東方鎌霞団   作:カトブレパス

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他人と自分を比べて、文章力の無さを痛感する。


第2話 滅亡の始まり

博麗神社

 

霊夢は、日課である境内の掃除をやっていた。とそこへ、空から箒に乗った少女が下りてきた。

 

「霊夢―、面白い話があるぜー。なんか人里で窃盗事件が連続して起こっているらしいぜ」

 

「窃盗事件?何でそんな話知っているのよ?」

 

「いやー、慧音が話してくれてな。注意しろよって警告受けちまった。なんと被害額は200万だそうだ」

 

その言葉を聞いた霊夢は魔理沙に掴み掛る。

 

「魔理沙!今200万って言った!?」

 

魔理沙は驚いた表情をし、首を縦に何度も振った。

 

「それじゃあ、まさか!」

 

霊夢は賽銭箱に入っていた金額を再確認するがやはり先程と同じく200万だった。

 

「気に入って頂けましたか。博麗さん」

 

突如、後ろから声が聞こえてきた。霊夢達は驚いて振り返った。そこには、フード付きのパーカーを着て、ジーンズを穿いた少年が立っていた。

 

「誰、貴方?ここら辺じゃ見かけないけど」

 

「僕は最近この世界に迷い込んだ者ですよ。以後お見知りおきを」

 

「外来人って訳ね」

 

霊夢達は優しそうな顔をしている少年への警戒心を解いてしまった。少年は少し考える様なそぶりを見せた後、こう答える。

 

「いえいえ、僕は人・・ではありませんので、気を付けてくださいね。今日は挨拶に来ただけですので。では」

 

少年はそう言い残すと、溶けるように消えていった。

 

「何だったのかしら。人じゃないって」

 

「大方妖怪か何かじゃないか?相当金持ちの」

 

魔理沙は気楽に返すが、霊夢は違和感を感じていた。少し考えて結論を出す。

 

「そうよ!盗まれたのは200万だったわよね?・・とすればさっきの子が盗みの犯人じゃないかしら」

魔理沙は何を言ってるんだこいつと顔に出す。

 

「霊夢、人を無暗やたらと疑うもんじゃないぜ?」

 

霊夢は納得いかないといった様子で、拗ねてしまった。

 

「どーせ私は疑う事しかできませんよーだ」

 

「ま、次来たときに聞いてみりゃいいだろ」

 

と、魔理沙は言って帰ってしまう。

 

 

次の日  博麗神社

 

霊夢は昨日と同じ様な感じで起きてきた。するとそこには、昨日の少年が立っていた。

 

「お早う御座います、博麗さん。今日も良い天気ですね」

 

空は快晴で、気温が38度という猛暑であった。

 

「あなた、昨日の男の子よね?まさかあなたが人里からお金を盗んだの?」

 

「はい、そうですが。それがどうかしましたか?」

 

少年は悪びれずに淡々と受け答えする。

 

「そんなあっさり・・・。じゃあ、あなたが人間ではないと言ったことは?」

 

「言葉通りの意味しかありませんが?それが何か?」

 

いとも簡単に答えてしまう少年に霊夢は少々拍子抜けしてしまう。

 

「じゃあまさか、貴方は妖怪か何かだとでも?」

 

「ま、そんなものですかね」

 

少年は、霊夢の考えを否定しなかった。という事は、少年は妖魔の類だと霊夢は容易に想像できた。だが、何故此処に来たのか?そして、何故わざわざ金を盗んでまで自分に渡したのか?といった疑問が残った。そんな霊夢の表情を見て少年は頭の中を読んだとでもいうように、ゆっくりと答えていった。

 

「霊夢さんの疑問も尤もですね。僕はこの世界、幻想郷に用があるんです。そして、金は僕達の力を理解してほしかったからですかね」

 

霊夢はそんなことをして何になるのだと言おうとしたが、少年は先程と同じように答えてしまう。

 

「一応、今日は僕の仲間も連れてきているんです」

 

少年が隣を指すとそこの空間に亀裂が出来てゆき、そこから1人の女性が現れた。そのとき、上空から魔理沙も現れる。全く空気を読まないタイミングである。

 

「よう、霊夢!その2人は誰だ?って片方は昨日の男の子じゃないか」

 

「お早う御座います、魔理沙さん。ちょうど良かった。貴女にも知って頂きたいですからね」

 

魔理沙は呆気にとられた様になったが、霊夢に説明され話の流れを理解した。しかし、霊夢は2人組の顔を何処かで見たことがある様な気がしていた。

 

「では、説明させて頂きますね。僕達は鎌霞団、盗賊です」

 

その言葉を聞いた瞬間、霊夢は3日前の手配書の中にあった2人の顔を思い出していた。

ジーンズとフード付きパーカーを着た少年は非時千里、隣にいる背の高い着物姿の女性は骸白羽だと。

魔理沙は手配書の存在すら知らなかったので、頭の上に疑問符が浮かんでいる。

 

「なあ霊夢、何なんださっきから。鎌霞団とか、盗賊とか」

 

霊夢は3日前の出来事を詳しく説明した。魔理沙はその事実に驚愕し、目を丸くする。千里はその通りだとでも言うように微笑を浮かべる。

 

「一応、僕達の用事を発表しましょうか。僕達の最終目的は・・・幻想郷の滅亡です」

 

霊夢達は千里から告げられた目的に唖然とする。何故なら、幻想郷を滅亡させるなどという大それた行動を起こす者は今まで存在しなかったからである。

 

「げ、幻想郷の滅亡って、何する気なのよ?」

 

「簡単ですよ。博麗大結界を破壊すればいいんです。ですが、当然邪魔をしてくる人が出てくるでしょう。その前に僕達の障害となり得る者を全員潰します。それが終わった後に霊夢さん、貴女を殺してお仕舞いです」

 

千里は幻想郷に住む全ての住人を排除すると言った。それは、幻想郷に宣戦布告をしたも同じだった。

霊夢は千里の目を見て、本気だと確信した。千里からは何処にでもいる普通の妖怪とは違い、おかしいと思えるまでの妖気を感じたからである。

 

「信じてもらえた様なので、また後日にお会いしましょう。ま、今度会うときは幻想郷の住人全てが、死んだ後ですがね」

 

そう言うと千里はあの時と同じ様に消えていった。

千里が去った後も霊夢達は何も言えずにただ立っているだけであった。

 




早くも3回目となりました。

こんな小説でも、読んでくれる人はいるんですね。

次回も見てくれると嬉しいです。
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