好き勝手準備後自滅した神様転生者のせいで全方位魔改造されるけど、おっぱいドラゴンが新たな仲間と共に頑張る話 旧名:ハイスクールL×L 置き土産のエピローグ   作:グレン×グレン

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 と、何とかUA数が600(予約投稿時点)超えているのはうれしい限りです。

 しかしこれを続けていかないと意味がない。せめて一話あたりの読者数が300は超えてほしいところですね。

 まあそれはともかく、原作でもトップクラスに胸糞の悪い情報をこっちでも明かします


魔性変革編 第四十五話 悪鬼の所業

 祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 このタイミングで彼が出てくるとはね。

 

 神父服を着こみ、無銘のようだけど聖剣を構えている白髪の少年。

 

 流石に三度目ともなると、腐れ縁を感じるよ。

 

「フリード・セルゼン……っ」

 

「てめえフリード! こっちは今、お前なんかに関わってる暇はねえんだよっ!」

 

 僕が睨みイッセー君が拳を構えると、フリードは不敵な笑みを浮かべていたそれを受け止める。

 

「うんうん。僕ちんとしてもお前らなんかと何度もやり合うのは最悪な気分なんですけどねぇ? こっちもぶっ殺さねえと気が済まねえんですわぁ」

 

 そんないつも通りのふざけたことをいう彼だけど、どこか雰囲気が違う。

 

 ……流石にエクスカリバーを使ったうえで敗北しているんだ。あの聖剣がそれほどの力を感じないことも踏まえれば、当然更なる隠し玉の一つや二つは用意しているはずだろう。

 

 そんな得意げな彼だけど、いきなり戦闘を仕掛けることはせず僕達をにやにやと見ている。

 

「でもまあ、聞いた方がいいと思うよぉ、イッセーきゅん。なんたって、今とっ捕まってるアーシアちゃんと、とっ捕まえてるディオドラきゅんの話なんだからさぁ?」

 

 なんだって?

 

 少なくとも気分がいい話じゃないだろう。彼の性格とディオドラの所業を考えればなおさらだ。

 

 正直嫌な予感しか覚えない中、フリードはにやりと笑う。

 

「あのディオドラって奴はいい趣味しててさぁ。日本風にいうなら、()()()()()()って奴なんだよねぇ?」

 

 そう、フリードは言った。

 

 胸騒ぎを覚える中、フリードは本当に愉快そうに僕達をあざ笑う。

 

「そんな彼は趣味を貫いている中々すっごい奴でねぇ? あいつの眷属はほぼ全員が元聖女やシスターで、しかも熱心な信徒や教会本部にも近い奴らなんだよ?」

 

 その言葉に僕だけでなく皆の表情が強張っていく。

 

 その様子が楽しくて堪らないのか、ディオドラは更に愉快そうだった。

 

「そう。奴はあの手この手でシスターを堕落の道に引きずり込む、鬼畜ゲームも真っ青な野郎なのでっす! 更に奴さんの知り合いに神器に詳しい奴がいてねぇ? なんとなんと、聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)についても詳しかったからぁ、さあ……大変!」

 

 ………っ

 

 部長やイッセー君、いや、僕達全員が怒りや悲しみを覚えるのは当然だった。

 

 結果的に部長の下で楽しく暮らすことができているアーシアさんだけど、そこに至るまでの彼女の半生には悲惨なものも数多い。

 

 こと、悪魔を癒してしまったことが要因で教会を追放され、そこから堕天使レイナーレに目を付けられて一度死んだことは悲劇としか言いようがないだろう。

 

 そして、それが寄りにもよってそうなると分かった上でだって?

