高校生からの物語 2期   作:月島柊

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第17話 誕生日パーティー

 俺たちは沙理華と風那が帰る17時より少し前の15時半から、風那と藤花の誕生日パーティーを始めた。家のカーテンを全て閉め、電気も全て消した。俺は裏からケーキを持ってきて、見えないところでろうそくを刺した。

 

「風那、藤花」

 

俺は風那と藤花を振り向かせた。そして、みんなで

 

『誕生日おめでとう!』

 

と言った。風那と藤花は何が起きたのか分からない様子で、置かれたケーキを見ていた。

 

「なに?何が起きたの?」

「誕生日パーティーさ。ほら、ろうそく消して」

 

風那はろうそくの火を半分消した。藤花が残りを消すと、冬菜がケーキを10等分し、俺たちに分けた。

 

「風那と藤花ももう二十歳だもんな。お前が生まれたときが懐かしいよ」

「え、見てたの?」

「みんな見てたよ。な」

 

風那よりある程度年上である、俺と暁依、冬菜は、風那と藤花が生まれた時に俺たちは病院にいた。当時、俺は8歳、暁依が5歳、風那が3歳だった。双子が生まれたときは驚いたなぁ。

 

「覚えてるか?風那が小6の時の授業参観、俺が行ったんだぞ」

「藤花の授業参観は俺が行ってた」

 

風那たちが小6の時、俺は20歳で、暁依は17歳。暁依に至っては、高校を休んで来ていた。

 

「中学の授業参観は私が行ってたもん」

「よく言うよ。藤花の授業参観はずっと俺が行ってただろ」

 

それからすぐに関東に来たけど。

 

「授業参観のは覚えてるよぉ。あ、4歳の時にかりなたちの産まれたとこ見に行ったなー」

「私も行ってたもん。けど、お兄ちゃん居なかったよね?」

 

いや、居たんだけど。

 

「バッチリ居たぞ」

「嘘!?」

「君らが俺に甘えてくるから。まだ小6だったのにさ」

「居たっけ?」

 

酷くない?俺ってそんなに印象なかったかな?

 

「君ら、物心ついた時から俺に甘えてばっかりでさ。おかげで母さんたちは苦労しなかったって言ってたけど」

「へぇ、そうだったんだ」

 

香奈は俺の横に座って言った。

 

「私も産まれたところ居たらしいけどね」

「流石に2歳だった香奈を置いてく訳にはいかないだろ」

 

懐かしいな、こうやって話してると。

 

「私は誰の産まれるところも見れてないけど」

 

かりなが言った。1番年下なんだから見れないだろ。

 

「大丈夫だよぉ、気にしないでぇ」

 

風那がかりなを、藤花が彩夏を撫でた。

 

「かわいいっ」

「お前が言うか」

 

俺は沙理華に突っ込んだ。

 

「みんな、食べよう」

 

俺たちは誕生日パーティーをすっかり楽しんでいた。ここだけの話、沙理華と風那は明日の朝の電車に変更していた。

平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?

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