たとえばラストダンジョン前の村の双子の兄が序盤の街で胃痛を起こして吐血するような物語   作:リューオ

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働くベラドンナ兄弟

~イズサイド~

 

「よ、ようロイド…。あ、あのさ、明日からの連休暇だったら…、一緒に競馬でも…」

 

近くにいたセレンは何かどんよりしてた

 

「どわああああああああ!?ど、どうしたセレン嬢!?」

 

「折角の連休だというのに、実家に呼び出されまして…。イズ様とラーブラーブ温泉デートを計画していたというのに頓挫してしまったのですわ…」

 

それは…、うん…、ご愁傷様としか言いようがないな…

 

「そのまま実家に残れと言われたらどうしましょう…」

 

自分でライトアップするのかよ

 

「あ!ロイド様のブレイブドラゴンで実家を火の海にして逃げだせば、すぐに戻ってこられるのでは?そうすれば、イズ様とデート!」

 

「誘うのはウェルカムだけど、予定入ってんだよな。あと警告するけど、そうやって悪用するなら返してもらうぞ。嫌なら封印するまでだ」

 

「誘うのはウェルカム=次は行きたい=結婚したい!」

 

「なあイズ、剣を封印って出来るのか?」

 

「闇黒剣月闇に、剣が悪用された時のカウンター機能として、他の剣を封印できる力があるんだ。他にも空間を切って撤退、敵の拘束もできるんだ。未来における災いを疑似体験させる事もできるが、俺製にそういった能力は無い」

 

闇黒剣月闇を出して説明する

 

「それ以前に、時国剣界時とコレともう一本の剣は俺にしか使えないように細工してあるから、奪っても無理だけどな」

 

「「「もう一本の剣?」」」

 

「さあ何でしょう?アラン、答えてみてくれ。ヒントは『闇黒剣月闇と対をなす剣』だ」

 

いつの間にかいたアランに話を振る

 

「え、えっと…。闇の逆だから…、光の剣か?」

 

「正解!どんな剣かは、また今度」

 

 

 

 

 

~マリー宅~

 

「ただいま~」

 

「たらま~」

 

家に帰ると、サーベラとファルシオンに変身済みのマリーとロリババアが鍔迫り合いしてた

 

「ロリババア来てたのか」

 

「ちぃとマリーちゃんと話あっとったんじゃ…!」

 

「大事な連休の話をね…!」

 

「僕と兄さん、明日から泊りがけのアルバイトに行ってきます」

 

二人はずっこける

 

「ア、アルバイト!?クロムの食堂じゃなくて!?」

 

「ああ、短期のアルバイトだって、クロムの知り合いがホテルを紹介してな」

 

「連休中ずっと?」

 

「何か人手が足りないようで、掃除と厨房を手伝ってほしいみたいなんだ」

 

ロリババアが起き上がる

 

「だからってロイドとイズが行かんでもええじゃろ!」

 

「そうよ!クロムが行けばいいのよ!クロムが!」

 

「でも、困ってる人は放っておけません」

 

「ただしマリーとロリババア、テメーらはダメだ」

 

「「」」

 

 

 

 

 

 

~翌日&ホテル&ナレーションサイド~

 

「そろそろ、アルバイトの子が来るはずなんだが…。っ!?」

 

オーナーは気配を感じとる

 

(何だ!?この気配…!やられ「セイヤァァァァァァァァァァァ!」

 

後ろからロイドを担いだイズがオーナーを飛び越えて着地する

 

「だ、誰?」

 

「クロムさんの紹介で、アルバイトとして働かせていただきます。ロイド・ベラドンナです」

 

「ロイドの兄のイズ・ベラドンナだ」

 

「(これほどの奴らとは…、クロムから聞いていた以上じゃないか…!)き、君達がロイド君とイズ君か。私はオーナーのコバ・ラミンだ」

 

 

 

 

 

~イズサイド~

 

オーナーのコバが色んな所を案内する

 

「クロムのおっさんから聞いたけど、アンタも軍人だったみたいだな」

 

「ああ、兵長だったんだ」

 

「わぁ…、そうだったんですね!」

 

「今の方が、仕事で体張ってる感じだな」

 

「にしても、スゲーホテルだな」

 

幽霊が出たらオバキューム…よりも、光剛剣最光がよさそうだな

 

「ああ、だが最近ちょっとホテルの周りで妙な事件が起きててな」

 

事件?

 

「原因不明の昏睡状態で倒れた人が何人も発見されているんだ」

 

「そうなんですか?」

 

「命に別状はねえが、気味が悪くてな。王国にもクロムを通して調査を頼んだんだ。ついでにバイトもってね」

 

「兄さん、昨日言ってた光の剣で何とかなりませんか?」

 

「何とかなると思うけど、手の内は明かしたくない。バイト以外で何かあったらいつでも言ってくれ。」

 

「じゃあ、早速だが仕事を頼めるかな?」

 

連れてこられたのは大浴場だった

 

「おい!キキョウ!」

 

「オ、オーナー…。お疲れ様です…」

 

柱の影から少女が出てくる

 

「目を離すとすぐサボりやがって。ロイド君、イズ君、先輩従業員のキキョウだ」

 

「君達が今日から働くアルバイト?よろしくね少年」

 

「イズだ。短い間だけどよろしくな」

 

「ロイドです、短い間ですがお世話になります!」

 

「うんうん、しっかりしたいい子だ」

 

「うちの自慢の弟です!」

 

俺はドヤ顔で自慢する

 

「ちゃんと仕事を教えろよ?」

 

「はーい」

 

早速ブラシを持たされる

 

「じゃ、掃除よろしく」

 

「俺とロイドだけで?」

 

「いいかいイズ少年。ホテルマンたる者、お客さんの―――」

 

話を無視して二人で掃除する。高い所はリュックのアームで掃除する

 

「終わったで」

 

「へえ、ジョーク言えるんだ新じ(ryええええええええ!?」

 

キキョウは床を見る

 

「ちょっと天窓磨いて来る」

 

「あ、僕も!」

 

二人で天窓を磨く

 

「何それェェェェェェェェェェ!?」

 

「おーい掃除中すまんがロイ(ryどあっ!眩しっ!?」

 

「あ、オーナー。掃除終わりました」

 

「おぉ、さすがだな」

 

「オーナー、あの二人何者なんです?」

 

「な・い・しょ」

 

コバはキキョウの耳元でささやく

 

「は?」

 

「次の仕事お願いできるかな?」

 

「はい!」

 

「問題ない」

 

んで、制服に着替える

 

「おお、従業員服が良く似合うな!」

 

「似合ってるぜ、ロイド」

 

「兄さんも似合ってますよ!」

 

「お、そうか」

 

次の仕事をするために通路を歩く

 

「次はどんな仕事ですか?」

 

「明日来るはずだったお偉いさんが、急遽来やがってな。その接客を頼みたいんだ」

 

「接客をか?」

 

「あの貴族、どうにも気難しくてな。挨拶せんわけにもいかんし、気負わずにスマイルスマイル!」

 

「いや無理だろ」

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