好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 高評価・感想・捜索掲示板での紹介などを求めながら、第一部最終決戦までようやく到達しました。

 ここから、更なる地獄が始まります。ですが、乗り越えるための地獄です。

 さぁ、始まるぜぇっ!


旧済銀神編 第四話 宿命の戦い、始まる。

Other side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「作戦開始! 全艦隊、一斉砲撃!」

 

 ノアの命令に従い、全隻投入されたサンタマリア級が砲撃を敢行する。

 

 放たれる大量の砲撃は、数十を超える超大型魔獣を揺るがし、先手を切った。

 

 睨み合いが崩れ、そしてDFを筆頭とする戦力が出撃する。

 

 日本山間部、ミザリ・ルシファーにより制圧された地区で、ついに戦闘が開始される。

 

「……さて、正念場を乗り越えたと思ったら更なる正念場とはな」

 

 そのオブザーバー席で、フロンズ・フィーニクスは鋭い視線で戦場を見据える。

 

 今この場において、フロンズ・フィーニクスは大王派の最高幹部といえる。

 

 多くの大王派重鎮が、これまでの不正が明るみに出たことで様々なものを失った。その際的確な対応で無実の者やせざるを得なかった者を探し、暴走する者が出ることを踏まえた対応を示して組み込んだ。そしてそんな暴走した者達を討伐したことで、民衆の信用を得て不信を払拭。更に不正をさせられていたシュウマの事後犠牲により、それを苦渋の決断で討ったフロンズは、冥界にとって英雄格である。

 

 彼が大王派のかじ取りを行い、若手の者達や地位の低い者達をまとめ上げることで、大王派はかろうじてある程度の権勢を維持することができた。更に旧家の者達に対して強い発言力を手にし、そのうえで彼らの心情に配慮することで、大王派重鎮はおろか魔王派重鎮からも一目置かれる立場についている。

 

 もはや彼の発言力は、アジュカ・ベルゼブブやゼクラム・バアルに次ぐレベルだ。彼自身が相手の暴走を招かないように上手く立ち回っていることもあり、少なくとも大王派で彼を排斥できる者はいない。

 

 そんな彼だからこそ、この事態に寒気に近いものを覚えている。

 

「……何を持っている、ミザリ・ルシファー」

 

 小さく呟くほどに、彼は不安を覚えていた。

 

 黙示録の狂獣(アポカリュティック・ビースト)、トライヘキサ。

 

 間違いなく今この世界において、最強の手札があれだ。

 

 その奪取がほぼ不可能になったこの展開。そのタイミングでことをいきなり起こすのは非合理的だ。

 

 禍の団の象徴だった、もう一つのオーフィスたるリリス。そのかじ取り役を担っていた、ルシファーの実子たるリゼヴィム。そしてその野望の根幹たる、トライヘキサ。

 

 この三つを一挙に失った以上、禍の団は組織として大きな大打撃を受ける。少なくとも組織は縮小化することは間違いない。人材は数割レベルで組織を離れ、まとめるにしても苦労する。それだけの大打撃を受けている。

 

 大きな同盟組織たる冥革連合も失った。如何にミザリがルシファーの孫であるとはいえ、彼の外れ切った理念も含めればカリスマ性には限度がある。象徴たるリリスすら失った時点で、合理的に考えれば相当の潜伏期間が必要だ。

 

 それが、この間髪入れないタイミングでの決起。理性的かつ将来性まで踏まえれば、絶対に悪手なのだ。ミザリは知性的かつ冷静に考える手合いであり、如何に趣味に走るにしても短絡的というほかない。

 

 だからこそ、フロンズは逆説的な思想をとる。

 

 すなわち、今が好機だといえるだけの何かを持っている。

 

「……ノア、最悪の可能性は何だと思う?」

 

「決まってんだろ、極晃星(スフィア)だろうさ」

 

 尋ねれば、肩をすくめてそう返される。

 

「そうだとすら詰みだ。俺達は絶対に勝てないし、やるとするなら極晃星が生まれるまで、負けないように立ち回るだけだ」

 

「だとするなら、この作戦はそれをさせない為の釣りになるわけだ」

 

 お互いに語り合い、そしてため息をつく。

 

「分が悪すぎる賭けという事か」

 

「だがしないわけにもいかねえ。こりゃやばいかねぇ?」

 

 そう。しない選択肢は現状無い。

 

 その絶望的な予感に苛まれながら、二人は戦場を見据えるほかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 そもそも、だ。

 

 勝利とは、なんだ。

 

 まずそれに対して真剣に向き合うべきだろう。

 

 勝って利を得ること。少なくとも、感じで考慮する場合はそうなるだろう。

 

 では、俺にとって利を得る勝ち方とは何だ。そこから考えるべきだろう。

 

