ウマ娘オグリン伝説   作:まとらよ

5 / 28
UA見てみると想像の100倍見られてて、とても驚きました。
楽しんで頂けたら幸いです。
ライバルがいよいよ登場しますね


芦毛の選抜レース

選抜レースの5日前……

 

 

オグリキャップの脚力に耐えるシューズを渡した。

 

「シューズを、私に?」

 

「……なぜだ?私は、まだ君の担当ウマ娘でもないのに。」

 

 

まだ、だと!?、オイオイオグリキャップさんついに私に落とされてくれたようだな。ククク……安心しろ君を日本一のウマ娘にしてやろう。

 

「選抜レースはウマ娘の全力をトレーナーに見せる場所だ、タマモクロスもそう言っている、そのままの靴では君は全力を出せない。そして公平なる勝負は最も大切なことだ。」

 

「なるほど、タマが……。そうか、そういうものなのか。」

 

「……わかった。気遣いありがとう。今日から履き慣らして、本番に備えるよ。」

 

 

それから、新しい靴を履いて走るオグリキャップを、しばらく見守った……。

 

 

 

 

やっぱりあまり信用されてないんじゃないか、いやだって、【なるほど、タマが……】だぞ、俺の部分全く聞いてないんだから、タマモクロスに全幅の信頼を寄せているのがわかったけど、俺実はまだ、信頼されてないんじゃないか?

 

 

「はっ、はっ、はっ──ふ……ははっ、ははははっ!!」

 

「すごい!!脚が、軽いぞ……!!」

 

「はぁっ、はぁ……。」

 

「改めて、お礼を言わせてくれ。」

 

「ありがとう。これは……最高のシューズだ。大切にする……!」

 

 

 

耳がピンっと立っていて上機嫌なのがわかるな、顔ではよくわからない子だと思っていたが、身体(耳)は正直じゃないか

 

「楽しそうで何よりだよ。」

 

「…………っ。」

 

「あ……あれ?なんだ……?」

 

「どうした?」

 

「いや…その。すごく、なんというか……。」

 

「懐かしい感じがして?」

 

 

恋だな初恋を思い出したんだ、ってふざけて言おうと思ったが、前回それでかなりまずいことになったからなここは自重しよう。とぼけるか

 

「懐かしい?」

 

「あ……いや、すまない、忘れてくれ。」

 

「とにかく、シューズありがとう。選抜レース、必ず全力で走ってみせる。」

 

 

 

 

 

選抜レース4日前

あの幻のウマ娘が復刻上映だと絶対観に行かなくては、いやでも、一人映画はボッチ感があってやだな。

 

 

 

選抜レース3日前

そうだ、トレーナー仲間を誘えばいいんだ。よし、早速桐生院を誘おう。

 

 

 

選抜レース2日前

断られた、しかも女の子誘って断られたから男としてかなり惨めな気がする。仕方ない、もう一人の年下後輩を誘うか。

 

 

 

選抜レース1日前

断られた、選抜レース観に行く準備があるから無理ですって言われた。ごもっとも過ぎてぐうの音も出ない。てか新人誘って何してんだ俺は、そう思ってたらルドルフとエアグルーヴがきた。エアグルーヴが週末にしようと思ってた掃除をしてくれるし、ルドルフを連れて映画を観に行こう。

 

 

 

選抜レース当日

………何も調べてねーー!!馬鹿だよ俺はホントバカ、ルドルフに今日の選抜レースについて聞いておけば万事解決なのに聞いてないのホントバカ、5日間遊ぶことしか考えてないのもホントバカ、俺がした役立ちそうなことってカレー作ったくらいだぞ。オグリキャップ多分俺が何か凄いことしてると思ってるかもしれないのに、俺がしてたのは遊ぶことだけ、ホントバカ!

 

 

 

いやでも最低限の情報は持っている、オグリキャップは昼からの選抜レースに出走する、そしてもう一人の期待のウマ娘スーパークリークも出走する是非観に行かなければ、

 

G1レース並みの盛り上がりが会場を包んでいた……!すごい熱気が伝わってくる!

