クトゥルフ神話trpg 孤独卓 リプレイ集   作:matome0101

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お久しぶりです。作者です。
なんやかんやで暫く物書きから離れていました。
そしたらまた、書きたくなってきたので書きます。
今回は、リア友とやるために作ったシナリオの脳内テストプレイです。
楽しんでいただければ幸いです。
キャラシは6版なのですが、このシナリオは7版なので、何と言いますか、技能値はあまり気にしないでください


伽木偶の町 (山田太郎編)
伽木偶の町 山田太郎編


この物語はフィクションです

実在の団体や人物、場所とは関係ありません

 

 

~キャラシ~

 

PC名・・・山田太郎

 

職業 ・・・詐欺師

 

能力値

STR 13     CON 13

POW 12       DEX 12

APP 8                      SIZ 12

INT 12                       EDU 20

HP 8                        MP 12

SAN 60                     IDEA 60

LUCK 60                  KL 100

DB 1d4

 

技能値

 

隠れる 70 変装 100 忍び歩き 70

 

目星 61 心理学90

 

言いくるめ 100 説得 100

 

 

 

作者「やり遂げて見せろ」

 

 

KP「クトゥルフ神話trpg始める」

 

PL2「よしきた」

 

KP「まずはキャラ紹介だ」

 

PL2「私は山田太郎、詐欺師だ」

 

KP「それではシナリオを発表する。シナリオ名は……」

 

 

『伽木偶の町』

 

 

KP「探索者には「yamada tarou」という名前の友人がいる。」

 

山田「は?」

 

KP「一か月ほど前から彼が行方不明になっている。探索者は彼の事を探せ」

 

山田「おい待て」

 

KP「なんだ?yamadaに関する情報が欲しいのか?yamadaは探索者の友人であり、25歳のフリーの記者だ。彼は探索者に…」

 

山田「違う、そこじゃない」

 

KP「では、何だ?」

 

山田「そのNPCの名前をもう一度言ってみろ」

 

KP「yamada tarou」

 

山田「俺じゃねえか!」

 

KP「違うぞ、yamada tarouだ。「山田太郎」ではない」

 

山田「たわけ」

 

作者「このシナリオは私が今度リア友とプレイするためのシナリオで、今回はそのテストプレイなんです。で、NPCに山田太郎出しちゃったもんだから仕方なく改名させてるんです。時間もないのでガタガタ言わずとっとと探索してください」

 

山田「そうか、まあいいだろう。KP、yamada tarou」の情報を寄越せ」

 

KP「探索者の友人、フリーの記者、1か月前に「山谷村の取材に行く」と言ったきり連絡が取れない」

 

山田「山谷村に行く。場所は分かるか?」

 

KP「《知識》イクストリームでわかる」

 

 

《知識》(山田)(99) →83 成功

 

※イクストリームでないので情報なし

 

 

KP「イクストリームでないので駄目だ。山田は「山谷村」の名を何処かで聞いたことがあったような気がするが思い出せない」

 

山田「今行ける場所ってどこがある?」

 

KP「yamadaの事務所は知っていていいぞ、あとは探索者の家、職場とか?」

 

山田「木崎に聞くのは?」

 

KP「別に構わんぞ」

 

山田「木崎に電話する」

 

KP「木崎が電話に出るか《幸運》振れ」

 

 

 《幸運》(山田)(60) →25 成功

 

 

木崎「はい、木崎です」

 

山田「私だ」

 

木崎「はい、こんにちは」

 

山田「調べてほしいことがあるんだが、いいか?」

 

木崎「理由を教えてほしいです」

 

山田「知人が1か月前から行方不明なんだ。そいつが最後に行った場所の情報が欲しい」

 

木崎「いいでしょう、その場所の名前を教えてください」

 

山田「「山谷村」だ」

 

木崎「分かりました、1時間ほどしたらまた連絡します」

 

山田「よろしく頼む。KP、今何時だ?」

 

 

 1d3-1&1d10(KP) →1&9 19時

 

 

KP「19時」

 

山田「なぜ私はそんな時間に友を助けようと思い至ったんだ?」

 

作者「実際のプレイでは10時で固定しよう」

 

山田「yamadaの事務所に行く」

 

KP「yamadaの事務所前に到着した。市内の某所にある小さな事務所だ。お世辞にも綺麗と言える外観はしておらず、みすぼらしい。入り口前に並ぶ植木鉢の花が軒並みしおれているのが、みすぼらしさに拍車をかけている。現在19:30。扉には鍵が掛かっている」

 

山田「鍵がないか探す」

 

KP「目星振れ」

 

 

 目星(山田)(61) →2 イクストリーム

 

 

山田「ワオ」

 

KP「山田は入り口前に並べられた植木鉢の中から、花が植えられていな植木鉢を見つける。その植木鉢の下には鍵が一つ落ちていた。あと、山田はもともとはその植木鉢にも花が植えられていたが、何処かの段階、具体的には1か月ほど前にその花がひきぬかれたのであろうと見抜く」

 

山田「yamadaが仕掛けたってことか。入り口のカギを開ける」

 

KP「先ほど見つけた鍵で入り口の扉は開く」

 

山田「事務所内はどんなだ」

 

KP「部屋は一つだけ。机と書類棚がある」

 

山田「机を調べる」

 

KP「机の上には「山谷村調査記録vol.1.0」と書かれたノートが置いてある。ノートの表紙には「俺に何かあったら頼んだ」とかかれた付箋が貼ってある」

 

山田「ノートを開く」

 

KP「ノートからは以下の情報が得られる」

 

*****

 

①「山谷村」の場所→ここから車で2時間ほどの山奥。正確な場所が分かる

②「山谷村」の信仰→19世紀前半まで知恵の神を祭る神社があった。場所は不明。

③「山谷村」の現在→山谷村は現在は地図にも記載されていない村である。第2次大戦ごろから歴史が残っていない。

 

*****

 

山田「ふうん」

 

