東方鎌霞団   作:カトブレパス

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今回までずっと戦闘でしたが、一応はこの決戦が終わったら鎌霞団員の過去編及び新たな敵襲来に向けての修行編に入ります。

そろそろ飽きてくるかと思いますが、辛坊強くお待ち下さい。


第9話 相対する強者達

鎌霞団アジト 鏡の平原

 

 

魔理沙はメンバーを探すとともに、鎌霞団員も探していた。

 

「あれは!魔法の森を襲った奴じゃないか」

 

少し先で人形遊びをしていたのは、八咫葉月。黄色を基調とした着物に身を包んだ少女であった。葉月は襲撃の際、魔法の森を担当しており、光の三妖精を倒していた。

 

「あいつらは元が弱いから、多分あの少女も大したことはないよな」

 

そう解釈すると、魔理沙は1人で葉月へと攻撃する。

 

魔符「スターダストレヴァリエ」

 

煌びやかな弾幕が放たれ、一直線に葉月へと向かう。葉月は気付いていないのか、ピクリとも動かない。

攻撃確かに葉月に当たった・・・と思われた。

 

「何っ!居ない。何処に行ったんだぜ」

 

魔理沙は首を傾げさっきまで葉月が居た場所を凝視する。

その時、魔理沙はいきなり目の前に現れた葉月に吃驚する。

 

「ははっ、お姉ちゃん、私と遊んでくれるの?嬉しいなー」

 

そう言うと葉月は攻撃を至近距離から放つのではなく、1つの大きな鏡を出現させた。

 

鏡符「バッドエンドシャドウ」

 

鏡から、魔理沙に酷似しているが、魔理沙ではない「何か」が出てきた。

 

「何だそりゃ?私?いや違う。だって私こんなに黒くないぜ」

 

鏡から出てきたもう1人の自分は真っ黒であり、とても生きている様には思えない。

そんなこんなで、魔理沙は自分の影と葉月を同時に相手にしなければいけなくなった。

その時、遠くから風が吹いてきた。風は徐々に強くなっていき、魔理沙の元へとたどり着く。

その風の正体は、射命丸文。風を操る鴉天狗の少女である。

 

「魔理沙さん、苦戦してるみたいですね。あっちの黒い魔理沙さんは私が相手しますから、そっちの女の子は任せます!」

 

「おい、文!お前調子乗んな!後で覚えとけよ!!」

 

「あややや、困りましたね。これは早めに倒して魔理沙さんを助けた方が良さそうですね」

 

文は、ちっとも困った様子を見せていない。その事に対して少々気分を悪くしたものの、魔理沙は自分の前に居る葉月に集中する。

 

 

八咫葉月 対 霧雨魔理沙&射命丸文

 

 

鎌霞団アジト 傀儡の浜辺

 

 

早苗は何故こんな所に海があるのかと疑問を感じながらも、メンバーを探していた。

 

「なかなか見つかりませんね。皆さん何処に飛ばされたんでしょうか?」

 

そうこうしているうちに、鎌霞団の団員を見つけてしまう。

 

「あれは誰でしょうか?私達の仲間じゃないみたいですが?」

 

其処に居たのは、忍装束を着たスラリと背の高い女性。逆牙珠美であった。

 

「貴女が私の相手をしてくれるのですか。東風谷早苗さん」

 

早苗は自分の名前を知っている事に驚いた。

そんな疑問を察知し、珠美は早苗に向かって答える。

 

「貴女達の情報は、全て千里から貰っています。・・・あと其処に隠れている貴女、いい加減姿を現したらどうですか?」

 

珠美は近くにあった木に向けて言葉を投げかける。少しして、木の影から古明地さとりが出てきた。

 

「何で分かったのかしら?気配は消してあったはずですが。一応、貴女の心を覗いて気付いている事は前もって分かってはいましたが」

 

早苗は知ってたんならもっと早く出てこいよとツッコミを入れる。

 

さとりはそんな早苗の心も読み、早苗にこう言った。

 

「私1人では、この人に勝てないと分かったから無暗に顔を出したくなかったんです」

 

そんな2人を見ていた珠美は突然攻撃を仕掛ける。

 

忍術「高等暗器-極-・虐殺のクナイ」

 

忍装束の何処から出てきたかと言わんばかりのクナイが2人を襲う。

さとりはこの展開を読んでか、いとも容易く避ける。一方早苗は避けこそしたものの、何本か掠ってしまう。

早苗もようやく本気を出し、珠美と相対する。

 

 

逆牙珠美 対 東風谷早苗&古明地さとり

 

 

鎌霞団アジト 不知火の庭

 

 

広大な庭の敷地内を、八雲紫は歩いていた。

 

「うーん、何時まで経っても他の人が見つからないわね」

 

紫はアジト内に入った瞬間何処かも判らない場所に移動しており、彷徨っていた。

すると、いつの間にか広い庭の様な開けた所に出ており、困惑していたところだった。

幾らか歩くと、少し先に1人の赤い鎧を着た男性が立っていて、胡坐をかき、瞑想している様に見える。

 

「あれは、誰かしら?鎌霞団の団員なら倒さなきゃいけないけど・・」

 

そう思った矢先、男性が一瞬で紫との間合いを詰め、刀を一閃する。

紫は間一髪で避けたものの、髪の先が数㎝切られている事に気付く。

 

「むう、あれは避けるか・・・」

 

「ちょっと!いきなり危ないじゃない!」

 

不服そうな表情の男性に怒りの矛先を向ける紫に対し、なお無視を続ける男性に憤りを感じた紫は相手の実力を測ってやろうと、スペルカードを使う。

 

結界「動と静の均衡」

 

幾つもの弾幕が展開されるも、男性は涼しい顔をし、あっさりと躱す。

さらに反撃とばかりに、男性も剣を構える。

 

妖刀「-神速-真田抜刀術・錆浅葱」

 

男性は常人では目視できない程の斬撃を放ちながら、何故か自己紹介をしてくれる。

 

「一応、名を名乗っておこう。我は真田幸嗣と申す者。其方も名乗ってくれると嬉しいのだが」

 

紫はそんな幸嗣の態度に拍子抜けするが、全ての斬撃を躱しきった後で一通りの紹介は終わった。

そんな時、幸嗣は攻撃を中止して紫の真後ろを見つめる。

 

「む、何か強大な気配がするな。これは・・・あの館の吸血鬼の妹の気配にそっくりだ」

 

幸嗣が呟いた次の瞬間には、すぐ傍にフランドール・スカーレットは迫っていた。

 

「あーー!!やっと見つけた!!此処にいたのかー」

 

フランは、紅魔館襲撃の際に、幸嗣と戦えなかった事を残念に思っており、この遠征の話を聞いた時に何としても幸嗣と遊びたいと考えていたのだ。

そんな事は露知らず、幸嗣は首を傾げながらも、一気に2人と戦える事に歓喜し、武者震いが止まらない。

 

「我は幸運だな。吸血鬼の妹に、妖怪の賢者。2人同時に相手できるとは」

 

幸嗣はせせら笑い、2人に向けて剣を構える。

 

 

真田幸嗣 対 八雲紫&フランドール・スカーレット

 

 

 




普段絶対に組まなそうな人にコンビを組んでもらいました。

でも、魔理沙と文はいろんな意味で合いそうな気がする。
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