見知らぬ、少女
私の目の前の光景が目紛しく変化する。
白い駅。
人々が行き交う姿。
大きな物体。
古びた学校。
蒼い海。
蒼い空。
そして、最後に見たのは
赫い、大きな瞳だった。
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朝。そして麗かな光がカーテン越しに薄らと白い部屋を照らす。開けられた窓から入った風がカーテンをはためかせ、そのまま部屋にある寝台の主の頬を撫でた。
すると、寝台の主の目がぱっちりと開いた。寝起きだと言うのに既に眠気など無い、とでも言うかのように欠伸一つしない。そして、その可愛らしい小さな口から声が漏れる。
「………知らない、天井」
そのままぼうっと天井を見ていたが、唐突に視線を前に戻し、とりあえず起きようと思ったのか体を動かす。
すると、コンと人差し指に何かが当たる。その違和感に思わず左手の方を見ると、そこには少女がいた。
予想外の事態に寝台の主が硬直していると、少女がうーん、と唸る。その声に漸く硬直から抜け出した主が恐る恐る揺さぶった。それでも起きなかったので起こすのは諦めて状況把握を再開した。
今、私は清潔なシーツが敷かれたベッドの上に座っている。隣の少女は…まだ寝ているようだ。前屈みの体勢で辛く無いのだろうか。とりあえず、右手側に置いてあったケースの中の毛布を彼女の肩に掛けておく。
さて、続けよう。右手奥に扉が見える。そこが唯一の出入り口のようだ。そして、左を見ると窓がある。窓は開け放たれており、そこから見えるのは…
「……青い、海」
何故か私はその景色に胸がいっぱいになった。その全貌を視界に収めるため、窓辺まで歩いて行く。
そして、桟に手をかけてそのまま外に身を乗り出すと、心地の良い海風が顔に当たった。海風は独特な匂いだったが、自分でも不思議なほどに感動した。
心いっぱいにその景色を楽しんだ後、部屋を出ようと踵を返す。すると、先ほどまで隣で寝ていた少女と目が合った。どうやら、気づかない内に起きていたようだ。とりあえず話を聞こうと思い、少女に話しかける。
「おはよう。ここはとてもいい景色ね」
「っ!お、おはようございます…」
ずっと固まっていたのに、律儀に挨拶を返してくれた。この子は恐らく、真面目で良い子なのだろう。情報を得るため、さらに話を続ける。
「ところで貴方は誰かしら。そして、ここはどこなのか教えてくれる?」
「わ、私は1936A型駆逐艦、Z23ですっ!きっ、気軽にニーミと読んでください!
あ…あと、ここは独裁軍事国家"鉄血"第二○一海軍基地母港です。貴方が誰で何故ここにいるのか私には分かりませんが、具合を見るようにと指示されています」
つまり、彼女は私の面倒を見てくれていたようだ。とりあえず、感謝しておこう。
「私の面倒を見てくれてありがとう。疲れているなら休んだほうがいいわよ」
先ほどまで寝ていたことは指摘せず、彼女の体調を心配する。彼女、ニーミさんはそれに気づいたようで、少し頬を染めながら口を開いた。少し声が上擦っているのはご愛嬌、と言うものだろう。
「あっ、ありがとございますっ!でも、大丈夫です。
………あっ、起きたら連れてくるように指揮官に言われてたんでした」
指揮官、つまりニーミさんの上官だろう。その彼または彼女のところに行けば詳しい話が聞けるだろうか。
思案する私にニーミさんは話しかける。
「そんなわけで、指揮官のところに行きます。というわけでついてきてください。えっと…お名前なんですか?」
そう言ってニーミさんはなんでも無いかのように私の名前を聞いた。
私の、名前。私を表すモノ。私は。ワタシは…
考えれば考えるほどにわからなくなっていく。あるはずなのに。思い出せない。
どうしても分からない、そう伝えようとニーミさんの方に顔を向けた。
その時、カーテンが風に翻り、堰き止められていた太陽の光が室内に差し込んだ。その光が彼女の顔をはっきりと私に見せる。