KP「現在時刻20:00。このタイミングで木崎から電話がかかってくる」

 

山田「もしもし」

 

木崎「私です。山谷村の場所が分かったのでデータを送ります。あとその村、1900年ごろに奇病が流行った地域のすぐそばらしいですよ」

 

山田「奇病?」

 

木崎「ウンヌン病です。ご存じないですか?」

 

山田「KP,私は知っているか?」

 

KP「知ってていい。ウンヌン病は1900年ごろにちょっと流行った皮膚病だ。発症すると顔の皮膚がただれていき、発症から1か月で高熱で死ぬ病」

 

山田「こっわ」

 

木崎「現在では治療法は確立されているのでそんなに怖くないです。」

 

山田「なるほど、ありがとう。また何かあれば連絡する」

 

木崎「はい、お気をつけて」

 

山田「電話を切る」

 

KP「どうする?」

 

山田「今日は寝る。出発は明日だ」

 

KP「OK、時間を飛ばす」

 

-次の日-

 

山田「車で山谷村に向かう」

 

KP「山道を車で進んでいくと、突然視界が開ける。目の前には小さな集落があった。木造の建物がいくつか、それと田畑が見える。集落の入り口には木の看板があり、「山谷村」と記されていた。現在時刻10:00」

 

山田「集落に入る」

 

KP「では今目の前には2軒建物が見える。片方は「宿屋」、もう一方は「食事処」という看板が下がっている」

 

山田「あー、じゃあ宿屋」

 

KP「まず外観、古い木造2階建ての一軒家。入り口のカギは開いているようだ」

 

山田「中に入る」

 

KP「入ってすぐのところに机といすが置いてあり、そこで老人が一人本を読んでいる。奥の部屋に続く扉と2階へ続く階段も見える。探索者に気付いた老人は本から顔を上げる」

 

老人「・・・」

 

山田「こんにちは、ここに泊まりたいんですけど、部屋は空いてますか?」

 

老人「あいてるよ。そこの名簿に名前を書いてくれ」

 

山田「はい」

 

KP「名前を書き込もうとした山田は、名簿に「yamada tarou」という文字があるのを見つける」

 

山田「あれ、もう先客がいらっしゃったんですね」

 

老人「ああ、珍しいもんだ。こんな時に2人も客が来るなんてな」

 

山田「こんな時?」

 

老人「あんたも知ってるだろ、山一つ越えたそこの町で奇病が流行ってんだよ。この町にも来ないとは限らない。早いとこいなくなるのを勧めるぜ」

 

山田「ありがとうございます。あの、このyamadaさんが今どこにいるかってご存じだったりします?」

 

老人「今はそこの食事処にいると思うぞ」

 

山田「ありがとうございます。KP、私は宿を出て食事処にむかう」

 

KP「まず外観、古い木造の平屋。入り口は空いており、中から複数人の騒ぐ声が聞こえる」

 

山田「中に入る」

 

KP「店内には客用のテーブル席とカウンター席、カウンター席の向こうにキッチンがある。村人たちが食事や会話を楽しんでおり、キッチンでは赤い三角巾にエプロンを着たおばさんが料理をしながらyamadaらしき人物のインタビューに答えている」

 

山田「お、yamadaいた。カウンター席に座ってyamadaに話しかける」

 

yamada「それでは、この食事処を作ったのは前川さんのご主人で…って、山田じゃん。なんでここに?」

 

山田「お前が1か月も消息を絶つからだ」

 

yamada「えっ…」

 

山田「お前、ここで一か月も何してた?結構心配したんだぞ」

 

yamada「待て待て、僕がここに来たのは昨日だよ?」

 

山田「ん?ああ、ここに来る前に何処かに寄っていたのか?」

 

yamada「えっと、事務所から直で来たけど?」

 

山田「…yamada」

 

yamada「え、なに?」

 

山田「この食堂で一番美味い料理を教えろ」

 

yamada「生姜焼き定食」

 

山田「生姜焼き定食一つお願いします」

 

女将「あいよ!この世で一番おいしいのを作ってあげるからね!」

 

山田「楽しみだ」

 

KP「山田は生姜焼きを食べた。肉のうまみに生姜のうまみがベストマッチしためちゃ美味い生姜焼きだった」

 

山田「ごちそうさまでした。yamada、来い」

 

yamada「え、うん」

 

山田「代金払って、yamada連れて店を出る」

 

KP「店の外に出た」

 

山田「yamada、お前が「山谷村に行く」って言って出発してからもう1か月近くたってる。お前がどう思ってるかは知らんが私の中ではそうなってる。で、私は今日お前を連れ帰るために来た。この村は何かがおかしい。だからお前には俺と一緒に帰ってほしい。頼む」

 

KP「信用を振れ」

 

山田「説得で振らせろ」

 

KP「いいだろう」

 

 

 説得(山田)(99) →30 成功

 

 

yamada「…分かった。そういう事が起こりうるからこそお前に伝えといたんだ。お前がそんなくだらない嘘つくわけないしな」

 

山田「いや、そんなことは無いと思うが」

 

yamada「ともかく、帰ろう。お前、車で来てるのか?」

 

山田「ああ、そういうお前はどうやって来たんだ?」

 

yamada「タクシー。」

 

山田「へえ。KP、私は山田を連れて帰るぞ」

 

KP「では探索者たちは山田と一緒に村を去る。村人たちが見送ってくれた。車を2時間走らせ探索者たちはyamadaの事務所に着く。現在15:00。帰りの車の中で携帯を確認したyamadaは」

 

yamada「本当に1か月経ってる…。」

 

KP「と、驚いている」

 

山田「え、村じゃ日付進んでなかったのか?」

 

yamada「うん、1か月前の日付だったよ」

 

山田「へえ」

 

yamada「じゃあ、ここで降りるね。今日はありがとう。また今度ご飯でもおごるよ」

 

山田「ラーメンだ」

 

yamada「分かったよ、それじゃ、またね」

 

