好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ 作:グレン×グレン
黙示覚醒編もクライマックス! さぁ、ヴィールとの決戦です!
カズヒSide
何かやらかしてくれたようね、和地は。
それを感覚的に理解し、ゆえに私は突貫する。
「……まだだ!」
殴り飛ばして巨大な鎧を弾き飛ばし、更に踏み込んで打撃を叩き込む。
流石は上位神滅具クラスの禁手。単純な攻防速においては、真女王でも苦戦するでしょう。一対一で
だが、それで?
そう、その程度で戸惑っている暇など欠片もない。まして戸惑う理由が無い。
幸香は一対一で倒した。誠にぃならそれぐらい対処できるだろう。なら私も、ここで屈する道理がない。
そう、目の前のデカブツ一体程度で―
「私が止まると思うのなら、その認識を改めろ。……この
―光を極めた私をどうにかできると思うな。
その決意をもって、私は拳を握り締め―
「……まだまだまだまだまだまだまだまだまだっ!!」
真っ向からタコ殴りにする。
そう、ここでの私の仕事はこれでいい。
何故なら―
『『『『『『『『『『うぉおおおおおおおおっ!!!』』』』』』』』』』
―既に形勢はこっちに傾いている。
若手四王の眷属が、総出で介入しての圧殺。これにより戦闘端末は完全に抑えられた。
数を彼らが対応するなら、私は質を担当しよう。
そして、本丸に関しては任せていい。そういう状況になっている。
「はーい、我らがお義母様には、おさわり厳禁ですよぉ?」
「くっ! ここで来るか!」
リヴァの攻撃が双竜健也を縫い留め、その瞬間には後ろに回り込んだベルナを基点に、左右から鶴羽とインガが仕掛けていく。
「……そういえば、乙女が私のお義母さん!? え、これちょっとどうなってるわけ!?」
「もっと早くに気づこうか! あと今そんなこと言ってる場合!?」
「リヴァに引っ張られんな! あいつのノリはあたしらじゃ無理だ!」
ゴメンなさい、インガにベルナ。鶴羽が迷惑をかけるわね。
でも冷静に考えると、確かにそうなのよね。
いやもうほんと、これは考えれば考えるほど闇が深くなるわ。
これもまた、私が背負うべき業の一つなのかしら。いやなんか方向性が違う気がするけど。
そう思いながら、私は蹴り上げて蒼い鎧を吹き飛ばす。
流石に硬いか。この手の鎧は壊しても修復されるから、完膚なきまでに破壊するのは骨が折れそうね。
そう思った時、突進してくる蒼い鎧を、アントニオンが蹴り飛ばす。
『カズヒぃ! 起き抜けなんだから無理しないでねぇ?』
「ええ、これでもわきまえてるから安心して!」
そう答えながら、私は連携の構えをとって迎撃を行う。
『……それと、曖昧になっている記憶の部分についてよぉ』
「どうかしら? 絶対に誠にぃの仕込みだと思うのだけれど」
……曖昧になっている記憶は間違いなく懸念事項だ。
記憶が妙なところでもやがかかっている。具体的には、五郎さん達を庇ってからの記憶が九割以上跳んでいる。
そこが懸念事項すぎる。イッセー達からまた聞きすれば、何かを話した後に誠にぃが私を圧倒したそうだし。そんな事態を的確に忘れて未だに思い出せないとか、私らしくもない。
だから間違いなく仕込みだ。そしてそれは、記憶を取り戻されればまずいことになりかねないからだろう。
ならあの場で殺せと言いたいけれど、それもまた誠にぃの美学だ。
間違いなく、思い出した私を手遅れになった状態で改めて叩き潰そうとしている。その願望をもってして博打をうった。そういう事だろう。
『……結論から言って、相当時間がかかるでしょうねぇ。一日や二日では無理だしぃ、その頃には準備完了でしょうねぇ』
「でしょうね。せめて備えるしかないってことでしょう」
だからこそ、トライヘキサは絶対に何とかしなくてはならないし、可能な限り禍の団も削る必要がある。
結果的には都合がいい。どっちもできるチャンスが来たのだから。
だからこそ―
「決めて見せなさい、私の愛しい救済者」
―任せたわよ、和地。
成田春奈の涙の意味を、救い上げて変えてあげなさい!