彼女は真面目そうな面立ちでこちらを見ていた。そして最初に見た時のように目が合うと、はにかみながらも微笑んでこちらをしっかり見てくれた。
それを見て、ふと頭の中に言葉が浮かぶ。
それがはっきりと形になった瞬間、気づけば口にしていた。
「私は…そう、私はヴンダー」
そう言った後、何となくもう一度窓の外に目を向ける。
窓から見える海は、最初に見た時よりもずっと綺麗に見えた。
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彼女は不思議な人だ。
そう思いながら隣を見やる。そこには無表情ながらも何処か幸せそうな顔で海を見る、ヴンダーと名乗った女の人がいた。
昨日彼女を医務室に連れていくように言われた時、いったいそこで何があったのか全く分からなかった。
倒壊した建物。火を噴き上げる重機。そして、駆けつけた時に見た皆の顔に浮かぶ恐怖。
あのいつも冷静沈着なビスマルクさんでさえも、何処か怯えたような表情だったのだ。それに驚かずしていられようか。
そんな状況で見知らぬ女の人がいる。それを見れば嫌でもこの人とあの状況の関連性を疑ってしまう。
そこまで考えて、ふと思いついたことがある。
ヴンダーさんはここ一年ほど開発を続けられてきた計画艦の一人だろう。恐らく、建物があった場所から考えて、あれはヴンダーさんの開発を進めている時に起こった事故だ。そう考えると、自分の記憶にない艦名であることにも説明が付く。
でも、ならば何故指揮官たちはこのことを発表しないのだろう。やっぱり私の仮説には穴があるのだろうか…。
なんやかんや考えている中に執務室の前に到着した。
失敗した。あの後、ずっと無言のままここまで歩いてきてしまった。
そう思った私は、ヴンダーさんにすぐに謝った。
「ヴンダーさん!ごめんなさい!お名前を聞いた後、無視したような感じになってしまいました。
私、ついつい考え込んじゃう性格なんです…」
元はと言えば、名前を言った後にヴンダーがすぐに窓辺の方を見始めたが故に、会話が無くなったのであった。しかし、そんなことを欠片も考えず、ただただ自分の非として謝罪するその姿勢は、生来の真面目さと謙虚さをヴンダーに感じさせる。
「いえ、構わないわ。元々私が喋らなかっただけのこと。貴女が謝る必要なんて無いわ」
「それでも、です。考えすぎちゃうのはいつもの癖で、そのせいで他の人に迷惑をかけてしまうことも多くって…」
ニーミのそれは真面目を通り越して、頑固を拗らせているようにも感じられた。それ故に、ヴンダーは彼女にかけるべき言葉を探す。彼女を決して否定しないように。同じ轍を踏まないように。
「よく考える。それは貴女の良いところだわ。決して短所などではなく、貴女の持つ一つの個性。もしかすると、それが誰かに迷惑をかけるかもしれない。けど、それ以上にその慎重さが仲間を助けるきっかけとなる。絶対に。だから…
だから、貴女のその個性と仲間を信じなさい。誰一人だって、貴女のそれを疎んでいるわけがないのだから」
そう言って、ヴンダーさんは扉に手をかけてそのまま中に入っていった。
仲間を、信じる。この考え癖…"個性"は誰かの助けになっているかもしれない。
そう言われた時、私の心が少し軽くなった。私が迷惑をかけている。そう思ってばかりいた。
けど、違ったんだ。ただ私がそう思い込んでいただけ。だから…また、他の子達と話してみよう。そして、ヴンダーさんに感謝の言葉を告げに行こう。
「後で、会えると良いな……2人っきりで」
ニーミは自分の考えに甘酸っぱさとほんの少しの切なさを覚える。
その時、心の奥底にできた小さな歪みにニーミ自身も気づくことはなかった。その歪みが、後に大きな捻れとなるのかもしれない。
しかし、そこにあるのは心の中に宿ったほんの少しの甘い思いだけなのである。
今は、まだ。ただそれだけのことであった。
