高校生からの物語 2期   作:月島柊

36 / 49
第31話 避難

 俺は早速家に帰ることにした。16:15発快速急行新宿行きに乗った。龍夜は家に置いてきたが、俺は急いで帰ることにした。

17:09に新宿につくと、17:23発湘南新宿ライン高崎線直通特別快速高崎行きに乗車した。深谷まで向かう最速達だ。

18:39、深谷に着くと、なんとなくで胡桃を呼んだ。すぐに胡桃は来て、俺は助手席に座った。

 

「柊くん、帰ってくるの早かったね」

「まぁ、安全そうだったからな」

 

俺は胡桃と楽しく話した。

 

 俺から1週間経っただろうか。俺はいつも通り学校に行って授業を始めていた。

 

「もうすぐ後期の時間割が始まって、俺の授業が増えるけど、今まで通りだからな」

「数学1分野増えるんですか!」

 

生徒が元気よく聞いてきた。

 

「いや、理科2分野が俺の担当になるだけだ」

 

周りは一気に静かになった。理科は人気がないらしい。

 

「なんだ、この空気?」

 

そう言うと、みんなは笑った。

 

「さて、じゃあ──」

 

俺が始めようとすると、廊下を全速力で走る音が聞こえた。

 

「ん?」

「爆発だ!けが人がいる!」

「え?」

 

俺は咄嗟に教室を飛び出した。

 

「自習だ!」

 

俺は勝山先生と一緒に爆発が起きたところに向かった。

 

「どこですか」

「体育館です!」

 

体育館。爆発物は取り扱わないはずだが。理科室だったら危険性はあるが、体育館でなぜ爆発したのだろう。

そう思っていると、遠くに俺を見ている人影を感じた。俺はすぐにそのところへ飛んでいった。

 

「誰だ」

「デスソードですよ。要件がありましてね」

「今回の爆発はお前の仕業か」

「小さな爆発ですよ。運悪く当たった人がいるらしいですが。目的はあなたを呼び込むためですが」

 

呼び込むためって……

 

「何だ」

「今夜、19時半頃に凪沙さんの家に私の仲間を行かせます。ある意味誘拐です。予告しておくので、行動はあなたに任せます」

 

そう言うと、気味の悪い笑いをした後にこう付け足した。

 

「仮想世界でお待ちしていますよ。見せてください、腕前とやらを」

 

そう言って、デスソードは消えていった。

なんだったんだ。とにかく、19時半になぎの家に行かないとってことか。

 

 学校が終わり、俺は胡桃と今日のことを話した。

 

「じゃあ、どうする?」

「19時半になぎの家に行って、こっちに避難させる。誘拐犯に会わないように迂回して帰ってくるから、熊谷駅に俺の車を置いといてくれ」

 

そう胡桃に指示した。

 

「私は?」

「車の中で待っててもいいし、先に電車で帰っててもいい」

「じゃあ車の中にいるね」

「じゃあ、俺が見えたらライトを3回点滅させてくれ」

「分かった」

 

そう言って、俺は円盤に乗って飛行した。

 

19時過ぎに俺はなぎの家に着いた。俺はすぐになぎに支度をさせた。俺も手伝い、10分ほどで終わった。

 

「どうして避難なんか」

「誘拐犯が来るって聞いた。一応避難しよう」

「分かった」

 

飛行が危険な可能性があるし、なるべく本厚木まで最短で結べてしまうルートは通らない方が良い。とにかく、海老名までは移動してしまおう。

 

「19時31分の各駅停車で厚木まで行っちゃう?」

 

なぎが聞いた。

 

「いや、19時29分発の快速急行で海老名まで行っちゃおう」

 

多分相模線に厚木で乗り換えるより早く乗り継げるはずだ。

19時29分、快速急行新宿行きは出発した。次がもう海老名で、19時32分に海老名に到着した。

約5分かかる乗換をしてから、19時38分発橋本行きに乗った。

 

「もうどう帰るかは決まってるか」

「あぁ。北から抜けていこう」

 

結構夜遅くなってしまいそうだが、仕方ない。

20時10分、橋本に着き、すぐに20時12分発八王子行きに乗り換えた。20時23分、八王子に着くと、八高線に乗車。20時31分発の川越行きだ。

21時6分、東飯能に着いたが、9分間停車する。対向電車待ちだ。

 

「うぅ……この隙に追いつかれちゃいそう……」

「車とか魔法を使ってない限り追いつかれないと思うが……」

「無いわけじゃないからな」

 

それが不安要素だった。

21分15分、不安になりながらも電車は出発した。21時20分、高麗川に着くと、階段を通り、21時24分発高崎行きに乗車。

ちなみに、これで高崎まで行っても、23時5分発籠原行き最終電車に乗り継げるが、高崎線で待ち伏せをされる可能性が高い。そのため、寄居で秩父鉄道に乗り換え、熊谷を目指す。

 

「取りあえず一安心だな」

「そうだな。眠くないか」

「眠いかも……」

 

なぎが小さくあくびをした。

 

「じゃあ寝ていいぞ。寄居まで時間あるから」

 

約35分。寝れるくらいの時間はある。

 

「じゃあ、おやすみ」

 

なぎは俺の隣で寝た。

 

 22時3分、寄居に着くと、そのあとは22時24分発羽生行き最終電車に乗った。羽生まで行く最終だが、熊谷までだったらこのあと23時7分発熊谷行きがある。

なぎは秩父鉄道でも寝ていた。32分と、そこまで長くはないが。

 

「柊、なぎのこと、頼んでもいいか」

「あぁ、いいけど、どうした」

「俺、明後日会社の出張あってさ、明日のうちに家に帰っておきたいんだ」

「ああ、いいよ」

 

龍夜も会社に入ってたんだな。

 

「ありがとう、じゃあ頼む」

「分かった」

 

 

 電車が熊谷に近づくと、俺はなぎをそっと起こした。

 

「なぎ、着くよ」

「ん?んん……」

 

まだ寝ぼけてる。寝起きだもんな。

 

「着いたから。降りるぞ」

 

龍夜がなぎを撫でて起こした。

 

「んん。起きる……」

 

なぎが起きて降りると、俺たちは胡桃のところに行った。ライトを3回点滅させるはずだ。

俺が駐車場に行くと、胡桃の車のライトが3回点滅した。

 

「胡桃か」

 

俺たち3人は胡桃の車に乗った。

 

「自分の車で来たんだな」

「うん。柊くんはゆっくり休んで」

 

胡桃が運転してくれた。結構眠かったし、助かる。

明日からは戦闘やなぎを守ることが多くなりそうだ。

 

平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?

  • YES
  • NO
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。