ウマ娘オグリン伝説   作:まとらよ

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水泳は気づきにくいが体力をかなり使うスポーツだぜ


芦毛のビート板

皐月賞から二日後

 

 

今日はオグリキャップの練習にしっかり付き合う日だ。オグリはどうやら長距離も走れそうなので長距離を走りきれるようにするためにプールで練習するつもりだ。スタミナを鍛えるにはプールトレーニングと古事記にも書かれている。そして今日は先生を呼んでいる。

 

 

「オグリ今日は水泳を教えてくれる先生として、トウカイテイオーを呼んでいる。スポーツ抜群のウマ娘だ、生徒会室でエアグルーヴに頼まれて連れてきた。」

 

 

「カイチョーと仲良くしてるらしいけどおじさん何者なの?」

 

「俺まだ23なんだが、まぁルドルフの元トレーナーの木原正樹だ。」

 

「……!トレーナーそんなに若かったのか。」

 

「どんな奴でも社会人5年目まで行くと落ち着きが出てくるものだ。」

 

 

 

 

 

 

テイオーの指導はかなりスパルタだった。

 

手を掴んでようやく泳げるオグリを泳いでる途中で離すなどかなり厳しい、というかそれは自転車で後ろの荷台の部分を離す感覚でやってると思うんだがだいぶ違うぞ。

 

「トレーナーは泳がないのか?」

 

「ライフセーバーの代わりだからな、基本は見守るだけだ。」

 

「向こうの方に監視員もいるから、トレーナーも教えてくれないか。」

 

「大丈夫か、まぁテイオーではお知えられない部分もあるか。」

 

「ところでテイオー、」

 

「何、トレーナー!」

 

「俺は君のトレーナーではないんだが聞くぞ、実は水泳教えるの苦手だろう。」

 

「うん!よくわかったねトレーナー!」

 

「いやだから、君のトレーナーじゃないからな、木原さんとよべ、たぶん感覚でこなしてた、タイプだから教えるのが苦手なんだろう。ダンスとかは教えるのは得意そうだろうが。」

 

「初対面でそこまでわかるなんて、流石トレーナーだね!」

 

「初対面じゃないぞ、ヒーローショーの怪人ハダアーレの中の人だ。あと君のトレーナーではない、木原先生とよべ」

 

「あのすごい演技もトレーナーがしてたんだ!すご~い!」

 

 

 

 

何だこの子!?距離感バグってんのか!?ルドルフの元トレーナーって言った途端、態度変えて、あれか結構相手を選ぶタイプの子だったのか!?

そもそも俺の話聞かないし、若干ボケてはぐらかすようにしてんのに全スルーだ!しかも全肯定してくるから怖い!!頭イカれてんのかこの子!?

 

 

 

 

危ない危ない、この子のペースに乗せられるところだった。おそらく強いウマ娘が持つ独特な特徴をこの子も持っているんだろう。

そう!サイレンススズカの左回り!シンボリルドルフのジョーク!オグリのウマ娘でも桁違いの大食い!

彼女の武器はこのイカれた距離感だ!!

 

 

 

 

 

「よ〜し、二人共とりあえず、準備運動からやり直すぞ〜」

 

 

 

そうして、我々三人は準備運動を始め……

 

 

何だあのからだのやわらかさは!!??

 

ヤバいってなんか見ていて不安になるくらい柔らかい!?

 

肩を通して後ろ手で手を組めるとかそんなレベルじゃなくて、肘が当たりそうになってるだと!?

 

「トレーナー、ナニ、ボーットシテルノ?」

 

「あ、あぁ、そうだな、プールで泳ぐのに一番重要なのは準備運動だよな!」

 

 

 

馬鹿な!!!

ウマ娘の武器は一人一つの筈だ。

 

 

 

トレーナーは混乱しています

 

ルドルフをジョークで相手の調子を下げさせるだけの子だと思っています。

 

 

あとなんで時々半角で喋るんだ!何だこいつ!駄目だ私には何もわからない……

非力な私を許してくれ……

 

 

「……!っ、大丈夫か!!トレーナー!」

 

「……!大丈夫だ、オグリ私は大丈夫だ。」

 

「トレーナーダイジョウブ?ムリハイケナイヨ!」

 

「トレーナーがいきなり……なにもない所を見つめて顔を水に三十秒程入れたままだったんだ。」

 

そんなに俺はショックを受けていたのか、

 

「………気を取り直して水泳練習するぞ!おー!。」

 

【[おー!]】

 

かくして水泳練習は始まった。オグリはまともに泳げないから、夏合宿にも備えて泳げるようにしておきたい。 

 

 

「……トレーナー少し泳ぎ方が変だと思うんだ。」

 

「なーに、最初のうちはきれいに泳げないものさ、変になったら俺が直してやるさ。」

 

「そうじゃなくて、トレーナーのクロールがおかしいんだ。」

 

「えっ」

 

「平泳ぎの方が早いし全く息が吸えてないようにも見えるし、私より変なフォームだと思うんだ。」

 

「ハハ、オイオイ何を言っているんだいオグリン。テイオーもなんか言ってやれよ。」

 

「ゴメントレーナー、トレーナーノクロールハカナリヘンダヨ」

 

「えっ」

 

「正直に言うとクロールと思えないほど遅いんだ。トレーナーが泳ぐ平泳ぎは速いのにね。」

 

 

さっきまで全肯定だったのにそこまで言うのこの子、最近の若い子が全然わからない、クールにあしらうか。

 

「オグリ先輩といっしょにクロールで泳いでみるとよくわかるよ。」

 

「そこまで言うならやってやろうじゃないか!」

 

 

 

 

私は惨敗した。これまで全く泳げなくて練習して10mようやく泳げるようになったオグリに負けた。

 

