私は文化祭前日、適当に校舎の外を歩いていた。別に何もすることはないけど、気分転換に。
それに、少しでも歩かないとつっきーに「もっと運動しろ!」と怒られる。別に毎日じゃなくても……
私はもう文化祭で誰と一緒にいるかは決まっていて、絢梨と麗華と一緒にいることにした。時間があればつっきーも来るけど、つっきーは来られなさそう。
「ねぇそこのお嬢ちゃん」
男子3人組が来た。というか、誰だろう。キモい呼び方しないでもらいたい。
私はキツく睨む。
「そんな冷たい目しないでよ。名前で呼ぶから、ね?立川ちゃん」
まだキモいけど、さっきのよりかはいい。
「それでさぁ、文化祭、俺たちと一緒に行かない?」
「もう一緒に回る人決まってるから」
私はその場から離れようとする。すると、前から麗波がやってきた。
「絢香ちゃん!麗華ちゃんが探してたよ」
「ああ、じゃあ行くか」
「ちょっと待て!俺たちは今立川ちゃんと話してたんだ!どけよ!」
男子たちは麗波を蹴り飛ばす。
「きゃっ」
「ちょっ、麗波に何するんだよ」
「邪魔者は排除しなきゃね?」
男子たちは私に詰め寄る。ヤバい、誰か……
「絢香!」
「絢香!」
麗華と絢梨だった。2人は男子2人を反対方向に押し出す。
「2人とも。ありがと──」
「邪魔者は排除しなきゃ」
2人は男子1人に倒されてしまう。残りの1人、女子じゃあ到底相手ができない……
「さて、何しようかなぁ」
1人が詰め寄る。その内に、男子の仲間が次々と集まってくる。
「あ……」
もうダメだ。諦めよう。
私が目を瞑ろうとしたその時、目の前に男子が立った。その人は、こう言って男子10人ほどを蹴飛ばした。
「そうだな。邪魔者は排除しないと」
それは紛れもなくつっきーだった。つっきーは魔法を使って10人一斉に拘束した。
「なんだ貴様!」
「月島。邪魔だったから排除した」
私はつっきーにしがみついた。
「あの人たち、絢梨と麗華を蹴飛ばした……」
「あ?」
つっきーは拳を10人全員にぶつける。そして、2人のところに駆け寄る。
「大丈夫か、麗華、絢梨」
つっきーはちゃんと心配している。優男なんだなぁ。改めてそう感じた。つっきー、明日の文化祭一緒に来ないと思ってたけど、やっぱり来るかもしれない。
「あーや」
「わっ!」
私の後ろでつっきーは立っていた。今日は文化祭当日。やっぱりつっきーは来てくれた。なんとなく来た理由は分かってたけど、やっぱり優しいな。
「どうした、もう4人揃ったんだ。さっさと行くぞ」
「はーい」
私はつっきーに付いていった。
平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?
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