帝王と自虐系トレーナー   作:平々凡々侍

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本作を書いていたらいつの間にかネットでホッパーゼクター注文してたので初投稿です。

今回は感想でカイチョーを心配する声が多くあったので、見たけりゃ見せてやるよ!の精神でシンボリルドルフ回になったぜ……!


皇帝失格

 

 トレーナー君と初めて会った日の事を私は今でも鮮明に覚えている。

 

 一切のしわも乱れもないスーツを身に纏った君を見て、私はまず最初に真面目な印象を受けた。実際話してみるとその印象通り…君は実に真面目な人物だった。

 

『君の走りをもっと見たい』

 

 私をスカウトしに来た君の最初の理由は「未来への期待」だった。それを聞いた私は素直に興味深いなと感じた。

 

(一人は私を必ず強くすると。もう一人は私と必ず歩むと。そしてーー私の走りを見たい、か)

 

 既に彼以外にも私の元には二人のトレーナーが来ていたが……彼の語る理由は他のものとは明らかに毛色が違うと思った。

 

 

『トレーナー君。3日後に、私は同じ事を君たちに問う』

 

『その時は君の答えを、何らかの形にして私の前に示して欲しい』

 

 彼の語る理由に興味を持ちつつ、私は彼に告げた。

 

 

 後日、偶然カフェテリアで思い悩む彼を見つけ……徐々に私と彼は他愛ない会話をする程度の仲になった。

 

 彼と何日か接して見て分かったことだが。彼は本当に付き合いがよく、謙虚な性格だった。しかもそれだけではなく、君の内には確かな自信が満ち溢れている。

 

 あぁ、この人は一流のトレーナーに違いない。そう私は確信した。

 

 

 

 

 3日後。

 三人のトレーナーが私の前に立ち、自身の答えを形にして私に示してくれた。

 

 一人のトレーナーは緻密に練られた三年分のトレーニング計画表を見せ、もう一人のトレーナーはいかにしてレースに勝つか…その為に私の走りを研究し作成したという資料を見せ

 

『これが、俺の見たい景色(みらい)だ』

 

 君は私に一枚の写真を見せた。

 

『む? これは……私の写真か?』

 

 その写真には楽しげに笑うグラスワンダーとマルゼンスキー…二人のウマ娘と、そんな二人を見て微笑む私の姿が写っており、

 

俺は君の語った愚かで甘く、遠い夢……その実現の手助けをしたい。そして、願わくば夢が実現した先……そこに広がる景色(みらい)を見てみたい

 

 ーー君はそう言ってくれた。

 私の夢を愚かで甘く遠いものだと判断しながらも、そんな私の夢を手助けしたいと……私と同じ視座に立とうとしてくれた。それが予想以上に喜ばしかった。……あの時の感動を私は今でも忘れられない。

 

 そして、私は迷う事なく彼をトレーナーに選んだ。

 

 その事を私は今でも(・・・)後悔していない。

 

 

 

 

 君が私のトレーナーとなって数ヶ月。

 

「トレーナー君……君はーー」

 

 私は私の判断が正確ではなかったことに気付く。

 

 彼は一流のトレーナーなどではなく、

 

「ーーすごいな、君は」

 

 一日千里の才を持ち。

 粉骨砕身の努力を厭わない。

 

 非の打ち所が見当たらず、一流という言葉すら霞む……彼は謂わば超一流のトレーナーだった。

 

 彼が作ったトレーニングメニューを実践し、私は思わず感嘆した。そのトレーニングメニューは無駄が少なく、極めて効率が良い……更には私の体に過度な負担が掛からないよう練習量・練習時間も巧く調整されている。

 

 私はトレーナーではない。

 だから、トレーナーが作成するトレーニングメニューの完成度が基本どれぐらいのレベルなのか……という事は把握していない為、はっきりとは言えないが

 

 ーーこれが「理想」のトレーニングなのでは?と思った。更には、

 

「ルドルフ、何かトレーニングメニューに対して意見や不満があったら遠慮なく言ってくれ。実際にトレーニングをするウマ娘の観点からの意見は大事だからな」

 

 