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「なかなか良いことを言うじゃないか、元々詩人だったりするのか?」
「であれば、今ここにいる私はいったい何者なのか。そして、その答えは貴方にも既に分かっているのでしょう」
開口一番に言われたのが揶揄うような言葉だった為、返答が少々キツくなってしまう。指揮官だろう青年はそれを意にも介せずそのまま言葉を続ける。
「悪かったよ。さて、とりあえずその椅子に座ってもらえるか?今、こいつにお茶を出させよう」
「私は別に君の給仕ではないのだけどね。まあ、新しい仲間になる方の為だ。私も一肌脱ぐとしましょうか」
もう1人の青年が私に緑茶を出してくれる。その色は綺麗な緑色で漠然と相当高いものなのだろうと思った。
茶飲みを火傷しないように両手で持ち、ズズッと啜る。まず感じたのは舌に触れた時の熱さ。続けて、その香りが鼻を抜ける。苦味が爽やかで仄かな甘みを感じる。これは美味しい。やはり見立ては間違っていなかったようだ。
その余韻を楽しんでいるとそれを見ていたのか、お茶を出してくれた青年から驚きの声が漏れる。
「見たこともないでしょうに、躊躇なく飲みますね…もしかして、知ってたりします?」
ああ、そうか。ここでは一般的な常識のみを入力されているだけなのが普通なのか。
「知っている…のかもしれない。よく分からないわ」
「そうですか。不思議なこともあるのですね」
そう言いつつも何処か探るような目つきでこちらを見る青年。その目線になんとなく居心地の悪さを感じる。そして、そこで椅子に座った青年が口を開く。
「さて、そろそろ本題に入ろう。今日君に来てもらったのは、俺たちに君自身の事を教えてもらうためだ。まず、名前と艦種を教えてくれ」
私はその言葉に頷き、私自身を説明する。
「私は、ヴンダー。"Autonomous Assault Ark Wunder"略して、AAAヴンダーよ。艦種は…一応、戦艦だと思うわ。特別計画艦、その集大成。それが私。けど、今は未成艦として存在しているわ。何故かは分からないけど、建造途中の中途半端な状態で開発が停止されたのだと思うわ」
その言葉に少し挙動不審になる目の前の青年。ゴホンと咳払いをしてから今度は彼が喋り始めた。
「う、うむ。ありがとう。あと、申し遅れたが、俺はリュディガー・ダーク・ジグムント・フォルカー。中佐だ。そして、こっちが」
「フェルディナント・グライフ・カフカです。階級は中佐です。よろしくお願いします」
「フォルカー中佐にカフカ中佐ね。承った。しかし、どう呼べば?彼女、ニーミさんは貴方たちのことを"指揮官達"と呼んでいたわ。私もそれに合わせるべきなのかしら」
「いや、呼び方はなんでも良い。まあ、大体のKAN-SEN達は"指揮官"と呼んでくれてはいるが、正直言って名前で呼んでほしかったりするんだよなぁ」
「私も"副指揮官"という地位にいますが、別になんでも良いですよ。ただ、わかるような呼び方にしてください」
「わかったわ。とりあえず、先程の呼び方にするわ。
ところで、私のことで何か質問はあるの?」
呼称問題については一件落着したところで、また話が戻る。
彼女の言葉に少し考えるリュディガー。そして思い付いたのか、ゆっくりと口を開いた。
「聞きたいことは三つだ。一つ目は、お前達の言う"かの世界"での経歴。二つ目はお前の武装について。そして、最後にあの槍についてだ」
二つ目まで真顔で聞いていたヴンダー。しかし、最後の"槍"にの話に入ると、急に難しい顔になった。
「槍…か。まあ、致し方ない、か」
「どうした?」
「いえ、なんでもないわ。だけど、先に槍の話をしても良いかしら?そちらの方が都合が良い」
「別に良いが…何故だ?」
「まあ、話すより先に見てもらった方が早いわね」
そう言ってヴンダーは徐に両手を上に掲げるた。
いったい何を、と彼らが考えた瞬間それはやってきた。
血のように赫い槍。それが彼女の手の上に浮いていた。あの時に見た光景がまた甦ってくる。
