ウマ娘オグリン伝説   作:まとらよ

13 / 28
少し短めです。


芦毛と勝負師

日本ダービーの次の日

 

「…トレーナー、少し顔色が悪いが大丈夫か?」

 

「心配させてすまないオグリ、朝変なものを飲んでな」

 

「本当に大丈夫なのか?保健室に行くか?」

 

オグリがとても心配している、俺の舌に合わないものを飲んでしまって気持ち悪くなってしまった、朝に作ってそのまま飲むんじゃなかった。

 

「大丈夫だ、しばらく経てば元気になるはずだ。」

 

「トレーナー…昨日のレースはどうだった?」

 

「いい勝ち方だったと思うぞ、ゴールドシップの追い上げがかなり怖かったがしっかり最後までスタミナがもって走りきれたから、問題ないはずだ。」

 

そうなるとダービーよりさらに短いマイルの安田記念はスタミナの強化は必要なさそうだ。さてそうなると今日の朝作ったこれの価値が本当になくなるなこの「牛乳コーラ」

 

「トレーナー…水筒を買ったのか?いつもはペットボトルのお茶を飲んでいたが。やっぱり中身はお茶か?」

 

「お茶ではない、栄養はバッチリだが、すこぶるまずい、学生の頃に友達と飲んだファミレスのドリンクバーの飲み物全部混ぜたやつの次にまずい、コーンスープとかコーラを混ぜたやつの次にだ、飲んだあと一日は体調を崩すこと間違いなしだ。」

 

ちなみにそのスープを飲んだやつは6人だがそのうち4人は次の日学校を休んだ、そして残りの二人俺ともうひとりの奴は休み時間に入るたびトイレにいった、半分食中毒だ。(お店に罪はありません、彼らは若くアホだったのです。)

 

その話をしたあと、オグリと体育館に移動する

 

ここで、トレセン学園のカリキュラムについて説明をしたいと思う、午前は普通の学校でも行われるような授業とレースについて勉強する、G1に出走するにはどうすればいいとかそんな感じだ、普通の授業は一般の普通化高校より難しいが超難関の高校よりマシだ、俺は高校までしか行っていないが偏差値72の高校で高成績だった、だが生徒のウマ娘達は午前の授業のみなのでテストを受けると普通に赤点になる生徒が多い、俺も午前の授業のみで母校のテストで赤点を取らないようにしろと言われても無理だと思う。

 

オグリはよくお腹がなりまくるので食堂に授業中に食べに行けと言われている、

 

トレセン学園は文武両道を目指すように言っている、あまりにも無視すると「粛清! 遺言を忘れずにな!」

と理事長に言われてしまう。

 

なのでオグリを運動させない為にも今日は勉強をすることにした、ちなみにあまりにも成績が悪いと夏合宿中に補習を受けることになる、夏合宿に集中させる為にも成績はあげておいたほうがいい。

 

まぁ、半分遊ぶんだけどな、俺は将棋盤とコマそれと眼鏡を持って体育館にはいった。

 

「トレーナー…それは何に使うんだ?」

 

「将棋をするんだ、そして形から入ろうと思いこの地球を代表する最強の将棋指し羽○さん眼鏡を用意した、これをかけてみてくれ。」

 

「トレーナー私の耳に掛けれるタイプじゃないから無理だからトレーナーがかけてくれ。」

 

忘れてた、ウマ娘の耳は頭の上の方にあるのに将棋界最強のヒトムスコの眼鏡を掛けれるわけがなかった、しかたないので、私が掛けてみた、

 

「トレーナー似合ってるな、つけると先生って感じが増すから毎日着けたほうがいいかもしれない。」

 

「ハハッ、そう言うなら今日試して評判が良かったら毎日つけるよ。」

 

そう言いながら、将棋の駒を並べた、ひとまずオグリに駒の動かし方を覚えてもらい適当に打った、私は接待プレイを嫌う男だ、当然初心者相手に矢倉を組んで盤石の体制で勝利を得た、2回線目はオグリは私の打ち方をみて学習したようで、見様見真似で矢倉を組んできた、しかし強みを完全に活かしきれず、飛車を取ってどんどん蹂躙した、3回目オグリが二歩をした、初心者では気づかないことだ、それを指摘したが続けた、途中で気付いたが俺は角がワープしていた、オグリには秘密だ。

 

そんな感じでオグリと将棋を打っているとウマ娘が近寄ってきた。

 

とってもギャンブラーなウマ娘「体育館の真ん中でヒリつく空気の中将棋とは面白そうなことをしてるな。」

 

「その声と、若干校則やぶり気味な服装のウマ娘といえばルドルフのチェス友達のナカヤマフェスタだな」

 

「フフ、私のことをよく覚えていたな、最後に会ったのはもう2年以上なのに。」

 

「俺もチェスをしてボコボコにされたからな、二回戦にチェスボクシングにして戦ったがチェスとボクシング両方でボコボコにされて完敗したからな。」

 

ボクシングの方は4ラウンド目で俺のストレートに合わせた、クロスカウンターで倒されたがゴングに救われチェスに戻ったところ意識が朦朧としてマトモに打てなくなり敗北した。その時は大丈夫と伝えたがルドルフが看病すると言って俺の話を聞かなくなってしまったが、レースには勝てたので問題ない。いつかナカヤマフェスタにはリベンジしようと思っていた。ちょうどよい機会がやってきたようだ。

 

「木原さん、あたしとまた勝負してくれないか、あんたは己の勝負で決して油断をしない、だがスキを見つけだしぬくその気持ちを得るためにはアンタを倒すのが一番いい。将棋で勝負してくれ。」

 

「いや、その前にオグリに勝ってからだ、今一応授業中だからな、俺の目的はオグリの頭の回転を速くするためのトレーニングでもあるからな、オグリも良いな?」

 

「ああトレーナー、私に任せてくれ。」

 

そういったオグリは善戦したと思ったがナカヤマフェスタの策にハマり敗北した。相変わらず勝負に強いなナカヤマフェスタ。

 

「オグリ君の仇は俺が討つ、将棋はチェスと違ってまだ自信があるからな、任せてくれ。」

 

「トレーナー……任せたぞ!」

 

「ナカヤマフェスタ、俺は今『牛乳コーラ』を持っている、敗北した方はこれを飲む、味は不味くて体調を一日崩すぐらいだ。これを3回勝負をして一回の敗北ごとに飲んでもらう。」

 

「イイねぇ、リスクが無ければ勝負は面白くない。あんたとは面白い勝負ができそうだよ。」

 

そういったあと俺は将棋をした、一戦目は俺が勝利した

オグリとの戦いを見てナカヤマフェスタの戦法を覚えたからだ。

 

「ナカヤマフェスタちゃんまずは一杯だ、紙コップがあるからそれに入れてあげよう。」ニッコリ

 

「一戦目は木原さんの勝ちだが、2戦目はわからない。楽しみにしていてくれ。」

 

少し悔しそうな表情で牛乳コーラを飲んでいる、堪らない、ウマ娘の整った顔立ちが苦悶に歪むのがとても唆るだがこれは過程だ、勝負の後はナカヤマフェスタのお口直しにファミレスにでも連れて行ってあげよう。オグリも頭を使ってお腹を空いてるだろうし。

 

「ククク、随分と苦しそうだが味は堪能できたかな、君は後これを最低2回は飲むことになるからねぇ。」

 

その後私は二杯の牛乳コーラを飲んで苦しんだ。




前後編を予定しています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。