これから戦闘シーンが一気に増えますので、注意して下さい。
2日後 紅魔館
紅魔館の門番、紅美鈴はいつもと同じく門の前に立ち、警戒していた。何故なら2日前、霊夢が来て近々鎌霞団なる者が襲撃してくるだろうという忠告を受けたからだ。
「本当に鎌霞団なんて輩が来るんでしょうか?かれこれ2日も待っていますが、気配すら感じ・・・.っ!」
美鈴は近くに莫大な気配を感じ、すぐさま臨戦態勢をとる。
すると、森の中から赤い鎧を着て、1本の日本刀を腰に差した誰かが姿を現した。
「誰です、貴方は?この辺の人ではありませんよね」
「我は鎌霞団、真田幸嗣と申す者である。紅魔館の主に用があって参った。そこを退いてもらおうか」
美鈴は幸嗣との圧倒的な実力差を感じたが、反論する。
「お嬢様は誰も通すなと仰っています。そう簡単には」
幸嗣はその言葉を聞き、すぐさま威圧する。すると、美鈴の身体が幸嗣に恐怖を抱き、足がすくんでしまった。まるで、自分の身体が幸嗣に敵わないと知って、戦うことを拒んでしまったかのように。
「う、畜生。身体が、動かない。何で?」
「お前は我の目を見て恐怖したな?そのとき、お前自身が我との戦闘を避けたのだ。賢明な判断だ。お前では、我には勝てん」
幸嗣は美鈴の横を通り、紅魔館へと入っていった。
紅魔館 館内
「すみません、侵入者は排除させて頂きます」
何処からともなく声が聞こえ、幸嗣の周りにいつの間にか数本のナイフが迫っていた。
幸嗣は驚くまでもなく、難なく避けてしまう。
「出てこい。入った時から、気配は薄々感じていた」
「あら、よく分かりましたね」
幸嗣の目の前にいきなり1人の銀髪で、メイド服を着た女性が現れた。
「お前も我の邪魔をするのか?」
幸嗣は先程と同じく、紅魔館のメイド長。十六夜咲を威圧した。
咲夜は、幸嗣の威圧に耐え、向かっていった。だが、それは愚かな判断だった。何故かというと、紅魔館の主、レミリア・スカーレットやその妹、フランドール・スカーレットですら、勝つことは難しいと思われるからだ。
咲夜は無謀にも、そんな相手に向かっていったのだ。咲夜は能力で時を止めたとき、既に目前に幸嗣の刀の刃が迫っていた。
咲夜は幸嗣から距離をとって、一気に決着をつけるために3枚のスペルカードを放つ。
奇術「幻惑ミスディレクション」
時符「パーフェクトスクウェア」
幻符「殺人ドール」
咲夜の放った大量の弾幕は、幸嗣の目前へと迫り、止まる。咲夜はそれと同時に時を動かした。
幸嗣はいきなり目の前に現れた弾幕に驚きもせず、小さく嘆息する。
「少々がっかりしてしまった。まさか、この程度だったとは」
最小限の動きで弾幕を難なく避けてしまう。幸嗣は次の瞬間、咲夜の背後を歩いており、こう告げた。
妖刀「真田抜刀術・白群」
その言葉が言い終わった直後、咲夜の身体の至る所に切り傷ができ、そこから血が噴き出る。咲夜はあまりの出来事に愕然とする。
「がはっ、い、いつの間に、後ろに」
「お前が今の事を理解できぬのならば、我に勝負を挑んだ事は間違いであったのだ」
幸嗣は咲夜に向かって冷やかに告げると奥へと進んでいった。
紅魔館 地下 図書館内
この図書館を管理する、パチュリー・ノーレッジは何者かの気配を感じてはいたのだが、その気配が尋常ではない事にも気づいていた。しかし、いつも通りに咲夜が侵入者を退治してくれるだろうと高を括っていた。その時までは。
「少々邪魔をする。紅魔館の主に用があるのだが」
パチュリーは突然の来訪者に驚きこそしたものの、すぐに冷静さを取り戻した。
「何か用かしら、侵入者さん?」
「お前も我の邪魔をするのか?」
何者かは、どうやらレミィに用事があるらしかった。でも此処を通す分けにはいかない。パチュリーがそう思ったとき、幸嗣がおもむろに口を開く。
「そうだ。この館の玄関付近にてメイドと思われるものを切った。相当な重症だと我は感じた。今すぐ治療しないと拙いのではないか?」
パチュリーはすぐさま小悪魔を呼び、急いで玄関へと向かった。
その様子を見た幸嗣は、これで邪魔者はいなくなった事を確認し、レミリアのいる大広間へと進んで行った。
次回は幸嗣とレミリアとの対決となっております。
タグに急展開とありますが、こういった所です。