 

「俺っち悪魔は基本大っ嫌いですけどねぇ? シスターを追放させて手籠めにする為に命に係わる大怪我で痕が残っても構わねえとか根性あるよねぇ? イッセー君も根性が持ち味だし、共感しない? しないか!」

 

 そんな風にあざ笑うフリードに、イッセー君は一歩を踏み出そうとする。

 

 だけど駄目だ。君のその怒りをぶつける相手はそいつじゃない。

 

「イッセー君。ここは僕に任せてくれ」

 

「木場っ! だけど―」

 

 イッセー君の怒りは分かるけど、アーシアさんに愛されアーシアさんを思う君の怒りは、ディオドラに直接叩き付けなければならない。

 

 それに、怒りを覚えているのは僕達だって同じだからね。

 

 ここは僕達が発散するところだろう……っ。

 

「―あの下劣な口は僕達が黙らせる。君の怒りはディオドラに叩き付けるんだ」

 

 聖魔剣を創り、一歩前に踏み出す。

 

 静かに僕が見据える視界の中、ディオドラは僕に対して笑いながら憎悪を向ける。

 

 まあ何度もしてやられたわけだしね。自業自得だとは言え、苛立ちはするんだろう。

 

「いやぁ。君達も強くなったとは思うけどさぁ。俺っちも結構パワーアップしてるんだよねぇ。なんだと思う? ねえ、何だと思う~?」

 

「気を付けてください、祐斗先輩。そいつ、人間をやめてます」

 

 小猫ちゃんが僕に総警告してくれた。

 

 仙術に対して積極的になった小猫ちゃんの言うことなら、つまりそういうことなんだろう。

 

 フリードも隠すつもりはないのか、来ていた神父服を脱ぎ捨てる。

 

 ……その下に隠されていた、機械的な体が全てを物語っている。

 

「アステロイド……とかいったね。ツヴァイハーケンに属しているのか」

 

「大! 正! 解! 俺っちも糞悪魔の部下とかになりたくなかったんでねぇ。君達に対する復讐もしたかったんだけど、なにせ入り立ての下っ端だから蛇は貰えなくってさぁ。こんな感じでパワーアップしちゃいましたよぉっとぉ!」

 

 その瞬間、フリードの姿が薄くなる。

 

 殆ど透明に近い状態になるばかりか、広い範囲に同様の幻影が複数展開された。

 

 更にフリードは移動を介するけど、かつてより遥かに速い。

 

「ちなみに俺も武将型アステロイドさぁ! こうして光学ステルス特化型仕様だから、見えないだろっとぉ!」

 

 その状態で聖剣による斬撃が振われる。

 

 聖剣は無銘とはいえ悪魔の天敵。こと僕は攻撃を回避するタイプで防御面に劣るから、掠めただけで決着はつくだろう。

 

 ……そう、掠めたのなら。

 

 全ての攻撃を回避しているうちは問題ない。これでは聖魔剣で受け止めるどころか受け流す必要すらなかった。

 

「なんだとぉ!? ちょいちょいタンマタンマ! なんで俺っちの姿が見えてるんだよ!? こんな多重の細工で読み切れるわけが―」

 

「前にも言ったろう? 殺気が分かり易すぎるから、どの方向からどこを狙って攻撃を放ってくるかが丸分かりだ。……強いけど厄介じゃないね、君は」

 

 ああ、かつてならそう簡単にはいかなかっただろう。

 

 それだけの性能を今のフリードは持っているし、それを引き出せる程度には彼は素体としても優秀だった。

 

 だけど、僕達だって座して待っていたわけではない。

 

 師匠の下で基礎から鍛えた今の僕なら、彼の攻撃してくるタイミングと位置を理解するのは簡単にできる。

 

 ああ、この程度の相手に今更手こずる余地はない!

