月島柊
月島胡桃
月島かりな
白雪凪沙
以上4名
3月、受験の結果が公表される。
かりなが通う高校は、脳が擦りきれる程考えた。友達が多い高校を選ぶか、家から近いところを選ぶか、偏差値の高い高校に行くか。
結局かりな自身で、家から近い高校を選んだ。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
俺はかりなを見送った。お願い、かりな。高校、受かれよ。
【月島かりな視点】
高校に着くと、無数の数字が並べられていた。私はその数字を見る。私の番号は「1630」。お願い、あって……
1600
1601
1602
1603
1604
1605
1606
1607
1609
1614
1615
1618
1620
1623
1626
1629
前のやつが2ずつ増えてる。え、じゃあ私、受かんない確率の方が多い?私は声に出した。
「1629……1630……!」
私は受かっていた。そこら辺にいた女子とハイタッチ。私は飛び上がるほど嬉しかった。取りあえずもう嬉しかった。私はスキップして家に帰った。今日は学校ないし!
【月島柊視点】
1時間後、かりなは帰ってきた。今までにないほど……
「お兄ちゃん!受かったよ!」
嬉しそうな表情だった。玄関でかりなはピョンピョン跳びはねて喜んでいた。そんなことをしていると、キッチンから胡桃が出てきた。
「どうしたの?」
「胡桃ちゃん!受かったよ!」
胡桃の表情はみるみる内に明るくなっていく。
「良かったね!じゃあ今日は合格パーティーだ」
そんなの聞いてないんだが?胡桃は俺たちの顔を見て言った。
「パジャマパーティーだよ!」
そういえばパジャマで全員揃ったことないっけ。じゃあなぎも呼ぼっかな。
「じゃあ、集合は19:30ね!」
胡桃はキッチンに戻った。俺はなぎに連絡をする。すぐに呼び出し音が鳴りやんだ。
「なぎ、今日空いてる?」
《空いてるにゃん。何かあるのかにゃ?》
語尾が気になるところだが一回スルーしよう。
「今日、こっちでパジャマパーティーしたい。19:30にこっち着けるかな」
《大丈夫にゃ!それより前に着いちゃうにゃ》
俺は語尾のことについて聞こうとする。
「なぎ、その語尾なんだ」
《にゃーっ。遊んでるだけ》
なんださっきのギャップは。さっきの一言だけでギャップがあったぞ!?
「そ、そうか。じゃあ、19:30な」
《オッケーにゃん》
そう言って俺は電話を切った。次は小雪をかりなに返しに行くか。かりなは受験勉強中、かりな自ら小雪と会わないことを選択した。久しぶりに会うことだろう。
「かりな、小雪だよ」
俺が言うと、かりなは思いっきりドアを開けた。小雪は驚いて俺の頭の上に跳ぶ。
「ごめん~、小雪ちゃん」
かりなは小雪を抱く。指の隙間から小雪の毛がはみ出る。
「待ってよ~」
小雪とかりなは楽しんでいた。俺は静かにドアを閉めた。
あ、そうだ。暇になっちゃったから胡桃のところ行こ。
「胡桃、暇?」
「ひーまー。なんかした~い」
そんなこと言われたってすることないし。
「背中乗る?」
「乗る~」
胡桃は俺の背中に乗る。胡桃って結構軽いんだよな。重力ホントにある?
「疲れた」
「早いよ~。じゃあ、一緒にゴロゴロする?」
「そうしようぜ」
俺と胡桃はリビングの床で、同じタイミングで左右に転がっていった。
夜になり、19:30の少し前、なぎが家に入ってきた。一度住んでいたところだから何もなく入ってきたんだろう。
「柊くん、久しぶり」
「なぎ、久しぶりだね。取りあえずリビングにいて。すぐ行く」
「にゃ~」
俺はかりなを呼びに行った。小雪とずっと遊んでるのかな。
「かりな、パーティー始めるぞ」
「んぐ。小雪ちゃん、行くよ」
小雪も連れてくのか。だったらきなこも連れてこうかな。
「かりな、きなこのとこ一緒に行かないか」
「行く~」
俺はかりなと一緒にきなこがいる部屋にむかった。
「きなこ~、行くぞ」
俺がしゃがんで手を出すと、きなこは一回匂いを嗅いでから跳び乗った。
「かわいい……焼おにぎりだ」
「なにその例え」
かりなは笑いながら言った。
「でもたしかに焼おにぎりみたい……」
「きな粉じゃなかったな」
「うまいこと言ったね」
かりなは小雪を頭の上に乗せた。
「うまいこと言ったつもりはないけどな。ま、取りあえずリビング行くか」
俺はなぎがいるリビングに戻った。もうそろそろ着替えも終わっていることだろう。
平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?
-
YES
-
NO