高校生からの物語 2期   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
白雪凪沙
月島かりな
月島彩夏
以上5名


第5話 受験祝い

 リビングに戻ると、なぎの着替えはとっくに終わっていた。あの時とは全く違う服装で、少し春になったからか露出が増した?肩が少し見えて、薄い長袖だった。

 

「なぎ、どうだい、久しぶりのここは」

「うん、なんか懐かしい」

 

なぎは小雪ときなこに囲まれていた。

 

「きっと小雪ときなこも会えてうれしいんだよ」

「そうだよねーっ」

 

小雪ときなこはなぎの周りを走り回る。なんか遊んでる気もするが?

 

「凪沙ちゃんっ!」

 

胡桃がパジャマに着替えて出てきた。なんか、いろんな輪郭が見える……胸の先っぽの出っ張りとか、そこ周りの膨らみとか。ハッキリとではないが、まぁまぁ見える。

 

「みんな来たかな」

「いや、彩夏が来るはず」

 

彩夏以外はもうみんないる。なんか膝枕してる人がいるけど気にしない。

 

「柊く~ん、なでてなでてー」

 

なぜ撫でなければいけないんだ。俺はそんなことを思いながらも撫でてあげた。

 

「やっほーっ!来たよ──」

 

彩夏が部屋の中に入ってくると、なんか気まずい空気になった。

 

「私も撫でてよーっ!」

 

ぷくーっと頬を膨らませて怒る。かわいい。俺は彩夏を手招きした。

 

「わーいっ」

 

なんだこいつら。高校生じゃないのかよ。凪に至っては俺と同い年だろ。

 

「えっと、とりあえずなんかしようか?」

「枕投げとか?」

 

そんな数の枕ねぇよ。まぁ、けど仮想世界に行けば、ぽいことはできるかな。

 

「んじゃ、仮想世界で待ってて」

 

俺は先に転移した。なんかあったはず。柔らかいものが。ぷよぷよしてて、水みたいなやつ。

 

 

 俺が仮想世界で使ったのは大量のスライム……の皮。経緯を説明すると残酷だが、スライムの中にあるものを全て取り出す(いらない場合は廃棄)。そして、残った皮を丸めてボールにすればできあがり。これでスライム何匹分だろう。

合計500個ほど。多い気もするが、この際どうでもいい。多分1000匹くらいのスライムが犠牲になってるけど。

 

「おっしゃ、やるぞ!」

 

俺は胡桃に向かって投げる。

 

「ふみっ!やったなっ!」

 

胡桃は近くのスライムボールを投げ返す。

 

「わっ」

「うりゃっ」

 

なぎからもスライムボールを浴びる。

 

「つっきーっ!」

 

あーやからもだ。

 

「よいしょっ」

『お兄ちゃんっ!』

 

かりな、彩夏、絢梨からも浴びせられた。これで6ヒットですか。

 

「いい加減にしろっ!」

 

俺は胡桃以外の5人に向けてスライムボールを投げる。

 

「りゃーっ」

 

俺以外にも標的ができたらしく、みんなで投げ合っていた。

 

 

 スライムボールは1つもなくなることなく投げ合った。みんな疲れ果て、最終的には自分で投げてはキャッチするということになっていた。

 

「かりな、合格おめでとう」

「ありがと、彩夏」

 

双子同士で祝っている。ああ、なんか平和だなぁ。

 

「えいっ」

「きゃっ」

 

またぶつけ合いかよ。

 

「よっと」

 

俺はかりなに投げた。かりなは後ろに倒れる。スライムボールがクッション代わりになってくれているが。

 

「あっはは、おもしろーいっ!」

 

かりなスライムボールのプールに飛び込む。一応仕切りを出しとこう。

俺は地形変化の魔法を使って仕切りを作り、スライムボールを全て中に入れた。

 

「ぷにぷに……」

 

胡桃がスライムボールをつつく。

 

「わーいっ!」

 

彩夏が飛び込んだ。飛び跳ねたスライムボールが胡桃となぎにかかる。

 

「きゃっ」

 

スライムボールが跳ね返る。胡桃はなぎの手をつかんでプールに飛び込む。

 

「わぁっ、胡桃ちゃん!」

 

俺もスライムボールのプールに入る。

 

「あ、なんか不思議な感触」

 

俺はスライムボールをつつく。それを胡桃がじっと見つめていたが、やがて胡桃は同じスライムボールをつつき始めた。

 

「なんか暇つぶしになるね」

「学校の職員室に置いとくか?」

「なんか上西先生に言われそうだよ?」

 

博也だからなぁ。きっと妥協するだろ。文句も言わないだろうし。

 

「大丈夫さ。2つ持ってくか?」

「じゃあそうする!」

 

じゃあ後に2つ取っておくか。

 

「えいっ!」

 

彩夏が俺にスライムボールを大量に投げてきた。ぷにぷに当たるから痛くはない。

 

「痛くないからいいね」

「りゃーっ」

 

かりなも投げ始める。わぁ、これは大変なことになるぞ。

 

「がっ……やめろよっ」

 

俺は豪速球でスライムボールを投げた。

 

「うぎゃ」

「にゃっ!?」

「きゃっ」

 

3個投げたから3人に当たった。

こうして俺たちは、受験祝いでスライムボールを投げ合った。これは2時間ほど続いたらしい……

 

平行世界の物語(第3話で実施したもの)を別作品で投稿した方がよい?

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