和地Side
想定外の事態が起きたが、この好機は逃せない。
春っちのサポートをしつつ、一気に畳みかける!
「行くぜ春っち、部長達も!」
「もちろんよ!」
「ええ、ヴィールはここで倒す!」
だからこそ、こっちも相応の切り札を開帳しよう。
これがパラディンドッグで至りし亜種禁手。この為だけに作ったと言っても過言ではない、俺の切り札。
「特注品だ喰らっとけ。
「なるほど、禁手の一つを俺専用に仕立てたか!」
そういう事だ!
鮮血の聖別洗礼に悪影響を与えることに特化した魔剣を禁手で徹底強化。鮮血の聖別洗礼は歴史が浅すぎるうえ、聖遺物が聖遺物で干渉できることを踏まえれば、アドルフ・ヒトラーやミザリ・ルシファーには効きが悪い。つまり鮮血の聖別洗礼だけを持っている奴のみ限定で、ここでヴィールを倒せば回収するから敵対することもまずない。
つまりは徹底的に対ヴィールに特化した亜種禁手。ちなみに残神も対ヴィール特化。まずゾーンに入る必要があるから、これに関してはもうちょっと待て。
だからこそ―
「援護する。行ってこい、春っち!」
「オーケー和っち、頼りにしてる!」
―それまでは春っちが主役だろう!!
振るわれる春っちの炎は、神滅具へと変化したことで質も量も規模の強化されている。
まだちょっと振り回され気味だが、凄まじい速度でそれを適宜修正中。ヴィールの対処速度に結果的に追随している。
そして、オフェンスはもう一人。
「決着をつけるぞ、ヴィール・アガレス!」
突貫するサイラオーグ・バアルの拳と蹴りが、ヴィールの受け流しを半ば弾き飛ばしている。
明らかに性能が向上している。これが覇か。
というよりだ、覇って生命力をゴリゴリ削るはずなんだが……割と使えてないか?
「寿命は大丈夫か?」
「血を吐く程度だ、かまうな!」
う~ん。聞いたのが俺だから反論しないけど、その答えは全然大丈夫じゃない。
カズヒねぇやヴィールとは別の意味で精神が肉体を超越しているな。傾向としてはイッセータイプか。
そしてイッセーとくれば、今俺の隣で射撃戦闘を継続しているリアス部長。
こっちはこっちで闇を全身から放出しながら、赤い鎧から消滅の魔星を大量に展開して射出している。
それすらヴィールは拳で破壊するが、これまたやってくれるもんだ。
「部長、貴女も大概とんでもない切り札用意しましたね!」
「もう一つ研究中だったけど、ギャスパーはやることがあるもの!」
しかももう一つ伏せ札あったのか。
ま、そこは仕方ないか。
『うぉおおお! 一・斉・射・撃! 冥界の未来と富国強兵は、アガレッサー達TFユニットで成し遂げるのです!』
『さて、如何に最適化できるとは言え……観測させる余裕がなければどうですか?』
そして後方からシーグヴァイラさんとソーナ会長が乗るアガレッサー及びガレシオンの砲撃が、ヴィールの分身達を引っ掻き回して情報統合と最適化を遅らせている。
そう思っていたが、ふと気づいたことがある。
僅かだが、ヴィールの動きが遅い。ついでに言うと反応も遅い。
あの情報解析と統合で、あいつの動きは高速で最適化されていくはずだ。そしてあいつ自身、スタミナの類は異常なレベルであるだろう。弱る速度は遅く、成長速度が速い。
にも関わらず、間違いなくヴィールは遅くなっている……?