 言うまでもない。理不尽な嘆きを祓う事。道理を無視した悲劇を打倒する事。この一点に尽きる。

 

 何故なら、九成和地の理念は極論するとたった一つに集約される。分りやすいぐらい、俺という男は一つの芯を中核にしているからだ。

 

「瞼の裏の笑顔に誓い、約束された勝利を刻め」

 

 あえて言葉として意識することで、俺はそれを定義する。

 

 あの日、魂レベルで刻まれたあの笑顔。道間日美子の、カズヒ・シチャースチエの笑顔。

 

 嘆きを祓い、笑顔を浮かべさせたあの経験。あれこそが俺の原風景であり、涙換救済(タイタス・クロウ)の根幹だ。

 

 まさに原点。まさに根幹。それが俺という男の基本設計と言ってもいい。

 

 そして、それはカズヒねぇにとっても同じこと。

 

 自分の絶望を祓った笑顔に対して恥じないこと。それを根幹として、カズヒ・シチャースチエは今まで生きてきた。

 

 その一点をもって、俺とカズヒねぇは比翼連理。運命とか宿命レベルで合致している。つまるところ、L・O・V・E。

 

 さて、だからこそだ。

 

 俺はそこから一歩を踏み込むべきだろう。それがきっと、答えを見出す為の根幹なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 既に数千を超える数の魔獣が現れ、それらの性能は一体一体が中級悪魔クラス。

 

 更に200を超えるステラフレームがそれを縫うように移動することで、奇襲戦法を仕掛けることで戦線をかき乱す。

 

 そこに超獣鬼(ジャバウォック)業獣鬼(バンダースナッチ)。更に別動隊としてフローズヴィトニル。

 

 サリュート部隊も多数確認。Δサリュートやギガンティスサリュートにより、TFユニットが大型の異形が苦戦を強いられている。

 

 ミザリ一派も本腰を入れたという事だろう。これは、間違いなく総力戦の構えだ。

 

 だからこそ!

 

「まとめて吹き飛ばされるがいい!」

 

 ゼノヴィアがデュランダルで強引に魔獣達を吹き飛ばし、その隙間に僕とイリナさんが突貫する。

 

「アーメン!」

 

「そこだ!」

 

 そしてすれ違いざまに、業獣鬼を切り刻む。

 

 もちろん、その程度でどうにかできるほど甘くはない。業獣鬼は凄まじい速度で再生しながら、全身から魔獣を生成する。

 

 だが、それは想定内。ここからそこに繋げていく。

 

『させると思うな!』

 

 ギャスパー君が闇を全力で展開し、停止の力も発動する。

 

 中級悪魔レベルの魔獣達は止まり、業獣鬼も再生速度が低下する。

 

 その隙を逃すことなく、真上から絶大な雷が叩き込まれ、全身に消滅の魔力が襲い掛かる。

 

「「吹き飛びなさい!」」

 

 リアス部長と朱乃さんの連携攻撃が、間違いなく業獣鬼を削っている。

 

 業獣鬼はそれに対して、口から巨大な炎を放つことで反撃を行う。

 

 だがその瞬間、輝く癒しの光が結界となってそのダメージを無効化する。

 

「私がいる限り、皆さんは傷つけさせません!」

 

 これがアーシアさんの禁手(バランス・ブレイカー)。その名を、聖龍姫が抱く慈愛の園(トワイライト・セイント・アフェクション)。絶大な回復フィールドを展開することで、発生するダメージをその瞬間に回復させる結界を展開する。

 

 あのリゼヴィムですら結界越しにダメージを与えることができなかった。ならば、例え業獣鬼であっても不可能だろう。

 

 そして、その結界越しに更なる攻撃が放たれる。

 

「……吹っ飛べ」

 

「焼き尽くされなさい!」

 

 小猫ちゃんとレイヴェルさんの攻撃を顔面に受け、視界が塞がれた業獣鬼に、更に迫るのはルーシアさんとアニル君。

 

「至近距離からなら!」

 

「覚悟しやがれっ!」

 

 砲撃と斬撃に仰け反ったその瞬間、更に上から襲い掛かる者がいる。

 

「更にダメ押しですわよっ!」

 

「吹っ飛ぶじゃんか!」

 

『『クリムゾンブラストフィーバー!』』

 

 叩きつけられるヒマリとヒツギの必殺攻撃が、ついに業獣鬼を転倒させ、地面に叩きつけた。

 

 よし、この場に限定すれば、戦いは十分成立している。

 

 他の戦場でも業獣鬼を真っ向から迎撃することはできており、この調子なら勝算はある。

 

 ただ、ミザリがそんな簡単にやられるとも思えないが―

 

「……っ!? 気を付けてください、何かが……来ます!」

 

