした成田! ヴィール様が認めたその覚悟は、この程度で終わるのか!」
「まさか! こっちはこっちでやることが多いんです!」
放たれる攻撃は叱咤激励。冥革連合の一員たる敵の攻撃は、だがただの廃絶ではない。
すべては盟主の意思。誰よりも己を苛め抜かずにはいられない、ヴィール・アガレス・サタンが見出した魂の炎。彼女が自らの根幹を取り戻し、今ここに敵対してでもそれを選んだことこそ、主が誇る眷属の姿。それを尊ぶことができずして、誰が冥革連合を名乗れるか。
ゆえに、それを示して見せろ。ヴィール・アガレス・サタンが自ら出てきた戦場で、無様をさらすなどもってのほかだ。
その叱咤激励に心から感謝し、春奈は拳を握り締める。
「突破します……
全霊を持って放つ、火球の嵐。
そしてその隙は逃さない。
「血脈覚醒、そして……
再生能力たる神聖血脈、
「ヴィール様を優先させてもらいます!」
「……見事だ! そのまま恥じない姿を見せるといい!!」
激励すらその背に受け、春奈は一気に飛翔する。
見えるのは、消滅の魔力を拳で弾き飛ばし、リアス・グレモリーに迫るヴィール・アガレス・サタン。
その姿を視界に捉え、春奈は一気に仕掛ける。
「……撃ち貫け、
放つは、圧縮火焔砲撃、
それだけで最上級悪魔の領域に迫る砲撃を、まだ反応が追い付かないその瞬間に叩き込む。
むろん、その程度でやられるヴィールではない。そんなことは当然分かっている。
気づいた瞬間に、リアスに対する警戒を割いたまま蹴り砕く。瞬間の判断で瞬時に成し遂げるその攻撃に、春奈は驚愕など覚えない。
むしろこれを喰らったら驚きだ。ヴィール・アガレス・サタンは常に成長し続けることしかできない男。かつて食らいつけた時より遥かに成長していなければおかしいのだ。
だから、こそ。
「
その加速のまま、二撃目に映る。
片手を起点とするバーナーブレイド。基点となる赤き炎の腕統合支配能力、
それすら一瞬で見切って回避されるが、しかしそこで終わるわけがない。
次の瞬間、バーナーブレイドの先端を起点に、半径10Mが炎に包まれる。
「リアスさん! 魔星を作れるだけ作ってください! 時間稼ぎます!」
瞬時に両手を起点にする
「なるほど。周囲の妨害を
ヴィールはすべてを悟り、そのうえで微笑みすら浮かべる。
「鈍ってはいないようで何よりだ。だが、そう簡単にやられてやる気はないぞ?」
「もちろんです、死力を絞りつくします!!」
長い言葉はいらない。
拳で語るができるのが、ヴィール・アガレス・サタン眷属の武闘派だ。
「……五分頂戴、それで作るわ」
「十分稼ぎますとも!!」
応える言葉と決意に、それ以上のそれをもって受け取らんとする。
今ここに、主従の戦いが再び始まった。
和地Side
振るわれる猛攻をしのぎながら、俺は正直焦り始めている。
……冥革連合が思った以上に多い。まさかと思うが、ここが本部だったのか?
いや、リゼヴィムとの間で話が済んでいたから、こっちに人数が集まっていたと考えるべきか。本拠地とだとするなら逆に少ない方だろう。
とはいえ、このままだとこちらが不利か。
どちらにしても、俺はここでモデルバレットをどうにかするべき。分かってはいるが、ヴィールが出てくる可能性を考えると時間は掛けれない。
だが―
『ソラソラソラソラァッ!!』
―モデルバレットはやはり強敵だ。
元々カズヒねぇの裏面だからこそ、戦闘技術はそこから影響を受けている。結論として、技術がある所為でステラフレームではかなり難敵だ。
一瞬でも距離が空いたと思ったら、迫撃砲や弾幕で牽制して接近戦。そして接近戦ではこちらの動きを巧みに崩して一撃を狙ってくる。
カズヒねぇとの模擬戦などが無ければ、骨が数本折れているだろう。そしてそれは、
つまり、状況はかなり不利だ。
気づけば相手は、聖魔剣を創造してこっちに接近戦を仕掛けてくる。
ラージフレームによる大型ユニットで、特殊能力無しで聖魔剣を作っているようだ。単純な剣としてなら量産型の聖魔剣より少し上だろう。真っ向からの打ち合いでは不利だってのがきつい。
上手く流してしのいでいるが、モデルバレットの方が余裕があるだろう。
至近距離から内臓武装による射撃戦も踏まえているが、このままだとこっちが先に削られるか?
『ったく。カズヒもなんであんたを選んだんだろうねぇ?』
「そりゃどうも。
安い挑発に乗る気はないが、モデルバレットは挑発するのが楽しいのか、特に意にも介さない。
『っていうかさ? 邪悪でいいじゃん、虐げようよ。だって楽しいでしょぉ?』
その言い様に神経が逆立つのを抑えようと思うより、違和感をふと覚えた。
『楽しいよ? 相手を踏みにじるのも悪党でい続けるのも。その方が誠にぃと一緒に生きていけるのに、なんで投げ捨ててあんたを選ぶのかなぁ?』
なんだ、この違和感。
思えば、何かが決定的におかしい。
……その時、俺はそもそもの思い違いにふと気づいた。
―あれ? なんか変なことになってるな?