KP「山田は事務所に入っていった」

 

山田「・・・」

 

KP「・・・」

 

山田「・・・」

 

KP「・・・」

 

山田「・・・おい」

 

KP「なんだ」

 

山田「「シナリオクリアだ」って言えよ」

 

KP「探索者達には「yamada tarou」という名前の友人がいる。」

 

山田「は?」

 

KP「一か月前に消息を絶ち、探索者たちと一緒に山谷村を去った彼が・・・再び行方不明になっている。探索者は彼を探せ」

 

山田「おちょくってんのか?」

 

KP「さあ、やっと導入が終わったぞ。探索開始だ」

 

山田「・・・探索出来る場所を教えろ」

 

KP「yamadaの事務所、あと山谷村」

 

山田「yamadaの事務所に行く」

 

KP「yamadaの事務所前に到着した。市内の某所にある小さな事務所だ。お世辞にも綺麗と言える外観はしておらず、みすぼらしい。入り口前に並ぶ植木鉢の花が軒並みしおれているのが、みすぼらしさに拍車をかけている。時刻は19:30。入り口には鍵が・・・山田はこの前カギ閉めた?」

 

山田「閉めてない」

 

KP「では開いている」

 

山田「事務所内に入る」

 

KP「部屋は一つだけ。机と椅子がある」

 

山田「昨日来た時と違う点はあるか?」

 

KP「目星振れ」

 

 目星(山田)(61) →82 失敗

 

山田「yamadaが昨日持って帰ってきた荷物を探す」

 

KP「目星振れ」

 

 目星(山田)(61) →64 失敗

 

山田「へっ」

 

KP「取り敢えず、見つからないな」

 

山田「電話で木崎に山谷村がらみで行方不明事件が起こってないか調べてもらう」

 

木崎「了解です」

 

KP「他になんかする?」

 

山田「木崎からの連絡待って、連絡聞いたら寝る」

 

KP「1時間たって木崎から電話が来る。そういう事件の話は無いらしい」

 

山田「うむ、では寝る」

 

 -次の日-

 

山田「山谷村へ行く」

 

KP「山道を車で進んでいくと、突然視界が開ける。目の前には小さな集落があった。木造の建物がいくつか、それと田畑が見える。集落の入り口には木の看板があり、「山谷村」と記されていた。現在10:00」

 

山田「宿屋に行く」

 

KP「入ってすぐのところに机といすが置いてあり、そこで老人が一人本を読んでいる。奥の部屋に続く扉と2階へ続く階段も見える。探索者に気付いた老人は本から顔を上げる」

 

老人「・・・」

 

山田「こんにちは」

 

老人「・・・おう」

 

山田「あー、お久しぶりですね」

 

老人「・・・え?会ったことある?」

 

山田「あ、いえ、何でもないです。yamada tarouさんってここにいますか?」

 

老人「今はいない。食事処にいると思うが・・・あんた知り合いか何かか?」

 

山田「はい、友人です。食事処に向かう」

 

KP「古い木造の平屋。入り口は空いており、中から複数人の騒ぐ声が聞こえる。現在10:30」

 

山田「中に入る。yamadaはいるか?」

 

KP「いる。料理人のオバちゃんにインタビューしてる」

 

山田「こっちに気付いた様子は?」

 

KP「山田に気付いた店内の客が、「おっ、兄ちゃんも記者さんかい?」という。それを聞いたyamadaが山田に気付く」

 

山田「いえ、私はyamadaの友人ってだけで記者ではないです」

 

yamada「あれ、山田じゃん。なんでここに?」

 

山田「yamada、ちょっとこっちに」

 

KP「yamadaはこっちに来る」

 

山田「一緒に外に出よう」

 

yamada「なんだ、何かあったか?」

 

山田「お前、何でここにいる?」

 

yamada「は?」

 

山田「どうしてこの村に戻ってきてるんだ?」

 

yamada「え、待てよ、戻ってきただって?俺がこの村に来たのは初めてだぜ?」

 

山田「んんん?あー--、はいはいはい」

 

yamada「な、なんだよ」

 

山田「この村はヤバい。で、お前はもう手遅れだ」

 

yamada「な、なにいってるんだよ」

 

山田「いいか、よく聞け、私は昨日お前をこの村から連れ帰った。お前がここに来ると言ってから1か月も消息を絶つからだ。で、私がこないだ連れ帰ったはずのお前がなぜかまたここに戻ってきている。この村は何かおかしいんだ。お前、何か知らないか」

 

yamada「・・・は?へ?え、すまんわからん」

 

山田「そうか。分かった。私の方でも調べを進める。なんかわかったら教える」

 

yamada「お、おう・・・。」

 

山田「これ、クトゥルフだから黒幕がいるはずだよな」

 

KP「せやな」

 

山田「よし、聞き込みだ。食事処に戻る」

 

KP「村人たちが食事や会話を楽しんでいる現在11:00」

 

山田「村人に話しかけよう。こんにちは」

 

村人A「おう、こんにちは。兄ちゃんも村の外から来た口だろ?」

 

山田「はい、yamadaの友人です。yamadaが世話になってます。ところで、最近この辺りで何か怪しいものを見た、だとか変な音がした、のようなうわさがあったりしませんか」

 

村人A「え、まさか兄ちゃん、「コダマ」の話を聞きに来たのか?村の外にも出てるのか?あれ」

 

山田「コダマ?詳しく話を聞かせてもらえますか?」

 

村人A「ああ、実はこの村の近くで最近小さな子供の姿が目撃されてるんだ。でもこの村に子どもなんか住んでねえし、コダマにちげえねえって話になってるんだ」

 

山田「なるほど、コダマはどこで目撃されているのでしょう?」

 

村人A「村の北の方の森が多いな」

 

山田「なるほど、貴重なお話有難うございました」

 

村人A「気にすんな、何もねえとこだがのんびりしてってくれよ」

 