「君の意見を取り入れれば、メニューの完成度を上げられる。そうすれば今のトレーニングメニューを君にとって更に適切なものにすることができるからな」

 

 当の本人はまだまだこの程度で満足する様子はなく、今のトレーニングメニューを更にレベルアップさせ…より完璧なものにしようと考えている。大した向上心だ、と思うと同時に私の中には「負けていられない」という対抗心が湧き上がってきた。

 

 ──────────────────────

 

 トレセン学園の練習場にて。

 いつも集合時間の十分前……遅くとも五分前には居るはずの彼が、その日はいつまで経っても来る気配がなかった。

 

「! あれ…もしかして、先輩まだ来てないですか?」

 

 練習場で私が彼を待っていると、彼の後輩であるサブトレーナー君が慌ててやって来てそう聞いてくる。

 

 サブトレーナー君は普段は主に彼の補佐などを行なっているが今日は補佐とは別の仕事をするためにトレーニングの様子を見に来る予定はない……と昨日言っていたのだが、彼が来てないことを知って様子を見に来てくれたようだ。

 

「サブトレーナー君、トレーナー君がどこに居るか心当たりはないだろうか? 出来ればすぐにでも彼を呼びに行きたいんだが…」

 

「あー……だとしたら多分、先輩が居るのはミーティング室だと思いますよ」

 

「ミーティング室? それはまた…‥」

 

 どうして早朝からそんな所に?と思ったが私はサブトレーナー君に感謝してすぐにミーティング室へと向かった。

 

(彼が遅刻だなんて、珍しいこともあったものだな)

 

 もしや寝坊でもしたのだろうか?そうだとしたら意外に彼にも完璧じゃない…ちゃんと年相応の部分があるようだ。私は少し安心した。

 

「ーートレーナー君、私だ。シンボリルドルフだ。居るなら返事をしてくれ………トレーナー君?」

 

 ミーティング室に着き、ドアをノックした私は彼の返事を待った。だが一向に返事が来る気配はなく……私は首を傾げた。

 

(もしや居ないのだろうか…?)

 

「……入るぞ」

 

 鍵はかかっていなかったのでドアを開け、私はミーティング室に入り、それを見た。

 

「…………………」

 

 彼はミーティング室に居た。

 しかし、私が入ってきても何の反応も見せない。それもそのはずだ。

 

「ーーーー」

 

 彼は固いテーブルの上に突っ伏して、静かな寝息を立てて眠っていた。私はそんな彼に近付き……気付く。

 

 彼が突っ伏していたテーブルの上には多くのものが散乱していた。私の走りの特徴・癖・長所・短所についてびっしりと書き込まれたメモ帳、無数の専門的な書類、私のデータを纏めたのであろう資料、以前までのトレーニング計画表、開封され既に中身は空になっている三本もの栄養ドリンク。そして、

 

(っ、これは……!)

 

 閉じられたノートパソコンの上に置かれた二枚の紙……新たに作ったのであろうトレーニング計画表を私は見つけ手に取りーー驚嘆した。

 

 そのトレーニングメニューには私が以前出した意見が取り入れられており、尚且つ以前のものよりも更に無駄がなく、正に完璧なものに仕上がっていた。

 

「全く……君は本当に頑張り過ぎだ」

 

 元より緻密だったものがより緻密に。

 私は思わず驚きの目で眠る彼を凝視する。彼が努力を怠らない、厭わない人物である事は知っていたがまさかこれほどとは……

 

 彼は紛れもなく天才だった。

 だが、同時に「努力の人」でもあった。

 

『トレーナー君、君はどうして…そこまで努力できるんだ?』

 

 私は以前、彼にそう聞いたことがある。

 それは私の純粋な疑問で……君は

 

『? まぁ、トレーナーだからな』

 

 本当に何でもないように、あっけらかんとそう即答していたな……。

 

 

 なんてことを思い出しつつ、私は彼を起こそうとして

 

「……いや、もう少し寝させてあげた方がいいか」

 

