ところでファル子っていいよね
私は何をしているのだろう……
遡ること3時間前
私はトレセン学園にある木にもたれながら体育座りをしていた。
ただ何も考えず、空を見たり苦しみながら、地面を見ていただけだ。そうしていると女の子が私に話しかけてきた。
元気なウマ娘「お兄さん!こんなところで何してるの〜〜?」
「あぁ、実は自分の担当ウマ娘に毎日50個のおにぎりを作っているんだが、苦しくなってしまったんだ。でも担当の子は表情が分かりづらい子だから、嬉しいのかどうかもわからないんだ。」
「えー!毎日おにぎりを50個も作るなんてスゴイね!」
「それにきっと担当の子も、すごく喜んでるよー!」
「そうかなー、実はもう飽きてたりしてないかなー……」
「飽きないよ!だって自分のトレーナーが毎日おにぎりつくってくれてるなんて、わたしだったら自慢してるもん!」
「ありがとう、君は本当にいい子だね、よければ名前を教えてくれないかい?」
「わたしはハルウララだよ!」
「お兄さんの名前は木原正樹って言うんだ、よろしくね」
「ねえねえ、木原さんこれからショッピングセンターでビコーペガサスさんのヒーローショーがあるから観に行かない!」
「もちろん観に行くよ、オグリも今日はタマモクロスと遊びに行くらしいから俺も行くよ。」
近くのショッピングセンター
ハルウララと話しながら歩いているとオグリが現れた。
オグリ「トレーナー!」
「どうしたんだ、オグリそんなに慌てて」
「タマが迷子になってしまったんだ。」
「とりあえず、どこに行く予定なのか教えてくれないか。」
「タマと物産展を観に行く約束をしてたんだ。」
「なら、賢いタマモクロスなら、物産展にいるだろう。」
「俺が会場まで案内するからついてこい。」
「そういうわけだから、ウララちゃんは先に行っておいてね。」
「バッチリいい席取っておくから楽しみにしておいてね!」
「任せたよ」
「トレーナー、仲良しだな。」
「実は今日合ったばかりなんだ。たぶん学園で一番いい子だぞ。」
「オグリも仲良くなれると思うぞ、いい子だからな。」
「トレーナー……捕まらないように気をつけるんだぞ。」
「お前……そんなこと言う奴だったのか……」
「まぁ……案内してやるからついてこい。」
物産展会場
「オグリ!心配したで〜〜一体何やっとたんや。」
「タマこそ心配したぞ、急にはぐれたから攫われたんじゃないか心配したぞ。」
「よく見なかったら、小学生位に間違われてさらわれる可能性もあるからな。」
「ウチ、なんで、迷子とそのトレーナーにこんなに言われんとアカンのや!」
「まぁ、気にするな俺は屋上でヒーローショー見てるから楽しんでな。」
「なんや、子供でも付き添いできとんか?」
「ハルウララだ。学園内で一番強靭なメンタルを持ったウマ娘だ」
「トレーナーと、今日合ったばかりらしい。」
「なんやチームでも作るんか?」
「まさか、ひとさまのウマ娘を取り上げてまでチームは作らないさ。」
「ハルウララのトレーナーは出張で二週間程いないらしいから私が付き添いで来たというわけだ。あと良い子の誘いは断れない。」
「あんたがそこまで、優しい人だと思ってなかったけどええとこあるんやな。」
オグリに靴買ったし、皆を呼んで自腹でパーティーしたし、結構いいことしかしてないつもりだったんだけど、そんなふうに思ってたのか。
「失敬な、俺はバファリンと一緒で半分は優しさで出来てるんだぞ。」
「……トレーナー、そうだったのか?」
「オグリ、これはこの人なりのギャグや。」
タマモクロスなんで俺に対して厳しいんだ。敬語使わなくても許してるぞ。
「じゃあ、おれはヒーローショー見てくるから楽しんでくれよ。」
タマモクロスの思考
こいつ担当ウマ娘放って何ほかのトレーナーのウマ娘の尻追いかけとんねん。オグリはボーーとしとるやつやからお前がしっかりせんとあかんのやぞ。皐月賞も近いし作戦とか大丈夫なんやろな、こいつ何考えとんやホンマ底が知れんやつや。
ショッピングセンター屋上
屋上の屋台これは素晴らしいものだ、ハルウララにはクレープを買っておいた。はちみつを食べると足が速くなるらしいからな、あの子は一生懸命走るんだが、足が遅いらしいからはちみつをたくさん取って素晴らしいウマ娘になってもらいたい。
そして私のぶんは屋台にあったケバブとジンジャーコークだ。久しぶりにケバブを食べるが目の前で切ってくれたから楽しめそうだ。普通はストックして置いた。他の肉を使って作るからな、回してるアレは見せるようだが、切ってくれる店だったから、久しぶりにテンションあがった。店主の人もトルコ人らしいから雰囲気も抜群で買う選択肢しかなかった。そしてジンジャーコーク、マク○ナルドで飲んでから他の店で飲める日が来るとは思ってなかった。早速飲んでみよう。味は普通にうまい、ショウガがしっかり効いてて、かなりうまい。そしてケバブもよく食べられるドネルケバブだが、普通にうまい、ソースが結構薄めだが楽しめる味だ。ジンジャーコークの味を中和するのに良くて永久機関が完成する、次のノーベル賞はケバブ屋のものだろう。