思わず、胸の前で手を握ってしまう。何か大切なものに縋るように。恐らく、隣の親友も同じことをしているだろうという確信を頭の片隅に置きながら、"槍"を見続ける。
そして、彼女がその槍を握った瞬間、その恐怖が霧散する。その代わりに、何か温かいものが心の中を流れていく気がした。そのおかげで漸く復活したリュディガーの口が言葉を紡ぐ。
「そ、その槍はいったい何なんだ…それを見るたびにおかしな気分になる」
「そうね…これは、"名も無き聖槍"だわ。今はまだ。それと、これが司る可能性があるのは、希望と絶望。そして、創造。今はそのどれでもないけど」
「…司る?本当にそれは何なんだよ……まあ、お前のスキル、とでも考えておけば良いのか?」
「まあ、仕方ないわね。元々これはこの世界にはあるはずの無いものだから。まあ、貴方達がいうところの艤装、とでも考えてもらえれば良いわ。ちなみに、今使えるのは創造能力と私の封印を解く機能ね」
「ちょっと待って下さい。創造能力?それはどんなものですか?」
ここで、兵站を取り仕切るフェルディナントの目が光る。その雰囲気に気圧されながらも、ヴンダーは律儀に答えた。
「文字通り、ありとあらゆるものを創造できるわ。思い浮かべたものなら何でもね。設定しておけば、自動で生み出されるはずよ」
「マジですか…その能力はおいそれと外に漏らすことはできませんね…」
「その通り。……かの世界では、これを悪用した例もあることだし、それが賢明だわ」
「そういえば、お前のいう"かの世界"ってどんなところだったんだ?話の断片から判断する限り、他のKAN-SEN達とは違うようだが」
「あぁ、言い忘れていたわね。私のいた年代は、彼女達のいた時から約100年後の世界よ。
それについては長くなると思うから、心して聞きなさい」
そう言ってヴンダーは話し出した。"時に、西暦2015年"から始まる、運命を仕組まれた少年少女達と道を見失った大人達がたどる、世界の終焉までの道のりを。
そして、その話が終わった後、リュディガー達の胸に残ったのは微かな悲しみと大いなる無力感だった。
「これは…けっこう心にくる話だな」
「ええ、救いのない、悲しい話でした…」
彼らはそんな風に憐れみの言葉を向けた。しかしそれを否定したのは、他でもないヴンダーだった。
「いえ、それは違うわ。彼らは彼らの願いを全て叶えた。それによる最後は彼らに安寧をもたらしたのだと思う。だからこそ、その思いを受け継いだ私がそれを悲しい話で終わらせるわけにはいかない。これは、彼らの福音であるべきなのだから」
そう言うと、ヴンダーは目を瞑る。その胸に抱いた想いを反芻するように。忘れないように。
その間、誰も喋ることはない。彼らも彼女の言葉に思うところがあったのだろうか。
「そうか…ありがとう、話してくれて。
これで、お前のいた世界についてわかったわけだが、そこでの経歴は何かないのか?」
「かの世界では勲章なんてなかったわ。私は、全ての生きる種を守るための方舟だったから。
…名誉などではないけど、嘗ては"希望の舟"、"神殺しの力"を持つ船とも呼ばれていたわ」
「神殺し?なんか、アイリスだったら即死刑のようなワードだな…まあ、お前が言う世界ならさもありなん、か」
最近内部で分裂した国を思い出しながら、リュディガーは呟く。そして、これで聞ける話は全部聞いたとばかりに机に手をついて立ち上がった。
「よし!事務的な話はおしまいだ!さて、今からは楽しい時間だぞ〜。フェルディナント、先に行って指示を出しててくれ」
「わかったよ。では2人とも、お先に失礼」
「え?いや、私の武装についてが残っているんじゃ…」
「それは後でもいいだろ。今は一緒に着いてきてくれ」
そう言うと、リュディガーはヴンダーの腕を持って立ち上がらせる。その突然の行いにされるがままになるヴンダーは驚き過ぎて、声も出ないようだ。
そして、2人はフェルディナントの後を追うように廊下を歩いて行った。
