好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 ……がぁあああああ! 新作のネタが、新作のネタが出てきて集中できないぃいいいいいい!

 この作品も絶対に分にして書き切りたいところがあるというのに! それはそれとしてさらなる代物が出てきてマジで困る!!








 ……まあそれはそれとして、書けてはいるので一話投下します。


魔性変革編 第十九話 疾風殺戮

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『侵入者は最低八人単位で行動! 更に分隊ずつで連携を取って挟撃を仕掛けてくることもあり、警備隊では足止めが限界です!』

 

『飛行船団からの砲撃は、最上級悪魔クラスに追随します! 結界から外に出るのは危険です!』

 

『繰り返す! サリュートに近い機械兵器は最低でも100機以上! 四機一チームでチーム間の連携を取っており、外周部の警備隊は翻弄されている! 支給増援を請う! 繰り返す―』

 

「……と、これぐらいの戦力は用意しているのだよ」

 

 得意げに嘲笑するシャルバに、誰もが歯噛みする。

 

 このパーティは相応に要人も多いので警備は弱くはない。少なくとも、テロを仕掛けられても戦えるという自負があった。

 

 その自負は決して壊されてはいない、ただ、認識が甘かったことを誰もが痛感していた。

 

 それを噛み締めながら、サーゼクスはシャルバ達を見据える。

 

「……サリュートⅠと似通った兵器。あの大型の飛行船。そして内部で戦闘を行うレイダーと思しき存在。それらすべてが禍の団(カオス・ブリゲート)の戦力とみなしていいのだろうか?」

 

「その通り。すべてが禍の団の戦力だ」

 

 シャルバはそれを嘘偽りなく告げる。

 

 それに対して、現政権側は歯噛みし、カテレア達は得意げな表情を浮かべている。

 

「神器の再現技術は神の子を見張る者(グリゴリ)が一歩先じているのは事実ですが、それはあくまで総合力ということです」

 

「そして、星辰体関連技術では、ザイアの遺産を意図的に確保できた分こちらに一日の長がある。勝算があるからこそこうして出てきているのだよ」

 

 カテレアとクルゼレイもまたそう告げ、更に後ろの幸香ともう一人がひらひらと片手を振っていた。

 

 その言葉に、誰もが歯噛みするほかない。

 

「……なるほどのぉ。神を敵に回すだけの準備はしておるというわけか」

 

 そう呑気に返すのは、北欧の主神オーディン。

 

 普通ならより警戒心も動揺もあるはずだ。それに対してこれだけの余裕を見せられるのは、腐っても主神ということなのだろう。

 

 その事実に、シャルバ達もまた少しだが気圧されたらしい。

 

 あえて何も言わず、しかし警戒心だけは消していない。

 

 そのわずかな沈黙を、しかし一人の男が首を傾げて疑念を浮かべる。

 

「……え、神? どこにいるんだよそんなの?」

 

 それを成したのは、シャルバ達と共に現れた一人の男。

 

 幸香の苦笑いを向けられながら、挑発でも何でもなく疑問符を浮かべて首を傾げている。

 

 それに対して、オーディンのおつきである女性が険しい目を向けた。

 

「如何に敵対しているとはいえ無礼な! 我々アースガルズの主神を前になんという―」

 

「は? 何言ってんのお前?」

 

 女性の言葉を遮って、男はフードを取りながら訝しげな表情を浮かべている。

 

 そしてその耳の部分にある機械が、彼の正体を如実に物語っていた。

 

「神がこの世にいるってんなら、今の人界に何もしないわけがねえだろうが。その時点でそいつは神じゃねえ。……特殊存在とかそんな風にカテゴライズするべきじゃね?」

 

「……ヒューマギア。疾風殺戮.comか!」

 

 正体を悟った悪魔が吠え、そしてそのヒューマギアはへらへらと笑顔を浮かべながら片手をあげる。

 

「おうよ! 疾風殺戮.comのメンバー、サツってんだ」

 

 そう答えると同時に、サツは明らかに見下しているといわんばかりの表情をオーディンに向けた。

 

「神様を名乗りたいってんなら、まず人間達の前に姿を現して天罰でも下すんだな馬ぁ鹿」

 

