タイムスリップして日本兵となったあと艦これの世界に来てしまった。   作:ジョン フルシアンテ

2 / 2
好評だったので頑張ります!


2話

俺が非常に驚いた事が幾つもあった。

男専用営倉はまるで高級ホテルレベルの質だった。

流石に勿論ながら武器や装備は没収であるが、捕虜や犯罪者が入るような場所とは思えない…

 

「ここはホテルか?」

 

「ほてる?ここは男専用営倉だ。それに前から思っていたが何故旧日本軍の女服を男のお前が何故着ているんだ?」

 

現在長門に拷問という名の質問のやり合いしていた。

とにかく艦これ世界であるということがまずわかった、それと長門の異常なまでの自己評価の低さに驚いた。何故だろうか。

…女服?

 

「何を言っているんだ。これは女服でもないし旧日本軍服でもない。これが今の男の軍服だ。俺は数日前までガダルカナル島で命を捨てる覚悟で米軍と戦っていた」

 

これは事実のことだ。長門の発言からすると、もしかしたらこの艦これ世界は現代となってる可能性がある。しかし俺は日本の為に戦っていたという誇りがある。コスプレとも言えない。

 

「国が戦争に男性を出す訳がないだろう!命を捨てる覚悟なんてデタラメを言わないでくれ」

 

「デタラメでもない!俺は命をかけて戦ったのだぞ!それ以上俺の戦いを否定するなら今まで死んでいった奴らはどうなるんだ!」

 

俺は頭に血が昇り、長門に近づき怒鳴る。

 

「ひっ…!」

 

長門が俺に怯え、腰を抜かす。

 

「いいかよく聞けよ長門、俺は誇りある帝国軍人だ。お前は艦娘だろうがお前が俺を弱者と言ったとしても俺は海だろうと陸だろうと戦ってやる。負け試合でも俺は命を掛けて戦う。お前はそんな覚悟はあるのか?!なんせ自己評価の低いビッグセブンなど前線で戦うなど足でまといだ!後方でションベン垂らしていた方が余っ程お似合いだ!」

 

長門は完全に黙ってしまい下を向いてしまう。

流石に言いすぎたかもしれない。

そんな姿を見ると怒りのほとぼり冷めてしまった。

 

「すまない、少し言いすぎた。ほら、立ってく…?!」

 

俺は後ずさってしまった。何故なら長門は…

 

「も、もっと怒鳴ってくれ…!な、なんだこの高鳴る気持ちは…!も、もっと罵ってくれ!!」

 

変態だった。

 

 

 

 

 

___________________________________________

 

 

 

「お見苦しい所を見せてしまって申し訳ありません…」

 

「あっいえいえ構いませんよ…」

 

後に提督が長門を連行していった。ちなみに俺が呼んだ。

提督曰く普段男性に会うこともない上に怒鳴られたことが原因らしい。事情を話したあと女提督が「羨ましい…」って小声で言ってたのはしっかり聞こえてる。

 

「では質問させて頂きます、よろしいですか?」

 

「ええ、大丈夫ですよ」

 

「まず、旧日本軍服を着ている理由は貴方が日本軍…アリヨシ タカシ二等兵であるからですね、ガダルカナル島での戦闘を最期に記録が途切れていますが…」

 

「私は戦艦の沿岸砲撃を食らったと思ったら気を失い、ここの砂浜に倒れていました」

 

「なるほど…あなたの押収した装備と情報を聞く限り嘘はついてないと判断しました。そうなると…非常にややこしくなるんですよね…」

 

「そうですか…」

 

俺が考察するにここは貞操概念が逆転している。

日本兵士が男であるのがおかしいなんて非常識すぎる。

さらに過去の軍人がタイムスリップしてきた上に男の軍人なんて信じられない話だ。

 

「とにかく身柄はこちらの鎮守府で確保させていただきますがよろしいですか?」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

「ヨシャ」

 

聞こえてるんだよなぁ…

 

「あとすごく痩せているみたいですが貴方の…ええと世界線とでも言いましょうか。そこではそれが普通だったのですか?」

 

「いや、何ヶ月も木の芽、若草、若葉を雨水で茹でて食べてたからだ。米なんてもんは贅沢物同然だったしガダルカナル島ではアメリカ軍に補給線をやられてしまって食糧もろくに取れなかったんだ。殆どの奴が餓死しちまった」

 

「はーー?!」

 

女提督さんは大声をだす。

叫ばんといてや。

 

「せ、戦争法違反ですよ!男だろうと女だろうと餓死させる程度まで追い詰められたら降伏しなければいけないのが当然ですよ!」

 

「そっちがそうでもこっちはそうはいかない、戦争法はあって無いようなもんだからな」

 

「ひ、酷い…あ!それより貴方は栄養を摂らないといけないんじゃ?!」

 

「金がないです」

 

「ここは食費は海軍が負担です!ほら!早く食堂いきますよ!」

 

細い腕を掴まれ、優しく引っ張られ立たされる。

 

「え、俺は罪人じゃ「私が無罪ってことにします!早くいきますよ」

 

 

乱暴すぎませんかね。

 

 

 

 

 

 

次回、男の価値




女提督 斉藤雪 20歳
16歳の時に両親を深海棲艦の襲撃で亡くしてしまう。
その後親戚に引き取ってもらうも虐待を受ける。しかし勉強や運動をしっかりとし続けて難関とされる防衛女大学に飛び級で入学できた努力家さん、その後海軍に就職。独身処女。

タイムスリップ日本兵 杉山 慶一 19歳
友人とサバゲに行って帰る最中にいつの間にかタイムスリップ。性格は短気の癖に優しい。バキバキ童貞。
愛国心は人一倍あったので昔の環境に慣れた。




ちなみにこの世界では、元々自衛隊だった海上自衛隊は深海棲艦によって壊滅状態。艦娘の登場により海軍が結成された。
陸上自衛隊や空自も軍となった。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。