コイツはどうやら皐月賞前に食べ物のことを一番良く考えるようだ
しかし気づく、私はなぜか最近よく心のなかで食レポをしてる気がする。カレー作ったときも映画を見に行ったときも食べ物を食べると毎回食レポをしている。もう考えて食べるのは辞めよう。なんか人として気持ち悪い気がする。偉そうで、ノーベル賞受賞者多すぎだろ
「オーイ、ウララちゃーん!」
「あ!木原さんだ、バッチリいい席取れたよー」
確かにまんなかののまんなかで丁度いい距離でキレイに観えるいい場所だ。座高がやばいやつもいないからしっかり見えそうだ
「ほら、お土産のはちみつチョコクレープだ。これを食べて足を速くするんだぞ〜」
「わぁ!ありがとう木原さん一緒に食べながら見よう。」
他の観客も食べ物持ってるから食べながら見ても問題ないところだしそうするか。
会長「トレーナー、ヒーローショーを見に来るとはよいショーじんだな」
「ルドルフいきなりジョークとは流石だが、俺のジンジャーコークともかかってるし素晴らしいんだが無理矢理過ぎるぞ。」
「ルドルフも今日はヒーローショーを見に来たのか?」
「フフ、実は私は登場するんだ。グリーンルドルフとしてね。」
「すごいな、しかし会長がなぜそんなことを?」
「地域の人との約束でね、色々トレセン学園に融通してもらう代わりにこういった催しを地域で行うんだ。この前は商店街でヒーローショーをしてそこのハルウララもピンクウララとして舞台に立ったんだ。」
「ウララちゃんもヒーローやったのか!俺も見たかったな〜」
「私もまた出たいからその時は木原さんも観に来てね!」
舞台スタッフ「大変です、怪人役の方が脱水症で倒れてしまいました!」
「いきなりだな!しかしかなりの大ピンチじゃないか!ウマ娘ヒーローショーってアクションが出来るかなりのクオリティのショーだろ、大変じゃないか!」
「かなりの大ピンチだね、代役が必要だ、いなければ中止しないといけない、しかし楽しみにしてる子供が大勢いるのに無力だ、こんな所に体力がそこそこあってウマ娘と信頼関係が厚い人物なんてそうそういないよな〜」
「チラッ チラチラ」
なぜ俺を見る、しかしプロだろ何年もやってんのに熱中症で倒れるなよ。お前そんなやつだったのか、今日は色んな人の意外な一面を見せられる日なのか。
「わかったよ、できる限りのことはするよ。」
「おお、流石はトレーナーだ、君のそういうカッコいいところは大好きだよ。」
「だから、こういうときにからかうな。っで今日の怪人はどんなやつなんだ。」
「怪人ハダアーレだ。」
「怪人ってゆうより乙女の天敵って感じだな。あと調子を一気におとしそうだ、ウマ娘も乙女だから乙女の天敵はウマ娘の天敵か。」
「そのとおりだトレーナー、早速着替えてきてくれないか、私も着替えたあとそのままショーに入りたい。」
「台本ぐらい読む時間はあるよな、それとショーの流れもわかるよな。」
「時間がないから急いでくれ。」
「今日は人使いが荒いな。まぁ急いで着替えてくるよ。」
「ウララちゃん俺の活躍をしっかり見てくれよ!」
「うん!バッチリ見てるよ!」
ルドルフの考え
彼に厳しく当たってるように感じられるのだけは避けたいんだがどうなんだろうか、大丈夫だろうか、怪人役の人のチャックと声をだす部分を一時的に壊しておいたが狙い通り脱水症で倒れてくれて助かった、これで彼とともにヒーローショーができる。
ハルウララにもヒーローショーがあると教えておいて正解だった。
それに彼の心を癒やすのにも彼女が適任だと思ったがやはり正解だった。だがかなり仲良くしているようだが、私のお願いを優先したやはりオグリやウララより私を大切にしている、すなわち私が彼の相棒にふさわしいと言うわけだ。優越感で空が飛べそうだ。
なにかズレているようだ。
男性用の楽屋に入った、きぐるみみたいのがちょうどある、
ジャ○ラだ、確かに水がないところ出身だから肌荒れどころかそんなレベルじゃない気がするが着てみよう。
きぐるみだからよくわからないが動けるから問題なしだな
台本を軽く読んでいくか
10分後
アイネスフウジン「みんな~今日は集まってくれてありがとう!」
「これからウマソルジャーVがやってくるから楽しんでね〜」
プシュー
ウー ウー ウー ウー ウー ウー
怪人ハダアーレ「グエッヘッへ、それはどうかな」
「あー!貴方は怪人ハダアーレ乙女の天敵のとっても悪い怪人よー」