 そう答えると共に、呆れ果てたといわんばかりの表情を隠すことなく見せつける。

 

「馬鹿に付き合う気はねえんだが、まずてめえらを黙らせねえと人間を間引くに間引けねえ。……つーわけで」

 

 そして指を鳴らすと共に、更なる敵が出現する。

 

 その姿は、今外で猛威を振るっている敵の兵器と酷似している。

 

 しかし同時に、背部構造などに大きな違いがある。

 

 その際を理解し、そして実際に立ち回ったことがあるからこそ、サーゼクスは小隊を即座に看破した。

 

「……サリュートⅠか。それも、前以上の数を送り込むか!」

 

『その通りだ。前回で本格戦闘時の慣らしはできた。なので24機増やして六十機体制だ』

 

「おっし! じゃ、俺もさや当てして慣らしとくとすっか」

 

 それに答えるのは、サリュートⅠから漏れる人工音声。

 

 更に応じるようにサツも前に出て、そして腰にベルトを巻き付け、更にプログライズキーによく似た別の何かを取り出した。

 

『フォースライザー』

 

『EZO WOLF』

 

 その装備に、多くの者が警戒心と共に怪訝な表情を浮かべている。

 

「レイドライザーの亜種か……?」

 

「いや、似ているがコンセプトが明らかに異なる造形だぞ……?」

 

 プログライズキーを使用してレイダーに変身するためのレイドライザー。

 

 それにどこか似ているようで、決定的な何かが違うと思わせる装備に、レイドライザーを知るがゆえに疑念が生まれる。

 

 そして、それを把握できるのはより詳しく知る者の専売特許。

 

「……滅亡迅雷フォースライザー? いえ、その発展モデルといったところねぇ?」

 

「へぇ。あいつらの遺産でそこまで発掘できたのかよ。ただちょっと違うんだなぁ、これが」

 

 最もプログライズキー関連技術に詳しいだろうリーネスの判断に対して、サツはそう告げて指を振る。

 

 その反応に、リーネスもまた即座に気づいた。

 

「……星辰体感応金属を主体にしてる? つまり、それは―」

 

「そういうことさ。こいつは滅亡迅雷フォースライザーを星辰体運用兵器仕様にフォーマットした特別製-」

 

『フォースライズ』

 

 ライザーが稼働し、強引にプログライズキーに似た物体を開く。

 

 同時に狼を模したライダモデルに似て異なる存在が出現し、周囲をけん制したのちに装甲に変化。ケーブルのような物が拡散することを阻害し、勢いよく装着された。

 

『エゾウルフ』

 

『Break down……』

 

「疾風殺戮フォースライザー型仮面ライダー、仮面ライダー殺」

 

 両手の爪を展開しつつ、しかし装甲越しでも分かるほどの、好戦的な笑みを浮かべて告げる。

 

「……間引きの邪魔する特異存在共を、まずちょっとへし折ってやるとしますかねぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 和地Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんかパーティ会場でもヤバいことになってないか、これは!

 

 そしてこっちも大変なことになってるとは思うけどなぁ!?

 

 俺はそう思いながら、即座にショットライザーを連射する。

 

 それを装甲で防ぐことなく、射線を読んで素早く回避するのは、敵のレイダー部隊。それも全部新型。

 

 緑っぽい装甲のこれが、なんという果実に厄介な連中だ。

 

 戦闘能力はアントレイダーより上。反面レジスティングアーミーを作り出す能力はないようだが、武装の攻撃力や基本性能は間違いなく上だ。

 

 とどめに部隊で連携を仕掛けてきている。それも、結構な練度でだ。

 

 こいつら間違いなく軍事教練を受けてるな。それもテロリストが軍事的指導を受けたとか言うレベルじゃない。まず間違いなく軍事教官が年単位で鍛えたレベルだ。

 

 その所為で堅実に対応してるから、いまだに数を減らせてない。

 

 制圧射撃でこっちの動きを止めつつ、別の班が回り込んでメインの攻撃。そして片方の防備を固めると、制圧射撃を行っていた側もガチの攻撃を叩き込んでくる。

 

 こっちはあくまで避難活動の範囲内だから、ガチの攻撃を仕掛けるわけにもいかない。そして相手もそれを分かっている節がある。

 

 ……これは、あれだな。

 

「こいつら、まさかこの規模で威力偵察でも仕掛けてるのか?」

 

 本気で勝ちに行くつもりが見えない以上、敵の目的はこっちの出方を調べるとかそんな感じに見える。

 

 ……大規模軍事的本格作戦の前に、今の戦力で敵勢力と戦う為のデータを取ろうってはらか。

 

 ならちょっと厄介だな。

 

 おそらく本命はこんなものじゃない。それだけの勝ち目のある作戦があるということになる。

 

 ……これ、アザゼル先生が言っていたような長期的なものにならない気がしてきたぞ?

