好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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黙示覚醒編 第二十八話 (いろんな意味で)これはヤバイ

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーが意識を取り戻した。その報告を聞いたのは少ししてからだ。

 

 俺たちは起き上がってすぐに、イッセーに与えられた個室に入る。

 

「イッセー!」

 

「……九成、皆………?」

 

 俺の声に振り返ったイッセーは、少し目元を細めて違和感を覚えている感じだった。

 

 多臓器不全を患い、数日間昏睡していたからな。まだ五感が完璧じゃないんだろう。

 

 ただ、顔色から言っても命の危険はなさそうだ。大部復活しているだろう。

 

「奥様に旦那様。イッセー君の容体は?」

 

 インガ姉ちゃんが二人に聞くと、二人ともほっとした表情だ。

 

「この調子なら大丈夫だそうだ。少なくとも、ここで休んでいる分には問題ないってさ」

 

 五郎さんはそう言うと、逆に心配そうな顔を俺に向ける。

 

「……それより九成君は大丈夫かい? なんか、すごい勢いで吹き飛ばされてたけど」

 

 あ、その辺りを心配されていたのか。

 

 俺は結論として、アルケードにカウンターを喰らって吹き飛ばされてたからな。しかもイッセー張りに眠り続けていたわけだから、尚更不安だろう。

 

 脳内出血も酷かったらしいしな。あの時は完ぺきに防御を捨てていたから、尚更ヤバかっただろう。

 

「と、とりあえずイッセーよりは万全ですから、大丈夫です!」

 

「お医者様曰く、今日中に退院できると太鼓判……ゲット♪」

 

 俺の答えにリヴァ先生が更なる上乗せをしてくれたおかげで、二人ともちょっとは安心してくれたようだ。

 

 ま、仮にも星辰奏者《エスペラント》だしな。峠を越えれば外傷は完治できる自信がある。

 

 ただ、お二人は又表情を暗くしていた。

 

「それと、カズヒさんの容体も聞いたわ。ごめんなさい、私達を守って彼女が―」

 

「―それは違うよ、母さん」

 

 沈む三希さんに、イッセーが待ったをかける。

 

 ただまぁ、そこから先は俺が言うべきだろう。イッセーも視線で促しているしな。

 

 俺はイッセーに頷いてから、二人に笑みすら浮かべて見せる。

 

「カズヒねぇは己の心情に従い、守るべき人を守っただけです。俺から恨み節なんて二人に言うわけがありませんし、そんなことしたらカズヒねぇ絶縁されますよ」

 

「「「「「うんうん」」」」」

 

 イッセーや春っち達がうんうん頷いて同意してくれるけど、まさにその通り。

 

 俺もカズヒねぇも、瞼の裏の笑顔に誓った運命の比翼連理だ。それを裏切るような真似、俺には発想すら浮かばない。

 

 それに意識を取り戻してないだけで、決しては死んでいないんだ。

 

 なら回復する。それが悪祓銀弾(シルバーレット)という女、カズヒ・シチャースチエという悪敵銀神(ノーデンス)の恐ろしいところだからな。

 

「ま、カズヒもそろそろ起きるでしょう。たぶん「まだだぁっ!」と叫びながら飛び起きるわね」

 

「「「「「うんうん」」」」」

 

 鶴羽がそう言うと、再びベルナやインガ姉ちゃん達が頷いた。

 

 うん。安定と信頼のカズヒねぇだ。誰もがその辺りを理解している。

 

 カズヒねぇなら本当に起きそうだ。むしろ起きた時に時間が経ちすぎていることに気づいて、思いっきり忸怩たる思いをしそうだ。

 

 うん、そっちのメンタルケアにこそ重点を置くべきだろう。

 

「カズヒねぇが起きたら、無事を伝えてあげてください。それが一番カズヒねぇの為です」

 

 俺がそんなことを言った時だった。

 

「……っ!」

 

 なんか外が騒がしいな。

 

 具体的には足音が響き、しかも大声を張り上げている感じだ。

 

 というか、この声って。

 

「……シャルロットか?」

 

 なんでそんな大慌てな状態になってるんだ?