 

「ざっけんじゃ……ねぇ!」

 

 そしてフリードは光学幻影を解除する。

 

 どうやらその方が戦闘に出力を回せるようだ。そしてその分動きは速くなったけど、それでも遅い。

 

 攻撃を瞬時に躱し、そして懐に潜り込む。

 

 そしてそのまま切り裂こうとしたその瞬間、僕は殺気を感じて身を捻った。

 

「……おいおい、初見殺し避けるとか君って天才過ぎない?」

 

 ―フリードの上腕部から細い刃が飛び出て、僕がさっきいた場所をないでいた。

 

 どうやら小型のサブアームがついた聖剣らしい。殺気に気づかなければ危なかっただろう。

 

 だけど―

 

「殺気が素直すぎるといっただろう? それじゃあどんな暗器も役に立たないよ!」

 

「上等! だったら……これは!」

 

 その瞬間、今度はサブアームの聖剣が射出される。

 

 細いワイヤーがついているけど、どうやらそういう二段構えの策ができるらしい。

 

 だけど殺気でタイミングが分かるならやりようはある。

 

 僕はそれを素早く聖魔剣で薙ぎ払い―

 

「ところがどっこい三段構えでッス!」

 

 ―ワイヤーが急に巻き取られ、手に持っていた聖魔剣が引っ張られる。

 

 どうやら重力関係の能力を持っているらしい。咄嗟に手放したけど、少し引っ張られて体制が僅かに崩れる。

 

 そん瞬間、フリードはこちらに飛び蹴りを仕掛けてきた。

 

 ご丁寧に足裏から仕込み聖剣が飛び出ている。更に全身から小型の暗器型聖剣が飛び出ており、フリードは回転しながら突貫することで全方位攻撃を行っている。

 

 これは大きく動かなければ躱しきれない。そして今の僕では、かなりぎりぎりになる。とどめにカウンターを入れる余裕もない。

 

 ……と、思ったかい?

 

「あらあら、イッセー君以外はあなたで鬱憤払いをしますわよ?」

 

 そこにカウンターで朱乃さんの雷光が叩き付けられる。

 

 不意打ちの形になったけど、別に僕は一騎打ち何ていってない。イッセー君にも彼の怒りはディオドラに叩き付けろと言ったからね。

 

 咄嗟にフリードは聖剣の一部を盾にして防ぐけど、そこに空いた穴を狙って小猫ちゃんとゼノヴィアが仕掛ける。

 

「……鬱陶しいです」

 

「エクスカリバーですらない聖剣など、デュランダルの敵ではないぞ!?」

 

「袋叩きって、マジですか」

 

 真顔になったフリードだけど、これで終わり―

 

「んじゃこっちも伏せ札開帳!」

 

『オニコ!』

 

『A Magia who filies freely in the sky』

 

 その瞬間、フリードの姿が変化して、空に急上昇する。

 

 しまった。マギアにもなれるのか。

 

 外観は何処か蝙蝠を思わせるマギアなだけあって、どうやら空中戦闘を得意とするらしい。

 

 まだ隠し玉があったか。性能が上がっていると考えるべきだろう。

 

 流石にまずいな。子の後のディオドラとの戦いは、彼の眷属達との戦いにもなるだろう。精神的にやりづらい相手と戦う可能性もあるのなら、これ以上の戦闘は流石にまずい。

 

「ヒィィィィヒャァアアアハッハッハッハ!! 最近のゲーム恒例、ボス戦二段階目! 俺っちは武将型アステロイドっていうレア中のレアだから、それなりに厚遇されるしもられてるんだよぉ! ってことで!」

 

『『『『『『『『『『ネアンデルタール』』』』』』』』』』

 

『『『『『『『『『『A Magia who filese predecesor of humen』』』』』』』』』』

 

 更にネアンデルタールマギアがここにきて十体ほど乱入してきた。

 

 その上ダメ押しとして、通常使用のアステロイドも何十体も。

 

「フリード君。そろそろ私達も参加させてもらうよ」

 

「そうそう、君の言う通り武将型アステロイドをむざむざやらせるわけにもいかないからね」

 

 更に畳みかけるように、明らかに高性能なアステロイドと思われる連中も二人ほど現れる。

 

 やはり伏兵はいるか。おそらく増援がフィールドに突入してきた時の備え……っ。

 

 まずいね。このままだと勝っても消耗が激しすぎる。

 

「くそ! やっぱり俺も行くぜ、ドライグ!」

 

『致し方ないな。制限時間を考えると、ここで禁手に至るのは悪手だが……』

 