山田「はい。KP、私は食事処を出て村の北の方の森へ向かう」

 

KP「分かった。さて、ここでマップを公開する」

 

マップ①公開

 

 

 

     森

     |

     |

     |

 宿 食 |

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     |

     |

         上が北

 

 

 

山田「ん、じゃあ森に向かう」

 

KP「森に向かう道はだんだんと狭くなり、やがて獣道のようになっていく。獣道は森の中へと続いている現在12:00」

 

山田「コダマとやらが見えないか捜す」

 

KP「目星振れ」

 

 目星(山田)(61) →76 失敗

 

KP「特に何も見つからない」

 

山田「森に入る」

 

KP「しばらく獣道を進んでいくと、道は2手に分かれていた。右と左どっちに行く?」

 

山田「どっちの道の方が多く使われていそうとか見分けたい」

 

KP「目星だ」

 

 目星(山田)(61) →30 成功

 

KP「右の道は頻繁に使われている形跡がある、左の道は最近1度だけ使われた感じがある」

 

山田「へえ」

 

 1d2(山田) →1 右

 

山田「右行く」

 

KP「右の道を進んでいくと、石造りの鳥居が見えてきた。その向こうには、かつては神社の本殿であっただろう瓦礫の山があった」

 

山田「それは最近壊された感じか?」

 

KP「経年劣化で崩れた感じ、と言った方が近い」

 

山田「何かないか捜す」

 

KP「何かとは?」

 

山田「人間、或いはその他の生物がここに来た痕跡」

 

KP「目星だ」

 

 目星(山田)(61) →12 成功

 

KP「山田は地面に絵が描いてあるのを見つける。子供が地面に石で落書きしたかのような絵だ」

 

山田「具体的にはどんな絵だ?」

 

KP「男の子と女の子が遊んでいる絵だ。ここでアイデアを振れ」

 

山田「ほう」

 

 アイデア(山田)(60) →74 失敗

 

山田「じゃあ、その付近にその絵を描いたであろう石が無いか探す。こう、まだ湿った土がついてる感じの」

 

KP「目星ハードで触れ」

 

 目星/ハード(山田)(30) →33 失敗

 

KP「見つからない」

 

山田「今何時だ」

 

KP「12:30」

 

山田「帰る、フリをして隠れる。30分ほど」

 

 隠れる(山田)(70) →85 失敗

 

KP「山田は隠れた気になっているがはたからは丸見えである。30分経っても何も起こらない」

 

山田「よし、村の方へ戻る」

 

KP「分かれ道のもう一方へは行かないのか?」

 

山田「忘れてた、そっちに行こう」

 

KP「分かれ道の左側を進んでいくと、そこには小屋があった。かなり古い小屋だが、トタンで作られていること、周りの木々が風雨から守ってくれたことで形を保つことが出来ているのだろう」

 

山田「周囲に人の気配がないか目星」

 

目星(山田)(61) →29 成功

 

KP「人の気配は無いが、割と新しい足跡を沢山見つける」

 

山田「小屋の中に入ろう」

 

KP「小屋の中には、林業に使われていたであろう道具が閉まってあるが、最後に使われてからかなり時間がたっているようだ」

 

山田「なにかないか目星」

 

KP「不要だ。山田は小屋の一角にある机に、メモ帳とボールペンがあるのを見つける」

 

山田「見る」

 

KP「表紙には「yamada tarou取材記録 No.230」と書いてある」

 

山田「中を見る」

 

KP「政治家がらみの取材、とある大学での医学の研究などの様々な分野に関する取材記録の後に、山谷村に関するメモがある」

 

*****

「山谷村取材記録」

 

2022/5/1

山谷村に到着。村の人たちは温かく迎えてくれた。

まずは一番気になっている、「山谷神社」について調べてみる

山谷神社は瓦礫の山になっていた。途中で通った分かれ道のもう一方に行ってみる

分かれ道のもう一方を進むと、小屋があった。村の建物と違い、木造でなくトタンが使われていた。

 

林業の道具小屋だろうか?しかし暫く使われていないようだ。人が来た形跡もない

村の人に林業をしていたのか聞いてみよう

この周囲をもう少し調べてから村に戻る

 

 

2022/5/2

ノートとペンを林業小屋に忘れてしまっていた。

何より大事な商売道具なのに、もう忘れないようにしよう

今日は村の食事処の女将さんに話を聞いた。

 

食事処

食事処を開業したのは女将さんの旦那さん。

旦那さんは3年前に亡くなっている。

一番人気は生姜焼き定食。

食事処は村人たちの憩いの場になっている。

 

コダマのうわさ

食堂にいた村人から山でコダマが出る、という話を教えてもらった。

 

 

2022/5/2?

昨日小屋にノートを忘れたことに気付いて取りに来たのだが、何故今日の日付がすでに書いてあるんだ?

しかも今日の予定まで記されている。何だか気味が悪い。もう無くさないようにしよう。

今日は食事処を取材したのだが、得られた情報は既に上に書いてある。どういうことだ?

 

 

2022/5/2?

小屋に忘れたノートを取りに来たのだが、何かがおかしい。

今日は食事処を調べようと思っていたのだが他の事を調べることにする。

例えば、森の中をもっと詳しく調べてみよう、何かが見つかるかもしれない

森の中には特に何もなかった。

村に戻ると村人に

「コダマに連れていかれたのではと心配した」と言われた。

何故僕の知らないコダマの話がこのメモ帳に書かれているんだ

 

2022/5/2?

何かまずいことが起きている。

どうしてか外部との連絡も取れない。

私は同じ一日を繰り返しているのか?

・・・もし次にこのメモ帳を見た私が、今の私と同じことを感じているなら、このループを打開するための方法を探してくれ

 

2022/5/2?

・・・上記の話は信じがたいが、間違いなく僕の筆跡だ。

取り敢えず、コダマとやらについて、聞きこんでみる。

 

コダマについて

コダマのような外見

森の近くでよく目撃されている

見られていることに気付くと逃げる

素顔を見た者はいない

 

明日の自分、続きを頼む

 

2022/5/2?