 ーー彼の肩に伸ばした手を途中で引っ込めた。

 ぱっと見た様子からしてきっと彼は徹夜をし、このトレーニングメニューを作ったのだ。……ならば、もう少し休ませてあげるべきだろう。何なら今日は彼に提案して休日(オフ)にしてもらうのもいいかもしれない。

 

 

「……それにしても……」

 

(普段と違って、寝顔は存外可愛らしいのだな)

 

 置いてあった空席を移動させ、眠る彼の隣に座った私はその寝顔を覗いて思う。

 

 彼は普段から完璧たらんとしているのだろう……基本的に私が見た範囲では何時も気を引き締めている。普段から生徒会長たらんと、皇帝たらんとしている私が言えたことじゃないかもしれないが…少しは気を緩めるという事を覚えた方がいいのでは?と言いたくなる。いや実際彼にそう言ったこともある。

 

「これが俗に言う、ギャップ萌え……というものか」

 

 普段は格好良くキリッとしている彼と今、無邪気な寝顔を晒し眠っている彼……私は今初めてギャップ萌えというものを心で理解した。だから、私の手は思わずそんな彼の頭に伸び

 

「お疲れ様、トレーナー君」

 

 ほぼほぼ無意識に彼の頭を撫でる。

 

「ーー………るど、るふ………」

 

 すると彼の体は少しだけ動き、寝言で私の名を呼んだ。それを聞いた私は何故か無性に嬉しい気持ちになって……

 

「あぁ、君の(・・)ルドルフは此処にいるよ………ふふ、なんてな」

 

 ついつい柄にもない言葉が口から溢れる。

 彼本人の前では絶対に言えない台詞だな……なんて考えながら、私は彼の寝顔を彼が起きるまでの間ずっと見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼が私のトレーナーになってから丁度半年。

 トレーナー君の作成した適切なトレーニングメニューとレーススケジュールのお陰で私は……いや、私達(・・)は勝ち続けた。

 

 中距離・長距離のレースに於いて私達は常勝無敗。出走すれば必ず1着をとり、正に向かう所敵なしだった。だが、私もトレーナー君もその結果に慢心することなく…互いに最善を尽くし励み、

 

シンボリルドルフ、無敗で二冠を制しました!

 

 その結果、私達は無敗の二冠達成にまで難なく辿り着いた。

 あと一つ、菊花賞を制することができれば……漸くクラシック三冠を達成できると私は表にはおくびも出さないが内心歓喜していた。

 

『俺は、君の力になれているか?』

 

 しかし、彼は違った。

 珍しく弱気で、自信の感じられない様子でそう問いかけてきた彼を見て私は一瞬動揺した。彼のそんな顔を見たのは初めてだったから。

 

『神妙な面持ちで何を言うかと思えば……勿論。君はいつも私の力になってくれているとも。トレーナー君、君はもっと自身に自信を持つべきだ。……ん? 自身に自信……ふふ』

 

 だが、私はすぐに心を落ち着け彼に嘘偽りない本心を伝えた。

 

(君の力があったからこそ、私はここまで来られた。本当に……君には感謝してもしきれない)

 

 その言葉を聞いた彼は「ありがとう」と短く感謝を述べ…笑った。何か不安があったようだが、私の言葉で少しはそれが払拭できただろうか? だとしたら嬉しいが……

 

(トレーナー君、私が三冠をとることで証明してみせるよ。君は私の力になれているのだと)

 

 ……そして、この日の事を私は一生後悔する事になる。

 

 

 ──────────────────────

 

 菊花賞。

「最も強い者が勝つ」という格言のあるG1にして、私達が手に入れるべき最後の一冠がかかったレース。

 

(この試合を必ず制し、無敗の三冠ウマ娘となり、頂点へ……王の座へと私はまた一歩近付く。そしてーー)

 

 レース場のコンディションは完璧。調子も絶好調。バックには彼がいる。このレースに出走するウマ娘は皆強敵揃いだが…あぁ、不思議と負ける気は微塵もしない。

 

(ーートレーナー君、君の力を証明してみせる)

 

 ウマ娘が幸福に過ごせる世界を創る、という夢の為。

 

 彼の才能と努力が本物である事を証明したい、という個人的な目標の為。

 

「さて……行こうか!」

 

 今、ゲートが開く。

 瞬間、私はターフを駆け出した。

 

 

 

外から差し切った!シンボリルドルフ、今1着でゴールイン!

