あれから2年が経過した。全くもっていい案がでないので最終手段をとることにした。最終手段、それはGMに直接ゲームに参加したいということ。自分でもバカだと思っているがこのような方法しか考えつかなかったので仕方がない。
(GMの居場所と容姿は原作知識ですでに知ってる。さて、どうやって接触しようか...)
そのようなことを考えていたその時
ブー
携帯が鳴った。
(メールかな?誰だろ?いったい何の用ですかっと..っ!)
その時の感情を表すなら驚愕その一言に尽きる。なぜならメールの差出人がGMだったのだから。
(なんでGMが直接メールを?というよりこちらの行動が読まれていた?まぁ、そんなことどうでもいい。ようやく念願のdゲームに参加できるんだ。そっちから誘ってくれるんならうれしい限りだ)
そんなことを思いながらゲームをインストールした
その瞬間携帯から蛇が飛び出してきて首筋にかみついた。
これでもう後戻りはできなくなった。あとは私が人を殺すのに耐えられるか、また生き残れるかどうか。
(ええっと異能の名前は追跡者か。さて、異能の検証を始めますか♪)
二日後
はい、異能をいろいろ試していたらいつの間にか二日が過ぎてました。これでも一応学生だし試す時間がなっかんだ。...仕方がないよね?
さて異能の説明をしましょう。
私の異能は簡単にいってしまえば限定的な感知、瞬間移動になる。
しっかり説明すると、まず私を中心として半径5kmの円があると仮定する。私はその円の中にある物体や生物を感知、視認することができる。これは円の中ならばどんなに離れていても建物の中にいようとも関係ない。
また、円の中ならばどこにでも転移することができる。
例え逃走に成功しても一瞬で感知範囲からでられなければ、感知されて転移ですぐに追いつかれる...どこに逃げようが追ってくる。まさに追跡者だ。 けど肝心の本体が弱かったら追いついても意味がなくまた相手が逃げるという選択肢すら取らない。体鍛えなきゃ..
というわけで私は現在ランニングを実施しております。日頃運動をしていないせいか始めてから30分しかたっていないのに、もう体力が限界を迎えつつあります。
「ハァハァ、これは..かなりまずいね... これからはちゃんと運動をしなきゃ...」
そのようなことを言いながら息を整え顔を上げてあることに気づく。
数メートル先に男が立っている。それだけなら別に何もおかしくはない。問題は男が纏っている気配と持っている物だ。
男が持っているものを目を凝らして見ようとしたとき、嫌な予感がした。私は直観で異能を発動させて男の後ろに回り込んだその瞬間
パァン!という音がきこえた
「っ!き、消えた!?どこに行きやがった!」
目の前の男が叫ぶ。私が後ろにいることにまだ気づいていないようだ。もしかしたら奇襲できるかもしれない。
そう考えポケットに入れていたフルーツナイフを取り出し男の首に刺し込もうとする。
男はようやく後ろにいることに気が付いたらしく後ろを向くがもう遅い。
ナイフは男の首にきれいに刺さり首からは暖かい血が流れだす。返り血を浴びないように追跡者を発動させ男から離れる。男の体は少しの間ピクピクと動いていたがやがて止まり徐々に体が消えていき人型のオブジェだけが残った。
やっぱりdゲームのプレイヤーかと思い自身の携帯を見てみると対戦に勝利したということが表示されていた。
「まさかいきなり始まるとは... いや、私が携帯を見ていなくて表示を見逃していただけですねこれは」
オブジェのところに行きナイフを回収して帰路につこうとしたとき、自分が何も感じていないことに気づいた。
殺されそうになったとはいえ、自分は人をナイフで殺したのだ。
それなのに何の感情もわいてこない。しかもあの瞬間男を殺すことに何のためらいも、その思考に対する疑問もわいてこなかった。自分がこんな人間だとは知らなかった。しかしdゲームに参加してしまった以上後戻りはできない。余計な罪悪感に苛まれて何も出来ないよりかはマシ。そのように思考をまとめ今度こそ私は帰路に就いた。
【回想終了】
というのが私に今まで起こったことだ。あの出来事からすでに二年経っている。日本ランキングでは11位に入ることができ、追跡者の二つ名までつけられている。年齢は私は15歳で兄は17歳になった。そう、兄が17になったということは今年中に原作が始まるだろう。私というイレギュラーがいる中で兄がどの様に立ち回るのか楽しみで仕方ない。もちろん兄が本当に死にそうになったら助ける気はあるので安心してほしい。
(お兄ちゃんの活躍を早く見たいなー)
そんなことを思いながら私は今日を過ごすのであった。
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ランキングを11位に変更しました。