高校生からの物語 2期   作:月島柊

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別の視点になります。久しぶりですかね。


第24話 動物園

 私は関東の方に旅行しに行った。暁依と一緒に旅行に行ったけど、時間を間違えた。

5時半前に黒磯を出たが、ラッシュ時間帯真っ只中で、7:50に大宮を出発した。遅れてないはずなのに、なぜか身動きがとれないほど混んでいた。

 

「どうしてこんなに……」

「なんかあったんだろ」

 

さいたま新都心を過ぎても空かなかった。というか、ますます混んでくる。

 

「あのさ、結構混んできたけど」

「黒磯発の始発乗ってきたのに」

 

私はスマホをギリギリで出し、お兄ちゃんにチャットを送った。

 

藤花〈黒磯の始発乗ってるのにすごい混んでる〉7:54

柊〈そりゃそうだ。上野行きなんだから〉7:54

柊〈でも先頭が1番混んでるはずだよ〉7:55

藤花〈11号車は?〉7:55

柊〈空いてる方だろ。特に後ろ5両なんだから〉7:56

藤花〈混んでるよ〉7:56

柊〈逆にラッシュで混んでない方がおかしい〉7:57

藤花〈上野から東京ってどこ空いてる?〉7:57

柊〈上野東京ラインよりかだったら山手線が空いてるだろ〉7:57

藤花〈分かったー〉7:58

 

いつもよりお兄ちゃん打つのが遅い?まぁいっか。

 

「空いてる方だって」

「まぁ、1号車が混んでるだろうな」

 

あきにいが言った。知ってたの?

 

「なんで知ってるの?」

「上野駅って、地上と高架で分かれてるじゃん」

「うん」

「それで、高架だと6、7号車、11~13号車が階段に近いから混んでて、グリーン車周辺の3号車も混んでる」

 

地上だと何か違うのかな。

 

「地上だとどうなの?」

「中央改札が1号車の前にあるんだ。あとは9号車らへんに階段があるけど、これは乗り換える人しか通らないから、1号車、3号車、6号車、9号車が混んで、どこからも遠い15号車は空く」

 

それだから、11号車はあんまり混んでないんだ。

けど、結構混んでる。あきにいと密着しちゃってるし。

 

「あきにい……苦しくない?」

「大丈夫」

 

すごい。男の人ってこんな感じなのかな。

 

「ホントに?」

「あぁ」

 

あきにいは冷静に言った。慣れちゃってるのかな。けど、私がくっついてるからいつもと違うだろうし。

 

「それより、藤花。お前、服キツいんじゃないか」

「ほえ?」

 

急にそんなことを言われて少し驚いた。どうして急に。

 

「だって、前のボタンとれてるぞ」

「……えぇっ!?」

 

確かに、ボタンがとれて谷間が見えていた。見えちゃうっ!

 

「あきにい!しばらくこのままでいさせて!」

 

私はあきにいに抱きついた。うぅ……なんでこんなことにぃ……

 

 災難なめに遭ったが、私は替えの服を着て引き続き上野東京ラインに乗った。空いてる15号車にちゃんと乗って、東京で踊り子3号に乗り換えた。

 

「今日はどこに行くんだ」

「むふふーっ、熱川にいくんだーっ!」

 

ほとんど私がしたいからだけど。

 

「熱川か。レッサーパンダだろ」

「うん!可愛いもん」

 

あの尻尾とか、毛並みがたまらない!絶対もふもふしてるし、顔がかわいい。

 

「そのために特急か」

「だって、早く着きたいじゃん」

 

帰りはずっと普通電車っていうのは内緒だけど。

私は熱川の動物園を楽しみにしていた。

 




今のところ、
5月 4回
6月 2回
7月 3回
8月 5回
9月 6回
10月 7回
となってます。だんだん増えてますが、11月は8回も投稿しません。平均して、1ヶ月あたり4.5回です。
最低でも4回~5回ぐらいは投稿できたらって思ってます。それではっ!

平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?

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