何時完結するのやら。
天命「命を削るカウントダウン」
千里の手のひらから出た不気味な数字が、霊夢の右肩に張り付く。
「何よこれ、取れないじゃない。一体、どういう魂胆で。くっ!」
一秒ずつ減っていく肩の数字に気を取られているうちに、直ぐ傍まで迫ってきていた。
バックステップで距離を取ってから、霊夢も反撃をする。すると、今まで居た場所にバカでかいクレーターが空いている。
「げ、危なかったー」
休ませる気はないかのように、空気中の負の感情から一振りの大太刀を創り出す。
「ははっ、霊夢さん!余所見なんてしてる暇ありませんよ!」
前方に現れた千里から繰り出される振り下ろし。霊夢は、咄嗟に霊力を小さく集中させた結界を創ってそれを防ぐ。
更に、結界を押し上げて千里が太刀を持ち上げている態勢にする。そんな態勢の為、腹部に隙ができる。そこを狙って回し蹴りを叩きこもうとする。
(ふふ、いい反応だけどそんなものは通用しないよ)
展開を読んでか、千里も同様に逆方向からの回し蹴りを打ち込んでいた。
2人の攻撃は相殺されるのではなく、千里の強力な蹴りで霊夢は吹き飛ばされる。
「そろそろ時間じゃないのかな。あ、後三秒だ。さあ、皆さんもご一緒に。さーん、にーい、いーち、ぜろ!」
突如、霊夢の右肩が爆発する。煙が晴れると、右肩を大きく損傷した霊夢の姿があった。まだ腕は動くようだが、まともには機能しないだろう。
負傷していない左腕で右肩を庇いながら、先程受けたスペルカードを思い出す。
しかし、霊夢も無策で此処に来たわけでは無い。懐から治癒札を取り出して肩に当て、呪文を唱える。すると、ボロボロだった腕が治っていく。
「へえ、そんな便利な札があるんですね。あと多分、今使った攻撃の効果は貴女の思っている通りの効果ですよ。設定した数字が対象にくっ付くと、減少してゼロになった瞬間その部位が爆発したり、切り刻まれたりします。そのへんはランダムなんです」
説明が終わるが早いか、霊夢は飛び出して追尾型の弾幕を放つ。
そんな攻撃当たるわけがないと言わんばかりに、軽々と躱す。が、目標にヒットするまで追い続けるとは思っていなかったらしく、後ろから迫るのに気付いていなかった。
「・・・ん?あ、やべ」
もろに背中に被弾し、爆音と共に前へとつんのめる。そこへ矢継ぎ早に次のスペルを発動させる。
霊符「夢想封印・散」
予想外の攻撃に戸惑ってしまったのか、結構な数の弾幕に被弾する。しかし、大した傷は負っていないらしい。
「ふふ、やりますね霊夢さん。まさか追尾型があるなんて知りませんでした。ですが、先程の技はもう効きませんよ」
恐ろしい笑みを浮かべ、まったく違う雰囲気を醸し出す。
刻印「ディアボロス・ゲーム」
地面に大きな魔法陣が出現し、この世のものとは思えぬ怪物が次々と出てこようとする。
千里が指を鳴らすと、魔法陣の封印が解けて怪物達が霊夢に向けて一斉に飛び出してくる。
「この怪物は、地獄に囚われている過去に大罪を犯したやつらです。そう簡単に倒れませんよ?」
「なめてもらっちゃ困るわ。私もだてに修行してないわよ!っと」
怪物の猛攻を躱し、カウンターの要領で一撃一撃を確実に決めていく。
何が面白いのか、千里はその場でクスクスと笑う。
「ふふ、貴女は本当に強いですね。・・・僕もそのくらいの強さがあれば、■■さんを自分の手で救えたんですかね」
避けることに必死で、千里の言葉を全く聞いていなかった霊夢は全然理解できていなかった。
次第に怪物の数も減っていき、遂には全ての怪物を倒しきっていた。
「はあ、はあ、やっと・・終わった」
憔悴しきった顔で千里を睨む霊夢。その視線の先には、暇を持て余したのかハンモックに揺られながらスヤスヤと寝息をたてる千里の姿があった。
呆れてものも言えない霊夢。だが、これをチャンスと思ったか勢いよく突っ込んでいく。
突然目を覚ました千里が、新たな技を展開する。
禍符「月禍桜蹄・不夜城」
夥しい数の光の玉が霊夢を取り囲む。だが、その動きは亀程の遅さで漂うだけだった。
「何これ、ふざけてんの?こんなの相殺すればいい・・だけ」
弾幕を創ってぶつけようとするが、巫女の感で危ないと感じる。
「いい感してますね。ですが、こちらもその玉に衝撃を与えるなど造作もないことなんですがね」
霊夢には目もくれずに、エネルギー弾を創って光球に向かって放つ。フヨフヨと漂うだけの光球に躱す術などある筈もなく被弾。目が眩むような輝きを見せて爆発する。
丁度、目の前の光球が爆発するも、咄嗟に躱す。しかし、これで終わりではない。
「いい判断です。ですが、その光球は爆風も衝撃と見なし、誘爆するんですよ」
次々と誘爆され、爆風の範囲が広がっていく。そんな広範囲の攻撃など避けきれる訳もなく、なす術なしに巻き込まれる。
「ほう、あれを喰らって立っていますか。流石に予定外ですよ」
爆風に巻き込まれる直前に、自分が出来る最高の結界をはって衝撃を凌いでいた。
(いくら霊夢さんとはいえ、あれほどの爆風に耐えられる結界などないと考えての攻撃だった筈だが)
普段は滅多に見せない協力な技を惜しみなく発揮できる。そう思った千里は、少しばかり自分に掛けたリミッターを外す。
遅くなってしまいました、すいません。
暢気に遊んでた結果がこれです。
次はなるべく早めに出したいです。(予定です。あくまで予定です)