高校生からの物語 2期   作:月島柊

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これから、奇数の話はもしもの世界になります。


第3話 ぶんかさい

 私は文化祭前日、適当に校舎の外を歩いていた。別に何もすることはないけど、気分転換に。

それに、少しでも歩かないとつっきーに「もっと運動しろ!」と怒られる。別に毎日じゃなくても……

私はもう文化祭で誰と一緒にいるかは決まっていて、絢梨と麗華と一緒にいることにした。時間があればつっきーも来るけど、つっきーは来られなさそう。

 

「ねぇそこのお嬢ちゃん」

 

男子3人組が来た。というか、誰だろう。キモい呼び方しないでもらいたい。

私はキツく睨む。

 

「そんな冷たい目しないでよ。名前で呼ぶから、ね?立川ちゃん」

 

まだキモいけど、さっきのよりかはいい。

 

「それでさぁ、文化祭、俺たちと一緒に行かない?」

「もう一緒に回る人決まってるから」

 

私はその場から離れようとする。すると、前から麗波がやってきた。

 

「絢香ちゃん!麗華ちゃんが探してたよ」

「ああ、じゃあ行くか」

「ちょっと待て!俺たちは今立川ちゃんと話してたんだ!どけよ!」

 

男子たちは麗波を蹴り飛ばす。

 

「きゃっ」

「ちょっ、麗波に何するんだよ」

「邪魔者は排除しなきゃね?」

 

男子たちは私に詰め寄る。ヤバい、誰か……

 

「絢香!」

「絢香!」

 

麗華と絢梨だった。2人は男子2人を反対方向に押し出す。

 

「2人とも。ありがと──」

「邪魔者は排除しなきゃ」

 

2人は男子1人に倒されてしまう。残りの1人、女子じゃあ到底相手ができない……

 

「さて、何しようかなぁ」

 

1人が詰め寄る。その内に、男子の仲間が次々と集まってくる。

 

「あ……」

 

もうダメだ。諦めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が目を瞑ろうとしたその時、目の前に男子が立った。その人は、こう言って男子10人ほどを蹴飛ばした。

 

「そうだな。邪魔者は排除しないと」

 

それは紛れもなくつっきーだった。つっきーは魔法を使って10人一斉に拘束した。

 

「なんだ貴様!」

「月島。邪魔だったから排除した」

 

私はつっきーにしがみついた。

 

「あの人たち、絢梨と麗華を蹴飛ばした……」

「あ?」

 

つっきーは拳を10人全員にぶつける。そして、2人のところに駆け寄る。

 

「大丈夫か、麗華、絢梨」

 

つっきーはちゃんと心配している。優男なんだなぁ。改めてそう感じた。つっきー、明日の文化祭一緒に来ないと思ってたけど、やっぱり来るかもしれない。

 

 「あーや」

「わっ!」

 

私の後ろでつっきーは立っていた。今日は文化祭当日。やっぱりつっきーは来てくれた。なんとなく来た理由は分かってたけど、やっぱり優しいな。

 

「どうした、もう4人揃ったんだ。さっさと行くぞ」

「はーい」

 

私はつっきーに付いていった。

 

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