好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 えっと、禍の団の設定資料集のサリュートⅡの部分に意味不明な単語があったのを覚えているでしょうか?

 実はあれなんですが、備忘録として書いている部分をうっかり丸コピしてしまったものです。

 で、それ今から出ますのでお楽しみに!


魔性変革編 第四十一話 初手から大軍団(双方)

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「覚悟はいいわね、みんな」

 

 リアス部長が俺達を見渡して、決意を確認してきてくれた。

 

 俺達は今から、ディオドラ・アスタロトとのレーティングゲームに挑む。

 

 アーシアのことを愛してるとか言いながら、ゲームの景品に見たいに扱う糞野郎。だけど部長より評価が高かったイシロ・グラシャラボラスを結果的にゲームで負かしたアスタロト家次期当主。しかもヴァーリが名指しで俺に警告してくる奴だ。

 

 だからって譲ってやる気なんてかけらもない。なにより俺の可愛いアーシアちゃんを、あんな野郎にあげられるか。

 

 俺は手を握り締めると、ふと視線の合ったゼノヴィアとお互いに頷き合う。

 

 ゼノヴィアはアーシアにとってもう親友と言ってもいい。そして俺はアーシアの家族だ。

 

 あんな野郎に渡してたまるか、俺が、俺達が小姑&小舅だ。

 

「行くぜゼノヴィア!」

 

「行こうかイッセー!」

 

 腕を組んでやる気満々で俺たちが声を上げる。

 

 それを見て微笑みながら、リアス部長は再び声を張り上げた。

 

「敵はディオドラ・アスタロト! 単独であのイシロ・グラシャラボラスを相手どれる強さだけれど、負ける道理は何処にもないわ! 私たちの可愛いアーシアを景品扱いする下郎なんて、蹴散らしてやりましょう

!」

 

「「「「「「「はい、部長!」」」」」」

 

 声を合わせ、そして俺たちは転移の光に包まれて―

 

「やぁ、リアス・グレモリー」

 

 ―その目の前に、ディオドラがすでに立っていた。

 

 驚く俺達、もしかして試合形式は文字通りの短期決戦(ブリッツ)なのか!?

 

 で、でも眷属は誰一人としていないけど!? ってことはつまり……事故!?

 

 俺たちがそんな感じで慌ててると、ディオドラは肩をすくめながら微笑んだ。

 

「安心してくれ。ここでいきなり僕と君たちが戦うわけじゃないよ。そう、()()()

 

 そう言いながらディオドラが指を鳴らすと、一斉に転移の魔方陣が展開される。

 

 なんか十や二十じゃ効かない。それこそ百や二百はありそうな感じなんだけど!?

 

 え、どういうこと!? どんな特殊ルール!?

 

 俺が慌ててると、なぜか部長や朱乃さんがすごい表情でディオドラをにらんだ。

 

 え、なんでディオドラをにらみますか!? どういうことですか!?

 

「これは全部、旧魔王派に与した家系の紋章じゃない!」

 

「それをまるで用意したかのように。どういうおつもりでしょうか……っ」

 

 な、旧魔王派だって!?

 

 馬鹿な俺でもわかる。これはつまりテロだ。

 

 それなのに、ディオドラの奴は慌てるどころかまるで自慢げにしてやがる。

 

 こいつ、つまり―

 

「ディオドラ、てめえ!」

 

「禍の団に内通していたのか!」

 

 俺と一緒に木場も吠えるけど、ディオドラは邪悪な嫌な笑みを浮かべてきやがった。

 

 答えにするには十分だ。一切隠すことなく肯定しやがった。

 

 俺たちが本気で睨みつけても、ディオドラは平然としてやがる。

 

「ああ。僕のしたいことが全然できない環境でゲームなんて面倒だからね。彼らのところにいる方が居心地がいいのさ。で、あっちに行く前にアーシアを持ち帰ることにしたんだよ」

 

 こ、の、野郎……っ!

 

 アーシアを持ち帰るだと?

 

 アーシアのことを物みたいに! 許せねえ!

 

 しかも禍の団と手を組んでるし、とどめにレーティングゲームまで台無しにしやがった。

 

 許せないことの連続すぎて、こっちはどうにかなりそうだ。

 

「魔王様が主催するレーティングゲームを汚し、あろうことかテロリストと内通する。その上アーシアを物扱いするなんて、万死に値するわ!」

 

 部ちぎれている部長に睨まれても、ディオドラの奴は余裕綽々だ。

 

 この野郎、俺達には負けないってわけか!

