<クロside>
「いいかてめえら!この世はとても厳しいんだ!びしばしいくぞ!」
『おー』
ただいま授業中です。召喚したんだから休みにしろよなほんと。
「と、いうわけで今日はいつもの三人+ルイズで授業するぞ!なにせ他の奴らとレベルが違いすぎるからな!」
俺が声高に宣言するとこちらを睨みつけてくる奴がいる。去年タバサに挑んでぼろくそにされたザコたちだ。まったく男の嫉妬は醜いね!
「さて、今日は使い魔と仲良くなるのが授業内容なわけだが。まずはサイトちゃんにこの世界について教えてあげよう。みんなが」
「あんたが教えなさいよ!」
淫乱ピンクが何かキレてる。怖い!
「この世界は魔法がある。使えるものがメイジと呼ばれる」
「そいつらが貴族なわけだ」
タバサの説明に付け足す。
「この世には四つの属性があるの。水、風、火、土」
「それでレベルが四段階あってそれぞれドット、ライン、トライアングル、スクウェアって上がってくの」
「ちなみにルイズがすべて0。タバサが水3、風3。キュルケが火3。俺が全部4だ」
今はこんなとこか?
「あ、ちなみにここは学校ね。使い魔を召喚するのは二年生に進級するために必要な試験なわけ。あと何か質問ある?国とかについては後でルイズにでも聞いて」
「あー。えー。みんな年いくつなの?」
そんなことを今さら聞くのか!まあ質問させなかったのは俺だけどな!
「幾つに見える?」
「え!?えっと青髪の子とピンク髪の子が14ぐらいで、赤髪と黒髪が17?」
「私は16よ!」
「あべしっ!」
「あははははは!!」
蹴られた!ルイズのこと14って言って蹴られた!ウケル!
「あんたも笑ってんじゃないわよ!」
「あはははは!h、げほっ、げほっげほっ。やべえ気管に入った!あははは!」
「こいつむかつく!」
やべえおもしろい。
「で?結局どうなんだ?」
「俺たちは全員16だよ」
本当は俺が竜の村を出てから10年経ってるから27だけどね。え?人間になってやってたこと?人間の姿での戦い方を研究してたんだよ。動かし方すら忘れてたし。
「あ、そろそろ授業終わるね。じゃ解散」
『おー』
夜。学校にいる奴らが寝静まった深夜二時。俺は寝る必要があまりないのでまだ起きていた。
「・・・そろそろ餌取りに行くか」
黒竜と白龍には特殊能力がいくつかある。どちらにもある特殊能力もいくつかあり、そのうちの一つが《人化》だ。他にも《本棚》という特殊能力がある。これはすでに死んだ黒竜達が得た知識を本のように本棚に収納できるというものだ。簡単に言うと、「過去の黒竜達の知識を持っている」ということだ。
「おい起きろメタトロン」
メタトロンは俺が召喚した白龍の名前だ。純白の羽を持つ天使、メタトロンの名前をそのまま借りた。
「きゅ?」
「お前のえさを捕りに行くんだろうが」
《本棚》の知識の一つに白龍は植生のものしか食べないというものがある。だから今からわざわざ外に行くのだ。食堂で注文してもいいんだけど悪いしなあ。
「きゅ!」
「なんで肉食わねえんだよお前は」
黒竜は肉をむしゃむしゃ食う。というか好物だ。それに対して白龍は一切食べない。ったくリッチどもが。あれ?何か違う?気にすんな!
「行くぞ。掴まれ」
「きゅ!」
白龍が首に巻き付いたのを確認し、フライで飛んでいく。
「うーん。あそこらへんの木の実とか集めておくか?」
飛びながら木の実や果物の匂いを追っていく。そのとき異質なにおいがした。
「ん?なんか強そうな匂いが一瞬したような・・・」
そう。強そうな獣の匂い。それが比較的学園から近いこの場所でにおった。
「確認は、めんどくさいからいいか」
「きゅ!?」
メタトロンが驚いているが、完全に無視して学園に戻った。あ、もちろん餌は取って帰ったよ!本当だよ!
次はサイトVSギーシュ。かな?