 

 それとも人違いかとも思ったら、イッセーも首を傾げていた。

 

「なんか、シャルロットと念話をしてたら急に慌て始めたんだけど。どうしたんだ?」

 

 ん~?

 

 いったい何が―

 

「―イッセーっ!? 何がどうしたらそんな訳の分からないことに、なっているんですかぁっ!?」

 

 ―なんだぁああああああっ!?

 

 大慌てで突撃してきたシャルロットに、俺たち全員が面食らっている。

 

「え、なに!? 何が、え!?」

 

 イッセーが一番困惑しているが、え、イッセーどうかしたのか!?

 

 そんなイッセーの反応に、シャルロットは額に手を当てると天を見上げた。

 

「起き抜けで自覚が追い付いてない……っ」

 

 と、そんな愕然としているシャルロットの向こうから、どたどたと足音が響いてくる。

 

「どうしたのシャルロット!? イッセー……無事だったのは嬉しいけど、何が何だか……」

 

「リアス! 俺も会えて嬉しいけど、シャルロットはどうしたんだ?」

 

 困惑するリアス部長とイッセー。俺達も正直訳が分からない。

 

 オカ研のメンバーも追いついたが、シャルロットの大慌てっぷりにイッセーの復活を喜ぶ暇もない。

 

「どうしましたの? イッセー、大丈夫そうですわよ?」

 

 こういう時にいい意味で空気を読まないヒマリが言うが、シャルロットはため息をついた。

 

「まずはイッセーに自覚させなければ……イッセー!」

 

 そういうなり、シャルロットはめっちゃイッセーに近づくと胸の部分をめっちゃイッセーの顔面に近づける。

 

 何やってんのこの人!? 本当に冷静さがないよ!!

 

「この気が動転している様子は、まずいですね。イッセー君、何かあったのなら言ってください」

 

 ロスヴァイセさんが冷静にそこを指摘すると、イッセーは首を傾げてふと別方向に傾げた。

 

「あれ、そういえばシャルロットの………あれ?」

 

 イッセーはなんか急に言いよどんだ。

 

「えっと、……い、あれ? む……あれ? おかしいな、ち……あれぇ!?」

 

 なんかめちゃくちゃ困惑しているが、どういうことだ?

 

 シャルロットの胸に何があったというんだ。

 

 俺達とイッセーが困惑していると、シャルロットはなんか凄い表情と顔色でよろよろと後ろに下がる。

 

 そしてまたしても天を仰いだ。

 

「……想定を超える非常事態……っ!」

 

「どうしたというのよシャルロット!? 貴女のおっぱいとイッセーがどうしたというの?」

 

 リアス部長が困惑しながらも話を促そうとすると、イッセーがぽんと手を打った。

 

「そうそれ! シャルロットのお……あれ? なんでさっきリアスが言ったのに……四文字だぞ!?」

 

 なんかイッセーが凄い表情になるが、どういうことだ?

 

 四文字でこの流れ、おっぱい以外の何物でも……はっ!

 

「まさかお前、おっぱいとか胸とか乳とか言えなくなってるの……?」

 

 俺が恐る恐る尋ねると、イッセーは震える顔を縦に動かした。

 

 え、マジで?

 

 理解不能な事態が起きていると悟る中、シャルロットは目元を手で覆いながら首を横の降る。

 

「それだけではありません。三希さんと小猫さん以外の胸にもやがかかっており、視覚的にも認識ができていないんです」

 

 ……………

 

 は い ?

 

 俺達が一斉にシャルロットとイッセーを交互に見ていると、イッセーははっとなると、よろめきながら頷いた。

 

「……ああ。さっきまでは起きたばっかりだったし、母さんのは普通に見えてるから……寝起きで目がはっきりしてないんだと思ってた……いや、ちょっと待てよ……マジかっ!?」

 

 そこまで行ってから、イッセーはかなりガチな顔になった。

 

 え? いや、ちょっと待って?

