やはりギャグのようなものを読者は求めているというのか!
だけど、こんなのしか書けない(´・ω・`)
鎌霞団アジト 不破の墓場
白羽の使った技により、先程から途轍もない冷気が一帯を支配する。
凍える様な冷気で、封獣ぬえは思考が停止しかけていた。無暗やたらに通常弾幕を展開するも、意識が朦朧としてあり得ない方向へと向かってゆき、墓石を無残に壊していく。
その様子を見守る白羽は負けると判っている状態で刃向ってくるのが、気に食わなかった。だから、終わりにしようとした。
しかし、白羽は気付いていなかった。
西行寺幽々子の存在が身近に迫っていることに。
「これで、終わりよ!骸白羽!!」
幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ-神霊-」
咄嗟の判断で幽々子の放つ弾幕のうちの三分の一程を躱すも、残りの弾幕は白羽に襲い掛かる。
そんな景色が目前に迫っているのに、眉一つ動かさず、抵抗する素振りすら見せず、抗いもせずに、骸白羽は幽々子の弾幕の前に散った。
以外にも呆気なく終わってしまった為、幽々子は少し拍子抜けしてしまう。
「案外、最後は呆気なかったわね。でも、白羽の実力ならば、私の全力でも簡単にいなしてしまいそうだったのだけれど。まあ、今は・・・勝利を喜ぶべきよね。そうでしょ?ぬえさん」
「よく判ってるじゃないか。私は震えてはいたけれど、弾幕を外す程貧弱じゃないよ。あいつはまんまと騙されてくれたよね」
「そうかしら?白羽は、貴女の演技も見破っていた気がするのよね~・・・。って、此処は?」
2人は、墓場から一瞬にして小部屋へと移動した。
その視線の先には、残り1つとなったモニターがあった。
2人が見つめるのは、忍装束を着た少女と、早苗・魔理沙の戦いであった。
不破の墓場の戦い 骸白羽は西行寺幽々子の弾幕に被弾し、敗北
鎌霞団アジト 傀儡の浜辺
幻想郷の住人がそれぞれの相手を倒し、残す団員は逆牙珠美1人となった。
しかし、心を読む古明地さとりが能力を多用するも、更に先の戦局を読む珠美が優勢となっていた。
想起「飛行中ネスト」
多種多様な弾幕を展開して、珠美を翻弄しようとするさとり。そんな彼女を嘲笑う様に、対抗する攻撃を仕掛けてくる。
忍術「狂った王の晩餐会」
説明が追い付かぬ程の大量の凶器がさとりに狙いを定める。太刀、銃、鈍器、斧、槍、その全てが1人の少女を滅ぼそうと合図を待つ。
だが、先程から空気だった早苗が動き出した。まずは、通常弾幕で珠美の気を引きつつ、さとりを逃がそうとする。
珠美は、早苗の弾幕に目もくれずに宙に浮いている凶器の幾つかを使って全弾撃ち落としてしまった。そんな光景に焦った早苗は、わき目も振らずにスペルカードを宣言する。
秘術「グレイソーマタージ」
それを待っていたように、珠美は笑った。その心を読んださとりは驚愕して、早苗に警告する。
「早苗さん、この攻撃は罠です!何をするか判りませんが、気を付けて下さい!!」
「え?もう遅いですよ!スペルは発動しちゃいましたよー!」
忍術「映し身の術・人体交換」
そう言葉を発した瞬間、その場に居た3人の場所が入れ替わる。
珠美の場所にさとりが、早苗の場所に珠美が、さとりの場所に早苗が入れ替わってしまう。
安全な場所に居た早苗が、突如として凶器に囲まれてしまった。
「ええええええっ??!!」
「くっ!まさか、こんな術まで持っていたなんて・・・」
早苗は、夥しい数の凶器に呑まれてゆく。太刀に切られ、銃に撃たれ、鈍器に打ち据えられる。次第に凶器の隙間から血飛沫が舞い、早苗の身体が凶器によって見えなくなる。
早苗を隠していた凶器が消える。そこに居たのは、凄まじい量の切り傷や銃弾の痕、殴られた痕が残っている早苗だった。
一方さとりは、早苗の放った弾幕を弾こうとするも、感情が高ぶった早苗が何時もより力を籠めた弾幕の威力は、思ったよりも強力だった。全体の半分程しか弾ききれず、残った弾幕全てに被弾してしまう。煙が晴れてゆく中で、身体中に傷を負ったさとりが満身創痍になっていた。
「ある程度は面白かったですかね。でも、もうちょっと粘ってほしかったですが。・・・残念です」
怪我だらけの2人を見て、少々ガッカリした表情を浮かべる珠美。それが2人のプライドを傷つける。だが、一応仮にも幻想郷の住人、何処かの貧乏巫女や白黒の魔法使い達との激戦を繰り広げてきた。
「あまり舐めないでほしいですね。まだ、決着は着いてないんです」
「此処でやられたら、神奈子様と諏訪子様に申し訳ありません」
その瞳には、希望の光が煌々と燃え盛っていた。諦めの悪さなら幻想郷の住人は他の世界に負けない程だと。
白羽も出番が少ない(哀)。
次で「鍵」は全て解ける予定。
今更だけど、章を付けた。