 イッセー君も参戦するほかない状況だ。

 

 未だイッセー君の禁手は三十分が限界で、使用すれば一日のインターバルが必須になる。

 

 しかし、ここまでの敵を相手にするならそれぐらいは必須―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アーメン! そうは―」

 

「行きませんのよー!!」

 

『JET』

 

 その時、空から声が響く。

 

「うぉおおおっとぉ!」

 

「お待たせしました!」

 

「騎兵隊の参上じゃん!」

 

 舞い降りる影はいくつもある。そして何より―

 

「お待たせしました、イッセー!」

 

「『シャルロット!!』」

 

 イッセー君とドライグの声が重なって響く。

 

 ああ、やはり来てくれたのか。

 

 イッセー君のサーヴァントであり、同時に僕達の大事な仲間。

 

 アサシンのサーヴァント、シャルロット・コルデー……!

 

 同時に着地するアニルくんとルーシアちゃん、何よりヒツギも心強いけど、増援は決してそれでとどまらない。

 

「……これは中々面倒ですね。よもや今の彼女を他の人々より先に無力化できる者がいるとは」

 

 ため息をつきながら舞い降りるのは、アーシアさんを鍛えたディック・ドーマク。

 

 そして更に、軽やかかつ音もなく舞い降りたのは―

 

「そのようですね。どうやら向こうも正してやられるわけではなさそうです」

 

 何故かメリードさんまでここにいた。

 

「め、メリード? どうしてここに?」

 

 リアス部長が呆気に取られるのも無理はない、

 

 彼女はヒューマギアであり、更にメイドとして開発されている。

 

 どう考えても戦闘向けじゃないのに、なんでこんなところに?

 

 僕達が困惑していると、今度はショットライザーを巻き付けプログライズキーを構えたヒマリさんが、イリナさんに抱えられて降りてきた。

 

「お待たせ♪ ここは私達が抑えるから、ゼノヴィア達はアーシアさんを助けに行ってきて!」

 

「あの白髪は私がぶちのめしときますのよ! あと隠し事してたメリードは、後で和地やリーネスも含めて説教ですの」

 

 そう言ってフリードの前に立ちはだかる二人だけど、ちょっと待った。

 

 僕達の疑問符が限界に請える前に、僕は聞くべきことを聞く。

 

「このメンツならカズヒと九成君がいるはずだ。どこに行ったんだい?」

 

 あの二人は一体どこに?

 

 その疑問に答えたのは、イリナさんでもヒマリでもない。

 

「……急いでください。お二人は万が一の保険ですので、流石にこれだけの規模では凌ぎきれないかもしれません」

 

 メリードさんはそう言った。

 

 そしてその言葉で僕達は大体の事情を察した。

 

「ま、まさかお二人とも―」

 

「―ディオドラのところにいるのか!?」

 

 ギャスパーくんとゼノヴィアが声を荒げると、メリードさんは頷いた。

 

 あ、アザゼル先生から聞いていた側なのか。

 

「其れよりメリード。貴女こそ戦場に立てるような性能何て―」

 

「そろそろいいか?」

 

 リアス部長の言葉を遮るように、高位のアステロイドが攻撃を仕掛けてくる。

 

 ショートソードを構えて突撃してくる速度はフリードに追随するレベルだ。

 

 僕達は迎撃の為に構えを取り―

 

「―ご安心を」

 

 ―その刃を、メリードが持っていた刀の鍔を利用して打ち払った。

 

 反りがなく、脇差より長い程度の刃渡りのそれは、いわゆる忍者刀という奴だ。

 

 何よりあの動き、戦士というより隠密といえる。豪快さのない静けさの感じる動きだった。

 

 というより、下手すると僕達より動きが鋭くないかい?