 

 向こうは短期決戦すら狙ってるんじゃないか? そう考えた方が、この短期間で大規模な作戦行動にも納得できる。

 

 まあ、例えそうだとしても―

 

「今は、こいつらをぶちのめすしかねえよなぁ!」

 

『サルヴェイティングブラスト』

 

 一斉射撃で何とか何人かをぶちのめし、即座に敵の警戒網に穴を作る。

 

「インガ姉ちゃん、避難誘導は任せた! 俺はこいつらを抑えておくから!」

 

「……分かりました! どうか、無事で」

 

 そう言われたら、死ぬわけにはいかねえよなッと!

 

 俺は気合を入れ直して敵を攻撃するけど、どうやら肩透かしに終わりそうだ。

 

 ああ、これは間違いないな。敵は本当に今後の為に実践データが欲しいから来てるんだ。

 

 少なくとも、レイダー部隊に関しては間違いない。でなければこの動きはおかしい。

 

 三人ほど吹っ飛ばしたとはいえ、そのあと即座に回収して離脱という動きが素早すぎる。

 

 増援まで来ている節があったにも関わらず、全員が離脱という辺り、体当たりでデータと経験を積んでそれを可能な限り持ち帰るってのが本命だ。

 

 ならこのまま逃がせばいい気もするが、相手が意図に気づかれていると知れば何か動きかねない。

 

 ここは勘違いしている振りをするのが賢明ってか?

 

「逃がすかこら!」

 

 それっぽい大声をあげながら、だけど曲がり角をとにかく注意して追撃する。

 

 簡単な魔術なら大抵の属性を使うことはできるのが魔術回路の基本。なので濡らした氷を鏡代わりにして、曲がり角で何か仕掛けられてないか確認してから全力疾走する。

 

 そして敵が逃げている方向に走って来てみれば、そこは吹き抜け構造のホールになっている。

 

 しまった、此処なら待ち伏せって可能性も十分にある。

 

 俺は星辰光でいつでも身を守れる準備をしながら、ショットライザーを周囲に向けて警戒し―

 

「―おいちょっと待て」

 

 目と目が合った感じでロボットを見つけて、面食らった。

 

 サリュートⅠに似ているが、張り出た背部を筆頭に結構色々と違うところがある謎の兵器。

 

 手に持っているのは口径40mm弱ってところの銃火器で、他にもロケットランチャーとかを装着している機種もある。

 

 ………なにこれ?

 

 いや、ほんと……なにこれ?

 

 禍の団の技術力は、もしかして神の子を見張る者より強大になっているんじゃないだろうかと言いたくなってきたんだけど……なにこれ?

 

「ふふふ。ちょっと面食らっているようね」

 

 その声に、俺は警戒を消さずに視線をそちらに向ける。

 

 そこにいるのは、桃色の髪を伸ばした一人の女性。

 

 どこか妖艶な雰囲気を見せる、二十歳に一歩届かない少女の範囲内の女性だった。

 

 その隣には姉妹っぽい、ちょっと癖っけの少女が肩をすくめて立っている。

 

「どうすんだよ姉貴。様子見のつもりが接敵だぜ? それも、あのコカビエルを叩きのめした奴の一人じゃねえか?」

 

 俺も有名人になったもんだ。

 

 つっても、その分警戒されてるってことだから嬉しいかと言われると微妙だけどな。

 

「で、そちらさんはいったい何者だよ?」

 

 俺がショットライザーを突きつけると、その反応は綺麗に分かれた。

 

 髪を伸ばした姉貴と呼ばれた方は、どこかあでっぽい笑みを浮かべて嬉し気に。

 

