さて、今は朝の授業前。朝ごはんだー!この時間は俺が最もテンションが上げ上げな時間である。なので。
「決闘だ!」
血糖値でも上げてろバカが。と思うわけです。
ことの発端は朝。怒り気味のルイズちゃんの隣の床でまずい飯を食べてるサイトを見た俺が、厨房に案内した。そこでご飯をもらう代わりに働くことになった。うんここまではいい。そしたらサイトがギーシュの落とした香水を拾って浮気をばらしちゃった!そしたらギーシュが激怒ぷんぷんまるになって決闘と。そういう流れなわけだ。うん完全に忘れてたわー。
「それで?血糖値が高いんだっけ?」
「違う!決闘だ!クロノウス!」
むむ。ギーシュに怒られてしまった。それにしても的確な突っ込み。将来有望だな。
「ま、がんばれ。骨は拾ってやる」
「何で僕が負けること前提なんだ!」
いやあ。そりゃあ原作どうりなら・・・ね?
「ま、油断するなよ?あいつは普通の平民とは違うだろうから」
「む。そうかい?なら慢心せずに行くことにしよう」
え?聞きわけがよすぎるだろうって?こいつ俺の助言のおかげでラインになったから俺の言うことは聞くんだよ。
「じゃああいつには剣を貸してやろうかな?」
さすがに人間であるサイトが青銅を素手で粉砕はできないだろ。だというのに。
「俺はそんなの使わねえ!」
拒否すんなよなー。ただでさえテンション低いのに。「ま、死にそうになったら使え」と剣を渡して観客に交じる。
「はーい。試合開始~」
「お前中々だったぞ平民」
「へへ、お前も浮気野郎のくせにやるじゃねえか」
うん。感動だね。まさかギーシュが勝つとは。ガンダールヴの力を十全に発揮してないとはいえまさか勝つとは。まさに感動だ。
「いや、俺の強さはクロノウスに師事してもらったからだ」
「すげえ。師匠って呼んでもいいですか?」
お前ら急旋回って知ってる?あ、間違えた。急展開だ。絶対急展開だと思うんだよねこれ。
「緊急事態だ!」
そこに先生が乱入してくる。おい嘘だろ?
「外から!」
いくらなんでも。
「でかい狼が!」
早すぎるだろうが。
「どうやら神狼(フェンリル)らしい!」
フラグ回収するのがよ!
「全員講堂に避難してくれ!」
死ね神。略して死神。あれ?何か違う?
<オールド・オスマンside>
「校長!来ました!」
「うむ」
まったく開校以来初めてではないか?神狼レベルの魔物がこの学院に来るのは。教師たちも随分と緊張しているようじゃ。
「はろー」
「ああ、はろーじゃ」
まあこやつほどお気楽なのもどうかと思うが。ってえ?
「ミスタ・クロノウス!なぜここにいる!?」
「いやあ。だってあいつ俺が狙いだし。適当に戦ってくるよ」
「おい!?待つんじゃ!」
彼を止めようと動いたところですさまじい獣の唸り声が聞こえた。くそっ、間に合わなかったか!
「じゃ、俺行くね」
そう言って彼は飛び出していった。神狼の方へ一直線に。
次回は神狼VSクロ。次の次の回はキュルケ過去編。ここの二つはオリジナルです。