好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 さぁ、奴が動くぜぇ……っ


黙示覚醒編 第二十二話 白金龍の(ギガント・プラチナ)君臨皇帝(・ユニゾンドライブ)

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヴァーリ・ルシファーは、その戦闘を一挙手一投足を逃すことなく見据えていた。

 

 九成和地はまごうことなく強者だ。前人未踏の残神に至るのは伊達ではない。

 

 兵藤一誠は誇るべき好敵手だ。禁手から更なる進化を遂げた傑物といえるだろう。

 

 だが、その二人をもってしてもリゼヴィムは脅威だった。

 

 神器無効化能力を突破した兵藤一誠も、手札を切り替えて対応する九成和地も、リゼヴィムに対処されている。

 

 ……忌々しいことに、リゼヴィム・リヴァン・ルシファーは強者だ。たった三人の超越者は伊達ではなく、純粋な性能で魔王クラスを超える。超越者としては一番弱いかもしれないが、それは超越者という土俵の話なのだ。

 

 更にそこにサウザイアー・リリンが鬼門となる。優れた予測演算を持つサウザイアーは、更に基本性能も高い。ただでさえ強いリゼヴィムに、遊びが過ぎる欠点を補完できる更なる強化。鬼に金棒とはこのことだろう。

 

 そして兵藤一誠の調子が悪くなっているうえ、九成和地は地力の差が出ている。

 

 このままでは、間違いなく負ける。それが分かる。

 

「……さて、誰が出る?」

 

 それを同じように悟っていたのだろう。九条・幸香・ディアドコイがそう言い放つ。

 

「ちなみに、妾は今回の状況を考えれば出ない方がよいとは思っておる。順当に行くのならばお主ではないのか、ヴァーリ・ルシファー?」

 

「意外だね。君は俺のことを嫌っていると思っていたけど」

 

 そう返すヴァーリに、幸香は軽く肩をすくめる。

 

「能力以外を評価しておらぬだけじゃ。だが妾としても、因縁の清算に理解は示すぞ?」

 

 その返しに、ヴァーリは少し呼吸を置く。

 

 ……勝算はある。一つだけ作っていた。

 

 だが、まったくもって足りない。サウザイアー・リリンがあまりに難敵となっている。

 

 要はたった一つの勝算を武器に、それ以外が圧倒的に不利な状況に挑むようなものだ。

 

 そして何より、今は兵藤一誠の戦いだと思っている。

 

 誇り高い龍として、彼の戦いに介入することを無粋と感じる。

 

 ただ、幸香はそれを見て肩をすくめた。

 

「介入せぬならそれでも良い。だが、それなら妾が出張るのみだ」

 

 そう告げる幸香は、寒気を感じるほど冷徹に状況を見据えていた。

 

「今のままではリゼヴィムが確実に競り勝つ。それはお主も分かっておるようじゃが?」

 

 その言葉に、ヴァーリは言い返す言葉を持てない。

 

 内心のその迷いに向き合ったその時。

 

「……ヴァーリさん。お願いがあります」

 

 振り返れば、そこにはアーシア・アルジェントがいた。

 

 その手に差し出すものは―

 

「どうか、力になってくださいませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずいな。このままだとこっちが競り負ける。

 

 リゼヴィムと攻防を繰り広げながら、俺はそれを痛感していた。

 

 というよりだ、幸香辺りが喜々として介入してくること前提だから、俺達だけだと負けるんだよ。

 

 あの女、妙なところで弁えてるな? 弁えなくていいから、手柄折半でいいから。

 

 そう思いながら俺は迎撃を行い、リゼヴィムに仕掛けていく。

 

 神器無効化能力を突破するなんて言うのは、相当の例外枠だけの特権だ。俺ができることじゃない……と思ったか?

