たとえばラストダンジョン前の村の双子の兄が序盤の街で胃痛を起こして吐血するような物語 作:リューオ
~ナレーションサイド~
「…アンタか」
「お前が求めるヒーローは掴めたのか?」
「…違う。皆カッコいいけど、僕が描きたいのと違う」
「これだけヒーローを見せてやったのに、まだ自分のヒーローが掴めないのか」
「そう…、そうだよ…!見れば見る程、僕のヒーローって奴が分からなくなってきた」
スケッチブックを破かれ、アルトやノッブ達が次々と消える
「皆!何で…」
「皆消えちゃった。俺達だけでもやるぞ!うおおおお!ってあれ?あー!」
「ワシもか…」
介人とアルカも消えて、ロイドとイズだけが残る
「どういう事だよ…!」
「兄さん!この本を見て!」
イズは本を見る
「『たとえばラストダンジョン前の村の双子の兄が序盤の街で胃痛を起こして吐血するような物語』?タイトル長いな…」
中を見る
「ある一人の男性の目の前に女神がいた。『何だこの女は、誰だ?』…っ!」
更に読み進める
「『古来魔女とは『痛い痛い痛い痛い痛いよ~。お母さ~ん、ここに頭怪我した人がいるよ~!』とっとと宿探して広場の掲示板見てこい! こんチキショーめェェェェェェェェェェ!』」
「『この世界に入門できる奴っているのか?ロリババアは行けそうだけど』」
「『コイツは俺の影だ。実体がないからアンフェアだし、対等にしてやるよ』」
「『誰って…。まぁ、髪型がガッツリ変わってるから分からんのも無理はねえからな…。これで分かるだろ?』…この本、僕達の事が全部書いてあります…」
読むと、さっき言った事も書いてあった
「お前達は最後までアスモデウス様の作戦に気づかなかった。神の力でヒーローを世界から消す」
「神?」
「さようなら、愚かなヒーロー達」
「っ!」
本を見ると、さっきの内容も書かれてあった
「ヒーロー達が消えちゃう!」
アスモデウスが立ちはだかる
「お前のせいだ」
アスモデウスは怪人の姿になる
「お前はもう用済みだ。物語の世界からお引き取り頂こう。神よ」
章太郎が消え、ロイドとイズも消える
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「貴丈!」
気が付くと、そこは教室だった
「やっと起きたか」
「衛二?…他のライダーとスーパー戦隊は創作物で、俺らは現実だと思ってた…」
「え?」
「けど…、俺らも物語の登場人物だった…」
「はぁ?何言ってんだよ」
本を衛二に見せる
「全部、この本に…」
「あ?…何も書いてねえけど?」
本の中を見るが、真っ白だった
「寝ぼけた事言ってねえで、ラーメン食おうぜ」
「そうだな」
(俺らはずっと生きてたんだ。死ぬ必要はない。物語は終わった。これが現実だ!平穏な現実がこんなにも、いいものなんだな)
落ちた白い本を拾うと、表紙には『石ノ森章太郎伝』と書かれてて、中を見る
「これって…」
『お前、名前は何だ?』
『章太郎』
『絵描きさんになりたいのかい?』
『…まあね』
『神の力でヒーローを世界から消す』
ノイズが走り始めた貴丈はフラフラと歩く
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部屋にロイドが入ってくる
「先生、いいもの描けました?」
「うん」
原稿をロイドに見せる
「凄いです!物語から出られたんですね!」
「うん」
「完成したら、僕が編集部に届けますね。こんなに上手いんですから、すぐにデビューできます!」
「ヘヘヘ」
そこに、ノイズでイズの姿がチラつく貴丈が来る
「…章太郎、ロイド、捜したよ」
「兄さん…」
「章太郎、ヒーローを描いてくれ!」
「ヒーローを?」
「章太郎さんは、もうヒーローを描かないと決めたんです」
「僕にはヒーローって奴が分からない。戦争や喧嘩が悪い事なら、ヒーローが戦うのだって悪い事じゃないか。正義のヒーローを描こうとしても、どうしても悪の匂いがしてしまう。そんなのヒーローじゃないじゃん!」
「それは違う。それこそがお前にしか描けないヒーローだ、正義でもあり、悪でもある。それは人間って事だろ?」
章太郎の手を取る
「お前はヒーローを通じて、人間を描こうとしてるんだ。それがお前の戦いだ。だから戦ってくれ!」
「兄さん、何言ってるんですか。折角、戦いの物語から抜け出したのに」
「抜け出したんじゃなく、追放されたんだ。俺らが物語だったとして、それには書き手がいた筈だ。要は、物語の世界の神だ。その神のモチベーションを萎えさせて物語からヒーローを消す。それがアスモデウスのホントの狙いだったんだ。その神ってのが章太郎、お前なんだ」