 姉貴と相手を呼んだ癖っ毛の方は、どこか諦観を感じさせるため息交じりに。

 

「禍の団、英雄派、後継私掠船団(ディアドコイ・プライベーティア)所属。アーネ・シャムハト・ガルアルエル。こちらは妹の―」

 

「普通の英雄派所属の、ベルナ・ガルアルエル」

 

 その名乗りと共に、姉からは喜色交じりの殺気が放たれ、妹からは気だるげな雰囲気が向けられる。

 

 ………なるほどな。

 

 俺は、どう動いた方がいいんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヴァーリ! 今度は上級悪魔達のパーティにテロをするってのか!」

 

 まさかヴァーリとこんなところで出くわすとは思ってなかった。だけどそんなことはどうでもいい。

 

 こいつまで来た上、意味深なこと言いやがって。

 

 野郎、やってくれるじゃねえか!

 

 俺たち全員がヴァーリチームを睨み付けるけど、ヴァーリは何故か肩をすくめた。

 

「いや、俺は無理やり引っ張られたようなものでね。幸い君達が見学に来ていた黒歌と接触していたから、その迎撃……という名目で面倒ごとから離れてきたのさ」

 

 面倒ごと?

 

「ああ、俺はあいつらと違って、誇り高い存在だと奢るのではなく、誇り高い存在らしく生きたいのさ。だからくだらない意地を守る為に態々宣戦布告とさや当てをするなんて趣味はないんだよ」

 

「……その物言い、今回のテロは旧魔王派によるものと考えていいのかしら?」

 

 ヴァーリの物言いに部長がそういうと、ヴァーリも特に隠すことなく頷いた。

 

 旧魔王派っていうと、ヴァーリと同じ千大魔王の末裔って奴か?

 

 むしろ仲良くやってそうだけど、そうでもないってのか?

 

「……ええまあ、家柄以外に誇るところがないのでしょうね。正直どうでもいい手合いです」

 

「同感ねぇ。ああいうのってめんどいことばっかり言ってくるから嫌いにゃん」

 

「自由に生きようって思わねえのかねぇ。詰まらねえ連中だぜ」

 

 なんかヴァーリチームの皆がそんなこと言ってる。

 

 で、問題はだ。

 

 ヴァーリはまずい。白龍皇なだけあってもちろん強敵だ。

 

 美猴も、あの孫悟空の末裔っていうならかなり強いだろうし、こいつもキッツい。

 

 黒歌もだ。SSランク級はぐれ悪魔ってのは、間違いなくヤバい。

 

 そして、最後の奴もヤバい。

 

 誰かは分からない。ただ、あいつが腰に下げている二本の剣は、間違いなく聖剣のそれだ。しかも、エクスカリバーやデュランダルに匹敵するヤバいのだって間違いなく分かる奴だ。

 

 聖剣使いでエクスカリバーも持ってたゼノヴィアもそれに気づいたんだろう。奥歯を噛み締めながら眼鏡の金髪を睨み付けてる。

 

「……貴様のそれは聖剣か。それも、片方はエクスカリバーのそれに近いな」

 

「流石は破壊の聖剣(エクスカリバー・ディストラクション)の担い手だっただけのことはありますね。……ええ、これはエクスカリバーの一つであり最強と称される行方知れずだった最後の一つ。支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)です」

 

 教会が確保できなかったっていう、七本目のエクスカリバー!?

 

 なんつーものを持ってるんだよ。しかも、もう一つの方が強力そうだってのが更にヤバい。

 

 金髪もそう思ってるのか、もっと大事そうにそれを掲げる。

 

「そしてこれが、エクスカリバーやデュランダルを超える最強の聖剣。聖王剣コールブランドです」

 

 こ、こーるぶらんど?

