地震から1ヶ月、学校の由月たちは中学3年生。受験シーズンに入り、俺も力が入ってきた。
それとは逆に、杏たちの吹奏楽部引退があと3ヶ月に迫っていた。
そんな部活は、地震で大幅に減り、会う回数も少なかった。そんな俺は家で現実逃避。一気に仕事をやったせいか、もう仕事がなく、暇を持て余していた。学校もないし。
「そうだ、妹呼ぼっと」
俺は妹8人+暁依と俺のグループチャットで呼びかけた。
柊〈今から小山集合って可能?〉10:05
藤花〈可能!〉10:05
沙理華〈可能〉10:05
冬菜〈可能〉10:05
かりな〈可能(家にいるけど)!〉10:05
彩夏〈可能!〉10:05
瑞浪〈可能〉10:05
暁依〈可能だが〉10:06
風那〈可能〉10:06
香奈〈もう足利にいる。可能で〉10:06
一気に返信来たな。1分もしないうちに9人全員から返信が来た。俺は少し驚きながらも、続きを打った。
柊〈じゃあみんな何時の電車か送って〉10:07
最初は藤花から。藤花はこんな感じ。
10:57つばさ138号東京行き
↓
12:57
13:21やまびこ212号東京行き
↓
13:32
次は沙理華。かなり遠くから。
10:23エアポート新千歳空港行き
↓
11:01
11:45JAL2902便仙台空港行き
12:50
13:08仙台行き
↓
13:34
14:00やまびこ214号東京行き
↓
15:32
瑞浪、暁依、かりな、彩夏、藤花、冬菜、香奈以外は全員この電車。
瑞浪は近かった。
11:08快速宇都宮行き
↓
11:49
彩夏、暁依はこれに合わせるようだ。
一方、俺たちと冬菜はこれだ。
深谷10:23小田原行き
↓
大宮11:12
大宮11:17小金井行き
↓
小山12:09
香奈はこれ。
足利9:43
↓
小山10:24
そして、俺は聞いた。
柊〈沙理華たち、もう切符買ったか?新幹線の〉
沙理華〈買ってないよ。どうかした?〉
柊〈沙理華たち、那須塩原で214号降りて〉
風那〈いいけど、なんで?〉
柊〈遠いから。こっちも小山からそっちの方向行くから。那須塩原で合流しよう〉
そして、俺は彩夏たちに言った。
柊〈それで、宇都宮14:44黒磯行きに乗るから、14:00までに小山に着いてて〉
かりな〈了解っ!〉
そのあと、本人登場。
「にゃんっ!」
彩夏〈はーい〉
暁依〈わーった〉
なんだその返事。
冬菜〈了解〉
かりなは俺の肩からスマホを覗き見る。
「なんかエッチなサイトとか見てるの?」
「見てねぇわ。つーか、そしたら胡桃でいい」
「胡桃ちゃん大変だねぇ」
「滅多にしないけど」
かりなは「私もーっ」と甘える。前から甘え上手なんだから……俺は保護者じゃないっての。
「お前はまだ高1だろ?」
「そうだけどー、まだ甘えてもいいじゃん」
「甘えるのは別にいいが、胡桃にすることをかりなにはできないだろ。未成年なんだから」
「JKだよ?」
「なったばっかりだろ」
俺はかりなと言い合うように話していた。
気付くと時間になっていて、俺は絢梨に留守番を頼み、家を出た。大宮では瑞浪たちの1本後の電車になる。
「2人で出かけるなんて久しぶりだね」
「かりながいると大体胡桃がいたからな」
胡桃は事務所にいるらしい。何でかは知らないけど。
大宮に着いてから、9番線からの11:17発小金井行きに乗車。1本前が宇都宮行きだったため、この電車は小金井止まり。小山までだったらどっちでも変わらないが。
「みずねぇたちは前にいるの?」
「1本前の電車だな。小山で時間あるから話せる」
「みずねぇ、元気かな」
「来れるくらいだから元気だろ」
俺はかりなに言った。
「お兄ちゃんは瑞浪と会ってないの」
「会ってない。冬菜とも会ってないし」
冬菜は興味がなさそうにそっぽを向いた。
「ふゆねえ、性格変わった?」
「そう?普通でしょ」
「変わったんじゃないか。多分」
俺も変わった気はしてたし。
日差しがだんだんと昇ってきて、少し眩しい時間だった。
小山につくと、香奈、瑞浪、暁依、彩夏が俺の降りた10番線で待っていた。俺たちは決まったとおり先頭に乗っているため、すぐ分かる。
「お兄ちゃん!久しぶり!」
「久しぶり。香奈も元気そうでよかった」
暁依は冬菜となんか話していたが、何かは分からなかった。
「次に着く人って誰?」
「13:32の藤花だな。新幹線の改札口は1つだけだからそこで待ってよう」
俺たちは新幹線改札口に全員で向かった。
平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?
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