内心で首を傾げながらも、俺はゾーンに突入する。
素早く残神を組み立てていると、リアス部長が小さく笑みの音を漏らす。
「……ふふっ。どうやら少しは通用したようね」
「何やったんですか?」
俺が聞くと、リアス部長はそっと指で闇を指し示す。
「この侯爵礼装は、劣化再現が限度の
「……あ、なるほど。広域デバフと限定的な解除を行っていると」
ヴィール相手なら、確かに有効な方法だ。
そもそも敵が強すぎるのなら、弱らせる方法を考えるのは兵法として当然。デバフを掛けるのは立派な選択肢だ。
ギャスパーの力を利用しているのなら、ある程度の停止能力は使える。それをあえて減速という形で発動させることで、停止できなくても遅くなるように仕向けた。そして譲渡の力を応用して、俺達に自分と同じように停止の影響を受けさせないようにする。
「難易度は高いから人数は少ないけど、少数精鋭ならこういう事もできるの。どうかしら?」
自慢げな雰囲気に、俺は小さく笑ってしまう。
なんというか、妙な符号すらあるからなぁ。
そう思いながら、俺も残神を組み立てる。
「いい感じです! と、言うわけでデバフ第二段!」
さぁ、ここから一気に仕留めて見せる!
「
ここで、決める!
Other side
その猛攻の中、成田春奈は突貫する。
和地が組み上げた残創、大公呪い砕魔術の機能は、アガレス家に対する魔の呪いを組み上げることだ。
禁手との連携により、ヴィール・アガレス・サタンを打倒する。ただその為の組み合わせといって過言ではない。
そして、そんな彼に助けで自分は更なる進化を遂げた。
誰にとっても想定外。
この力をもって、ヴィールを倒す。その決意をもって、成田春奈は突貫する。
そしてそれに並び立つように、サイラオーグ・バアルは拳を握り締める。
その二人の猛攻を弾き飛ばし、ヴィール・アガレス・サタンは吠える。
「どうした! 冥界の未来を、その程度で担えると思っているのか!」
振るう拳は減速を受けてなお速い。そして、当然だがそれに伴って重い。
その想いは強く、磨き上げた技術は卓越している。そしてそれらの相乗効果として、ヴィール・アガレス・サタンは強者となっている。
もはや目の前の男は、超越者の域に届いている。
魔王クラスとされるビィディゼ・アバドンを打倒したサイラオーグであろうと、一歩届かない。
覇をもってしてなお、ヴィール・アガレス・サタンの力は絶大。むしろ食らいつけていることこそが、サイラオーグ・バアルの強さを物語っている。
だから、こそ―
「なら、私も抱えればいいだけでしょう!!」
―それを補うのは自分がやるべきことだろう。
決意と共に、成田春奈は更に加速度的に掴み取っていく。
炎をの密度を、速度を、火力を上げる。その決意をもってして、戦闘を一気に追随させる。
「貴方を超えて、倒して、凌駕して! 私は貴方に、恩を返すっ!」
血を吐きながら、しかし決して諦めない。
そしてその決意をに呼応するように、サイラオーグは一歩前に出る。
「よく吠えた、成田春奈!」
拳と拳をぶつけ合わせ、強引に弾き飛ばす。
それで生まれた揺らぎをつき、成田春奈とサイラオーグ・バアルはヴィールに対して攻勢を仕掛けていく。
「そうよ、サイラオーグ! 私達は私達自身でやっていける!」
「それを私達が成し遂げてこそ、冥界の未来は明るくなるでしょう!」
「王の駒も無碍にはしない、使い方が違うだけですしね!」
リアスが。ソーナが。シーグヴァイラが。
その援護により、二人の突貫を援護する。
「併せてください、サイラオーグ様! ヴィール様に、希望はあると示す為に!」
「いいだろう、俺達が冥界を富ませると、ここで奴に証明するっ!!」
踏み出し、殴り、焼き、叩きのめす。
連続攻撃がヴィールとの闘いで天秤を傾けていくが、しかしそれは微々たる速度。そしてそれはどんどん遅くなっていく。
これをもってしても、ヴィール・アガレス・サタンは解析し統合し最適化していく。その動きは、この状況においても変わらない。
