東方鎌霞団   作:カトブレパス

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※注意・一部、都合上カットされております


第12話 鏡の世界のワンダーランド

その後も幻想郷組の快進撃は止まらず、それぞれが鎌霞団員との戦闘に終止符を打とうとしていた。

 

鎌霞団アジト 百目鬼の鍛冶場

 

 

「おりゃあああ!!これで、終わりだあああ!!」

 

鈴仙が高らかにスペルを宣言する。此処での戦いは、先程から白蓮達が優勢であり、刃の呪いの攻撃に臆する事なく攻めていった鈴仙が着実に弾幕を被弾させていった。

だが、刃もこれで終わる様な軟な鍛え方はしていない。

 

「ふん、こんな面白い戦いは初めてだぜ!なら俺もこの術で最後にしよう!」

 

「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」

 

鬼哭「艮の呪い返し」

 

互いが互いの弾幕を打消しあうが。鈴仙の弾幕は刃の弾幕に若干押され気味だが、密度を相当濃くしているので、流石の刃でも全てを相殺する事は不可能だった。

刃の放つ呪いの一撃を掻い潜った幾つもの弾が迫りくる。回避する事を断念し、運命を受け入れんとばかりに攻撃を中断する。

 

「ははっ、アンタらとの勝負面白かったぜ。また今度機会があったら、勝負してみたいもんだ」

 

最後の言葉を残して、刃は鈴仙の弾幕に被弾していった。

その場に残された2人の目の前は既に小部屋へと変わっていた。

其処に、何時も通りの千里の報告が放送される。そして、これまで戦いを終えた者達に驚くべき事実が待っていた。

 

 

たった今、霧雨魔理沙と射命丸文が死を迎えようとしているという事を。

 

 

百目鬼の鍛冶場の戦い 黒鉄刃は鈴仙・優曇華院・イナバの攻撃の前に敗北

 

 

鎌霞団アジト 鏡の平原

 

 

「はははっ、お姉ちゃん達もう終わり?もう少し粘ってくれないと張り合いがないよ」

 

其処では、大勢の黒い魔理沙に囲まれた2人の姿があった。

 

「畜生っ!何なんだよ、こいつ等。攻撃する度に増えやがって」

 

2人を囲む影は、葉月が自身の鏡から出現させたもの。

 

30分前

 

文は、黒魔理沙をあと少しのところまで追い詰めていた。

 

「さあ、観念しなさい。これで終わりですよ、黒い魔理沙さん!」

 

風符「風神一扇」

 

何人たりともその風の前では立つことすら難しい。文の突風に煽られた黒魔理沙は、跡形もなく消え去った。

 

「よし、これであちらに加勢が出来ますね。魔理沙さんはと・・・あやや?」

 

魔理沙は思った以上に葉月に苦戦を強いられていた。

懐から幾つものスペルカードを取り出し葉月に向けて放つも、鏡に吸い込まれていっている。

更には、その鏡から魔理沙が使ったスペルがそのままそっくり返ってきていた。

 

鏡符「トゥルーエンドリフレクター」

 

己の弾幕で己自身を傷つけるという何とも悪趣味な技だ。この突破方法は、吸い込みきれない程の高出力をぶつけるしかないのだが、そんな事を知りもしない2人は、一生懸命葉月の攻撃を躱していた。

 

「魔理沙さん、一回私達の合体技みたいのを披露しません?」

 

「おお、それは面白そうだな。突破口が見つからないんだ、それに賭けるしかねえ」

 

「じゃあ、行きますよ。せーの!」

 

恋符「ノンディレクショナルレーザー」

 

突風「猿田彦の先導」

 

2人の攻撃は重なりあい、破壊力を格段に増し、目にも留まらぬ程のスピードをもったレーザーになって葉月の鏡に吸収される。しかし、鏡の容量を大幅に超えてしまい、その場で破裂してしまう。

 

「よっしゃーーー!!遂にぶっ壊してやったぜ!」

 

「ふーん、お姉ちゃん達も以外にやるんだね。ならこれは如何かな?」

 

鏡符「ネバーエンドトゥワイス」

 

再び葉月の鏡から、黒魔理沙が出てくる。だが今回は雰囲気が少し違った。

 

不快感を催す様な纏わりつく空気、これまでの鏡から出た魔理沙の複製とは別物らしかった。

 




出番があれだけとは、刃も可哀想な奴だ。

実際は、面倒臭かったから端折ったなんて口が裂けても言えません。

なんてね。

こんな私ですが、最後まで見てくれると嬉しいです。
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