 

 

菊花賞を制したのは"皇帝"シンボリルドルフ!!!

 

 

見事三冠達成! 無敗の三冠達成だ!

 

 

今ここに最強のウマ娘が誕生しました!!!

 

 

「ーー皆、声援感謝するッ…!」

 

 

 レース場が熱狂に包まれ、その歓声を私は一身に浴びる。

 レースの結果、私は1着をとり、三冠ウマ娘となった。

 それも「無敗」という考え得る限り最上級の結果を……。

 

(トレーナー君、見ていてくれたかい?)

 

 鳴り止む気配のない声援に手を振りながら、私はトレーナー君の姿を探した。彼は喜んでくれただろうか?なんて期待しながら……だが、

 

「ーー……トレーナー君……?」

 

 私には彼の顔は見えず、去りゆく後ろ姿だけが見えた。

 

 この時、私は知らなかったのだ。

 私が掴み取った無敗の三冠という完璧な結果……それこそが彼の心への完璧なトドメであったことを。

 

 

 

 

 そして、私が三冠を制した翌日。

 

「………すまない。今、何と?」

 

「先輩がルドルフさんの担当を下り、トレーナー業を辞めると。これ、先輩から預かっていた辞職届です」

 

 サブトレーナー君の口から、私にとって最悪な報せが伝えられた。

 

「っ……どうして、どうして何だ……トレーナー君」

 

 彼の考えが。思いが。本当にわからなかった。

 ……そして、私は気付いていてしまった。

 

(一年間、共に歩んできた一心同体の彼のことを……私は…何も分からないのかッ?)

 

 彼は私のことを知ろうと、私の心に歩み寄ってきてくれた。だけど、私から彼のことを知ろうと、彼の心に歩み寄ったことは……一度でもあっただろうか?

 

(……私の責任(せい)だ)

 

 いいや、ない。

 

「……ルドルフさん、これ」

 

「これ、は……?」

 

「先輩から…ルドルフさん宛ての手紙です」

 

 トレーナー業を辞めるって先輩から話をされた時から、今日まで預かってたものです……とサブトレーナー君が差し出したそれを私は勢いよく手に取った。私は少しでも早く、彼の気持ちが知りたくて…焦っていた。

 

『拝啓 シンボリルドルフ様へ』

 

 そう始めに書かれた白い封筒を乱暴に開き、中にあった手紙を読む。

 

 ーー内容は以下の通りだった。

 

『シンボリルドルフ。君がこの手紙を読んでいるということは俺は今頃、きっと君の担当を下り、トレーナー業を辞め、トレセン学園を去っているはずだ。

 

 まず、俺の今までと最後の無責任な行いに対して君に心からの謝罪を。君には多大なる迷惑をかけた。

 

 ーー迷惑だなんて、思うはずがない。今までだって君が私にとって迷惑だったことなど一度もなかったのだから。

 

 だけど、今後に関しての心配は不要だ。

 トレーナーを辞める前に事前に後輩のサブトレーナーには「ルドルフのトレーナーになってくれ」と話を付けてある。

 

 ………ルドルフ、君のことだ。

 きっと俺が君の担当を下り、トレーナーを辞めると知って君は真っ先に「自分のせいだ」なんて思っただろう? 君は勘違いしやすいというか、何でもかんでも一人で背負い込む癖があるからな……

 

 ーーそれを、君が言うか……?

 

 だから、はっきりとこれだけは伝えておく。

 ルドルフ。俺が君の担当を下り、トレーナーを辞め、トレセン学園を去った事に関して

 

 君は悪くない。一切悪くない。

 悪いのは全部、無知で無力で無能だった俺自身だ。

 君が責任を感じることなんて何もないんだよ。

 

 ーー無茶を、言うなっ……こんな事になって、責任を感じないで居られる訳ないじゃないか。

 

 随分と長々と書き綴ってしまったが……

 ルドルフ、君と共に歩んだのは一年と短い間だったが…俺にとってこの一年は本当に有意義で素晴らしい、最高のものだった。君と歩んだ日々は俺の……数少ない誇りだ。本当にありがとう。

 

 最後に。

 三冠、おめでとう。

 

どうか、俺のことなどさっさと忘れてくれ

 

「っ……トレーナー君っ……!」

 

 視界がぼやけ、手紙には水が落ち、手は震え出す。

 

 どうしてこうなってしまったんだろうか?