 ―ほら、来たね。

 

 小猫ちゃんが仙術で感知し、僕らが身構えた時だった。

 

『あららぁ。なんかすっごいことになってるねぇ?』

 

『流石は成長速度が異常なリアス・グレモリー眷属だ。起きたと思ったらこんな連中にぶつけられるとはな』

 

『やっぱあの野郎むかつくぜぇ。後で痛い目見てくんねぇかな』

 

 そこに現れるのは、自我覚醒体のステラフレームが三体。

 

 そして同時に、周囲の風景が一変する。

 

 闇に包まれたように隔離された空間。更にそこを埋め尽くすように、大量の魔獣と紫炎の十字架が浮かび上がる。

 

 そして業獣鬼が締め出されたのか消え去り、しかし現れるのはそれ以上。

 

 ……超獣鬼(ジャバウォック)が二体。更にギガンティスサリュートが六体も。

 

「……再生怪人なんだから、弱ってればいいのに」

 

 げんなりした様子の小猫ちゃんの声が聞こえたのだろう。三体のステラフレームはそれぞれ肩をすくめる。

 

『いやいやぁん。それはちょっとそっちの都合を押し付けすぎじゃぁん? 俺らも好き好んでかませ犬になりたいわけじゃないんだし……さぁ?』

 

 そうおどけるのはモデルヘキサ。

 

『同感だな。そちらが成長や改善を成すのなら、こちらも同様というものだ。……何故態々そちらに都合のいい存在になってくれると思うのだ?』

 

 首を傾げるは、モデルアーチ。

 

『同感だなぁ! むしろこっちは一回ぶっ殺されてんだし、てめえらが殺されるのがトントンだろ? ま、女は一回犯した方がいい気分だがな!』

 

 下劣な願望を口にするのは、モデルマッド。

 

 これまで戦ってきたステラフレーム。それも、カズヒ達と因縁を持つ、外道極まりない者達。

 

 想定はしていたさ。幽世の聖杯(セフィロト・グラール)をミザリは使用できる。なら、多少の無茶をすれば再生怪人を用意する程度はできている。

 

 そしてどういう仕組みか、明らかに三体ともブーストされている。かつて戦った時のデータより底上げされてなければおかしいことをしている。

 

 だが、それがどうした?

 

「甘く見られたものですね」

 

 その瞬間、ロスヴァイセさんが結界を発動させる。

 

 モデルヘキサが展開した空間に、ロスヴァイセさんの結界が機能を上書きした。

 

 その瞬間、十字架もサリュートも魔獣達も、間違いなく力を減衰させられる。

 

『……あれぇ?』

 

『おい、何しやがった!?』

 

 モデルヘキサが首を傾げ、モデルマッドが驚愕する。

 

 ただ、モデルアーチだけは冷静さを失っていなかった。

 

『なるほど。結界で閉じ込めたつもりだったが、逆にこちらも閉じ込められた……いや、これは進入路も作られたか』

 

「流石と言っておきましょう。ええ、これであなた達は私達を倒すまで出れませんし、状況次第で私達は増援を呼べますよ」

 

 ロスヴァイセさんの結界研究は進んでいる。それに、この事態を予想できなかったわけでもない。

 

 だからこそ、対モデルヘキサ対策ぐらいはしていた。あの星辰光最大の難点である「増援も脱出もできない空間での圧殺」に対し、対策を用意したというわけだ。

 

 向こうも強化しているし、更に三体同時投入という対応もしている。だが、彼らが言った通り僕らにとっても同じことだ。

 

 それに―

 

「……いい機会だわ。前向きにそう捉えましょう」

 

 ―リアス部長が言う通り、これはある意味で好都合だ。

 

 強敵といえる存在を三体も足止めできる。この時点で戦略的にも戦術的にも貢献している。

 

 だからこそ、だ。

 

「私達の大事な仲間を苦しめた外道どもを、この手で消し飛ばせる。その機会が来たことに感謝するわ!」

 

 溜まっていた僕らの強い不快感。晴らす機会はありがたい。

 

 いいマッチメイクだよ、ミザリ・ルシファー。

 

 奴らはここで、叩き潰す!

 




 再生怪人、エントリー!

 いやぁ、本当はこの三悪ステラフレームは最終決戦で倒す予定だったんですよ。ただ思った以上にヘイトを稼いでいたこともありますし、ミザリには聖杯があるので再生怪人でもいいかと考え直しまして、一回打倒しました。

 本質的に奴らは、シルヴァリオにおけるマルスとウラヌスポジション。つまり……そういう事だ。

弄奏のクソっぷり、どうだったかなぁ?

  • 滅奏も本当に目を覆いそう
  • 滅奏の方が糞じゃね?
  • いや、これ糞かぁ?
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