翌朝、俺が出勤しようとすると、胡桃となぎが必死で止めにかかってきた。抱きついたり押し返したりして、俺を動かさなかった。
「今日は一緒にイチャイチャしようよ!」
「私がいくからっ!休んで!」
「いや、今日は事務所に行かないと」
俺が押し切ろうとすると、あーやが言った。
「あ、そういえば今日、女子しか行っちゃダメだったはず。女子トイレの整備とかで」
「そうだったのか。じゃあ休まないとな……」
俺は再び自分の部屋にもどった。胡桃はジャンプしながら俺についてくる。
「柊くん、ごはんたべりゅ?」
「噛んだ?」
「うぅ……」
胡桃は恥ずかしそうにうつむいた。
「まぁ、なんか食べようかな」
「分かった!じゃあ、した行こっ」
俺は胡桃と手をつないで一階に降りた。
胡桃が冷蔵庫を開け、何を持ってきたかと思うと、アルコール度数のかなり高い酒。水との比率が酒1、水9くらいでやらないと酔いすぎて話せないと思う。
「ちゃんと割れよ?」
「いいって。確か9:1だっけ」
1:9だよ!逆にすんな!
「違っ、1:9──」
胡桃はもう9:1で入れていて、飲み始めていた。酔いやすい人が、なんでこんな……
「暑い……やけどしそう……」
「いわんこっちゃない。水飲め。少しでも多くな」
俺は水道から水を出し、胡桃に渡した。
「ふにゃぁ……」
「胡桃、酔うのが家でよかったな」
「よってりゃいもーん」
胡桃は俺に寄りかかった。これを酔ってるって言うんだよ。
「あのな、明日が大変なんだぞ。二日酔いで」
「いいもーん、よってにゃいしぃ」
発言が矛盾してるじゃないか。
「そうか。酔ってないか。じゃあ放っておいていいな」
「うん、ほっといていいよ~」
いや、さすがに放っておけないだろ。
「あのさ、甘えていいんだよ」
「じゃあまえりゅ」
胡桃は俺に飛びかかった。胡桃は俺にしがみつき、離れない。
「水飲むか」
「飲ませてぇ」
胡桃は口を開ける。俺はコップの水を口の中に注ぐ。それを胡桃は飲んだ。
「ちょっと寝たい……」
「いいよ。自分の部屋で寝るか?」
「柊くんのとにゃりがいぃ」
俺は胡桃をおぶり、俺の部屋に連れて行った。
「私の部屋でいいよぉ、寝るだけだし」
俺は胡桃の部屋に引き消した。
俺が胡桃の部屋に入るなんてかなり久しぶりだった。多分半年くらい入っていない。
「胡桃、おやすみ」
「柊くんもいっしょにねりゅのーっ」
「俺はなぎと連絡もとりたいし、一緒には……」
「浮気しちゃいやーっ」
浮気じゃないし。嫉妬深くなるんじゃないよ。
「浮気じゃない」
「じゃあ彼女にょ乗り換え?」
変わんないじゃん。
「じゃあ、一緒に寝てほしいのか」
「うにゅうにゅ」
なんだこれ。なんかの動物か?
「分かったよ。寝るよ。床でいいか」
「ふちゅうは同じ枕じゃにゃいにょ?」
一緒の枕で寝るの?まじかぁ……
「分かったよ。というか、胡桃のベットシングルだよな?」
「そうだよ?」
「2人寝れなくないか?」
「はぎゅして寝ればどうにかにゃりゅ」
ハグして寝ればどうにかなる?いや、スペース削減になるからそうか。嫌じゃないしそれでいっか。
平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?
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YES
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NO