 

「強がりはよしなよ。これだけの数の中級や上級悪魔に囲まれて無事でいられるものか。できるだけむごたらしく死んでくれ。君たちのせいでアーシアを手に入れるのが遅くなってしまったからね」

 

 今なんて言った?

 

 アーシアを手に入れるのが遅くなった? どういうことだ?

 

 さっぱりわからないことを言ったディオドラは軽くため息をつくと―

 

「―まあそれももう終わりだ」

 

 ―いつの間にか、アーシアの背後に回り込んでいた。

 

 早い。周りに気を取られてたにしても、それでもディオドラの奴、イシロとの戦いよりもさらに速い。

 

 クソッタレ、これじゃ間に合わな―

 

「え?」(アーシア)

 

「―え?」(ディオドラ)

 

『『『『『『『『『『え?』』』』』』』』』』(その他一同。注:敵味方全員)

 

 ―そう思った瞬間、ディオドラが盛大に宙を舞っていた。

 

 俺達、ディオドラ、そして旧魔王派の悪魔たちがみんなきょとんとする仲、ディオドラは地面にたたきつけられた。

 

 え、何があったの?

 

 誰も何もわからずぽかんとしている。投げられたディオドラも、唖然としていた。

 

「ご、ごめんなさい! その、ディックさんから「投げ技とは、投げる場所をわきまえれば比較的死人が出にくく、確実に敵手と距離を取ることができ、そして何より敵の肉体によるリーチと心理的威圧で別の敵のけん制もできる、最も安全を確保しやすい戦闘法です」ということで反射で10パターンぐらいできるように鍛えられてまして!」

 

 そんな風に慌ててアーシアが謝るけど、何教えてんのあの人!?

 

 俺達でも全然何が起こったのかわからないレベルだよ!? ディオドラも驚きのあまり動けてないよ!?

 

 くそ、文句かお礼かどっちを言えばいいのかさっぱりわからない。どうしたらいいんだ。

 

 そんなことを思っていたら、どうやら我に返ったらしい。ディオドラがゆっくりと立ち上がるけど、状況がつかめなさすぎて俺たちも旧魔王派も動けなかった。

 

「……油断したかな? だったら本気で!」

 

 そしてディオドラが突貫して捕まえようとするけど。

 

「あわわ! あのっ、ディオドラさんっ、落ち着いてっ、くださいっ」

 

「僕が捕まえられない!? そんなバカな!?」

 

 ディオドラどころか俺達より素早く動いて回避してないか、アーシアさんや。

 

 なんかもう、下手すると俺達より動きがいいんだけど、何が起こってるのかわからない。

 

 身体能力が高いというより、判断が早くて動きにキレがある感じだよ。ディックの奴はどんなトレーニングを考案したんだ。タンニーンのオッサンやラトスによる、先生考案の地獄トレーニング並みにヤバそうで怖いんだけど。

 

 なんかもう、脳が現実を理解するのを拒絶してるって感じだ。

 

 俺たちがぽかんとしていたその時だった。

 

「……何がどうなっているのかね?」

 

 その聞き覚えのある声に、俺たちもディオドラも振り向いた。

 

 そこにいるのは金の髪を持つ一人の上級悪魔。

 

 フロンズ・フィーニクスだ。なんでここに!?

 

「フロンズ!? あなた、どうしてここに!?」

 

「馬鹿な!? なんで僕とグレモリーのゲームにお前が介入してくるんだ!?」

 

 部長もディオドラも驚ているってことは、これはどっちにも知らされてないってことか。

 

 全員が思わぬ人物に驚愕していると、フロンズは肩をすくめながらため息をついた。

 

「全く。情勢もわからずにこんな愚考をするとは。短期間でやけに強くなったと思ったら、オーフィスの蛇にでも頼ったかね?」

 

 フロンズの言葉で、俺はディオドラがイシロに勝った理由と、ヴァーリの警告の理由がようやくわかった。

 

 野郎、ドーピングで強くなったってのか!?

 

「どこまでもゲームを汚しつくしてくれるわね。ふざけたことを……っ」

 

 部長はもう、起こりすぎて気を失いそうな状態だ。

 

 気持ちは分かるぜ。

 

 ゲームに俺達は真摯に望んできた。フロンズやノアはゲームを道具みたいな感覚でやってるけど、ルールはきちんと守ってやっていた。

 

 それすら無しで何てことを! 許せねえ!

