東方鎌霞団   作:カトブレパス

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今回は文字数が少ない。

ゆるしてヒヤシンス。


第15話 「鍵」の解放

 

「やれやれ、まさかここまで愚かだとは思いませんでした。ですが、その行動に敬意を表し、私も全力で潰してあげます。」

 

「それは、光栄ですね。でも、窮鼠猫を何とやらって言いますよね?」

 

「そこまででてるんなら最後まで言いなさいよ・・・」

 

こんな絶望的な状況でも、まだ冗談を言えるだけの元気は残っているようだ。

 

「じゃあ、いきますよ?これが、私達の最後の足掻きです。心して受けて下さいね」

 

早苗の心を読んださとりが頷き、1枚のスペルカードを構える。

 

想起「恐怖催眠術」

 

大奇跡「八坂の神風」

 

2人の攻撃に、珠美は凛とした態度で反撃する。

さとりも先程までとはまた違った雰囲気を纏う珠美を倒せるのか些か不安を感じていた。

 

神器「血染めの戦場、月光の下に」

 

大小様々な大きさや形、色をした刀が2人に狙いを定めて一斉に向かってくる。

覚悟を決めた早苗とさとりは、今現在の状況を甘んじて受け入れ、自身らの弾幕と珠美の刀がぶつかり合って相殺してゆく様を見守った。

弾幕の弾道に入らなかった一本の刀が早苗に向かって飛んでゆく。もう、動く余力も残っておらず、目を閉じて死を覚悟した。

 

(私、奇跡起こせなかったなあ。神奈子様と諏訪子様に怒られるかな)

 

ところが、何時まで経っても自分が死ぬといった感触は無かった。

 

(あれ?おかしいな、たしか私の目の前に刀が迫ってきてた筈じゃ)

 

早苗が目を開けると其処は先程の浜辺ではなく、何の変哲もない小部屋にいつの間にか移動していた。

その様子を見たさとりが、一から説明してくれたおかげでやっと状況を理解した。

早苗に当たる寸前で、さとりが気付いて当たるか否かの瀬戸際で弾いたという。

その後、最後の攻撃で倒せなかったと判った珠美が自ら消えたのだという。

死を感じて直ぐに諦めてしまった自分と違い、最後まで戦いぬいたさとりに大きな差を感じた早苗。次こそは、役に立てるように修行をしようと決意するのであった。

そこへいきなり、部屋の隅にあったスピーカーから聞き覚えのある声が聞こえてくる。

 

「おめでとう御座います、皆さん。見事、鎌霞団の団員を全員倒しましたね。これで僕の居る所への扉を解放します。来たければ、来ていいですよ。但し、僕と霊夢さんの勝負は邪魔しないで下さいね?・・・ま、邪魔したらその人の人生を僕が無かった事にしますので宜しく」

 

霊夢への助太刀に入ろうとしていた全員が、千里の忠告におぞましさを感じてしまう。

だが、心のどこかで判ってはいた。

自分が霊夢と千里の戦いに入ったところで、何の役にも立たないことを。

 

 

鎌霞団アジト 最奥部 新月の間

 

 

「ようこそ、霊夢さん。・・・じゃ、始めますか」

 

「ふん、あんたをブッ飛ばして幻想郷から出てってもらうわ。覚悟しなさい」

 

霊夢の気合いの入った挑発に、千里はスッと目を細めて言った。

 

「・・・へえ、霊夢さん如きで僕を倒せるとでも?」

 

一気に力を解放した千里から、恐ろしいまでの妖力・神力・霊力が溢れ出る。

まともに正面から喰らった霊夢は一瞬怯んでしまう。

しかし、そんな隙を見逃す筈もなく、いきなり全力の攻撃をする。

 




話数つけるの忘れてた。

全部勢いで書いてたからなあ・・・。

あ、次回から霊夢対千里の対決を本格的に開始しますので。
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