東方鎌霞団   作:カトブレパス

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如何でもいい報告

初めて3000文字突破した。


第10話 続・相対する強者達

鎌霞団アジト 元興寺の屋敷

 

 

その屋敷に足を踏み入れたのは、赤いもんぺを穿き、白い髪をした少女、藤原妹紅。そして青を基調とした服に、金髪の少女、アリス・マーガトロイドであった。

 

「ったく、此処は何処なのよ?少し歩いたら辺鄙な屋敷に辿り着くし」

 

アリスが不平不満を垂れるが、妹紅は素知らぬ顔で探索を続ける。

いつの間にか2人は大きな鉄板の上に立っていた。

 

「おい、アリス。此処から地面が鉄になってるぞ?どういう趣味してるんだか」

 

「本当だ。この鉄にも何か意味があるんでしょうね」

 

2人は頭上が薄暗くなった事に気付き、上を見上げる。

すると其処には、もう1枚の大きな鉄板が浮かんでおり、2人は首を傾げる。

いきなり鉄板が勢い良く落ちてきた。2人は間一髪でそれを避ける。

2人は、屋敷から人の気配を感じる。其処には、作業服を着て、服のあちこちに様々な工具をぶら下げ、さらには普通の工具ベルトまで着けた少女が現れる。

 

「あれれー?鈴仙っていう月兎の女の子はいないんだ。なーんだ、ガッカリ」

 

少女はあからさまに落胆し、項垂れる。2人は少しムッときて、少女に訪ねてみた。

 

「優曇華がどうかした訳?てか悪かったわね、私達で」

 

「別に悪いとは言ってないじゃないですか。がっかりした理由を言うとですね、鈴仙さんって・・・兎耳じゃないですか?」

 

「は?」

 

思いもよらない解答に2人は唖然とし、まさに開いた口が塞がらないとはこの様な事を言うのだろうということを完璧なまでに再現してみせた。

 

「僕ってね?兎大好きなんですよ。そんな時永遠亭に兎耳の子が2人もいると聞いた時は居てもたってもいられないくらい興奮しましたが、何とか正気を保ちました。いいですか?兎耳というのはですね・・・」

 

その後小一時間兎耳の良さについて語り、2人は少々ウンザリしていた。

 

「あとですねー、僕が思うに・・・」

 

「ねえ、話長いんだけど。あと、一人称が僕って何でなのよ?」

 

アリスは少女の話を中断し、1つの疑問を言った。

 

「あれ?今どき僕っ娘って萌えるんですよ。知りませんでした?」

 

知ってるも何も、萌えという言葉を知らない2人には到底理解できない事だった。

少女は思い出したかの様に、ポンと手を叩く。

 

「あ、そうだ。名乗ってませんでしたね。僕は神楽庵。鎌霞団のハッキング担当です」

 

又しても2人が知らない単語が出てくる。訝しげな目線に気付いたらしく、ハッキングについて詳しく説明し始める。

 

その説明は数十分に及び、2人は庵の説明に飽き飽きしていた。

長かった説明地獄も漸く終わりを告げ、庵の顔が真面目な顔つきになる。

 

「ま、そういう訳で。千里から此処に来る人は全員潰せっていう命令受けているから・・・サクッと倒させてもらうよ~ん」

 

庵の居る部屋の奥から、何やら鉄の礫が飛んできて、2人を攻撃する。

アリスと妹紅も、今の一撃で目が覚めたらしく、お互いのスペルを放つ態勢を取る。

 

神楽庵 対 アリス・マーガトロイド&藤原妹紅

 

鎌霞団アジト 百目鬼の鍛冶場

 

 

アジト内に入って暫くして合流できた聖白蓮と鈴仙・優曇華院・イナバは、熱気が籠る火山地帯を飛んでいた。

 

「白蓮さん、あの人影は何でしょうか?」

 

前を飛んでいた鈴仙が、向こうで刀を鍛えている大柄な人を発見する。

 

「そうねー、取り敢えず近づけば分かると思うわ」

 

2人は溶岩に手を付け、刀を作っている男性に近づいた。

 

「んん?やっと此処にも人が来たか。待ちくたびれたぜ」

 

その男性は漢字の漢と書いて「おとこ」と読みそうな屈強な大男であり、身長は2mぐらいはあろう大きさだった。

 

「ま、取り敢えずは自己紹介といくか。俺は黒鉄刃で、鎌霞団の団員をやっていて。まあ、武器作り担当だと思ってくれればいい」

 