 

「……なるほど、これが透過か。タイミングがシビアだな」

 

「さっきから全部成功していう事かよ!」

 

「俺の自尊心踏みにじって言う事かよ!」

 

 つい呟いた途端に、よりにもよってイッセーとリゼヴィムが続けざまにツッコミを入れてきやがった。

 

 まぁ、俺もツッコミが入るとは思ってたけど。自分でいう事でもないけど、かなり高難易度の真似をしている自覚がある。やってみたらできたのにちょっとびっくり。

 

 ……具体的に言えば、今俺は透過を使って戦っている。

 

 仕組みは単純。魔剣を即興で作ってイッセーの籠手に仕込み、それと共鳴させる形で透過を扱える魔剣を作ってみた。

 

 タイミングが割とシビアだし、イッセーのすぐ近くじゃないと使えない。そもそも俺の異能じゃないから尚更使いづらいわけで、はっきり言って悪手じみている。だが、これで魔剣を使ってリゼヴィムに攻撃を叩き込めるのが利点だ。できる俺に自分で引いている。

 

 自分でいう事じゃないが、俺も大概スペシャルだな。高いモチベーションと優れた英才教育もあって、間違いなく最高峰の強者枠だろ。

 

 ただ、それをもってしても不利なのが現状だが。

 

 元々超越者であるリゼヴィムは、基本性能なら俺とイッセーを足しても話にならない。更にサウザイアー・リリンの性能が高すぎて、龍神化やサルヴェイティングアサルトドッグでもその差を埋めきれない。

 

 さっきまでのイッセーの戦いも、慣れてきた途端にリゼヴィムが優勢になったからな。攻撃力の差から勝負になっていたが、イッセーの攻撃はリゼヴィムのそれに比べると1:9ぐらいの命中率だ。

 

 そして俺が介入してなお、リゼヴィムと俺たちの攻撃命中度合いは1:5といったところ。イッセーのこれまでのパターンから考えると、龍神化の持続時間はそろそろきつい。つまりこのままだと、俺たちは勝ち目がない。

 

 もう行ってほしいんだが、幸香かヴァーリはまだなのか―

 

「……悪いね、兵藤一誠。俺()も混ぜてもらう」

 

 ―と思ったが、ついに来たか!

 

 一瞬ですれ違ったヴァーリは、その刃で、リゼヴィムに明確な切り傷をつける。

 

 かすり傷だが、しかし神器無効化能力が通用しない。

 

 それに対してリゼヴィムは驚くが、何かに気づいたらしい。

 

「なるほどねぇ! 攻撃に神器を入れてないってか?」

 

「まぁね。極覇龍の力を乗せれないのは残念だけど、ただ早く動けるだけでも十分だろう?」

 

 リゼヴィムにそう返すヴァーリは、そう告げてしかし肩をすくめる。

 

 ……俺も似たような戦法は考慮していたが、よくやったもんだ。

 

 そもそも、ヴァーリは才能の塊だからな。別に当てればという条件を付けるのなら、超越者にだって傷はつけれたわけだ。そして当てるまでの過程にだけ神器を使えば、こういう事もできる。

 

 だが途端にリゼヴィムは対応する。

 

 三人がかりで仕掛けてなおこれか。今の段階だと1:3。龍神化が切れれば詰むのは変わらないか。

 

「どうするどうする、我が孫達! はっはぁ!! オーフィスやグレートレッドの力まで使われたうえ、ディハウザー君の横やりが入った時はビビったけどなぁ!」

 

 

 そういうなり、リゼヴィムは何時の間にかドライバーを起動していた。

 

『ROMAN!』

 

『ZETUMETU MALICE!』

 

 瞬時に障壁を展開。同時に素早く飛び退る。

 

 だがそのうえで、その一撃はあまりに重い。

 

『クリフォトディストラクション!』

 

 障壁を吹き飛ばしたうえで、衝撃が俺に重くぶつかる。

 

「サウザイアー・リリンなら十分やれるぜぇ!!」

 

 ……直撃してたらまずかったな。むしろ今ので肋骨に罅とか入ってないか?

