あの後、俺のベットを綺凛に貸すのに綺凛一緒に寝ようだのどうのと一悶着あったがとりあえずは俺はソファーに綺凛はベットにと無事分かれて寝ると翌朝綺凛と俺はほぼ同時刻に起きて互いの日課である朝の鍛錬を共にした。
そして朝食を食べているときにある提案をする
「綺凛は今日荷物運びが終わったら暇か?」
「荷物はそこまでないので恐らくは.........何かあるんですか?」
「今日って授業が午前中しかないだろ?師匠の一人と鍛錬の予定なんだけど一緒に来るか?アイツも綺凛に興味があるって言ってたし」
「お師匠さんがですか?大丈夫ですけどお師匠さんってどなたんですか?」
ここで教えてもいいが.......ここは一つサプライズと言うことにしておこう
「多分綺凛も知ってるやつだと思う。まぁ、会うときのお楽しみってことで」
ある意味ではシルヴィ以上に有名だと思う。何でそんな奴とこうして連先を交換できるようになるのか今でも不思議でならない。
「気になりますが楽しみにしておきます。でも、陽翔先輩のお師匠さんってことは相当お強いんですよね?」
「あぁ。もう滅茶苦茶にな.............あと服はボロボロになってもいい奴にしといたほうがいいのと着替えは持っていったほうがいい。汗もめっちゃかくし下手すれば服はぼろ雑巾みたいになるからな」
「と、とても厳しい方なんですね...........そう言えば陽翔先輩が偶にボロボロになって帰って来るとかいう噂を耳にしたことがありますがそれってそう言う事ですか?」
実は、星導館には陽翔に関しての噂で定期的にボロボロになって学園に戻ってくることがあると噂になっているのだ。それも相当にへばった様子なので何をしてきたのかとかなり不思議がられていたりする。陽翔自身も気を付けていたがどうやらみられていたらしい
「え?噂になってるの?........まぁ、間違いなくそれが原因だな。あんま目立たないようにしないとなぁ」
アイツと鍛錬してると公に知られでもしたら、親友である彼の胃にまた穴が開いてしまう。俺と同じシルヴィのファンとしても申し訳ないしな
「バレたらまずい相手なんですか?」
「まぁ、あんまり知られるのはよくないかな.........アイツの趣味の延長みたいなもんだけどそれが知られると胃に穴が開いて卒倒する奴とかいろいろと騒ぎになったたりするからな」
「そ、相当大物なんですね?でもどうやったらそんな方と知り合えるんんですか?」
「それがただの偶然なんだよ。俺が昔星猟隊にお世話になってたのは話した思うけどその時の仕事終わりに開発区歩いてたら偶々会って気に入られて修行と言う名の一方的な蹂躙を受けたんだよ。まぁ、ためにはなってるけど...........うん、改めて思ったけど俺アイツ捕まえてもよかった気がする.........捕まえられないけど」
「あははは.............でも、陽翔先輩がそこまで一方的にやられる相手なんているんですね?」
綺凛にとってはそれは驚くべきことで、序列戦も自身と戦っているときもだがどこかまだ余裕があった気がしていたからだ。勘でしかないが純星煌式武装や能力以外にもまだ武器があるのではと思わされてしまう。
「そりゃいるさ。例えばレヴォルフの《
陽翔の能力で自身を中心として瘴気を残らず別空間に飛ばす膜のようなものを施してもそれだけでは恐らく勝てない。それは、
「《
「まぁ、接近戦するのは俺の基本戦法だし警戒されるだろうから接近戦はまず無理だろうな.........やるとしたら瘴気を防ぎつつ、ソルの一射で一気にぶっ飛ばすしかないだろうな」
ソル・フラマの弾丸はある程度制御することができる。例えばビームのようにしたり、弾丸を装填したら今度はそれを剣に纏わせたりすることも可能なのだ。それの応用で任意のタイミングで玉を破裂することができるので全力の一射を破裂させて大ダメージを一気に与えて強引にと言う策が現状でのベストだと考えている
「成程.........でも彼女の
「あぁ、確実じゃない。ただ物騒な話、殺すというのなら俺の能力は強いが倒すというのは強力な分むかない。だから対人で能力は使いずらいから武装だよりなんだ。情けないことこの上ないけどな」
陽翔の能力での攻撃例を挙げると相手の体の一部を別空間に飛ばして致命傷を与えたり、ブラックホールを生み出し足りという殺意しかないような手段がほとんどなのがネックだ。その上
「まぁ、それ以外にもガラドワースの《聖騎士》。あとは世界の歌姫シルヴィア・リューネハイムに界龍の《万有天羅》は言うまでもなく、《覇軍星君》と...........上には上が沢山いる」
「................」
層々たる面子に綺凛は黙り込んでしまう。きっと彼女は恐らく今回の《鳳凰星武祭》が勝てなかったらもう望はないと感じているのだろう。
「大丈夫だ綺凛。俺達は負けない.............何せ、《竜王星武祭》優勝を目指す酔狂なバカと剣の天才が組んでるんだ。俺と綺凛なら優勝できる」
「あ............」