「クックックッ、解説ご苦労アイネスフウジン君、さあ戦闘員共あそこにいる子供を捕まえるんだ!」
ウー ウー ウー ウー
「キャー!助けてダイヤちゃん!」
「キタちゃんをさらうなら私を代わりにさらって!」
「クックックッ、そんなに大切ならば二人一緒に怪人にしてやろう。」
「キタちゃんにダイヤちゃん二人は優秀な怪人になってくれるだろう。」
「みんなー!このままだと二人が怪人にされちゃう!せーのでみんなでヒーローを読んでね」
「せーの!」
子どもたちの声「ウマソルジャーV!!」
プシュー
シュタッ
「蒼き帝王ブルーテイオー!!」
シュタッ
「漆黒の名優ブラックマックイーン!!」
〈〔僕たち、私達が相手だ、ですわ!!〕〉
「テイオーさん!!」
「マックイーンさん!!」
「僕達が来たからにはもう安心だよ」
「私たちにお任せください」
「クックック、二人だけとは随分舐めたマネをしてくれたな、」
「戦闘員共二人を始末しろ!!」
ウー ウー ウー ウー ウー ウー
「オリャー」
「それ!」
ウー ウー ウー ウー
「なかなかやるじゃないか、私自らが相手になってやろう」
「ウオリャー」
「ハアーー!」
「フハハ、全く聞かぬわ!」
「フン!」
「クッ コノママジャヤラレチャウヨ」
「所詮はただのウマ娘我々怪人の敵ではない」
いいんじゃないか!初めてヒーローショーしたけどここで確か残りの三人が登場して怪人をやっつけるとかそんな感じだったはずだからそろそろくるはずだ。
プシュー
さっと音の方に振り向く、そこには二人のウマ娘が
???「ペガサスキーック!!」
怪人ハダアーレ「ウボァーーーー!?」
「助けに来たよ、二人共!」
ばっ馬鹿な、背後からいきなりドロップキックだとイカれてやがる。
「今のは少し効いたぞ【やせ我慢】だが正義のヒーローが背後から奇襲とはいかがなものかな?」
「手段を選ばないのも正義!」
だめだコイツの正義はやばすぎる。
「それじゃあ、みんなでやるよ!」
「燃える正義の赤い炎レッドペガサス!」ドカーン!!
「蒼き不屈の帝王ブルーテイオー!」ドカーン!!
「緑の絶対なる皇帝グリーンルドルフ!」ドカーン!!
「漆黒の永遠の名優ブラックマックイーン!」ドカーン!!
「爆ぜる正義の桜吹雪ピンクバクシンオー!」 ドカーン!!
5人「ウマソルジャーファイブ!!」
「クックックッ、ついに揃ったかウマソルジャーファイブ、やはり全員を相手にしてこそ怪人!」
「みんなあれをやるぞ!」
四人が返事をする
「みんなの人参を一つに!」
ウマソルジャーファイブ「ウマソルジャーバズーカ!」
「えっ、ちょ、はやすぎな……」
グリーンとピンクの見せ場は!?
「エネルギーゲートイン!ファイアー!!」
突如私の足元がカラフルに爆発した、凄まじい勢いでふっ飛ばされた。
大怪我するはずだが痛いですんだのでどうやらこのジ○ミラは防護スーツの役割もあるようだ。
「ヤッター勝ったぞー」
生き残った戦闘員「まだです、ハダアーレ様はこのコーラを一気に飲むことで復活するのです。」
お前喋れるのかよ!!
怪人ハダアーレ「今は無理……」ボトン……
戦闘員「おのれウマソルジャーファイブ!!」ドカーン!
お前らもふっとぶんかい!
てかこの状況誰かツッコめよ!
私は薄れゆく意識の中でキタちゃんとダイヤちゃんがテイオーとマックイーンに抱きついているのを見てから眠りについた。
十五分後
ウマソルジャーファイブと子供たちの触れ合い会が終わったあと、スマートファルコンとミホノブルボンそしてサイレンススズカの逃げ切りシスターズのライブが行われています。アイネスフウジンはショーのおねえさんだから踊らないのだろうか?
センターはスズカだ、スマートファルコンが、リーダーと聞いたがスズカセンターの方がよいと判断したのだろう。
ショーのあと念の為ルドルフに湿布を貼ってもらったが明日には痛みが引いているだろう。ルドルフがふたりきりの時はルナと読んでくれと久しぶりに言ってきた、ルドルフがそんなことを言うのはかなり珍しい、ライブを見たら帰るか、ウララちゃんを家に送ってな。
ルドルフに誘われたが、皐月賞が近いから無理だと断った、どこか旅行に行きたがっていたが、2年前に行った温泉にでもまたいきたくなったんだろうか。
帰ろうと思い、ウララちゃんを連れて駐車場に向かおうとすると乙名士記者に捕まった。急遽来月イベントが決まったからリハーサル中で私にも見てもらいたいらしい、そう思ってついていくと何故か俺はウマぴょい伝説を踊っていた。なぜだかはわからないが、痛みを感じながらでも嫌とは思わなかった。
爆発はダイナマン並です。
ジャミラは耐久力があるんでしょう。
ドロップキックはゴルシよりはマシです。
会長の独占力は発動しにくい