 

 しかし、リゼヴィムとサウザイアー・リリンの組み合わせは致命的にまずいな。

 

 超越者にヴァナルガンドレベルの仮面ライダー。はっきり言って鬼に金棒という言葉すら生ぬるい。下手するとロキよりやばいぞ。

 

「ったく。これは流石に面倒だな」

 

 思わずぼやいたうえで、俺はイッセーとヴァーリを確認する。

 

 イッセーは龍神化の影響で大したダメージは入っていない。だがかなり消耗している感じで、このままだとまずそうだな。

 

 ヴァーリは鎧が一瞬消えたが、すぐに纏い直している。とはいえ神器無効化能力はやはりネックか。

 

 さて、ここからどうしたものか。

 

「さぁ~て。長期戦で赤龍帝君がガス欠になるまでまってから、ゆっくり各個撃破ってのがいいかねぇ?」

 

「この……野郎……っ」

 

 リゼヴィムにイッセーが唸るが、実際それが最適解ではある。

 

 これまでの経験上、覚醒したイッセーはその段階では長期戦に向いていないからな。

 

 そろそろいい加減にまずいからな。やるなら短期決戦にするしかないわけだが、どうしたものか……っ。

 

「「「っ!?」」」

 

 俺も、イッセーも、リゼヴィムすら驚いて振り返る。

 

 ヴァーリから凄まじい気配を感じたからだ。

 

 そこにいたヴァーリは、なんと黄金のオーラを全身から迸らせていた。

 

「……言ってなかったか? 俺()だと」

 

 そういうヴァーリは、そのまま黄金の輝きを己の白銀の輝きと混ぜ合わせていく。

 

 何より黄金の輝きは、よく知るドラゴンの姿をとっていた。

 

『アーシアたんを傷つけた……絶対に許さない!』

 

「「ファーブニル!?」」

 

 思わずイッセーと一緒の叫ぶ中、そこには更なる人影が写っていく。

 

『そう、貴様は逆鱗を踏み続けたのだ』

 

『世界でもっとも偉大なるものを、お前は傷つけたのだから』

 

『世界の至宝、アーシアたんのおパンティー』

 

『その授け主たるアーシアたんこそ、我らが守るべき聖女』

 

『彼女を傷つけるもの、万死に値する!』

 

 ……え、ちょっと待って?

 

 歴代白龍皇、なんか総力を挙げている形か?

 

 しかもパンツか。冗談だろと言いたいが、奴らがパンツの使徒になったのは現実だったしなぁ。

 

『だ、大丈夫か白いのぉおおおおおおお!?』

 

「えぇ……」

 

 ドライグも思わず絶叫しているし。イッセーも軽く引いているし。

 

 正直俺もどう反応していいのか分からないんだが。っていうか、本当にアルビオンは大丈夫か?

 

『が、頑張るもん!!』

 

 ダメっぽい!

 

 これはさっさと決着をつけないと、アルビオンが死ぬ。心が死ぬ。

 

 ただでさえイッセーがおっぱいおっぱいやらかす所為で、やれ幼児退行やらやれ失語症やらで薬漬けだったんだぞ。漸くお互いが慰めあって乗り越えたと思ったら、今度はパンツ龍王ファーブニル。流石にもうちょっとなんかないのかとは言いたくなるぞ。

 

「さぁ、味わうといい。天龍と龍王の共演を!」

 

 そしてヴァーリは高らかに吠え、オーラを融合させる。

 

 それは白銀でも黄金でもない。例えるならば白金(プラチナ)の如き輝き。

 

 その光となり、オーラはヴァーリへと集っていく。

 

『さん、はい』

 

 ファーブニルが音頭を取り、そしてオーラが弾け飛ぶ。

 

『『『『『『『『『『アーシアたんのパンティー、くんか……くんかぁあああっ!!』』』』』』』』』』

 

「……成仏しろよ、リゼヴィム」

 

 俺は思わず、リゼヴィムに手を合わせてしまった。

 

 リゼヴィムはリゼヴィムで愕然としている。そりゃこんなノリで倒される可能性を悟れば、ショックの十や二十は受けるだろう。俺があいつの立場だったら、間違いなく泣きたくなる。

 

 そしてそんなことをしているうちに、そこには白金の鎧に身を包んだヴァーリの姿が。

 