身を乗り出し綺凛の頭に手を乗せ撫でる。俺にとって綺凛には悪いが《鳳凰星武祭》は踏み台でしかない。だが、それでも今は間違いなくかける想いは違う。彼女に願いを必ずかなえるために俺も気合はもう既に入っているつもりだ。
「いいか?綺凛は間違いなく強い。それこそアスタリスク内で言えば剣技において君の右に出るものは五本の指で数えられる程度しかない。自信を持っていい.........それに今回に関しては多少の遠距離攻撃ならできる俺もいる。これほど戦術が充実したペアが早々負けるなんてことはないさ。だからそんな悲しそうな顔するな」
彼女の剣才に正面から戦えるとしたらそれはきっとガラドワースの《聖騎士》のみ。確かクインヴェールにも腕の立つ剣士はいたがそのくらいだと記憶している。
「っ!......はいッ!」
こうして身支度を済ませるとそれぞれ高等部と中等部に分かれ登校するのであった
****************
「おはよう綾斗、夜吹」
陽翔が教室に入ると既にいた二人に挨拶する
「おはよう陽翔........その大丈夫?」
「あぁ、問題ない。昨日は手間かけたな」
「それにしても遂に序列一位か........時間の問題かと思ったがおめでとさん」
「ありがとさん。夜吹」
お互い話しているとまた一人現れる
「牙山」
「ん?ユリスか.........おはようさん」
珍しいことにユリスからこちらに話しかけてくる
「一位に..........なったんだな」
「それがどうした..........?」
「...........ふん!気に食わんがおめでとうと言っておいてやる。..........だが!うかうかしているのならそのいすっ容赦なく奪うから覚悟しておけ!!いいな!!」
そう言うと素っ気なく自身の席に座りそっぽを向いていた
「........何あれ?ツンデレ?」
「........珍しいよな?なんか変なものでも食ったのか姫さん?」
「牙山!夜吹!お前たち聞こえているぞ!!」
そんな馬鹿騒ぎをしているとHRは始まり、つつがなく今日と言う日常が始まるのであった
「ただいまです陽翔先輩」
午前中で学校が終わると、綺凛は先に部屋に戻っていた陽翔に帰宅の挨拶をすると部屋にある台所から美味しそうな匂いがする
「おう、おかえり」
「料理中でしたか.........って、あれ?かなり量がありますけど晩御飯を作り置きしておくんですか?」
台所にある机には、青椒肉絲、唐揚げ、炒飯、春巻きなどなどの中華料理がたくさん並べられていた。明らかに自分たち二人で食べるには少し多すぎるように思えたために作っている陽翔に問いかける。
「一応少しはそうだがほとんどは鍛錬の時に手土産にするんだよ。アイツ中華料理大好きで作ってきてやらないと拗ねるんだよ」
「そうなんですか?なんだか思っていたより可愛らしい感じですね」
聞いていた話だともっと厳つくて怖い人なのかと思っていたが少しわからなくなってきていた。
「まぁ、中身以外はそこら辺の子供みたいな感じだな」
笑顔で殴り掛かってきたりこっちの攻撃が入るとさらに笑顔になるとかいう戦闘狂だがそれ以外は本当にそこら辺の子供見たいと言える
「綺凛は部屋に届いた荷物の荷解きでもしててくれ。俺はあと数品仕上げるから」
「わかりました」
「ふぅ~..........こんだけあればアイツも満足するだろ」
タッパーにすべての料理を詰め終えると能力を使い別空間に仕舞う。陽翔の能力で空間をいくつか所持しており、そのうち無機物の時間を停止させる空間領域に料理を仕舞ったのだ。
陽翔の能力、時空間支配は空間のみに関わらずあのヘルガほどではないが時間にも作用が可能である。それ以外でもある程度の事象には干渉できるため対人攻撃が不得手ではあるがそれを度外視しても非常に強力な能力だ
「陽翔先輩。こちらの片付けは済みました」
「俺も準備は終わったから着替えたら出かけるか」
全ての料理を仕舞い終えると丁度綺凛の準備も終わっているので陽翔も部屋に事前に用意していた着替えなどの持ち物を準備すると二人は部屋を後にした
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「陽翔先輩.........ここって開発区ですよね?」
「まぁな。綺凛は一人で来ちゃだめだぞ?ここはマフィアとかの根城もあるしな」
陽翔は綺凛をつれ開発区の一角に来ていた。年下の女の子を連れてくるような場所ではないがここでもないとアイツと会うのは色々と面倒なことになる
「は、はい..........でも、そんな危ない場所で鍛錬するんですか?」
「まぁ、ここら辺の根城とか縄張りとかは全部把握してるし、対して危険度の高いとこはいないからそう危なくはないけどな..........鍛錬に関してはここでやるといいえばやるがアイツと合流したら別..........」
綺凛の問いかけに答えようとしていると陽翔は突如黙り込んだ。それを怪訝に思い、綺凛はどうしたのかと尋ねようとすると.......