この村がループしているというなら、そのコダマとやらの行動もループしているはずだ。

ということは、毎ループごとに違う場所を見張っていれば何処かでコダマを見つけられ

 

*****

以降のページは破り取られている

 

山田「・・・ほう、なるほど」

 

KP「さあ、どうする?」

 

山田「今何時だ」

 

KP「14:00」

 

山田「分かれ道で張り込む」

 

KP「何時まで」

 

山田「死ぬまで」

 

KP「隠れる振れ」

 

 隠れる(山田)(70) →82 失敗

 

山田「プッシュロール」

 

KP「あ、そういえばこの森クマが出るんだ。失敗したときの覚悟はしておけ」

 

山田「おう」

 

 隠れる(山田)(70) →24 ハード成功

 

KP「山田は良い感じに隠れた」

 

山田「待つ」

 

KP「日も傾きかけてきた。聞き耳振れ」

 

聞き耳(山田)(25) →35 成功

 

山田「だろうな」

 

KP「突然、神社の方から何かがやってきて、山田の目の前を通り過ぎ、村の方へ駆けて行った」

 

山田「追うぞ、あと今何時だ」

 

KP「18:00だ。追うなら・・・そうだな、DEXいくつ?」

 

山田「60」

 

KP「対抗ロールだ。30パー、加えてすでに追いかける対象との距離があるから難易度はハード」

 

山田「KP,私は隠れていた。追いかける対象は私に追われていると気づいていないはず、難易度を下げろ」

 

KP「一理ある。難易度ノーマルだ」

 

山田「あと、忍び歩きを使ってギリギリまで相手に気付かれないようにする。補正を寄越せ」

 

KP「成功したらな」

 

忍び歩き(山田)(70) →36 成功

 

KP「では対抗ロールの達成値30に+10の補正を付けてやる」

 

山田「よし」

 

DEX対抗(山田)(40) →54 失敗

 

山田「駄目か。そいつの行方を目で追えたりしないか」

 

KP「目星振れ」

 

目星(山田)(61) →83 失敗

 

KP「見失った」

 

山田「はあああ・・・今何時?」

 

KP「18:30」

 

山田「うーん、帰るか。yamada連れて帰る。あ、私の事務所に連れていく」

 

KP「その心は?」

 

山田「こいつが徒歩で村に戻ってんなら、食い止める。それで様子見る」

 

KP「なるほどな、では23:55」

 

山田「じゃあ二人で飲んでるって体でいこう」

 

KP「二人で心地よく酒に酔いながら、会話を楽しんでいたその最中、山田は瞬きを一つする」

 

山田「パチクリ★」

 

Kp「再び目を開けると、目の前からyamadaの姿は消えていた」

 

山田「めんどくさいパターンのようだ」

 

KP「目の前で友人が消えるという怪奇を目撃してしまった探索者、SANチェック1/1d3だ」

 

省略

 

山田「寝て、明日の朝、また村に行く。んで、村人、yamadaと会うけど反応は変わるか?」

 

KP「変わらんな」

 

山田「では、また分かれ道で、いや十字路で張る。森の方を見る感じで」

 

KP「日も落ちかけて18:00,何かの影が森から走り出てくる」

 

山田「詳細に観察する」

 

KP「目星」

 

 目星(山田)(61) →28 成功

 

KP「山田はこっちに向かってかけてくる人影の正体が、子供であろうと見抜く。身長150センチほどのその子供は木の面をつけ、紺色の着物を着ている」

 

山田「その子がどこに行くか見る」

 

KP「その子は十字路を東の方に曲がり走っていった」

 

山田「しばらく待ってから追う」

 

KP「十字路を東に折れ進んでいくと、小さな倉庫の前に着く。木で作られた粗末な倉庫「伽木偶玩具店」という看板が掲げられている、入り口の扉からは明かりが漏れ出ている」

 

山田「中から音が聞こえないか・・・いや、まず建物の周りを一周して他に入り口が無いか探す」

 

KP「裏口があるな」

 

山田「音を立てないようにしつつ鍵が掛かってるか調べる」

 

KP「鍵はかかっていない」

 

山田「表の入り口をノックする、その後裏口から入る」

 

KP「裏口のドアを素早く開けた山田は気が付くと宙に浮いていた。トレンチコートを着た大男に首根っこを掴まれ持ち上げているのだと気づくまでには少し時間を要するだろう」

 

山田「まて、敵意はないんだ」

 

大男「不意打ちしかけといて「敵意はない」は、少し無理がある」

 

山田「そうだな、すまん」

 

大男「誰だ、お前」

 

山田「私は佐藤・・・山田太郎だ」

 

大男「そうか、太郎、俺に何か用か?」

 

山田「君はあのお面をつけた子供の事を知っているか?」

 

大男「知ってるも何も、俺がそうだ」

 

山田「は?」

 

大男「俺が、その子供だ」

 

山田「心理学」

 

心理学(山田)(90) →??

