ウマ娘オグリン伝説   作:まとらよ

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いっぱい食べる君が好き


芦毛の模擬レース

 オグリキャップの案内をした数日後、オグリキャップとまた合うことができた、また迷っているようなので案内した、今度はトレーニングコースにいきたいようだ。

 

オグリキャップをコースまで案内した

 

オグリ「待たせたな、タマ。」

 

タマモクロス「おっ、来たなオグリ!よ〜しよし偉いで、コースまでの道順やーっと覚えることができたんやな」

 

「迷子にならんか心配やったんやけどな〜。ウチかていつでも案内でけへんやろうし、心を鬼にした甲斐があるっちゅう──」

 

「私が案内しました」

 

「って結局連れてきてもろたんかーい!!」

 

「……ま、まあええわ、ほな、早速模擬レース始めよか!」

 

「そうしよう、準備してくる」

 

「ノリが悪くてすまない」

 

「って、いきなりツッコミ入れて、待ったウチも悪いわ、でも次は反応してくてくれや」

 

「任せてくれ」

 

「ウチも準備せんとアカンから、また後でな」

 

さて、シンボリルドルフに続き今度の模擬レースの相手も既にデビューを叶えた強豪ウマ娘、タマモクロスだった。

 

となるとオグリキャップの実力を見たいウマ娘たちが見に来る訳だ、しかもタマモクロスはオグリキャップと同じ芦毛のウマ娘、話題にもなりやすい、それをオグリキャップはわかっているのだろうか?

 

「やけに騒がしいな、もしかしてこれからここでお祭りなのか?」

 

「違うぞ!?二人の模擬レースを観に集まってるんだぞ」

 

コイツメンタルまで大物だったのか!?

 

「えっ……そう、なのか。他のウマ娘たちが、こんなに……」

 

「むむ……」

 

「もしかして、オグリキャップ緊張してるのか?」

 

「いや、その、……故郷だと笠松だと、こんなにたくさん、同い年くらいの子たちに囲まれることがなかったものだから……。」

 

「慣れないせいか……むずむずするんだ。」

 

「食事のときもそうだ……お皿に山盛りにご飯を盛っているとどうしても注目されて……。」

 

「それが苦手で、最近は部屋で食事を──」

 

「君は食事を多めに取るんだろう?ならば食堂で食べたほうがおかわりもしやすいからいいぞ、君が珍しいから注目するんだ、それに何日も続ければみんな慣れて目立たなくなる」

 

君が多めに食事を取るというのはルドルフから聞いている、だがそれも個性だ、それにいっぱい食べるのは良いことだ。

 

「……そうか、何日も続ければ目立たなくなるのか、ありがとう、君は頼りになるな」

 

「おーおー。待たしたな、オグリ!バッチリ準備できたでー……。」

 

「って、おお!?すごいギャラリーやな!」

 

「あ、タマ」

 

「なんやオグリ、緊張しとんのんか?そんなんやったらG1なんか出られへんで〜?」

 

「ま、緊張するようやったら、あの子らの顔ぜ〜んぶ「たこ焼き」やと思っとき!」

 

タマモクロス有能過ぎないか偉そうに言っていた自分がすごく馬鹿に感じる、即効性もあるし後々応用も聞くし賢いウマ娘として記憶しておこう。

 

「……そうか、わかった。やってみる。」

 

「………………お腹が空いてきてしまった」

 

「な、難儀なやっちゃな……。」

 

 

そうして二人のレースは始まった

 

「ふっ……!!」

 

「浪花のど根性、みせたるでぇーっ!!」

 

距離は800m。2人の健脚が地面をえぐる、両者互いに全く譲らない

 

 

「むぅっ……!!」

 

「オグリ……!!まだまだこっからや!!」

 

 

二人は抜きつ抜かれつを繰り返した。

 

 

 

 

まさかの同着同タイムという結果になった

 

 

しかし驚いた、いくらオグリキャップでもタマモクロス相手では模擬レースとはいえ厳しいだろうと考えていたがこれ程までの力を見せるとは800mというのを加味しても素晴らしい結果と言える

 

 

「はぁっ、はー……!やるやんけ、オグリ!」

 

 

「タマ……君も速いんだな。予想以上だ」

 

 

「君たちすごい青春してるな」

 

「へっ、せやろ?けど次は、もっともっと予想を超えたるで。」

 

「──よっしゃ、気合入ったわ!でも走って来よかな、ほなまた後でな、オグリー!」

 

 

えっ!?俺の話はガン無視するのタマモクロスさん!?

 

 

「お疲れ様。いいレースだったぞ」

 

「あっ、君見ていてくれたのか。」

 

 

俺の存在は忘れられていたのか結構喋ってたし、解説までしてたんだけど

 

「ま、まぁいいや」

 

「……?なんだか不思議な気分なんだ。私は心臓が強い方らしくて、レースの後でも、すぐ鼓動が落ち着いていたんだが……。」

 

 

「今は……ずっと、鼓動が速い。さっきのレースを思い出すと、どうしてもドキドキするんだ。」

 

「すごく不思議で……心地いい感覚だ、これは……興奮、だろうか……?」

 

 

 

「恋だな」

 

 

「……そうか!これが恋なのか、中央に来て初めて感じたこの感覚これが恋なのか!!」

 

 

オグリキャップは余韻を惜しむかのように、いつまでもその場に立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃない!!!やばいオグリキャップギャグ通じるけどたまにへんな勘違いするタイプだ。

 

「オグリキャップさっきのは違うからな、よく考え直すんだ。」

 

「冷静に考えてレースから始まる恋があるわけ無いだろう。」

 

「いいか?今のはライバルができたから、思えた感動と言うものなんだ。」

 

「いやー、二人はいいライバルになれると思うなぁ」

 

 

「……恋というのを経験したことがないから、グラスワンダーに相談しよう。」 

 

 

「だから恋じゃないって!!それに何故にグラスワンダーなんであのレズウマ娘に聞くんだ!」

 

あかんガチで恋が始まる。

 

 

こういったやり取りがオグリキャップがお腹を空いて恋のことを忘れたあと、二人はライバルだと教えるまで続いた。

 

 

 

 

 

 




タマモクロスの口調難しいですね。あとオグリ育成中のタマモクロス強すぎるので何度もボコられてます。
オグリキャップとタマモクロスのフラグは破壊します。
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