 

 

「これが本当に選抜レースか……末恐ろしいな」

 

 

「わぁ、すごい数のお客さんですね〜。」

 

「ああ、そうだな。選抜レースというのは、いつもこんなに盛り上がるのか……。」

 

「いいえ、いつもはここまでじゃないんですが……。誰か有名人でもいるのかしら〜……?」

 

「有名人か……なるほど。」 

 

選抜レース係員A「スーパークリークさん!そろそろご準備の方、お願いします!」

 

「はぁ〜い、では、失礼いたしますね〜。」

 

「ああ。」

 

「……いまの、誰だったんだ?」

 

教えてやるべきだった、まさかそこまで何も知らないとは

 

注目されてるのに、ふたりともかなりマイペースだった……

 

 

──だが、レースが始まると二人共圧倒的な走りを大観衆に魅せつけた!

 

俺はそれを後ろの方で腕を組みながら見守った。

 

実況「オグリキャップ追いかける!出だしの遅れを感じさせない走りだ!」

 

「オグリが追う!オグリが追う!クリーク逃げる!逃げ切れるか!オグリか!クリークか──」

 

……結果、オグリキャップの成績は、スーパークリークに次いで僅差の2着だった。

 

「2着、か。」

 

「新しいシューズで、全力で走って……それでも、2着……。」

 

気まずい、勝つと思ってたから祝勝会の準備もしてるのがかなりまずい

 

 

「……すごいな。デビューすれば、タマやクリークのようなライバルたちと、これからもたくさん走れるのか……!」

 

「うん、すごいことだ……。楽しみだ、とても……!」

 

 

中堅トレーナー「オグリキャップ!お疲れ様、素晴らしい走りだったぞ……!」

 

 

ベテラントレーナー「ええ、とても力強かったわ!ぜひあなたをスカウトさせてほしいのだけど──」

 

 

 

「あ……そうか、デビューのためには、まずスカウトか、そうだった……。」

 

「いや、だが……すまない。ちょっと、通してくれ。」

 

 

人波を不器用にかき分け、オグリキャップが後方彼氏面の俺の傍らまで歩いてきてくれた。

 

「……レース、見ていてくれたか?」

 

「見てたぞ!素晴らしかった、俺を熱くさせてくれてありがとう!!」

 

「っ……ありがとう。」

 

 

「うん、やっぱり……そうだ。」

 

 

「──一つ、頼みがある。私のトレーナーになってくれないか?」

 

 

「君の言葉からは、すごく温かい気持ちが伝わってきた。」

 

 

「懐かしい……故郷の人たちが向けてくれた、真っ直ぐな応援の気持ちだ。」

 

 

少し違う気がするが気にしてはいけない、概ねそのとおりだ。

 

「私は、故郷から遠く離れたこの地でも、キミが見ていてくれるなら……安心して、力いっぱい走れる。そう思ったんだ。」

 

「……どうだろうか。お願い、できるか?」

 

「俺が君のお願いを断ったことがあったか?一緒に故郷の人たちを喜ばせるぞ!故郷に錦を飾るぞ!!」

 

「……!ああ!よろしく頼むぞ、トレーナー!」

 

「よし、それじゃあ──」

 

(ぐううぅぅ……)

 

「……まずは、腹ごしらえだな。」

 

淳朴な腹ペコウマ娘、オグリキャップとの日々はまだまだ始まったばかりだ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わると思っていたのか? 

 

 

「オグリ、今日は宴会をするぞ。」

 

「……!そうか、ありがとう!!」

 

「勝っても負けてもお祭り騒ぎだからな」

 

「とりあえず俺の家まで車で行くぞ、何人か迎えに行かないと行けないからな。」

 

「……本当に君は。故郷の人みたいだ。」

 

 

 

 

トレーナーの家

 

「あら〜さっき私とレースで走った方ですね〜」

 

「君は、スーパークリークだな。」

 

「ウチも忘れたらアカンで!」

 

「先輩!今日はよろしくお願いします!」

 

「こちらは、担当のハッピーミークです。ミーク、ご挨拶してもらえますか?」

 

「……ハッピーミークです。………こんばんは。」

 

「先輩俺も今日は、クリークともどもよろしくお願いします。」

 

「さて人数が、集まったところで自己紹介をするぞ。」

 

「まずは葵ちゃん!」

 

「ハイ!トレセン学園の新人トレーナーの桐生院葵です。今日はよろしくおねがいします!」

 

「次、ミークちゃん!」

 

「………はい……トレーナーの担当ウマ娘のハッピーミークです。……今日はよろしくおねがいします。」

 

「次、スーパークリーク!」

 

「は〜い、こちらのトレーナーさんの担当ウマ娘のスーパークリークです。今日は楽しい時間を作りましょうね〜」

 

「次、トレーナー!」

 