 

「……アスタロトの次期当主がここまで腐っているとは、アスタロトの一族には同情するよ」

 

「……これ以上恥を上塗りさせない方がいいですね」

 

「あ、あああ、アーシア先輩は渡しません!」

 

 木場も小猫ちゃんもギャスパーも、我に返って戦闘態勢をとる。

 

 リアス部長や朱乃さんも、周囲を警戒しながら戦闘態勢だ。

 

 だけどディオドラの奴はまだまだ余裕だった。

 

「は、ハハハ! 大事なことを忘れてるね? ここにどれだけの旧魔王派の悪魔が、それも上級や中級がいると思ってるんだい!?」

 

「はっはっは。大事なことを考えたまえ。なんで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 そこにかぶせるように、フロンズがわざとらしく笑って返した。

 

 いや、言われてみればどっちもその通りなんだけど、フロンズの方はどういう意味―

 

『『『『『『『『『『Devil』』』』』』』』』』

 

 ―なんか一斉に聞こえたんだけど。

 

『『『『『『『『『『実装!』』』』』』』』』』

 

 なんか数百人ぐらいそこかしこから現れて、一斉にプログライズキーをベルトっぽいのに入れたんだけど。

 

『『『『『『『『『『オブサーヴィングデビル』』』』』』』』』』

 

 っていうか、旧魔王派の連中より数多くないか、この人数は。

 

『『『『『『『『『『break of Onry one  Astral wepon start up』』』』』』』』』』

 

 そして一斉に、フロンズ達が作ったっていうレイダーになったんだけどぉ!?

 

 俺達が唖然となっていると、フロンズは得意げな表情を浮かべながら優雅に一礼した。

 

「紹介しよう。これこそが我ら大王派が開発した悪魔用プログライズキーであるオブサーヴィングデビルで変身するデビルレイダー部隊だ。変身者は全員が下級悪魔だが、このレイダー部隊でこれだけの数がいれば、最上級悪魔が数人いても立ち回れると確信している」

 

 そんなことをフロンズが言ってるけど、そういう問題じゃない。

 

 いや、これ―

 

「「何がどうなってるんだぁあああああ!?」」

 

 ―思わずディオドラとハモっちまったじゃねえか

 

 と、とりあえず分かっているのは、なんかすっごい大軍同士の戦いが始まりそうだってことだ。

 

 いやちょっと待って。なんでこんなに大軍が出てきてるんだよ。おかしいだろ。

 

 え、これってまさか待ち構えてた? 俺達って囮にされた?

 

「えっと、フロンズさんだっけ? なんでこんなにたくさんいるの!?」

 

「気にしないでくれたまえ。このゲームは本来なら、新たな特殊ルールの研究という名目で始まる、大量のデビルレイダーが第三勢力として双方に攻撃を仕掛ける中、どちらの王が生き残るかを競う特殊ルールで行われる予定だったのだよ。デビルレイダー部隊の訓練も兼ねているのさ」

 

 律儀に俺の質問に答えてくれてるけど、どんな鬼試合だよ。

 

 絶対短期決戦で終わる。この数で圧殺されて終わるに決まってる。

 

 だけど今は、この数が本気で頼もしい。

 

 旧魔王派の連中も、数で圧殺するつもりが上回られたことで気圧されてるし。

 

「な、舐めるなぁ! こっちにも伏せ札の一つぐらいはあるんだよぉ!」

 

 そう吠えた一人の悪魔が、魔方陣を展開してアイズみたいなのを送る。

 

 その直後、遠くから何かがこれまた数百ほど近づいてくる。

 

 あ、なんかいっぱい飛んできてる。音はしないけど……音速越えてる?

 

「ってミサイルじゃないか!」

 

 え、マジか木場!?

 

 っていうか今更だけど用枠分かった。あれ和平会談に襲撃してきた連中が使ってたサリュートとかいうのだ。

 

 ちょっと外見が違うけど、確か有人型らしいサリュートⅡとかあったから、たぶんそれだ。

 

 いやそういう問題じゃないっていうか、マジでミサイルがたくさん来てるとかヤバい。あと第二射撃ってきてるんだけど。

 

 俺達はちょっと慌てるけど、フロンズはなんでか知らないけど、不敵な笑みすら浮かべてやがる。

 

「安心したまえ。こちらも()()()()()()()()()()とも」

 

 え、こっちも?