「僕が…、神?」
貴丈は頷く
「仮面ライダーとスーパー戦隊の大元、その最初の物語をお前が描くんだ!お前は、お前の世界の造物主になれ!」
「分かった、描くよ!僕は、僕にしか描けないヒーローを描く!」
2人は執筆を始める
「バカな真似は止めろ。お前が何やってんのか分かってんのか?」
「分かってる」
「現実から逃げて、物語の世界に行きたいのか?」
「逆だ!俺はこの世界が辛い…。お前らと一緒に…、現実で暮らしたかった…。けど、物語の人物は…、物語から逃げちゃダメなんだ!それに俺は…、物語の作者の思惑通りに生きたくない。俺は作家じゃないけど…、物語を書きたい」
「お、何書いてんだ?」
「漫画?凄ーい!」
「俺も混ぜてくれよ」
「私も手伝うわ」
川澄夫婦と織田兄妹も混ざる
「なあ、俺も手伝おうか?」
そこに白髪の少年が現れる
「お前は…?」
「俺は卑弥呼に導かれた、ただの学生兼作家兼書店の店長だ。なーに、お前の言葉を聞いて心を打たれたから、作家である俺も参加しようって訳だ」
白髪の少年も執筆を始める
「フッ、登場人物が作者の手から離れて勝手に生き始める。僕が描きたかったのは、そういうヒーローだ」
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怪人達はアスモデウスを崇める
「ヒーローはもういない。邪魔する者はいないのだ」
アザミ王国でも、歴代の敵組織が攻撃してた
「お前達も、存分に暴れるがいい!」
「ん?アイツら…!」
章太郎とベラドンナ兄弟に、川澄夫婦と織田兄妹は怪人達の所へ来る。白髪の少年?いないよ
「お前達、なぜここに!この物語にお前達の居場所はないはずだ!」
「どの物語に居場所が無いって?」
ロイドは持ってる本を見せる。表紙には『スーパーヒーロー戦記』と書かれてた
「ん?スーパーヒーロー戦記だと?」
「俺達は小説家じゃない。けど、これは俺達が書いた物語だ」
「僕も、やっと描きたいヒーローが描けた」
その絵は、仮面ライダーとゴレンジャーだった。1号とアカレンジャーが現れる
「たったそれだけか。私達の敵ではない!」
1号とアカレンジャーが怪人と戦い始める
「お前1人で何が出来る?」
「甘いな。私から始まり、50年に渡ってライダーの系譜が繋がる」
ライダーたちが現れ
「秘密戦隊ゴレンジャーからスタートした、スーパー戦隊シリーズも45作を数える」
歴代レッドも現れる
「はぁ?あ!」
「ヨホホイヨホホイヨホホイホイ♪ん?何コレ」
ゾックスは歴代の戦士を見つける
「面白い事には頭から突っ込むのが、ゴールドツイカー一家のモットーなんだけど…。ヨホホーイ!」
ゾックスは降りて来て、ゼンカイジャーも揃う
「揃いましたよ~と」
更に、セイバーズも揃う
「フンッ!どんなに数が多くても、ヒーローなど幼稚で薄っぺらい夢物語に過ぎん。何の意味も無い!」
「意味が無かったら、こんなに続くわけないじゃん!」
「そうですとも!」
「そうっす!」
「それに、物語は実在するってさ!」
「ああ。物語は実在するし、現実すら変えちまう。それが物語の力ってもんなんだよ!」
「黙れ!物語は今や私のものだ!」
「「皆!行くぞ!」」
ギアをギアトリンガーにセットする
「「「「「チェンジ全開!」」」」」
「チェンジ痛快!」
<ヘンゼルナッツとグレーテル!>
<玄武神話!>
<ライオン戦記!>
<昆虫大百科!>
<猿飛忍者伝!>
<ランプドアランジーナ!>
<エターナルフェニックス!>
<30バーン! 29バーン! 25バーン! 16バーン!>
<DAINSLEIF>
<ZERO-TWO JUNP!>
<ブレイブドラゴン!>
<オムニフォース!>
<ツーカイザー!>
<45バーン!>
章太郎は避難する
「「「「「「「「「「「「変身!」」」」」」」」」」」」
<祝福の刻!最高!最善!最大!最強王!逢魔時王!>
<BREAD RISE!BLIZZARD WOLF!>
<ZERO-TWO RISE! ROAD TO GLORY HAS LEAD TO GROWIN'PATH TO CHANGE ONE TO TWO! KAMENRIDER ZERO-TWO“IT'S NEVER OVER”>
<SINGURISE! CURSE! 魔剣!呪い!鮮血!殺戮せよ! IGNITE ONE...!>