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「ちょっと、どこへ行くの?あと、1人で歩けるからこの手を離して」
「そんなに邪険にするなよ…傷つくだろ…っわかった!わかった!だから足を蹴るな!」
「指揮官でなければ、この槍でツンツンするところだったわ」
「ちなみに、ツンツンとはどのような…?」
「三分の一の確率で、形状崩壊するか、他人を拒絶する壁を可視化するぐらいまで強化できるか、若しくは転生するか、ぐらいね」
「つまり、死ぬかボッチ度が高まるか死ぬかってことですね、全部致命的なダメージでありがとうございますふざけんな!」
「とりあえず早くどこに行くのか言いなさい。さもないと…」
そう言って、ヴンダーは右手で持つ槍をチラつかせる。それにビクッとなるリュディガー。
「…今から行くのは、大講堂だよ。言ったぞ!だから槍を向け…向けないでくださいお願いしますぅ!」
「まだよ。何しに行くのか言いなさい。何か変なことをするつもりではないでしょうね?」
「ヴンダーってもしかして、ニュルンベルクっぽい?」
「そのニュルンベルクという人には会ったことないけど、艦船なら該当するわね。それよりも早く言わないとブッ刺すわよ」
「女の子がそんなこと言っちゃいけません!…ッゴメンナサイ!それについてはついてからのお楽しみです!」
「ハァ……言うつもりはないようね。分かったわ、では…」
「そうか、わかってくれたか。まぁ悪いようにはしな…」
「聖槍百連突きぐらいで許しましょう」
「死刑確定ッッッッ!
………なあ、嘘だろ!嘘だと言ってくれぇ!!!」
会って初日とは思えないほどの会話の濃さ。その好感度の上昇スピードは、もはやリュディガーは何かしらの超能力を持っていると言っても過言ではないほどだ。
…それが好感度なのか甚だ疑問ではあるが。
和気藹々?と戯れているうちに、2人は大講堂へとたどり着いた。そこで、リュディガーはヴンダーにここで待つように言ってどこかへ行ってしまった。
1人ポツンと残されたヴンダーがそろそろ空の青さへの感動も薄れてきた頃、漸くその扉の中から声が届く。
「ヴンダーさん、いますか?開けるので、少し離れてください」
その声は忘れもしない、ニーミのものだった。それにしたがってヴンダーは扉から少し下がった。
「離れましたか〜?…よし、それでは開けますよ!みなさん準備はいいですか?っちょっ、ハインリヒさん!それは違います!」
あまり締まらないなぁ、そう思いながら待っている。漸く準備が整ったようだ。また、同じ扉からニーミの声が聞こえてくる。
「お待たせしました!それでは行きますよ〜!」
その言葉とともに扉が開け放たれる。
そして、そこには沢山の女の子達が集まっていた。
「ようこそ!我らが鉄血、インヴィディア・ベースへ!私たちはヴンダーさんを歓迎します!」
女の子達の最前列、この一番前に立ったニーミさんが大きな声でそう言った。そして、クラッカーの大きな音が響く。その音に続いて、周りの女の子達が歓迎の言葉を言ってくれた。
それを聞いて私はこう思った。
ああ、これからはこの子達が仲間なのだ。
この日、初めて"ワタシ"は鉄血の艦船"AAAヴンダー"になった。
その顔に浮かべた笑顔と共に。
最初の描写、シンジ君が綾波と出会った時のあのフラッシュを参考にしたんですけど、文で見るとかなり遅めに感じられますね。やっぱり難しいです。
あと、遅れたことに関しては職業柄色々忙しかったので、見逃して貰えれば…そして、感想もいただければ…嬉しくて執筆スピードが上がるかもしれません。
次回予告
ついに邂逅するヴンダーと鉄血のKAN-SEN達。
彼女達の間に結ばれるのは友情か、それとも別の何かか。
次回 海、飛び込んだ後
さぁてこの次もサ…「サービス、サービス、です」
…貴女誰なの?「私は、綾波なのです」
まさかの2人目っ!ま、まぁ気を取り直して。
次回もお楽しみにネッ!「楽しみ、です」