 

 おっぱいが認識できない。更にそもそも、それに合わせた発言もできない。

 

 小猫*1と三希さん*2のは普通に見えるということは、つまりおっぱいと認識できるものを認識できなくなっているという事か。

 

 おいおい、俺の起き抜けになんだこの異次元級現象。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんじゃそりゃぁあああああああああっ!?!?!!??!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 思わず絶叫したよ、俺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

「……それで、禍の団(カオス・ブリゲート)はどうなっている」

 

「芳しくありませんね。ミザリを筆頭に、現段階での規模の大きい派閥は殆どが静観の構えです」

 

「下手につつくより、アポプスとアジ・ダハーカが気の向くままに暴れさせた方が都合がいいと判断したのか?」

 

「リゼヴィム皇子を生贄にしてまで復活させたのに……というのは気になりますね」

 

「そうだな。気を付けておけ、健也」

 

「……ミザリですね?」

 

「そうだ。奴は基本的には堅実かつ準備期間も取るが、根幹の行動原理が特殊すぎる。その為、ランダムにある程度の博打や遊びを組み込むことも含めて、判断が難しいところを多く持っているからな」

 

「そうですね。規模の小さい派閥に関しては、こちらと同様にトライヘキサ奪取を考慮しているのが、尚更ですか」

 

「……何を考えているのか分からんが、今後踏まえるならトライヘキサを活用できないのはリスクが高すぎる。……アポプスやアジ・ダハーカの矛先がこちらに向かんとも言い切れんしな」

 

「承知しました。では、準備を?」

 

「ああ。奴らがどこかを襲撃した時点で、動かせる戦力を可能な限り投入する。禍の団からも動かせる者を用意しておくよう伝えておく」

 

「……覚悟を決めないと、ですかね」

 

「そうだな。そこについても腹積もりはしてある」

 

「ヴィール様」

 

「なんだ?」

 

「……できれば、相まみえたい者がいます」

 

「……構わん。お互い、やるだけのことはやるとしようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて、アルバートとイシロのおかげで、いい感じになりそうだね」

 

「そうか。となると、次は―」

 

「ああそうさ。君達と()()()ことだね、アルケード」

 

「とはいえ時間はかかるだろう。今自分で振るうことにすら、手間取っている節があるぞ?」

 

「至る時の願いに問題があったのかもね。最初の相手を決めておいてよかったよ」

 

「そして読みが上手くハマれば、この世界でお前を倒せる者はいなくなるわけだ。グレートレッドですら……いや、グレートレッドだからこそ勝ち目が無くなる」

 

「そうだね。とはいえアポプスやアジ・ダハーカには困ったものだね」

 

「唯一最大の懸念は、奴らが仕込みに気づくかもしれないことか」

 

「まぁ、極晃星(スフィア)を知らない彼らなら気づかないとは思うけどね。気づいたとしても、トライヘキサ単体はどうしようもないし」

 

「本来それで十分だからな。あとはお前が慣れるまで待つだけか」

 

「……できれば、彼らにはロスヴァイセの論文を生かして欲しいね。まぁ、彼らの性格ならそれを選ぶだろうから安心だけど、さ?」

*1
サイズ的に範囲外

*2
倫理的にマズい




 禍の団もいろいろと動いている形です。

 ミザリの極晃はある意味でめちゃくちゃヤバく、設計思想的には滅奏が目を覆うレベルでアカン奴です。そしてそれを最大限発揮させるために、多少の博打を掛けて待っている最中と言えます。

 そのため、ルシファー編は冥革連合との決着になる予定です。

 ……ただ今またしてもちょっと執筆速度が低下気味。

 第二部第三部を踏まえたある思い付きがあって、そこに意識が取られている状態です。しかもちょっと慣れてない方向性なので、絶賛そっちは苦戦中。しかもできたとしてもそこまで作品そのものに影響は出ないだろう系統なので、少し苦笑い気味です。

 まぁそれでも120kb以上書き溜めはあるので、今週中は持つでしょう。そこから頑張って増やしてて行こうかと思います。
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