IS短編集   作:魔法科学は浪漫極振り

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二次創作者にあるまじき大失態を無自覚でおかしておりました。詳細は活動報告にあげておりますが、これまで閲覧してくださっていた皆様には大変ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。それを踏まえて、今後は広く苦言を受け付けられるように非ログインユーザーの感想も開放させていただきました。他にも何かございましたら、是非お申し付けください。これからも、当作品群をよろしくお願いいたします。


IS×オリジナル(連載予定無し・一発ネタ)
IS×オリジナル


「アタシは中国代表候補生、凰 鈴音(ファン リンイン)よ! 早速だけど、アタシがクラス代表の座をいただくわ。このクラスの現代表は誰かしら!」

 

 

 時期遅れでIS学園へ編入された中国の専用機持ち。その登場といきなりの宣戦布告に二組はざわついたものの、クラスメイト達は皆、一人の少女に目を向ける。セミロングの黒髪をサイドテールで結い上げた、猫背気味で顔色をすっかり青くしている少女。彼女は目立つ事自体が苦手なのであろう。クラス中の視線が自分へ集中したことにビクつき、オドオドとしていた。凰鈴音は周りの生徒達の様子から、彼女が二組のクラス代表だと理解できた。だが、どう考えても様々な場面でクラスの顔として矢面に立つべき代表向きの性格には見えなかった。あのような性格なら、もしかしたら面倒事をクラス全員から押し付けられたのかもしれない。

 

 

(これならあっさりと代表を変わってもらえそうね! 待ってなさいよ、一夏!)

 

 

 内心を一組に所属する想い人へ向いている凰鈴音は未だにビクついている少女に近付き、見下ろす。羞恥か緊張か、ともかく精神に限界が来たようで目の前の生徒は完全に俯いてしまっている。

 

 

「アンタが二組のクラス代表ね。名前は?」

 

────ね、です

 

 

 あまりにか細い音。小さ過ぎてハイパーセンサーでも起動していなければ聞こえないだろう。

 

 

「……聞こえないんだけど、しっかり言ってくれる?」

 

「お、お、鳳 鈴音(おおとり すずね)ですぅ!!」

 

「うるさっ!?」

 

 ガラス細工が硬いものに叩きつけられたことで盛大な音を立てて砕け散ったかのような悲鳴。もとい自己紹介と共に鳳鈴音と名乗る少女は立ち上がる。その身長は女性としても高い部類である170cmを優に超えている。これまで猫背気味だった為に気付かなかったが、胸部も大変豊満である。鳳鈴音と凰鈴音。並べばよく分かる。その体躯は完全に大人と子供。見事なまでの成長格差であった。

 

 

「もう! 耳元で怒鳴らないでよ! 馬鹿!」

 

「びえぇぇん! ご、ごめんなさいぃいぃ!!」

 

「ちょっとなんで泣くのよ!? これじゃあアタシがイジメてるみたいじゃない!!」

 

 

 違いは身体だけでは無い。勝ち気で活発な凰鈴音に対して、臆病で内気な鳳鈴音。名前はとても良く似ているのに、肉体と精神が完全真逆な二人の少女はこうして巡り合った。

 

 これはIS学園一年二組に誕生した『鳳凰』コンビ、別名『凸凹(笑)コンビ』。その誕生秘話である。

 

 

「今アタシを凹(笑)って言った奴は前に出てきなさい! その顔をボコってへこませてやるわ!」

 

「り、り、鈴ちゃん! だ、駄目だよ! あ、危ないよぉ!」

 

「こ、こらスズネ! その駄肉をアタシに押し付けるのはやめ……ぶふっ……やめろぉ!」




この短編とは別に、24時には00③も投稿させていただきます。
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