東方鎌霞団   作:カトブレパス

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部活帰りにファミレスの前とか通ると、いい匂いがして余計にお腹が減る。

帰宅した時の達成感とかが凄い。


第22話 修行の開始

 

 

「・・・・・とまあ、こんな感じに僕は生きてきたんです」

 

「なんか、途中から関係無い話になっていったわね。庵もそうだけど、千里も相当な人生送ってきたのね」

 

すると、千里が急に照れ始めた。

 

「いや~、それ程でも」

 

「褒めてない」

 

すぐさま千里の言葉をぶった切ってそれ以上のボケを封殺した。

突然真面目な顔になった千里が、行き成り次の強敵の話を持ち掛ける。

 

「こんな冗談は置いといて、悪魔軍侵攻の事について話しましょうか。正直、今の貴女達では七十二柱の一柱にすら勝てないでしょう。蓮華さんの予言によると、悪魔軍にもいろいろな準備があるらしく、直ぐには来られないそうなんです」

 

千里の話の中に聞き捨てならない言葉を発見した霊夢は、その発言に突っ込む。

 

「ちょっと、私達が勝てないって如何いう事よ?」

 

「言葉通りの意味と捉えてくれて構いません。ですから、僕等が貴女達をせめて七十二柱レベルにまではしておこうと思います。鎌霞団員を指名してくれれば、その者を修行相手に出来ます」

 

話が唐突過ぎたのか、霊夢の頭は予想以上に混乱していた。

 

(え?え?こいつ等が私達の修行の相手?全然意味が判らないんだけど)

 

そんな霊夢を後目に、千里は何時からか其処に居た紫と話を進めていた。

 

「これから・・・・・になると思うので、・・・・・したほうが良いんじゃないですか?」

 

「・・ええ、その方が良いでしょう。貴方が素質があると思った人は貴方が稽古をつければ良いわ」

「では、・・・・さんと、・・・・・さん、後・・・・・さんもお願いします」

 

「判ったわ。では、明日からお願いしますわね」

 

霊夢の知らない所で、どんどんと話が纏まっていく。疑問がたくさんありすぎて、考えるのが追い付かなくなっているのだった。

 

 

次の日

 

紫によって、幻想郷各所にこの事実が伝えられた。

幻想郷住民は殆どが信じていなかったが、鎌霞団員に酷くやられたのは確かなので、各々が適していると思われる修行相手を選んでいった。

先日、千里が指名したのは、博麗霊夢、霧雨魔理沙、東風谷早苗の三人。それに加えて、自身の力不足を感じた紅美鈴、射命丸文、藤原妹紅、寅丸星。以上七名。

幻想郷各所の住人達も危機感は感じているらしく、対悪魔へ向けて修行を開始した。

 

 

これから、悪魔と対等に戦う為の修行が始まる。

悪魔軍侵攻まで、残り四か月。

 

 

冥界・白玉楼

 

「だああああっ!!」

 

真田幸嗣との修行に明け暮れる魂魄妖夢。

その顔には、少しばかりの焦りが見て取れた。先程から大技を放っているのに、全くと言っていい程当たらない。

 

「くそっ、何で当たらないんだ。強くならないと・・・、幽々子様を護れるくらい強くならなければ」

 

一息ついた幸嗣が、妖夢の傍に来て一言放つ。

 

「お前、妖夢だったか。戦ってみて判ったが、筋力や瞬発力は申し分ない。しかし、改善点が二つ。一つは、構えなどで剣の太刀筋が大体判ってしまう事だ。これは、剣を構えた瞬間に技を出すなどの方法でカバー出来る。二つ目は、お前の殺気で姿を消しても何処から来るのか感じ取れるんだ。こればかりは自身の精神力が鍵となる。こんなものか」

 

小一時間剣を交えただけで、どの様な技がくるのか判ってしまうものなのかと思いながらも、今は悪魔と戦う準備をしているのだからそれくらいの事を言われるのは必然だと感じていた。

 

「お前の強さはこんなものではない。潜在能力はかなりあると言っていい」

 

「なら、私をもっと強くしてくれ。幽々子様を完全に護れるように。あの時、白羽という女にあっという間に負けてしまった。今度はあんな事が無いようにしなくてはならない」

 

「元からそのつもりだ。さっきからそこに居る何処かのメイド共々な」

 

十分に気配を消していた筈なのに、アッサリと見抜かれてしまっているらしい。建物の影から出てくるが早いか、時を止めて数十本のナイフを投げる。

直ぐに解除し、大量のナイフが幸嗣に突き刺さっていると思われたのだが・・・。

 

「だから、こんなナイフで我を不意打ち出来ると思うなよ?」

 

時を解除すると同時に、既に幸嗣は妖刀を抜いて全てを弾いてしまっていた。

あまりの速さに何時弾かれたか皆目見当もつかず、呆気にとられる。

 

「ふむ、お前は自分の能力を過信しすぎているのかもな。一応言うが、悪魔軍侵攻に手を貸しているのは時を司る神・クロノスだ。たかだか時を止められる程度の能力で敵うと思わない事だな」

 

その発言にむっとした咲夜は、幸嗣に近づき反論する。

 

「貴方程の強さなら十分勝てるんじゃないの。私達を巻き込まないでほしいわね」

 

「なら、証明するといい。我等の修行無しで悪魔と戦って勝てることをな。千里に言われて見てやっているが、お前等が役に立つとは思えん」

 

聞き捨てならない言葉を聞いた咲夜は、勢いに任せてスペルカードを使う。

 

傷魂「ソウルスカルプチュア」

 

全ての弾道を見透かしているかのように、最低限の動きでいなしてしまう。

 

「だから、この手の弾幕は効かぬと言っているのが判らないのか。馬鹿の一つ覚えみたいに、同じ様な技ばかり使う。幾ら時を止めたとはいえ、解除された瞬間に弾けばいいだけのこと」

 

何時まで経っても掠りもしない自信の技に辟易しつつも、多少は幸嗣に従ってやろうと思い始めた咲夜だった。

 

 

 

魔界 魔王の城 王の間

 

「・・・あと少しだ。あと少しで、お前を助けられる。待っていてくれ」

 

 




幸嗣が自分のお気に入りキャラなので、贔屓してしまいがちです。

や、他のメンバーも良いんですよ?幸嗣を特別視しているのは、判っています。

さて、次回から第2章の予定です。話数が少ないのに、早すぎたかな?
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