「よく吠えた! ならば超えて見せるがいい……超えさせてやる気はないがなぁっ!」
その踏み込みと共に、一瞬だがヴィールは二人を押し返す。
同時に魔力を大量に生成し、更に動きが加速した。
「……停止現象を、弾き飛ばした!?」
「何を驚く、俺はアガレスの悪魔だぞ!」
驚愕するリアスを一括し、ヴィールは拳を握り締める。
アガレス家は逃亡者を戻すとされている。現代ではそのネットワークを利用しているが、伝承の理由はアガレスが時間に干渉する特性を持っていることに由来する。
シーグヴァイラも結界を展開することである程度の干渉ができる。ならば、単純な性能ならシーグヴァイラを超えるヴィールにできない道理がない。
この一瞬で、ついにヴィールは決定的な反撃の大勢に到達した。
「超えて見せろ……できぬのなら、そのまま死―」
「―なせるわけがないだろうっ!」
『BALANCE SAVE!』
その瞬間、放たれそうになった魔力が撃ち抜かれ、ヴィールを砲撃が打ち据える。
『パラディンスレイヤーブラスト!』
対ヴィールに特化した亜種禁手。その状態で放つパラディンドッグの砲撃が、一瞬の隙を作り上げる。
「……やっちまえっ!」
「応っ!」
その声に、サイラオーグはドライバーを起動させる。
『MONARCH』
鳴り響くアビリティに合わせるように、サイラオーグの拳に絶大な力が籠る。
同時に、成田春奈も足に力を籠める。
「……掴んだ」
その言葉と共に、燃え上がる焔は収束される。
「焔技・赤熱」
その焔に合わせるように、サイラオーグも一歩を踏み込む。
『キングブレイカー!』
その瞬間、二つの攻撃が一気に叩き込まれる。
だが瞬時に、ヴィールの復帰は間に合った。
「……ぬぅおおおおおおおおおおおおっ!」
吠えるヴィールは全力で受け止め、そして弾き返さんとする。
「ぉおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
「ぁあああああああああああああああっ!!」
競り合う力は、競り合うがゆえに最適化も解析ももはや意味をなさない。
ただ双方の力によりぶつかり合い。その力量は拮抗し―
「悪いが、春っちを支えるって決めてるんでな」
『BALANCE SAVE!』
―その拮抗を、青が崩す。
踏み込みと突貫は一瞬。誰もが反応できない最適のタイミング。
その間隙を、ゾーンに到達した九成和地はすり抜ける。
「決めるぜ、春っち」
「……うん、ありがと」
小さな言葉を区切りとして、九成和地は一撃を叩き込む。
「これで終わりだ」
『パラディンブラストフィーバー!』
そして、一つの戦いは決着する。
カズヒたちが頑張って双竜健也を押させる中、ヴィールとの最終決戦です。
まず和地。パラディンドッグの機能を生かして、対ヴィール限定特化型禁手&残神を事前に用意済み。
鮮血の聖別洗礼の性質上、ヴィールを何とかしたら今後使う機会がほぼないアンチ聖血禁手に、残神はアガレス家特化仕様。とことんまでヴィール対策に特化した組み合わせでお送りしております。
続いてサイラオーグ。仮面ライダーレグルスによる正面戦闘。
小細工無用の真っ向勝負。基本性能がかなり高い系列なだけの仮面ライダーとなっているのが仮面ライダーレグルスですが、だからこその強みがありまくりです!
そしてリアス。こちらも伏せ札で対抗中。
リアスの星だと性能的に神滅具までは完全再現不可能ですが、そこで組み合わせて対応。外観はファントム的なミノフスキードライブを展開している感じで、敵を遅くする方向で疑似的な超高速戦闘を可能としております。
そして春奈。出来立てほやほやの神滅具をもってオフェンスの一角。
基本的にこれまでの能力を素の状態で上位互換的に使用できる形です。将来的にはこれに禁手の可能性もありますし、今後は更なる引き出しを用意可能に設計しているので、彼女はこれ一本でやっていかせようかと思っていたりしております。