高校生からの物語 2期   作:月島柊

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第12話 集合

 地震から1ヶ月、学校の由月たちは中学3年生。受験シーズンに入り、俺も力が入ってきた。

それとは逆に、杏たちの吹奏楽部引退があと3ヶ月に迫っていた。

そんな部活は、地震で大幅に減り、会う回数も少なかった。そんな俺は家で現実逃避。一気に仕事をやったせいか、もう仕事がなく、暇を持て余していた。学校もないし。

 

「そうだ、妹呼ぼっと」

 

俺は妹8人+暁依と俺のグループチャットで呼びかけた。

 

柊〈今から小山集合って可能?〉10:05

藤花〈可能!〉10:05

沙理華〈可能〉10:05

冬菜〈可能〉10:05

かりな〈可能(家にいるけど)!〉10:05

彩夏〈可能!〉10:05

瑞浪〈可能〉10:05

暁依〈可能だが〉10:06

風那〈可能〉10:06

香奈〈もう足利にいる。可能で〉10:06

 

一気に返信来たな。1分もしないうちに9人全員から返信が来た。俺は少し驚きながらも、続きを打った。

 

柊〈じゃあみんな何時の電車か送って〉10:07

 

最初は藤花から。藤花はこんな感じ。

 

10:57つばさ138号東京行き

12:57

13:21やまびこ212号東京行き

13:32

 

次は沙理華。かなり遠くから。

 

10:23エアポート新千歳空港行き

11:01

11:45JAL2902便仙台空港行き

12:50

13:08仙台行き

13:34

14:00やまびこ214号東京行き

15:32

 

瑞浪、暁依、かりな、彩夏、藤花、冬菜、香奈以外は全員この電車。

 

瑞浪は近かった。

 

11:08快速宇都宮行き

11:49

 

彩夏、暁依はこれに合わせるようだ。

一方、俺たちと冬菜はこれだ。

 

深谷10:23小田原行き

大宮11:12

大宮11:17小金井行き

小山12:09

 

香奈はこれ。

 

足利9:43

小山10:24

 

そして、俺は聞いた。

 

柊〈沙理華たち、もう切符買ったか?新幹線の〉

沙理華〈買ってないよ。どうかした?〉

柊〈沙理華たち、那須塩原で214号降りて〉

風那〈いいけど、なんで?〉

柊〈遠いから。こっちも小山からそっちの方向行くから。那須塩原で合流しよう〉

 

そして、俺は彩夏たちに言った。

 

柊〈それで、宇都宮14:44黒磯行きに乗るから、14:00までに小山に着いてて〉

かりな〈了解っ!〉

 

そのあと、本人登場。

 

「にゃんっ!」

 

彩夏〈はーい〉

暁依〈わーった〉

 

なんだその返事。

 

冬菜〈了解〉

 

かりなは俺の肩からスマホを覗き見る。

 

「なんかエッチなサイトとか見てるの?」

「見てねぇわ。つーか、そしたら胡桃でいい」

「胡桃ちゃん大変だねぇ」

「滅多にしないけど」

 

かりなは「私もーっ」と甘える。前から甘え上手なんだから……俺は保護者じゃないっての。

 

「お前はまだ高1だろ?」

「そうだけどー、まだ甘えてもいいじゃん」

「甘えるのは別にいいが、胡桃にすることをかりなにはできないだろ。未成年なんだから」

「JKだよ?」

「なったばっかりだろ」

 

俺はかりなと言い合うように話していた。

気付くと時間になっていて、俺は絢梨に留守番を頼み、家を出た。大宮では瑞浪たちの1本後の電車になる。

 

「2人で出かけるなんて久しぶりだね」

「かりながいると大体胡桃がいたからな」

 

胡桃は事務所にいるらしい。何でかは知らないけど。

 

 大宮に着いてから、9番線からの11:17発小金井行きに乗車。1本前が宇都宮行きだったため、この電車は小金井止まり。小山までだったらどっちでも変わらないが。

 

「みずねぇたちは前にいるの?」

「1本前の電車だな。小山で時間あるから話せる」

「みずねぇ、元気かな」

「来れるくらいだから元気だろ」

 

俺はかりなに言った。

 

「お兄ちゃんは瑞浪と会ってないの」

「会ってない。冬菜とも会ってないし」

 

冬菜は興味がなさそうにそっぽを向いた。

 

「ふゆねえ、性格変わった?」

「そう?普通でしょ」

「変わったんじゃないか。多分」

 

俺も変わった気はしてたし。

日差しがだんだんと昇ってきて、少し眩しい時間だった。

 

 小山につくと、香奈、瑞浪、暁依、彩夏が俺の降りた10番線で待っていた。俺たちは決まったとおり先頭に乗っているため、すぐ分かる。

 

「お兄ちゃん!久しぶり!」

「久しぶり。香奈も元気そうでよかった」

 

暁依は冬菜となんか話していたが、何かは分からなかった。

 

「次に着く人って誰?」

「13:32の藤花だな。新幹線の改札口は1つだけだからそこで待ってよう」

 

俺たちは新幹線改札口に全員で向かった。

 

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