 答えはすぐに出た。

 

(私だ)

 

 そうだ。

 

(全部私のせいじゃないか)

 

 あらゆるウマ娘が幸福に過ごせる、理想の世界を創る?

 あぁ、私は何て愚かな小娘だったのだろう。大層な夢を掲げて、何時も近くにいた彼の苦痛にすら気付けずに………笑わせる、何が"皇帝"だッ。

 

 私は皇帝失格だ。

 

 

 

 

 そして、当たり前の事だが。

 彼が私の前から消えてからも、時間は止まることなく未来(まえ)に進み続ける。

 

(大丈夫…大丈夫…私は大丈夫だ)

 

 悲しくなんてない。

 寂しくなんてない。

 苦しくなんてない。

 自分に何度も言い聞かせ、今日も私は平常に振る舞う。

 

「エアグルーヴ、この書類を理事長の所に頼む」

 

「はい、お任せ下さい」

 

 私はサインした書類をエアグルーヴに手渡し、生徒会長として仕事を続ける。トレーナー君、安心してくれ。君が居なくなっても私はーー

 

「ーーこれは、興味深いな……トレーナー君、よければ君の意見を聞かせ……ぁ」

 

 ーー平気……とは言い切れないかもしれない。

 君がトレセン学園を去ってから数日、今でも君のことを思い出し…そこに居ないはずの君の名前をつい呼んでしまう。

 

 君は手紙で私に「忘れてくれ」と求めていたが、私が君を忘れるのにはまだまだ時間がかかりそうだ。いや、もしかしたら一生かかっても忘れないかもしれない。何せ私は君を忘れる気など毛頭ないからな……悪く思わないでくれよ?

 

 

 君がいなくなってから、私は自分のある思いに気付いた。

 

(……あぁ、私はきっと……)

 

 私は君のことが好きだった。

 心の底から君を大切に思っていた。

 

(失ってから気付くなんて、私はとんだ愚か者だな)

 

 君の顔が見たい。

 

 君の声が聞きたい。

 

 君の熱を感じたい。

 

 我儘だとは重々理解しているがまた君と共に……なんて思いもある。でも、この思いはきっと君を苦しめてしまうだろう。だから押し殺す。

 

 

 なぁ、トレーナー君。

 君は今どこで何をしているだろうか?

 ちゃんと…笑えているだろうか?

 笑えているのだとしたら、私も嬉しいよ。

 

(ーートレーナー君……)

 

 もしも、もしもだ。

 また君と会えたら……

 

 

(その時はいつものようにお茶でも飲みながら……他愛のない、くだらない話をしよう。そして、笑い合おう)

 

 

 そんな訪れもしないであろう未来に思いを馳せ、私は今日も皆の前に立つ。絶対の"皇帝"シンボリルドルフとして。

 




ちなみにこの話でルドルフが苦悩しながらも心のどこかで「きっとまた分かり合える」と希望を抱いている中、一方で自虐野郎は丁度「どうせ俺なんか……」とか言って無情にも灯台ダイブを決行しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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キャラ紹介
・シンボリルドルフ
お馴染みトレセン学園の生徒会長。そして皇帝。
本作の相棒枠をテイオーとするなら、彼女はたぶん"元"相棒枠。
オリ主が自虐系トレーナーと化すきっかけであり、トウカイテイオーの憧れであるルドルフは本作に置いてもかなり重要なポジションにいる。

他のキャラ(テイオーとか)にも言えるが、そもそもカイチョーが自虐系トレーナーを自分のトレーナーに選んでなかったら本作は始まらなかったので彼女もまたMVP!

ちなみに今後の展開を考えるとカイチョーは更に曇る運命にあるッ(無慈悲)
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