平泳ぎは普通らしい、平泳ぎが速ければ開き直れれるので、テイオーと25mで競争した。

 

 

惨敗した。私が15mの所でテイオーはすでにゴールにいた。

 

俺なんであんなに偉そうだったんだろう。よく考えたら小学校の頃低学年用のプールに俺クラスの中で最後の一人まで高学年用のプールに入れなかったじゃん、

テイオーによく見てみたら平泳ぎもなんかバタフライみたいって言われた、死体蹴りまで食らってしまった。

 

 

そういえば昔ルドルフが合宿中にトレーニングの日以外に休みを作ったら、一緒に遊ぼうって言ってきて遊んだけどビーチバレーや城を作ったりしたけど一向に海に近寄らなかったのは俺に気を使っていたんだろう。なんだろう本当にルドルフ俺にはもったいないくらいいい子だったんだなぁ、一瞬結婚したいとか考えてしまった、俺メンタルクソ雑魚だったのかぁ、

 

 

てか、ウマ娘の体力は俺たちヒト息子と比べると違いすぎる。本当に同じ人間なのか、不安になる、しかも頭の良さも俺たちと変わらないから、ウマ娘が世界征服とか考えたら、世界滅亡が間違いなく近づくだろう。

 

武田ウマ娘隊が戦国時代鉄砲が現れるまで最強って呼ばれていたのはもう覆されることはないだろうな。

 

よし、適当なことを考えたら楽になれたぞ、夏合宿までにテイオーに勝つ、オグリにまた尊敬されるようになろう。

 

その時、ふと閃いた!

このアイディアは、オグリキャップとの

トレーニングに活かせるかもしれない!

 

オグリキャップの成長につながった!

 

スタミナが5上がった

 

根性が5上がった

 

どこ吹く風のコツのレベルが1上がった

 

「オグリ!!」

 

「!?なんだトレーナー?」

 

「一旦休憩しよう!」

 

「私は全く疲れてないぞ。」

 

「もうそろそろお昼だし、プールは自分で気付かないが疲れが貯まるものだ。休むことが上手いやつは大成功するしな!」

 

「トレーナーがそう言うなら……そうする。」

 

「テイオーも一緒に休憩してご飯でも食べよう。」

 

「ウンワカッタヨ,トレーナー」

 

 

私の作戦はおにぎりでオグリに尊敬を思い出させる狙いもある。そして軽く豆知識を披露して、【トレーナーは何でも詳しいな、尊敬する♥】コレだ、完璧なプランだ!

 

 

 

 

 

「オグリ、おにぎりと炭酸抜きコーラとバナナだ。」

 

「……?トレーナーどうして炭酸抜きコーラなんだ?」

 

「これから泳ぐのにこの量は自殺行為だよ〜」

 

「フッ、それはだな……」

 

???「ほう炭酸抜きコーラか…たいしたものだな」

 

顔の大きいウマ娘「私のデータによれば、炭酸を抜いたコーラは極めてエネルギー効率が高いらしく、レース直前に愛飲するランナーも多いらしい。」

 

「何でもいいけどこのあと泳ぐんだよ〜」

 

胸と顔が大きいウマ娘「それに大量のおにぎりにバナナ」

 

私の見せ場をぶっ壊したウマ娘「これも即効性のエネルギー食だ。しかもおにぎりはオムライスおにぎり梅干しおにぎりや色々あって栄養バランスもいい」

 

完全詠唱するウマ娘「それにしても水泳という激しい運動の前にあれだけ補給できるのは驚異的な消化力というほかはない」

 

 

オグリ説明聞かず食べてんのかよ。

 

「お前は誰だ、後お前は何を言っている。」

 

俺の見せ場をこうもあっさり奪うとは何者だ。あとバ○大好きだろ。俺もアニメ見たけど。

 

「これは失礼した。私はビワハヤヒデだ。」

 

「では、俺も名乗ろう、木原正樹だ、その頭は飾りではないようだな。」

 

「誰の頭が大きいって!」

 

「オイオイオイ、俺は頭は飾りではないなと言ったんだ、大きさには一切触れてないぞ。」 

 

 

よし、1枚上手を取ったぞ!!

 

 

 

その時、ふと閃いた!

このアイディアは、オグリキャップとの

トレーニングに活かせるかもしれない!

 

オグリキャップの成長につながった!

 

トリックのコツのレベルが3上がった

 

 

「ほっほひっふ〜っ! これか調子がいいとこうなる、だから、期待していてくれ!」

 

何だこの状況、最近疲れることが多すぎないか。

 

「よし、全員食べ終わったら泳ぐぞ。」

 

「後、ビワハヤヒデ、気に触るようなことを言って悪かったな、これからもよろしく頼む。」

 

ビワハヤヒデ「私からもよろしく頼む。」

 

こうして練習に戻った、オグリは結局25mは泳げなかったので、合宿もビート板は手放せなさそうだ、浅瀬で有効的なトレーニングも調べておこう。

 

テイオーはかなり興味深い子だから、ルドルフにも聞いておこう。ビワハヤヒデは頭もキレがある子だ。

 

「今私の頭について考えていたな」

 

なんで俺の思考が読めるんだよ。

 

このあとごまかすために俺は17アイスを全員に奢った。

途中でやってきた、ナリタブライアンも遠慮していたがビワハヤヒデに言われて食べた。ちょろそう。

 

NHKマイルカップに向けてオグリの調整も仕上げに入らないとな、マイルは元々オグリの主戦場だから問題ないだろうからスタミナをつけるのと準備のために水泳を選んだがまぁ大丈夫だろう。




私は異世界転生烈海王というパワーワードで腹筋がやられました。
ステータスが上がったと書いてありますがこの小説ではステータスへの言及は全くする予定はないです。
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