刃はそう言うと、自慢の武器コレクションを見せてくる。正直鬱陶しい。

見かけに寄らず気さくな性格で、敵である2人にも普通に話してくる。さも前からの友人であったかの様に。

だが2人は幻想郷を救いに来たのであって、決して遊びに来たのではない。

刃の長話にほとほと困り果てた2人はこの状況をどう打破しようかと悩んでいた。攻撃をしたところで、容易く躱されてしまう事は目に見えていた。

鈴仙は話の途中で背中に悪寒を感じ、身震いする。そんな様子を見ていた刃がこう言った。

 

「ああ、きっと今頃庵の野郎がお前の話を熱心に語っているんだろうな。あいつは何故かお前の兎耳に興味を持っていたからな。熱弁していても可笑しくない。そんな気配をお前の第六感が察知したんじゃないのか?」

 

その話を聞いて、鈴仙は益々身体が寒くなった様な気がした。

先陣を切ったのは、白蓮であった。

 

魔法「マジックバタフライ」

 

白蓮は話に夢中で攻撃に気付かない刃に向けて、弾幕を撃つ。

攻撃は殆ど直撃していたが、刃はビクともしないでその場に立っていた。

 

「ありゃ?俺まだ話してたんだけど~。行き成り攻撃仕掛けてくるとか卑怯じゃねーのかよ」

 

「何で?あれだけの弾幕を受けて平気でいられるなんて・・・」

 

唖然とする白蓮と鈴仙を余所目に、刃は落胆の表情を浮かべる。更に、お返しとばかりに反撃する。

 

呪符「憑神の呪い」

 

刃から放たれるたのは、莫大な呪術の塊。あんなものを喰らったらひとたまりもないだろう。

2人は一瞬で威力を理解し、咄嗟の判断でそれを避ける。もはや反射神経だけで避けていると言っても過言ではないくらいの速さであった。

その一撃を何とか躱した2人は再びスペルカードを構える。

 

黒鉄刃 対 聖白蓮&鈴仙・優曇華院・イナバ

 

鎌霞団アジト 不破の墓場

 

 

白玉楼の管理を妖夢に任せてこの遠征に参加した幽々子。アジト内に潜入したはいいが、行く当てもなく、暗い雰囲気の墓場を漂っていた。

何故か隣には、命蓮寺に住む正体不明の少女、封獣ぬえであった。この遠征には何となく参加しただけであって、決して面白そうだからという訳ではないと公言している。

2人の視線の先にはスラリと背の高い着物姿の女性の姿があった。

 

「あれは!私の妖夢を苛めてくれた人じゃない。存分に仕返ししてやらなきゃ」

 

幽々子はいきなり白羽に向けて攻撃する。

 

桜符「完全なる墨染の桜-開花-」

 

桜の花びらと思しき弾幕が白羽を襲うも、しれっとした様子で器用に躱していった。

 

「あらら、亡霊の姫様はこの程度なのかしら。寂しいわね、妖夢さんの敵とれないわよ、これじゃ」

 

ぬえは我関せずといった様子で見ていたが、動き出す。

 

正体不明「哀愁のブルーUFO襲来」

 

幽々子とぬえの弾幕は互いに合わさりあい、協力な一撃へと変化する。

 

「もう、面倒臭いのよね。でも力量の差を思い知らせてあげる♡」

 

ニコリと微笑むと、白羽は弾幕の撃墜へと乗り出す。

 

零符「冥界の理・絶対零度」

 

周りに激しい冷気が漂い始め、2人はその身が凍てつく感覚を知った。

白羽に向かっていった弾幕も、その冷気に充てられて凍り付く。

 

「何、これ?チルノの冷気とは少し違う・・・」

 

「それはそうです。この冷気は冥界の深淵、タルタロスから引っ張ってきたものですからね。其処らの小者とは一味違いますわ」

 

圧倒的な寒さで感覚を失うも、白羽に向ける殺気の視線は外さない幽々子。そんな幽々子を見た白羽は溜息をつく。

 

「ふう、これだけの差を知っても尚刃向うのですか。貴女達には些か呆れますわね」

 

「すいません、幻想郷の人物は皆諦めが悪いんです。降参してもらえます?」

 

「もはや天晴としか言いようがありません。ですが、全力で沈めさせてもらいます」

 

再び両者は吹き荒ぶ吹雪の中で向き合った。

 

骸白羽 対 西行寺幽々子&封獣ぬえ

 




大変長らくお待たせ致しました。

すいません、投稿が遅くなってしまって。

ヤバいぞ、只でさえ少ない読者が更に少なくなってしまう。

次回からは、なるべく早くします。
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