 

 俺達がきょとんとしてると、フロンズは左腕を掲げる。

 

 その瞬間、なんか強大な魔力がミサイルに上から襲い掛かった。

 

「も、もう何が何だかぁあああああ!?」

 

 ギャスパーが絶叫する気持ちも分かるっていうか、正直全然何を考えればいいのか分かんなくなってきた。

 

「っていうか! 増援、増援なのか!?」

 

「それもあの火力は上級悪魔クラスね。少なく見積もっても百人近くいるでしょうけど、これは一体どういうことなの?」

 

 部長もよく分からないながらに上を見上げて………固まった。

 

 え、何がどうしたんだ?

 

 つられて俺達も上を見上げると………なんだアレ。

 

 なんかこぉ、サリュートⅡを二回るぐらい大きくしたような、背中が張り出ていないでっかいロボットがいた。

 

 いや、本当になんだアレ。

 

 俺達の驚き顔に、フロンズはちょっと嬉しそうだった。

 

「度肝を抜かれてくれると少しは嬉しいな。あれが、我々大王派のシュウマ殿を中心とする者達が開発した、冥界防衛用兵器、DF(ディアボロス・フレーム)

 

 へー、そうなんだー。

 

 俺、もう何が何だかわからないよ。

 

「機械的に悪魔の体を拡張再現した躯体に動力源を組み込む悪魔がコアとして乗り込むことで、悪魔が搭乗している間は上級悪魔相当の出力を発揮することができる、冥界防衛用の新兵器だ」

 

 あの、フロンズさん。

 

 俺達()()()()()()とかそっちよりの存在なんですけど。

 

 サリュートとかもだけど、完璧に()()の方向に行ってるんだけど

 

「技術的には未完成だったので発表はまだだったが、サリュートⅡの残骸から得られたデータで一気にブレイクスルー出来てね。宣伝とテストも兼ねて試験機を一個師団ほど用意させてもらったよ」

 

「……よく魔王様から了承が下りたわね」

 

 部長が唖然としながらそういうと、フロンズはちょっと意外そうな表情をした。

 

「私も意外だった。……が、会話の節々やシュウマ殿の含みを踏まえて考えれば、こうなる可能性は想定したうえでの備えだったのだろう」

 

 そんな風に応えてから、フロンズはデビルレイダーとDFを背に、旧魔王派の悪魔達やディオドラに向き直った。

 

「さて、虎の威どころか虎の群れの威を借りて言おう」

 

 そこにいるのは、間違いなくリアス部長に並び立てるだろう、一人の上級悪魔の一人だ。

 

 多分仲良くなれないだろうけど、それでもこの人が部長のライバルになれるだけの人だと、俺はその雰囲気でなんとなく思った。

 

「―我らが軍勢を前に、旧態依然とした者達が勝てるかね? 投降は受け付けるので賢明な判断をしたまえ」

 

 威風堂々としたその佇まいは、間違いなく一人の(キング)だよ、この人。

 




 人型ロボット兵器ならぬ、悪魔型ロボット兵器DF(ディアボロス・フレーム)
 イメージとしてはラムダ・ドライバを搭載したASをだいぶ参考にしつつ、サリュートⅡとの戦闘バランスも踏まえて一段階小さくしました。英雄伝説に出てくる機甲兵ぐらいのサイズといえばいいでしょうか?

 そして本格登場したデビルレイダーも込みで、フロンズ側の新兵器祭りとなりました。

 魔性聖剣もそうですが、生産性を重視しつつ性能も高くできるように設計している各種新兵器です。とにかくフロンズ側は「強敵に通用する質を数多くそろえる」を重視した戦略で動いているので、これからも目立った出番では軍団規模の活動をすることになりますです。







 あと投げの鬼とかしたアーシア。ディオドラを手玉に取っています。

 これはもう反射でやっており、今のアーシアを殺さずにとらえるのはディオドラには不可能です。ファンリビの高難易度クエストでアーシアの厄介さは痛感したので、集中攻撃で倒したがる奴の気持ちがよくわかりました。なのでそうならないように頑張りました。
 そんなアーシアをとらえられる化け物は、いったい誰だ!!
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