無敗の女王が敗北した。その話を聞いたとき私はようやく原作が始まったと思った。
それは大変喜ばしいことなのだが、兄とシュカさんが一緒にいることで数日の間会えない可能性がある。それに関しては我慢しよう。
それにシュカさんなら兄を任せられるので、今のうちにイベントの用意をすることにした。
「よし、これで準備おしまい!」
1時間後私はようやくイベントの準備を終えた。
ちなみに装備は
・トマホーク(マスターキー)
・投擲用ナイフ
・ベレッタ92
になっている。
これに少しの閃光手榴弾と予備のマガジンを二つ用意し腰につけるバッグに入れる。
これでイベントの用意は整った... あとはイベントを楽しむだけ!
私は心を躍らせてイベントの始まりを待った。
7月4日午後11時55分
はい、イベント開始5分前です。原作では日付が変わる少し前に転送が始まっていたような気がするので、もう武器を装備して待ってます。
今回のゲームにおいての私の目的は兄の活躍を見ること。できればゆっくりと観賞したいので、リングを早めに三つ入手しなければなりません。まぁリングは奪えばいいだけなので問題ないですけどね。
「っと、そんなこと考えていたら転移30秒前ですね」
ではでは、いざ宝探しゲームへ行くとしましょう!
そして私は転送された。
「おっと、転送が終了したようですね。しかも部屋の中とはついてますね。さてと...まずは周辺にいる人の位置の把握から始めましょう」
意識を外側に向けて波を広げるようにし周辺の感知をする...
すると100m以内に人の反応がした。
数は...25人...
しかしまだゲームは始まったばかり...
(漁夫の利でも狙いましょうか)
そう考えた私は周辺を感知しながら時間が過ぎるのを待った。
あれからしばらく待っていたが今も銃声や爆発音などがきこえてくる。これ以上待ってても時間の無駄なので、もう私が直接殺った方が早いと考え戦闘が行われている場所を感知して探し転移することにした...のだが、その瞬間に戦闘音が消えた。
念のために5分ほど待っていたがどうやら戦闘が終了したらしい。それでもやることは変わらないので私はトマホークとベレッタを手に持ち、戦闘が行われていた場所に転移した。
side カナメ
何とかして花屋のオッサンを倒してレインと合流し、取引を終わらせた瞬間
そいつは急に現れた。誰もいない場所から文字通り急に現れた。身長はレインより少し大きい程度だろうか。黒い雨合羽を着てガスマスクを着けた人間がレインが先ほど来た方向に立っている。そいつはただそこに立っている。それだけなのに何故か恐怖が襲ってくる。
(こいつは...今までの奴らとはちがう!)
そう感じた俺はレインなら何か知っているのではないかと思い、レインのほうを目だけで見る。
レインは一見平気そうに見えるがよく見ると冷や汗を掻いており気づきにくいが体も震えている。
まだ会って少ししか経過してないがこいつが簡単に怯えるようなやつではないと感じていた。
向こうの奴はこいつが怯えるような相手... 一体何者なんだ?
「カナメさん最悪のパターンがおきました...あのプレイヤーには例えここにいる全員が万全の状態であろうともに勝てません」
「おいおい...あのプレイヤーは何者なんだ?」
「プレイヤー名はララバイ。現在日本ランキング11位のプレイヤーで追跡者の二つ名を持つプレイヤーです。そして、top10に入っているプレイヤーにできれば戦いたくないプレイヤー、といわせる人です」
「オーケー。それだけで結構やばい奴だってわかった。で、どうする?勝てないのなら取引でもしてみるか?」
「それが一番無難な選択肢でしょうね...」
「私は念のために異能の準備をしておくよ」
「わかった。おい!そこのあんた!俺たちに交戦の意思はない!できるならば取引がしたい!(どうだ?のってくるか?)」
コクリ
頷いた!
あいつが武器をしまい此方に近づいてくる。
もし取引にのってくれるなら心強いんだがな...
side シグレ
どうしよう... まさか戦っていたのがお兄ちゃんだなんて...
感知した際に気づかなかった私のミスだ...
向こうはものすごく警戒してるし、なんか内緒話始めちゃうし...
本当にどうしよう...
「おい!そこのあんた!俺たちに交戦の意思はない!できるならば取引がしたい!」
取引?多分王のことかな?取り合えず頷いておこう。
一応武器はしまって近づこく。
(もうここで正体ばらしちゃいましょうか...)
取引というのは案の定王に対抗するために手を組むということだった。
私としては拒む意味はないので筆談で同意の意を示した。
その後にリュージさんも即席クランに加わり、シュカさんからのヘルプコールが来て兄とリュージさんは助けに行ってしまった。ここまでは原作通り。あとは、私がどうするかだが...
「ララさん、あなたはやってきた敵の殲滅をお願いします。私は屋上でカナメさんたちの援護の準備に行きます」
そう言ってレインさんは行ってしまった。ちなみにララさんとは私のことだ。
どうやらホテルに攻めてきた敵を殲滅すればいいようだ。それだけなら簡単だ。
しかし、私はヒイラギさんが死んでしまうのは知っているので、できれば死なせないようにしたい。
となれば一緒に行動した方がいいですね。
「ララ君、そろそろ準備を始めよう」
ヒイラギさんからそのように言われたので私は頷き罠を仕掛けに行った。
あれから数分後罠を仕掛け終わった私たちは打ち合わせをしていた。
ヒイラギさんを死なせないためにはシグを私が相手にする必要がある。
一応シグが来ることを伝えておこう。
「ヒイラギさん。攻めてくる敵には火炎魔人のシグがいる恐れがあります。って、何をそんなに驚いているんですか?」
「すまない。まさか噂に聞く追跡者が女の子とは思わなくてね」
「そうですか... 話を戻しますが、万が一シグが来た場合は私が対処しますがよろしいですね?」
「すまないがお願いする。私の異能とは相性が悪いからね」
「分かりました。あと、お互いをカバーしあうために一緒に行動しましょう」
「わかった。よろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いします」
そうして打ち合わせを終え、私たちはエイスが来るのを待った。
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