「これぞ、貴様を滅ぼす龍の共演。白金龍の(ギガント・プラチナ)君臨皇帝(・ユニゾンドライブ)

 

『アーシアたんを守るため、おパンティーフルパワー!』

 

『『『『『『『『『『おパンティーの未来は、我らが守る!!』』』』』』』』』』

 

 ヴァーリのセリフだけならよかったんだが、そこにファーブニルと歴代白龍皇がかみ合って酷いことになっているなぁ。

 

 うわ……うわぁ……うぅわぁ……。

 

 今までイッセーのおっぱいでならされたと思ったけど、この流れでこれは勘弁してくれ。

 

「……ちなみに、その状態はなんでなった?」

 

 念の為に俺が聞くと、イッセーは神妙な雰囲気で頷いた。

 

悪魔()の俺、それもドラゴン化しちまった時の俺を息子として受け入れてくれたことがきっかけで、オーフィスと共鳴して至ったんだ」

 

 なんでイッセーがそんなシリアスな到達をした時に、パンツフルスロットルで対を成す存在が至る。

 

 イッセーがおっぱいほぼ関係ない進化を遂げたというのに、バランスをとるようにパンツぶっこんで来たのかよ。上げて落とされすぎだろリゼヴィム。何だ、この悪質極まりないデストラップは。

 

 心の底から頭痛を覚えてきたぞ。控えめに言って頭を抱えたい。

 

「終わりだリゼヴィム。勢い余って死なないように耐えるといい!」

 

 その瞬間、げんなりしている俺を置いてヴァーリはリゼヴィムに突貫した。

 

 あまりの光景に反応が遅れたリゼヴィムは、拳をもろに食らって一回転ぐらいして吹っ飛んだ。

 

 咄嗟に着地しているが、しかしかなり効いているのが見て取れる。神器無効化能力が通用していない証拠だ。

 

「孫まで突破してくんのかよ!? しかもファーブニルとの連携ぇ!? 散々安眠妨害しただけじゃ足りねえってかこのパンツはぁっ!!?」

 

 よく分からん絶叫を上げるリゼヴィムだが、そこにファーブニルの殺意が返ってきた。

 

『殺す……絶対許さない!!』

 

「それは抑えておけ、俺も我慢するからね。……まぁ、公開処刑ぐらいは見てみたいがな」

 

 これは、凄い事になりそうで―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういうわけにはいかないのよね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―そこで更に来るか!

 

 奴は、パシパエ=カイニス!

 

 っていうか待て待て待て待て。

 

 そのオーラ、どう考えても神クラスの―

 

「ふふ、実は貯金があるの。その分全部使った加護盛りだくさん、思う存分味わいなさい!!」

 

「冗談きついなぁ、おい!」

 

 思わずぼやくが、こうなったら手段を選んでいる場合じゃ―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうはいきませんのよぉ~!」

 

「そういう事じゃんか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―更にヒマリとヒツギまで!?

 

 着地する二人は、一斉に俺に振り返った。

 

「和地、サポートお願いするよ!」

 

「こいつは私達で倒しますの!」

 

「……悪い、任せた!」

 

 イッセーまで降ってきやがった!

 

 ああもう……っ

 

「やってやればいいんだろうが! 上等だこの野郎!!」

 

 両方カバーしてやる。どっちもしなけりゃいけないのが大変だなぁ、おい!!

 




 安眠妨害作戦が阻止されたファーブニル、ついにパンツの絆でリゼヴィムを正面突破!






 ……済まぬ、ついやってしまったんだ。「もし第三部になったら俺ツイとコラボさせて、大欲情教団の残党たちにイッセーやファーブニルをテイルギアのシステム流用して超絶強化大激突とかさせたら面白いだろうなぁ」とか考えてたらやってしまいました。ちなみに本当にそうなった場合、デンドロビウムなイッセーのA×Aに対抗してGビット形式に進化させます。

 真剣にD×Dと俺ツイはかみ合いよさそうな気がするんだ。クロスオーバー作品ってないんだろうか……捜索掲示板で探そうかな?
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