 

「……アーサー王を王に選んだ、カリバーンの別名を持つ聖剣ね。確かペンドラゴン家の家宝になっていると聞いていたけれど?」

 

 部長がそう言うと、金髪はうんうんと頷いていた。

 

「ええ。今は私がコールブランドに選ばれています。……挨拶が遅れましたが、私はヴァーリ・チームのアーサー・ペンドラゴンと申します。特にデュランダルのゼノヴィアと聖魔剣の木場祐斗にはお見知りおきを」

 

 その言葉共に、黒歌が一歩前に出る。

 

「もっとも、すぐにお別れしちゃうかもしれないけどねぇ。白音をくれないっていうなら殺しちゃうわよ?」

 

「………っ」

 

 小猫ちゃんがビクリと肩を震わせる。

 

 ああ、これで完璧に腹をくくったよ。

 

 俺は、同じタイミングで動いていた部長と共に黒歌の前に割って入る。

 

「させねえよ。っていうか、これ以上小猫ちゃんを怖がらせるならぶっ飛ばすぞ?」

 

「ふざけたことを言わないで頂戴? 小猫は私の眷属であり、守るべき家族よ?」

 

「ちょっとちょっと。私は白音の姉よ? 家族だっていうなら優先権はこっちにあるんじゃない?」

 

 黒歌は平然とそんなことを言うけど、部長はそれに殺気で返す。

 

「家族ですって? あなたが主を殺してそのまま去って、小猫がどれだけの目にあってきたかわからないでしょうね。……感情を失ったあの顔を見たものとして、そんな身勝手な言い方で家族なんて言わせないわ!」

 

「ああ、そうだ。部長の言うとおりだ」

 

 俺も真っ直ぐに左腕を突きつけて宣言する。

 

「小猫ちゃんは俺の後輩で、俺達の仲間だ。その仲間を無理やり奪おうっていうなら、俺は死んでもてめえをぶっ飛ばす!」

 

「……全くだね。部長とイッセー君がそう言うのなら、僕達の総意と言ってもいいさ」

 

「決まりだな。もとより、テロリストにエクスカリバーを使わせたままというのも見過ごせん」

 

「あらあら、新兵器のテストははぐれ悪魔の討伐になるようですね。腕が鳴りますわ」

 

 木場も、ゼノヴィアも、朱乃さんも、やる気満々で俺達に続いてくれる。

 

「こ、小猫ちゃんは奪わせたりしない!」

 

「皆さんが怪我をしても、私が必ず治します!」

 

 ギャスパーもアーシアも、小猫ちゃんを庇うように一歩前に出ている。

 

「……そういうことです。彼らは誰一人として仲間をこのような形で差し出す者にはなりません。……そして私も、あなた方のような人の好きにさせる気はありません」

 

 シャルロットも一歩前に出て、持っていた包丁を突きつける。

 

「第二ラウンドです。今度はお互いに総力戦と行きましょう。イッセー! 禁手の準備を!!」

 

「ああ、行くぜヴァーリ!」

 

 俺はシャルロットに応えて、素早く神器を具現化する。

 

 そして遠慮なくシャルロットと同調して禁手を―

 

「………あれ?」

 

 え、いや、ちょっと待って?

 

 変に注目を浴びるぐらい、俺は思わず声を上げてしまう。

 

 でもおかしい、いつもならこれでシャルロットと一緒に禁手になっているはずで―

 

『……ああ、禁手に至り駆けている所為で、ちょっと神器が不調になっているな』

 

 ―ドライグが、とんでもないことを言ってくれましたよ。

 

―――ぇえええええええええええ!?

 

 そんな風に、絶叫が響くのも無理はないよなぁ。

 

 っていうかどうするんだよコレぇ!?

 




 とまあこんな感じで、疾風殺戮.comが禍の団に与している最大の理由は「邪魔する連中をまず潰す」の一点に尽きます。

 「今の人類を野放しにする神に神の資格無し」が共通理念であり、衝動を武器にしつつも機械ゆえの合理性や数をそろえる発想で戦略的に有利を確保するのが基本戦術といったところです。


 そしてそんな疾風殺戮.com専用の変身ベルト「疾風殺戮フォースライザー」。正規メンバーは全員人造惑星となっていることもあり、それに合わせて滅亡迅雷フォースライザーを再設計した物です。

 ちなみに滅亡迅雷フォースライザーも転生者共は一応製造可能常態にもっていっており、データそのものはリーネスなど確保している者はいます。なので滅亡迅雷フォースライザーを使用するタイプの仮面ライダーも出そうと思えば十分出せる土壌はありますが、出すかどうかはまだ考え中。もし出すとするのなら、変身者はまず間違いなく決まってはいますけどね。
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