「今年から入った新人トレーナーの鏡祥太郎です。今日はよろしくおねがいします。」

 

「次、タマモクロス!」

 

「ウチはデビュー済のウマ娘のタマモクロスや!みんなよろしくな〜」

 

「次、オグリキャップ」

 

「……ここにいる、先輩と呼ばれている。トレーナーが担当のウマ娘だ。」

 

「なぁ、もしかして誰も俺の名前しらないのか?」

 

「怒らないから、全員正直に手を挙げて。」

 

 

全員が手を挙げた。

 

 

「えっ!?みんなそんなに俺の名前そんな知らない!?」

 

タマ「オグリのそばにようおるトレーナーとしか、見てなかったわ。」

 

オグリ「名前、あったんだな。」

 

卑しい後輩「あの〜、失礼ですが、凄腕のトレーナーだって聞いてましたけど、名前は知りませんでした。」

 

無難な後輩「面倒見のいい人だと聞いていました。」

 

卑しい後輩のダシにされる卑しくないウマ娘「……誰って思ってました。」

 

「そんなフルボッコにする!?」

 

「まぁいいや、とりあえず、名乗るぞ!」

 

「俺の名前は木原正樹だ、トレセン学園で勤務して5年目のトレーナーだ。」

 

「昔担当した、代表的なウマ娘はシンボリルドルフで無敗の三冠を達成させた。」

 

「その他のウマ娘のこともまた、今度話すから今日は用意してあるカレーやピザを食べながら盛り上がるぞ!」

 

 

さて俺が食べるのはピザだ。俺の家にはわざわざ作ったピザ窯があるから、それを使ってピザを焼いた、チーズはモッツアレラ、サラミはこだわりのトスカーナ、さらにピザソースはトマト缶を使って手作りだ。ククク、美味そうに食べるじゃないか。

実際かなりうまいからな、まぁ正直言ってサラミとチーズをここまでこだわらなくても良かったと思うがうまいから問題なし。オグリキャップはカレーに誘導しといてよかった、カレーがすごい勢いで減ってるしな。ピザを念の為6枚焼いたけど多分足りないだろう。仕方ない冷蔵庫の中のものでなにか作ってやろう。

 

「先輩、なにか作るのなら、手伝います」

 

「大丈夫だ、オグリがかなり食べるからなにか適当に作るだけだしな。」

 

「他の奴らと楽しく話しておいてくれ。」

 

「ありがとうございます。先輩」

 

俺は冷凍庫の中にあった、冷凍の100個分の焼き餃子を焼くことにした。冷凍だが餃子が結構パリパリになる素晴らしいものだ。

 

餃子を焼いていると会話が聞こえてくる。

 

 

「オグリ相変わらず、ごっつい量食べるなあ〜」

 

「タマも、たくさん食べないと大きくなれないぞ。」

 

「そうですよ〜、たくさん食べないと大きくなれないんですよ〜」

 

「ウチはこれで充分や!それにウチは二人より先輩や!」

 

 

 

 

「鏡トレーナーカラオケに興味はございませんか?」

 

「ございます。」

 

「……本当ですか!……よろしければ今週の土曜日一緒に行きませんか?」

 

「ありがとうございます!是非一緒に行きましょう!」

 

 

なんで俺の家でカップルができあがろうとしてるんだろう

 

スーパークリークはなんとも思わないのか?

 

仕方ないハッピーミークには水族館のチケットでも送って桐生院と遊びに行かして妨害しよう。

 

ハッピーミークは水族館のチラシを興味深そうに覗いているしな。

 

 

あとは理事長が新しくするレースのURAファイナルズを盛り上げるためのイベントをしたいって言ってたから二人を生贄に捧げよう。

あのかなり、すごい記事を書くパッション系記者さんが取材するらしいから、楽しいイベントになるだろう。

 

そんなこんなで餃子が焼けた。もう一つの冷凍食品の唐揚げもオグリに食べさせよう。

 

 

そんなこんなで門限が近くなるまで続いた。

 

オグリには、せめてルドルフを超えてもらわないと困るからな




主人公のトレーナーに名前がないと不便なので名前が付きました。とても邪悪そうな名前ですね、クリークの方のトレーナーにも名前が付きました、しょうたろうとよみます、略してショタですね。字は違いますがショタコンの語源と呼ばれるキャラクターから名前がきてます。ママに、ふさわしい名前ですね。
次は目的を明確にしたいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。