 

 僕達が呆気に取られる中、メリードは空いた手に手裏剣を構え、静かに告げた。

 

「ここは我々にお任せを。……既にこの身は戦闘用調整―承諾契約式デミサーヴァント型ヒューマギアとして改良が終わっております」

 

「名称が長いよ!? マジで訳が分からないよ!?」

 

 イッセー君のツッコミに、ヒマリさんがにっこり微笑みながら頷いた。

 

「私も分かりませんけど大丈夫! なんたってリーネスの研究成果ですもの!」

 

 こういう時、ヒマリさんはなんていうか……強いよね。

 

「第一、こっちも伏せ札を使いますから尚更ですのっと」

 

 そう言いながら、ヒマリさんは慣らしたプログライズキーをショットライザーに装填する。

 

『kamen……rider……kamen……rider……』

 

「変身!」

 

『ショットライズ!』

 

 そして放たれる弾丸がヒマリさんに当たり、装甲に変化する。

 

 いや、あれは……?

 

「違う……装甲……?」

 

 小猫ちゃんが呟いた通り、あれはリベレイティングキャットの装甲じゃない。

 

 あれは鳥だ。それも鷲を模している。

 

 そんな装甲を身に纏った、仮面ライダーラクシュミーの異なる姿は、鋼の翼を広げると、マギアと化したフリードと同じ土俵―すなわち空に飛び立つ。

 

『ボーイングイーグル』

 

『Look Up This is a Wing of justice』

 

「仮面ライダーラクシュミーが空中戦闘仕様、ボーイングイーグル。さあ、覚悟はよろしくて?」

 

「君をレイープする心の準備かーい? いつでもオッケー!」

 

 そのまま激突する二人の戦いを号令とするように、戦闘が一気に始まる。

 

 そんな中、メリードさんは忍者刀を構えながら、僕達に声を飛ばす。

 

「ここは私達にお任せを。ご安心ください、私もまた、戦闘が可能になりました」

 

 同時に手裏剣を放って牽制しつつ、更に抜くのは数枚の符。

 

「なんと高度な術の符を! あなたは今、いったい何を……?」

 

 朱乃さんが目を見張るほどの巫術を見せながら、メリードさんは宣言する。

 

「AIMS第一部隊がメンバーにして、キャスターのサーヴァント望月千代女のデミサーヴァントである以上、無様はさらしません。お急ぎください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてまた、ディオドラ・アスタロトは舌打ちをするほかなかった。

 

「……どこまでも忌々しいね。計画が成功すれば、僕は好き放題できるってのに……っ」

 

 意識を朦朧とさせているアーシアを担ぎながら、ディオドラは舌打ちをして、予期せぬ来客を睨みつける。

 

 その視線の先、彼の眷属に道を阻まれた男女が、ディオドラを睨み付けていた。

 

「ええ、本当に腐れ外道でありがとう。吹っ飛ばしがいがあるし、彼女達全員を引っ張り上げないといけないって決意も新たにできたわ」

 

 教会暗部、プルガトリオ機関リマ部隊こと辺獄騎士団に所属していた女傑。カズヒ・シチャースチエ。

 

「お前をぶちのめすのはイッセーに任せるとするか。俺は俺のまずやるべきことを……そう、その涙の意味を変えるぜ、インガ姉ちゃん」

 

 AIMS第一部隊所属、涙の意味を変える救済者。九成和地。

 

「……こうなるって分かってたよ。分かってるつもりだったんだけどね……」

 

 そう呟く枉法インガは、いくつもの感情が渦巻く表情で詠唱を紡ぐ。

 

「創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星………っ!」

 

 その星辰体(アストラル)の高まりを見据えながら、二人は同時に構えをとる。

 

 今此処に、激戦の幕が新たに上がった。

 




 と、こんな感じで引きとなります。

 ヒマリの強化フォームはゼロワンのような領域対応型にする予定。かなり初期のころからこの形態は完成してました。

 またフリードのマギア化は割と急遽決めました。こんな感じでゼロワン原作に登場したのも出していきたいところ。

 あとかなり前から方向性だけは決まっていたカズヒのフォームチェンジの当ても決まり、アンケートを反映して和地のフォームチェンジも決定。これで大体のところは確定したので、これからはフォームチェンジも多用していくことになると思います。

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