 

KP「山田はこの男が嘘をついていると思うだろう」

 

山田「そうか、君があの子なのか。では教えろ、この村は何なんだ」

 

KP「え、信じるの?」

 

山田「は?信じるわけないだろう、そこにいるじゃないか、お面の子」

 

大男「にげろっつっただろうが!」

 

KP「大男はそう言いながら入口の方を振り返るが、そこには何もない。扉が半開きになっているだけである」

 

大男「・・・」

 

山田「・・・」

 

大男「お前、何処まで知ってる」

 

山田「山小屋のメモ帳は読んだ」

 

大男「え、何それ」

 

山田「知らないのか?」

 

大男「知らん、お前は何を知っている?」

 

山田「この村がループしてるというのは知ってる。原因は知らん。原理もわからん。黒幕も知らない。俺はループに巻き込まれた友達を救いたい。だから教えろ。この村は何なんだ?」

 

大男「この村は山谷村だ。別にこの村自体にはなんの異常性もねえよ」

 

KP「言いながら、大男は山田を地面に下ろした」

 

大男「おーい、リク。戻ってこい。で、山田」

 

山田「なんだ」

 

大男「お前、カレー好きか?」

 

ー30分後-

 

大男「よし、食うぞ」

 

山田「いい匂いだ」

 

子供「おいしそう」

 

一同「「「いただきます!」」」

 

KP「カレーを食べながら、大男は話し始めた」

 

大男「自己紹介が遅れた、俺は伽野だ。この子はリク。リク、こいつは山田だ」

 

リク「リクです!」

 

山田「よろしく」

 

伽野「んで、お前の思ってる通り、この町はループしてる」

 

山田「ほう」

 

伽野「それはリクの為だ」

 

山田「へえ」

 

伽野「そんでもって、そこの神社に住んでる奴のせい」

 

山田「ふうん」

 

伽野「で、俺が起こした」

 

山田「はええ」

 

伽野「何か質問は?」

 

山田「誰に頼めばループを止めてもらえる?」

 

伽野「神社に住んでる奴。まあ、止めてくれないと思うけど」

 

山田「お前は何をしたんだ」

 

伽野「手段を提供した」

 

山田「この子の為、というのは?」

 

伽野「知らね、神社の奴に聞け」

 

山田「分かった。お前は何者なんだ?」

 

伽野「しがないおもちゃ屋。ちょっと変なものも作ってる。この倉庫にあるもんは売りものだから買ってもいい」

 

山田「どんなものがある?」

 

KP「拳玉、やじろべえ、おはじき、積み木などのおもちゃが並んでいる」

 

山田「ループに巻き込まれる条件ってなんだ?」

 

伽野「0:00~24:00の間、村にいる事」

 

山田「今何時?」

 

伽野「23:00」

 

山田「帰るわ」

 

伽野「明日の俺によろしく」

 

山田「は?」

 

伽野「俺もループするから」

 

山田「・・・その子も?」

 

伽野「もちろん」

 

山田「その神社にいるっていうやつも?」

 

伽野「いや、そいつはループしない」

 

山田「分かった。じゃあな」

 

伽野「おう。もう暗いから気をつけて」

 

山田「村を去る。次の日また来る。で、神社に直行」

 

KP「了解」

 

ー次の日-

 

KP「神社に着いた。時刻は11:00」

 

山田「伽野から話を聞いてきた。お前と交渉がしたい。出てきてくれ!」

 

KP「では、瓦礫の向こうから、人影が現れる」

 

山田「お」

 

KP「女の子だ。ブロンドで白いワンピースを着ている」

 

山田「私は竹中・・・山田太郎だ」

 

少女「・・・」

 

山田「単刀直入に言おう。yamadaをループから解放してくれ」

 

少女「・・・」

 

山田「君がループを起こす理由は何だ?その内容によっては助けになる」

 

少女「・・・」

 

山田「なあ、君はその子が何でお面をしてるのか知ってるのか?」

 

少女「・・・誰も」

 

山田「は?」

 

少女「誰も、不幸せになってない。だから、ほっといて」

 

山田「いや、私は困る」

 

少女「どうして」

 

山田「私はyamadaにラーメンをおごってもらうことになってる」

 

少女「がまんして」

 

山田「あと、気に食わん」

 

少女「え?」

 

山田「このわけわかんない現象が、理解できないのが気にくわない。スッキリしなくて、1日8時間しか眠れない」

 

少女「快眠じゃん」

 

山田「因みに、ループを止めたら、誰かが不幸になったりするのか?」

 

少女「みんな、いなくなる」

 

山田「というと?」

 

少女「村のみんなも、村そのものも、リクも、みんないなくなる」

 

山田「そいつらを失いたくなくて、ループを起こしたのか?」

 

少女「そう、悪い?」

 

山田「わるくない」

 

少女「え?」

 

山田「自分の幸せに貪欲なのはいいことだ」

 

少女「・・・変なニンゲン」

 

山田「でも嘘はよくない」

 

少女「え?」

 

山田「みんなが居なくなるっていうのはループを「止めたくない」理由だ。ループを「起こした」理由じゃない」

 

少女「・・・」

 

山田「多分、リク君がその理由なんだろうけど、私にはそれ以上分からない。だから教えてくれ。頼む。」

 

KP「説得を振れ」

 

説得(山田)(99) →80 成功

 

少女「・・・病気」

 

山田「ん?」

 

少女「リクは、あと半月で死ぬの」

 

山田「何の病気だ?」

 

少女「人の世界じゃまだ名前がついてない」

 

山田「俺が診断する。リクを出せ」

 

少女「あなたじゃ診断できないわ、ニンゲンじゃ」

 

山田「私は医者だ。患者がいるなら放ってはおけない。いいから診せろ」

 

KP「言いくるめ振れ」

 

言いくるめ(山田)(99) →76 成功

 

少女「・・・リク、出てきていいよ」

 

KP「瓦礫の向こうからリクが出てくる。木の面をつけている」

 

山田「こんにちは、リク君。私は山田太郎、医者をやっている。君を診させてもらってもいいかな」

 

リク「うん」

 

山田「どんな症状がでてるか・・・どんなふうに変なのかおしえて」

 

リク「うん。顔がね、とけてるの。」

 

山田「ほう、顔が」

 

リク「手も、足も、おなかも、溶けてるの」

 

山田「なるほど」

 

リク「で、頭が熱いんだ」

 

山田「よし分かった、じゃあお面をとって見せてくれるかな?」

 

KP「お面の下の顔は焼けただれており、もはや人のそれでは無かった。この恐ろしい顔を直視してしまった探索者はsanチェック1/0」

 

テストプレイなので省略

 

山田「ううん」

 

KP「で、アイデア振れ」

 

アイデア(山田)(60) →85 失敗

 