「どうしたんで「フンッ!!」.........え!?」
突如陽翔は後ろ周り蹴りをしたと思うと、小柄な影が陽翔と同じように蹴りを放っておりぶつかりあう。二人は勢いを使ってそのまま距離を取るとすぐさま踏み込み拳打の応酬を始める。
(は、速い!この前の決闘と全然違う..........)
綺凛はこの前以上の速さで相手と拳の応酬をする陽翔に驚愕を覚える。それもそのはずだ.......何せこの動きは
拳の応酬も、加速すしていく動きも何とか見るのがギリギリと言う別格な戦いを見せつけられていると襲撃者の攻撃が陽翔に届く。その威力はすさまじく、恐ろしい速さで陽翔の体は吹き飛ばされる。
「陽翔先輩ッ!?」
嘗て見たこともない程の力を見せる陽翔相手でもいとも簡単に攻撃を捌き、あまつさえ吹き飛ばしてしまう襲撃者に恐怖すら覚えてしまう。襲撃者は丁度陰でよく確認できないが自身よりも背丈が低い事だけはわかった。その体躯からは全く想像できないこともあり余計に困惑していると........
「ハアァァァッッ!!!!」
土煙の中から陽翔が両手にソル=フラマを握り高速で飛び出すと、襲撃者もそれに合わせまるで虚空をかけるがの如くに飛び出しまたもぶつかりあう。否..........襲撃者と陽翔は文字通り虚空を駆け巡りながら拳と純星煌式武装と打ち合う。
そして虚空で撃ち合うことで日の光で襲撃者の姿があらわになる
(あの制服..........そしてあの見た目........まさか!?)
まだ、綺凛よりも幼く見えるほどの童女.......だが、中身はまるで違う別格な天の上のような存在
「界龍第七学院........序列一位《万有天羅》范星露...........」
どこかの雑誌だっただろうか。どこかで見たそんな彼女の顔を見て驚愕する。まさか陽翔の師の一人があの《万有天羅》などとは想像もしていなかったからだ
「よい!よいぞ!陽翔!妾をもっと滾らせるのじゃ!!」
「まだまだぁッ!!!」
いつになく真剣な顔持ちで愉快そうに笑う星露と剣を交える陽翔。これこそが彼の強さの秘密...........彼の数いる師の中最強の《万有天羅》との鍛錬が彼を強者たらしめているのだ
「ぜぇ..........ぜぇ..........ぜぇ...........クッソ........ダメかぁ~」
まだアップだというにも拘らず汗や至る所がボロボロとなった陽翔が大の字で寝転がっていた
「わっはははは!じゃが、良い動きであったぞ!妾の7割の動きをしっかりと終えるようになってきたではないか」
「だ、大丈夫ですか陽翔先輩(アレで7割.........これが..........)」
「おう.......まだアップだから何とかな。さて綺凛.........まぁ、知っているとは思うけど界龍第七学院序列一位の范星露............この六花で知らぬ者はいない《万有天羅》だ」
「うむ!如何にも妾こそ三代目《万有天羅》范星露じゃ!よろしくな刀藤綺凛よ」
「よ、よろしくお願いします!」
「うむ!陽翔よ、そろそろ場所を変える..........と言いたいところだが気が付いておるか?」
綺凛は何の事だろうと思い首をかしげる。二人には自身が知覚していない何かを感じているのだろう
「あぁ..........バレちまったみたいだな............出てきてくれていいぞ~」
そう言うとこの広間につながる細道から一人のヘッドフォン型の髪飾りをした栗色の長髪の美人が現れる
「あらら.........二人に気が付かれちゃったか」
頬を掻き若干ばつの悪そうな笑顔を浮かべ歩み寄ってきた。綺凛はとてもきれいな人だと思いつつ、一体誰なのだろうと不思議に思っていると..........
