俺は早速家に帰ることにした。16:15発快速急行新宿行きに乗った。龍夜は家に置いてきたが、俺は急いで帰ることにした。
17:09に新宿につくと、17:23発湘南新宿ライン高崎線直通特別快速高崎行きに乗車した。深谷まで向かう最速達だ。
18:39、深谷に着くと、なんとなくで胡桃を呼んだ。すぐに胡桃は来て、俺は助手席に座った。
「柊くん、帰ってくるの早かったね」
「まぁ、安全そうだったからな」
俺は胡桃と楽しく話した。
俺から1週間経っただろうか。俺はいつも通り学校に行って授業を始めていた。
「もうすぐ後期の時間割が始まって、俺の授業が増えるけど、今まで通りだからな」
「数学1分野増えるんですか!」
生徒が元気よく聞いてきた。
「いや、理科2分野が俺の担当になるだけだ」
周りは一気に静かになった。理科は人気がないらしい。
「なんだ、この空気?」
そう言うと、みんなは笑った。
「さて、じゃあ──」
俺が始めようとすると、廊下を全速力で走る音が聞こえた。
「ん?」
「爆発だ!けが人がいる!」
「え?」
俺は咄嗟に教室を飛び出した。
「自習だ!」
俺は勝山先生と一緒に爆発が起きたところに向かった。
「どこですか」
「体育館です!」
体育館。爆発物は取り扱わないはずだが。理科室だったら危険性はあるが、体育館でなぜ爆発したのだろう。
そう思っていると、遠くに俺を見ている人影を感じた。俺はすぐにそのところへ飛んでいった。
「誰だ」
「デスソードですよ。要件がありましてね」
「今回の爆発はお前の仕業か」
「小さな爆発ですよ。運悪く当たった人がいるらしいですが。目的はあなたを呼び込むためですが」
呼び込むためって……
「何だ」
「今夜、19時半頃に凪沙さんの家に私の仲間を行かせます。ある意味誘拐です。予告しておくので、行動はあなたに任せます」
そう言うと、気味の悪い笑いをした後にこう付け足した。
「仮想世界でお待ちしていますよ。見せてください、腕前とやらを」
そう言って、デスソードは消えていった。
なんだったんだ。とにかく、19時半になぎの家に行かないとってことか。
学校が終わり、俺は胡桃と今日のことを話した。
「じゃあ、どうする?」
「19時半になぎの家に行って、こっちに避難させる。誘拐犯に会わないように迂回して帰ってくるから、熊谷駅に俺の車を置いといてくれ」
そう胡桃に指示した。
「私は?」
「車の中で待っててもいいし、先に電車で帰っててもいい」
「じゃあ車の中にいるね」
「じゃあ、俺が見えたらライトを3回点滅させてくれ」
「分かった」
そう言って、俺は円盤に乗って飛行した。
19時過ぎに俺はなぎの家に着いた。俺はすぐになぎに支度をさせた。俺も手伝い、10分ほどで終わった。
「どうして避難なんか」
「誘拐犯が来るって聞いた。一応避難しよう」
「分かった」
飛行が危険な可能性があるし、なるべく本厚木まで最短で結べてしまうルートは通らない方が良い。とにかく、海老名までは移動してしまおう。
「19時31分の各駅停車で厚木まで行っちゃう?」
なぎが聞いた。
「いや、19時29分発の快速急行で海老名まで行っちゃおう」
多分相模線に厚木で乗り換えるより早く乗り継げるはずだ。
19時29分、快速急行新宿行きは出発した。次がもう海老名で、19時32分に海老名に到着した。
約5分かかる乗換をしてから、19時38分発橋本行きに乗った。
「もうどう帰るかは決まってるか」
「あぁ。北から抜けていこう」
結構夜遅くなってしまいそうだが、仕方ない。
20時10分、橋本に着き、すぐに20時12分発八王子行きに乗り換えた。20時23分、八王子に着くと、八高線に乗車。20時31分発の川越行きだ。
21時6分、東飯能に着いたが、9分間停車する。対向電車待ちだ。
「うぅ……この隙に追いつかれちゃいそう……」
「車とか魔法を使ってない限り追いつかれないと思うが……」
「無いわけじゃないからな」
それが不安要素だった。
21分15分、不安になりながらも電車は出発した。21時20分、高麗川に着くと、階段を通り、21時24分発高崎行きに乗車。
ちなみに、これで高崎まで行っても、23時5分発籠原行き最終電車に乗り継げるが、高崎線で待ち伏せをされる可能性が高い。そのため、寄居で秩父鉄道に乗り換え、熊谷を目指す。
「取りあえず一安心だな」
「そうだな。眠くないか」
「眠いかも……」
なぎが小さくあくびをした。
「じゃあ寝ていいぞ。寄居まで時間あるから」
約35分。寝れるくらいの時間はある。
「じゃあ、おやすみ」
なぎは俺の隣で寝た。
22時3分、寄居に着くと、そのあとは22時24分発羽生行き最終電車に乗った。羽生まで行く最終だが、熊谷までだったらこのあと23時7分発熊谷行きがある。
なぎは秩父鉄道でも寝ていた。32分と、そこまで長くはないが。
「柊、なぎのこと、頼んでもいいか」
「あぁ、いいけど、どうした」
「俺、明後日会社の出張あってさ、明日のうちに家に帰っておきたいんだ」
「ああ、いいよ」
龍夜も会社に入ってたんだな。
「ありがとう、じゃあ頼む」
「分かった」
電車が熊谷に近づくと、俺はなぎをそっと起こした。
「なぎ、着くよ」
「ん?んん……」
まだ寝ぼけてる。寝起きだもんな。
「着いたから。降りるぞ」
龍夜がなぎを撫でて起こした。
「んん。起きる……」
なぎが起きて降りると、俺たちは胡桃のところに行った。ライトを3回点滅させるはずだ。
俺が駐車場に行くと、胡桃の車のライトが3回点滅した。
「胡桃か」
俺たち3人は胡桃の車に乗った。
「自分の車で来たんだな」
「うん。柊くんはゆっくり休んで」
胡桃が運転してくれた。結構眠かったし、助かる。
明日からは戦闘やなぎを守ることが多くなりそうだ。
平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?
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