KP「では、何もない」

 

山田「OK、リク君、見せてくれてありがとう。で、お嬢ちゃん」

 

少女「カミサマって呼べ」

 

山田「急に高圧的」

 

少女「みんなはそう呼んでた」

 

山田「取り敢えず、今日は帰る。じゃあな、嬢ちゃん」

 

少女「カミサマってよべえ!」

 

山田「村を出て、図書館でリクの症状について調べる。木崎にも調べさせよう」

 

アイデア(木崎)(65) →86 失敗

 

木崎「聞いたことない症状ですね、取り敢えず調べてみます」

 

KP「図書館振れ」

 

図書館(山田)(25) →56 失敗

 

図書館(木崎)(90) →79 成功

 

木崎「その症状は「ウンヌン病」というものかもしれません。ずっと前に流行った病気ですが今では治療法も確立されている病気ですね」

 

山田「分かった。ていうか、聞いたことあるな、その病気」

 

KP「そう。yamadaのノートに合ったやつ」

 

山田「じゃあ次の日まで飛ばせ」

 

作者「あれ?木崎はウンヌン病のこと知ってなかったっけ?まあいいか」

 

ー次の日-

 

山田「伽野のとこ行く」

 

伽野「・・・客か?いらっしゃい」

 

山田「私は山田太郎。この村で発生しているループを止めたいと思ってる。そのためにカミサマを説得しに行こうと思ってるんだが君にも来てほしい」

 

伽野「・・・分かった。行こう。よろしくな、山田」

 

山田「ああ、宜しく。KP、私は伽野と共に神社に向かう」

 

少女「・・・」

 

山田「おはよう、嬢ちゃん」

 

少女「・・・で、何かいい方法でも見つかったの?」

 

山田「ああ、取り敢えず、リクの病気は現代医療で治せる」

 

少女「え?」

 

山田「お前が何度もループさせてる間に技術は進歩してたんだよ」

 

少女「あ、そっか」

 

山田「は?」

 

少女「そうか、そりゃあそうよね、私がループさせてるのはこの村だけだもんね」

 

山田「・・・それでだ、取り敢えずループを止めたときに何が起こるのかを知りたいんだが、伽野、教えてくれるか?」

 

伽野「山田、今何年?」

 

山田「2022年」

 

伽野「そうか、この村は今1900年だ」

 

山田「え」

 

伽野「で、ループを止めると、ループの範囲内のもの全部が、ループが無かった場合の状態になる」

 

山田「要約して」

 

伽野「何もかも風化して何も残らないだろう。あ、最近来たばかりのyamadaは生き残れると思う」

 

山田「リクを生き延びさせる方法は?」

 

伽野「そうだな、なくはない」

 

山田「あるのか?」

 

伽野「ループが無くなったときに何もかも無くなるのは、埋め合わせみたいな話なんだ」

 

山田「ほう」

 

伽野「ループすることによって避けていた123年という時間が、ループが無くなった瞬間に降りかかってくる、みたいな」

 

山田「へえ」

 

伽野「ただこれは、埋め合わせられればなんでもいいわけだ」

 

山田「というと?」

 

伽野「誰かが肩代わりしてやることだってできる」

 

山田「すごい」

 

伽野「ただし、これはいうなれば非正規な方法、裏技でズル。デメリットもある」

 

山田「どんなデメリットだ?」

 

伽野「埋め合わせたい時間よりも、少しばかり多めの時間が必要になってくる。今回で言うと、まあざっと8759632145年くらいだな」

 

山田「ワオ」

 

伽野「こんな時間、普通は工面できない。だから、この方法は無いに等しい」

 

少女「・・・私なら」

 

山田「あ?」

 

少女「わたしなら工面できる」

 

山田「いやいや、聞いてなかったのか?8759632145年だぞ?人間なんかじゃとても」

 

少女「私、ニンゲンじゃないから」

 

山田「へ?」

 

少女「私は、あなたたちの言葉で言うなら、「イスの偉大なる一族」ってやつ」

 

山田「それが何かは知らんが、要はお前は長寿なんだな?」

 

少女「うん」

 

山田「じゃあ、嬢ちゃんが肩代わりすればいいな」

 

伽野「うーん、多分足りな・・・いや行けるか。よし、じゃあやるか」

 

山田「うん?いいのか?」

 

伽野「おう、嬢ちゃんもそれでいいんだな」

 

少女「うん。そうと決まれば早くやろう」

 

伽野「よし、じゃあ俺たちはループ切る準備するから、山田、お前はyamadaを連れて避難しとけ」

 

山田「避難?どうして?」

 

伽野「この近辺で123年間に起こる筈だったことが一気に起きるから。嵐、洪水、地震、土砂災害、とか。だから、逃げろ」

 

山田「お前らは?」

 

伽野「俺たちは大丈夫。リクは全部終わった後で俺がお前のとこまで送る」

 

山田「分かった。気を付けろよ」

 

伽野「おう」

 

山田「嬢ちゃんもな」

 

少女「カミサマって呼べ」

 

山田「じゃ、あとでな」

 

KP「山田がyamadaを連れ村を離れ、数分経った頃それは始まった」

 

*****

始まりは静かなものだった。

そよ風が吹いて、その風がだんだんと強くなっていく。

そのうち風は木々を揺らし、村の木造の建物を強くたたく。

空にはどす黒い雲が固まり、低くうなり始める

地響きが始まり、やがて立っていられないほどの揺れが一帯を襲う。

その揺れに耐えられず、家屋は倒れる。

 

聞き耳を振れ

 

聞き耳(山田)(25) →87 失敗

 

裂けた地面から茶色い水があふれだし、辺りを飲み込んでいく。

空からは雷が降り注ぐ。

何度も

何度も

何度も

茶色い水はやがて村を飲み込み、渦を巻いて何もかも渦の中心に向けて巻き込んでいく

風が唸り、地は轟き、水は全てを飲み込み、雷鳴が鳴り響く。

そんな地獄が、果て無くいつまでも続くような、そんな予感が探索者たちに襲い掛かる

 

sanちぇ1d3/1d8

※テストプレイなので省略

 