<一刀両断! ブッた斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土! 激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!>
<流水抜刀! ライオン戦記! 流水一冊! 百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!>
<銃剣撃弾! 銃でGO!GO!否!剣でいくぞ!音銃剣錫音! 錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!>
<双刀分断! 壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!風双剣翠風! 翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!>
<狼煙開戦! FLYING!SMOG!STING!STEAM!昆虫 chu 大百科! 揺蕩う、切っ先!>
<聖刃抜刀! 刃王剣クロスセイバー!創世の十字! 煌めく星たちの奇跡とともにー!気高き力よ、勇気の炎! クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー! 交わる十本の剣!>
<OPEN THE OMNIBUS FORCE OF THE GOD! KAMEN RIDER SOLOMON! FEAR IS COMING SOON!>
<ヨーソロー!ツーカイにレボリューション!>
<ババン ババン ババン ババン ババババーン!>
全員変身する。ゲシュタルト崩壊しそう…
「炎の剣士!仮面ライダーセイバー!」
「水の剣士、仮面ライダーブレイズ」
「雷の剣士、仮面ライダーエスパーダ!」
「土の剣士!仮面ライダーバスター!」
「風の剣士!仮面ライダー剣斬!」
「音の剣士!仮面ライダースラッシュ!」
「無の剣士!仮面ライダーファルシオン!」
「煙の剣士!仮面ライダーサーベラ!」
「全能の剣士!仮面ライダーソロモン!」
セイバーズは名乗る
「我ら!」
「「「「「「「「「「「「仮面ライダー!」」」」」」」」」」」」
「秘密のパワー!ゼンカイザー!」
「恐竜パワー!ゼンカイジュラン!」
「百獣パワー!ゼンカイガオーン!」
「魔法パワー!ゼンカイマジーヌ!」
「轟轟パワー!ゼンカイブルーン!」
「海賊のパワー!ヨッホーイ!ツーカイザー!」
「我ら!」
「「「「「「「「「「「「スーパー戦隊!」」」」」」」」」」」」
怪人とスーパー戦隊の全面戦争が始まる
~
「バッタバッタと倒すよ~!」
「総員、突撃!」
アルトはモースを召喚して突撃させると、怪人がモースに変わる
「いつの間にモースを操れる様になったの!?」
モースがベラドンナ兄弟達に襲ってくる
「うああああああああああ!兄さん、何とかしてくださいよ~!」
「無理ィィィィィィィィィィィィィィィィ!」
「俺の側に近寄るなァァァァァァァァァァァァ!」
「来ないでェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!」
…ぐだぐだじゃん。
これを見たアルトはモースを消す
「V3パンチ!」
「タァッ!」
ゼンカイザーはギアをセットする
<ケツバーン! ズキューン!アキバレンジャー!>
「え、サイン?今!?」
「うわ、マジか…」
アキバレンジャーの能力が発動する
「冥途の土産に教えてやろう」
「何を!?てか、こんな時に教えるもん無いだろ!?」
「お前は先に行け!なぁに、すぐに追いついてやる」
「全員戦ってるのに、先に行く仲間いないだろ!?」
「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」
「結婚する相手いないだろ!?」
怪人達は死亡フラグを立てて、アルトがツッコむ
「え、何言ってんの?」
「アーッ!それは非公認のギアチュン!敵が死亡フラグを立てちゃったチュン!」
「うはははははは!アキバレンジャーとかマジウケるwww」
「大惨事じゃない…」
「ぜぇ…、ぜぇ…」
アルトは疲弊する
「大丈夫?」
「つ、疲れた…。ちょっと休ましてくれ…」
近くにあった岩に座り込む
「じゃあフラグ回収!」
「シャキーン!」
「ハタキーン!」
叩きと羽で怪人をくすぐる
「公認と非公認のコラボデコピン」
イカの怪人にデコピンする
「痛さは強さゼンカーイ!」
怪人は爆発する
「ある意味、本当に痛いチュン」