高校生からの物語 2期   作:月島柊

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元旦

 1月1日。なんの変わりもない新年。俺たちはただゴロゴロするだけなのに、仮想世界に行って、大勢でゴロゴロ。

 

「湊翔、こんなことしてていいのか」

「大丈夫っしょ。な、琴葉」

「うん。もう動きたくなーい。ね、冬菜」

「うん。どうせお兄ちゃんもでしょ」

「当たり前だ。かりなと彩夏もだろうし」

「うにゅ。あきにいの隣だからもう動かない」

「俺も動かないぞ。な、藤花」

「ね、風那」

「私に振らないでよ。ま、そうだけど」

「沙理華は」

「え、そこにいるけど」

「ゴロゴロ~」

「瑞浪も近くでゴロゴロしてるな」

「もうここにいるー」

「あーや、おいで」

「いや」

「じゃあ絢梨」

「や」

「なんだよ……」

「じゃあこの胡桃ちゃんが行ってあげよう」

「ありがとう女神様」

 

うん。多い。

合計15人いる。大勢でゴロゴロ。1月1日なのに。

 

「敵来ないな」

「来たら攻撃できるの俺と柊、胡桃、琴葉しかいないだろ」

「私も!」

 

かりなが勢いよく言った。

 

「まぁ、来ないだろ」

「とりあえずゴロゴロしようぜ」

 

俺はみんなと一緒にゴロゴロした。もうみんな動く気なんてさらさら無い。

 

「今日元日なんだけどな」

「私が柊くんの隣にいる日?」

 

何言ってるんだ、藤花。

 

「隣にいるのは胡桃で結構」

「大きいの持ってるよ」

 

胸を押し付けてくる。色仕掛けするな。

 

「頭は小さいか」

「酷っ!」

「冗談だ。ただ、ホントにやめろ」

 

俺は一応藤花に警告した。すると、藤花は暁依の方に寄っていった。あいつは懲りないな。

 

「柊くん、膝枕してー」

 

胡桃はあぐらをかいていた俺の膝に寝た。

 

「いいよ」

「魔法使い様~」

 

胡桃は横になった。胡桃はその場からずっと動かずにいたが、たまに俺に話しかけることがあった。

 

「柊くんは楽しい?」

「楽しいとかは無いと思うんだが」

 

俺は胡桃に対して少し冷たいと思ったが、すぐに話した。

 

「いや、楽しいかも」

「でしょでしょ?」

 

俺は胡桃の頭を撫でた。こうすると、胡桃が可愛い声を出すから癒やされる。

 

「くぅん……」

 

胡桃は可愛い声を出しながら、俺の方を向いた。

 

「可愛いね」

「どうもー」

 

胡桃はにこにこ笑って言った。

 

「みんな、もうのんびりだね」

「新年から休みたいから」

 

湊翔が代わりに返信してくれた。

 

「新年1日目からね」

「疲れてるんだろ、きっと」

 

俺だって疲れてるし、きっとみんな同じなんだろう。

 

「あ、胡桃寝た」

「早いね」

「あったかいし。少しだけど」

 

数人寝てる人はいる。起きてる人も横になっているが。

 

「今何時?」

「現実世界だと9時半くらい」

「あ、じゃあ朝ご飯か」

「そうするか」

 

俺は琴葉に朝ご飯を頼んだ。作ってくれるし、結構おいしくできそう。俺も手伝いたいけど、胡桃が上にいてできないし。

 

「みんなもうのんびりだから、動かないでしょ」

「そうだな。ま、新年1発目だし、いいだろ」

 

俺は琴葉にそう言った。

 

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