「よもやこんなとこで会えるとは思ってなかったぞ〝歌姫殿〟」
「あっ.......おい!星露!」
「むっ..........これはしまった.........」
「え……歌姫殿?もしかして彼女は..............」
星露がうっかり口を滑らしてほとんど彼女の正体をばらしてしまった。流石に歌姫が誰を指すかなど確認するまでもなく..........
「..........シルヴィ言って大丈夫か?」
「あはは、こうなったら仕方ないよ。それに彼女.........《疾風迅雷》なら大丈夫そうだし」
「それもそうだな............えっと、綺凛。もうわかってるとは思うけど彼女はクインヴェール女学院序列一位、《
そう紹介すると変装を解き、誰もが息を呑んでしまうその整った顔立ちの紫色の長髪を持つ世界的有名な彼女、その本来の容姿が現れる
「こんにちは。シルヴィア=リューネハイムだよ。よろしくね刀藤綺凛さん」
「はわわわ.........よ、よろしくです」
流石の有名人二人目でかなりパニック状態のご様子だ
「直接会うのは久しぶりだな.........戻ってきたばかりなのに休んでなくていいのか?」
恐らくだが昨日の深夜ぐらいにこっちに戻ってきたはずだ。恐らくは今日はオフなのだろうが少し心配だ
「うん、午前中は休んでたから大丈夫だよ.......あっ、それよりもハル君おめでとう!序列一位になったんだよね!」
「ありがとうシルヴィ」
大切な友達ではあるが、憧れの存在でもある彼女に直接そう言われるのはやはり少し照れる。だが、当然嬉しくもあり素直に礼を伝える
「あ、あの.......お二人は知り合いだったんですか?」
「あぁ、これもまた偶然にな。つくづく人の縁てのには恵まれてるらしい」
相手が相手なだけにどこでバレるかわからない以上綺凛にも伝えていなかったため、困惑する彼女に肩をすくめてそう言う陽翔。その陽翔の顔はとても穏やかでどこか嬉しそうだった
「そう、ですか...........(もしかして陽翔先輩は.........って、私は何を考えて///////)」
そんな表情の陽翔を見て綺凛は少し、面白くなく内心ではその理由を模索していた
「..........ねぇ、ハル君こそ.........その、大丈夫なの?」
「何が?」
「ほら.........あの決闘のとき。昔の事もあるから心配で........」
陽翔の過去を全て知るシルヴィアはあってからそれが気がかりで仕方がなかった
「あぁ..........まぁ、大丈夫だ。もう、あんなくだらない事思い出してキレ散らかしてても惨めなだけだしな。あんな無様な姿はもう見せない。心配させて悪かったな」
「くだらなくなんてないよ。私はハル君に酷い仕打ちをしてきた人を絶対に許せないもん.........だから、全然無様じゃないし、彼女を助けようとしたハル君を凄いって思うよ。でも、無茶はしないでね?辛かったらいつでも頼ってね?」
自分の事のように怒り、そのような言葉を送ってくれるなんて思ってもいなかったのでむず痒い想いがあるが優しい彼女の言葉にまた救われた気がした。
「怒ってくれてありがとう.........って、星露は何でそう二ヤついてるんだ?」
「いやぁ........お主等中々に仲がいいと思ってな」
どうやら揶揄ってきているようだ。こういう所はホント子供だ
「へぇ~...........そう言う態度をとるなら、青椒肉絲はいらないか。せっかく作ってきてやったのにな~虎峰たちに差し入れでもしてこようかなぁ~」
「んなッ!?それは堪忍なのじゃ!!妾が悪かったから許してくれてたもう~」
そんな陽翔やシルヴィのやり取りを揶揄い、揶揄われている星露とは裏腹にまだもやもやとした思いをぬぐえない綺凛がいた
(お二人とも仲がいいんだ..........何で私こんな嫌な気持ちになるんだろう.........)
綺凛の胸中にはもやもやとした言い表しにくい想いが燻っていた。もうほとんど答えが出ているようなものだがそれでも綺凛にはわからない感情だった。
「どうした綺凛?大丈夫か?」
「へ?あ、あの........その大丈夫です..........」
「何か気に障ることしたか?」
「そうじゃないんです........そうじゃないんですけど............」
(暗い顔で言われてもな.........どうしたものか...........)