あの時、ミザリは確かにそう言った。
違和感とその言葉が結び付き、俺に確信に近い疑念を抱かせる。
「……お前、本当に道間日美子か?」
その言葉に、モデルバレットは動きを一瞬だけ止めた。
その瞬間に防護の体制を整えるが、その瞬間だった。
『……アンタもかぁああああああああっ!』
振るわれる打撃は、衝撃が増幅される。
弾き飛ばされた。間違いなく今までの流れから言って、弾幕が―
『なんで、あいつだ! どいつもこいつも!!』
―来ると思った時、突貫してモデルバレットは拳を放つ。
完全にキレている。だからこそ凌げたが、これは別の意味でまずい。
元々、第一世代型人造惑星は衝動をもってして星を制御する。加えて魔星は兵器である都合上、雑に使っても強い。とどめにカズヒねぇの影響もあってか、小手先の技術を無意識で放てるだけの技術がモデルバレットにある。
つまり、これは反撃を入れる機会がない。
「こ、の……っ」
何とかしのぐが、激情に呑まれても体に染みついた技術が消えない為、半端な手法では突破ができない。
まずい、この……ままだと……っ。
『殺す殺す殺す殺す! お前の首を手土産に、今度こそ
ガード越しに俺を蹴り飛ばし、モデルバレットは更に追撃を行う。
構える腕の動きから、おそらく奴の狙いはパイルバンク。
モデルベルゼビュートがアジュカ様に対して行った、バーナーカッターによる刺突。超高圧のそれは下手な異能を超える貫通力を発揮し、超越者にすら負傷を負わせた。
もろに食らえば、やられ―
「……オイコラ。人の男に何してんのよ」
『MAGIC JUMP』
「させないわよぉ、いや本当に」
『SINNING JUMP』
その瞬間、左右からの蹴りがモデルバレットに叩き込まれる。
『コーリングチェインスマッシュ!』
『シャイニングレインラッシュ!』
弾き飛ばされるモデルバレットは、しかしガードを間に合わせていた。
素早く着地すると共に、乱入者を睨み付ける。
『……またなの!? しつこいのよ、七緒にアイネスッ!!』
吠えるモデルバレットに、既にそれぞれ仮面ライダーファストと仮面ライダーアイネスに変身した、鶴羽とリーネスが構えで応じる。
「悪いわね。カズヒがやられた分、イラついてるのはこっちもなのよ」
「第一和地を狙うっていうならぁ、容赦する理由もないわねぇ」
「……わぁい。美人さんに助けられるってちょっとテンション上がりそう」
思わず軽口を叩きながら、俺は体の調子を素早く確認。
とりあえず戦闘は問題ない。今のでちょっとだけだが小休止もできた。
なら、更に気合を入れるべきだろうさ。
そう思って立ち上がろうとした、その時だった。
「……そう。カズヒが背負っているものは、私達だって背負いたいの」
『バヨネットライザー』
その声と音声に、俺は勢いよく振り向いた。
「今度こそ、今度こそ
『SECOND JUMP』
試作型とされていたバヨネットライザー。それを腰に装着し、彼女はプログライズキーを起動させる。
「だからこそ、ここで私達が貴女を倒す」
『Kamen……rider……Kamen……rider……』
白い髪をなびかせ、強い意志を込めて。
「……変身!」
『バヨネットライズ』
―道間乙女から変身した、九成オトメは仮面ライダーとなった。
『ウィッシングホッパー! Kamen rider is save of friend』
「……お袋、マジでか?」
俺が思わず驚いていると、仮面ライダーになったお袋は苦笑している雰囲気だった。
「驚かせて、ゴメンね? できればもっと練習してからがよかったけど、そうも言ってられないから」
そう告げ、そして九成オトメは俺と並び立つ。
「手伝って。私達で、カズヒの負担を一つ減らそう?」
「おいおい。どっちかっていえば俺が手伝ってほしいぐらいだけどな?」
そう返し、俺は素早くパラディンドッグを装填する。
色々あるが、ここで出し惜しみをしている暇はないだろう。
まずモデルバレットを潰す。話はそこからにするべきだ。
「覚悟はいいか、モデルバレット」
俺は再変身を試みながら、仮面ライダーマクシミリアンとして告げる。
「あんたとの因縁もここまでってことよ!」
鶴羽は聖十字架の槍を突き付け、仮面ライダーファストとして宣言する。
「そろそろ種も見たしねぇ? いい加減に終わらせましょうかぁ?」
リーネスは油断なく解析を続けながら、仮面ライダーアイネスとしてそう断言する。
そしてお袋は、静かに瞑目をしていたらしい。
そのうえで、真っ直ぐにモデルバレットを睨み付ける。
「……覚悟して。貴女はこの、仮面ライダーベアトリーチェが……皆と一緒に、倒すから!!」
ここに、九成オトメが変身する仮面ライダーベアトリーチェが吠える。
モデルバレット。自我覚醒体ステラフレームの一角。
その因縁を、ここで清算すると。
『……あぁハイハイ。どいつもこいつも憎たらしい……っ』
そして、モデルバレットは怨恨をむき出しにして突貫する。
『全員まとめて、皆殺しだよぉっ!!』
ここに、一つの因縁の最終決戦が始まった。
ついに乙女も変身。行きつくところまで言っている感じがあります。
ちなみにウィッシングホッパー、大まかな方向性は素早く完成したけどアビリティをどうするか悩んで、オトメの心境的な部分でつけました。
それとは別に春っち師弟対決。
ちなみに書き溜めはベリアル編終了で、ルシファー編を書いている最中です。
原作のまんまにしないことも考えて、ヴィール達冥革連合との決着はそっちになだれ込んだ形です。