ずっと続くかに思われた地獄が、唐突に終わりを告げる。

突然風がやみ、地鳴りはやみ、水は引き、黒雲はかき消えた。

後には青空と、周囲の森と変わらない、ただの森だけが残った。

あの村があったことを示すものは、もう何も残っていない。

*****

 

KP「森の中から、何かが現れた」

 

*****

「それは背丈が約1.5メートルあるピンクがかった色の生き物だった。甲殻類のような胴体にバカでかい背びれというか、膜のような、翼と言った方がよいかもしれないようなものがついており、関節肢が数組ついている。普通なら頭のある筈の所には非常に短い触手に覆われた渦巻き状の楕円体がついていた。」

 

KP「その冒涜的な生物は・・・かなり傷ついているようだった。ふらふらと、よろめくように歩きながら、必死にバランスを保っている。その背に背負った二人の子供を、探索者の元に届けるため、必死に足を前に進める。ユゴスよりの者、ミ=ゴと遭遇した探索者はsanチェック0/1d4」

 

省略

 

山田「二人を受け取る」

 

KP「ミ=ゴは、探索者が二人を受け取ったのを確認すると、向きを変え、森の方へ向かっていく」

 

山田「伽野・・・伽野なんだろう!?」

 

KP「ミ=ゴは立ち止まり、山田の方を少し振り返り、そして森の中へ消えていった。どこか遠くで犬の遠吠えが聞こえた気がした」

 

おめでとう、シナリオクリアだ

 




どうもこんにちは、作者です

うわああんつかれたよおお
テストプレイには計6時間、実卓(PC7人)では計7,8時間くらいかかりました
もう疲れた。
でも、PL達が「いいシナリオだった」と言ってくれたので満足です。
ここからはシナリオの解説とかをグダグダ書くので暇な人は見ていってください

①山谷村について
「山谷村」は1900年に存在した村、という設定です。
かつては森に住んでいる「カミサマ」こと「イスの偉大なる一族」の女の子を知恵の神として信仰していましたが、1900年ではその信仰は廃れており、女の子と神社の残骸だけが残っています。
ループについては後で書きます

②少女について
「イスの偉大なる一族」の精神体が女の子の身体に乗り移ったものです。
結構人間臭い性格をしており、すこしうっかりさんです
男の子、リクととても仲が良く、彼がウンヌン病で死ぬのを防ぐためにループを起こしました。
この娘は山谷村の住人でありながら唯一ループに巻き込まれていません
リクと伽野はループに巻き込まれています
ツンデレです

③リクについて
隣の村から追放された、ウンヌン病患者の少年です。
山谷村と山一つ挟んで反対側に村があり、リクはそこの住人でした。
しかしウンヌン病にかかってしまった彼は村から怪物として追放されます。
追放された彼は森を彷徨い、神社に辿り着きました。
彼はそこで少女と出会い、仲良くなりました。
余命1週間です。

④伽野について
はぐれ者のミ=ゴです。
他のミ=ゴと違い、人間の文化、特に『玩具』に強い興味があり、現存する玩具に神話的な能力を持たせたりしています
ニャルラトホテプと親交があり、普通のミ=ゴは知らないような呪文や技術を持っていたりします。
今回はたまたま訪れた山谷村で少女とリクと出会い、「てえてえなあ」と思ったので、ループを起こす手段を提供することで二人に協力してあげました

⑤ループについて
伽野が作った「伽木偶の箱」というオルゴールのような道具に、少女が魔力を注ぎ込むことでループを発生させています。
直近の、「0:00~24:00の間で人の出入りが無かった一日」をループさせるという性質があります。

⑥エンディングについて
え~、エンディングで結局何が起こっていたのかという話なんですが、
まず、リクをループから生きて脱出させるには、少女の寿命では少し足りなかったんですよ。
(本来イスには寿命はありませんが、このシナリオのイスには寿命があるってことでお願いします)
そこで伽野はその足りない分を自分の寿命で補おうとしたんです。
でもミ=ゴ1匹の寿命では補いきれないなって伽野は気付きまして、じゃあ自分の持っている技術、具体的には時間操作の技術を使って自分の寿命を疑似的に増やしたんです。
具体的に何したんだ?と聞かれても私には答えられません。
なんかこう、いい感じにしたんですよ。

たとえ話をしましょう。
100メートルの直線の道があって、片道20秒とします。
スタートからゴールまで一回行くと20秒ですよね
で、ゴールからスタートにワープして、またスタートからゴールに行くと、最終的にはゴールまで40秒かかるじゃないですか。
伽野はそんな感じの事をしたんです。
知らんけど。

そして時間旅行をしまくった伽野はティンダロスの猟犬に食い殺されてしまったと、こういうわけです。
因みにこの時、本来少女とリクに向くはずだった分のヘイトも、伽野が買っていたりします。
二人も時間旅行してますからね。

以上です。

どうです?わかりにくいシナリオでしょう?
私自身、一度シナリオ回すまではこのシナリオ把握しきってませんでした。
でも芯になる部分は決まってたのでそこから離れすぎないようにアドリブをいれつつ頑張りました。

ここからは実卓で起こったことを話しましょう。
まず、食事処の女将さん、いたじゃないですか。
あの人が、あるpcの幸運イクストリームで24歳の美人女将に改変されました。
・・・ゆうてそのぐらいか。
みんな、結構サクサクと情報を集めてくれたんですけど、リクと接触を試みる辺りでかなりてこずってたので、もう少し露骨に誘導してもよかったかもしれません。

ああ、あとpcたちが少女とリクを呼ぶときに「ショタ」だの「ロリ」だの呼びやがるのでなかなか面白かったです。

では、また次回の孤独卓でお会いしましょう!
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