陽翔は少し悩むと何か思いついたのか行動を起こす
「ぴゃっ!?ははは、陽翔しぇんぱい!?//////////」
陽翔がとった行動は綺凛の頭をまるで拗ねた子供を優しくあやすように撫でると言ったものだった。
「あ~..........何が原因かは正直わからない。心当たりがあるとすれば少し置いてけぼりにしたかもぐらいだ。綺凛の事ないがしろにするつもりはないから.........あと、すまなかった」
「い、いえ.........その私もごめんんさい........えへへ////////」
少しすると嬉しそうに頬を緩める。それを見て綺凛は大人びてはいるが年齢相応に寂しがりで甘えん坊なのだと少し違ったことを陽翔は記憶した
「むぅ.........ハル君!女の子をそんな無闇に触っちゃだめだよ!」
すると今度はどこか少しシルヴィが拗ねたように窘める
「あっ.......つい、いけないな.........悪いな綺凛」
「ぁ.........いえ、迷惑かけてすいません」
手を離した瞬間物凄く悲しげな顔をするので罪悪感がすさまじい
「ん?でも、そういやシルヴィもよく俺の手握って来るよな?それはいいのか?」
偶に遊びに行くとカフェとかで美味しそうなスイーツを見かけたり、ゲームセンターとかでもはしゃいだ時に手を引いてくるので疑問に思い問いかける。
「へ?そ、それは私からだからいいの!男の子からだとほら!いろいろ勘違いされたら大変でしょ?」
「成程.......それも確かにそうだな」
「うん。気をつけなきゃだめだよ?(あれ?私何で今、刀藤さんが撫でられてるの見て嫌だって思ったんだろう?)」
シルヴィも陽翔が綺凛の頭を撫でているときの穏やかな笑みと綺凛の照れながらとても幸せそうな笑みに、同じく胸の内のもやもやとしたものを感じていた。
(それに胸が痛かった........私疲れてるのかな?)
何故か感じた胸の痛みに疑問を覚えていると...........
「陽翔よ。そろそろ休憩はいいじゃろ?そろそろいつも通り場所を変えようではないか」
「それもそうだな」
星露といるのもそうだがここで暴れすぎては星猟警備隊が駆け付けかねない。
そんな事を考えながら陽翔は指を鳴らすと.............
「ここは...........」
真っ黒な天井に、白亜の直方体のような足場が大小さまざま沢山あり不思議な空間が目の前に広がっていた。
「綺凛とシルヴィに見せるは初めてだったな。これは俺の能力のうちの一つでもある時空間だ。便宜上、第一領域って呼んでる」
「それってつまりハル君の世界ってこと?」
「そう言う事。この領域は一番元の世界に近くて基本の領域なんだ。だから特にこれと言った特殊な能力みたいなものもないただ何もない普通の別空間って感じだ」
陽翔独自の空間内であればどれほど暴れようと何をしようと他人に迷惑がかかることはない。その上空間の出入りに星辰力の消費こそあれで入ってしまえばそれ以上の消費はないためにいようと思えばいつまでもいることができる。
「近い..........他の空間は遠いのですか?」
「少しな。入りたい、或いはこの別空間を元の世界や己自身の体内に展開したりしようとするとその空間までの距離で発動に必要な星辰力が変わってくる」
ただ、この空間にいる間は大きな弱点がある。それは
「これはもし前回の《竜王星武祭》にハル君が出てたら大変だったかも」
「流石にあの時の俺じゃそこまで行けないさ.........さて、俺はもう一戦星露とするからその間に綺凛はアップしててくれ。その後綺凛も星露と鍛錬してもらうから。シルヴィは用があるなら元の世界に送るけどどうする?」
「わ、わかりました!」
「私は見学していこうかな。ハル君の戦い方も用観察だしね?」
「それはカッコ悪い真似できないな.........さて、いつも通りやりますか」
「いいのぅ!その殺気立った目滾って来るわい!死ぬ気で来るのじゃ!!」
こうして星露との鍛錬..........第二ラウンドが始まるのだった
今回のお話はここまでです!自分が好きなアスタリスクの二次創作は界龍第七学院を舞台にしてるものが多く、界龍第七学院の生徒のキャラとかも好きなので関わりを持たせたいため星露の弟子と言う設定にさせてもらいました。界龍第七学院の生徒や関係者たちは結構濃い面子が多いので面白おかしく物語を進行していきたいと思ってます!
さて、今回もここまで読んでくださりありがとうございます!お気に入り登録、評価、コメントをしてくださりありがとうございます!