IS短編集   作:魔法科学は浪漫極振り

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この話のみ台本形式で書かせていただいております。ご注意ください

台本形式は私も読まないのですが登場キャラが多いため、簡略化の為に今回だけ使わせていただきます。一話限りのネタとしてお楽しみください。


IS×ガンダムSEED スペシャルエディション③

 「成人、おめでとー!」

 

 フレイ、箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラの六人はこの度、無事に二十歳を迎えてヘリオポリスのプライベートバーに集まって成人の祝いとして席を設けていた。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 シャル「箒と鈴が来てくれるとは思わなかったよ」

 

   箒「一夏と祝いたかったが、アイツは千冬さんが連れて行ったからな」

 

   鈴「二人だけで大事な話があるってなによー!」

 

 フレイ「あー、うん。織斑家にとって大事な話なんでしょう。どうせアンタ達はいつも一緒なんだから今日くらいは私達に付き合いなさいよ」

 

   箒「ぐぬぬ」

 

   鈴「ビールにっが! 千冬さんよくこんなもの飲めるわね」

 

セシリア「子供舌……」

 

 ラウラ「身体付きもな」

 

   鈴「そこ、聞こえてるわよ!? あとラウラはアタシと大して変わんないでしょうが!」

 

 フレイ「はいはい、祝いの席で喧嘩しないの」

 

 シャル「それで二人は結局どうするの? 一夏狙いで譲る気が無いんでしょ」

 

   箒「当然だ。負ける気はしないが姉さんも応援してくれている」

 

セシリア「ロゴスで篠ノ之博士を出すのは、ほぼ反則では……?」

 

 シャル「だよね。鈴は苦学生で立場はかなり弱いから……」

 

   鈴「ふん、残念だったわね! 今のアタシのバックにはアズラエル代表が付いてるもの!」

 

 シャル「え」

 

セシリア「は?」

 

   箒「な、なんだと!?」

 

 ラウラ「何をどうすればお前が国家元首と繋がるんだ?」

 

 フレイ「……あー、たぶんあれね。箒が勝った場合、一夏を『義弟』扱いしないといけなくなることが嫌なんじゃないかしら」

 

   箒「そんなみみっちい理由で世界一の富豪になった義兄が私の恋路の妨害に走るのか!?」

 

 シャル「もういっそ事実婚で済ませればみんな幸せじゃない?」

 

 ラウラ「シャルロット。こいつらにそんな度量があればIS学園時代のいざこざの八割は無くなっているぞ」

 

   鈴「他人事だと思って言いたい放題言ってくれてさ! だったらアンタ達はどうなのよ!」

 

 ラウラ「医療機器メーカーの跡取りと結婚を前提とした交際中だが?」

 

   鈴「へ……?」

 

 フレイ「セシリアは眼鏡が似合う大企業の社長令息と良い仲だものねー」

 

セシリア「お、おほほほ。なんの事やら」

 

   箒「シャ、シャルロットは……?」

 

 シャル「私もいるよ? 今は牧師をやってる昔馴染と偶然再会してね。義父さんも恋愛結婚を認めてくれたから」

 

 ラウラ「なんだ、サブナック達じゃなかったのか」

 

 シャル「オルガ達は男友達だよ?」

 

 ラウラ「……お前がそういうなら、まぁ、そうなんだろうな」

 

   箒「フレイ、お、お前は違うよな……?」

 

   鈴「そうよ! 昔から女に好かれてばっかりで男っ気無しだったアンタは!?」

 

 フレイ「その評価には異議申し立てたいところだけど、誰とも付き合ってないわよ」

 

   箒「はっはっは! そうかそうか、フレイもこっち側か」

 

   鈴「いやぁ、良かったわ。相手が決まってないのが箒とアタシだけだったらどうしようかと!」

 

 フレイ「私は元から作る予定が無いわ。目標を考えると家庭なんて論外だもの」

 

   箒「意固地になるなよ、フレイ」

 

   鈴「そうそう、無理すると千冬さんみたいな事になるわよ」

 

 

    「……」

 

 

   鈴「ごめん、今の無しで」

 

   箒「鈴、酔ったのか!? 千冬さんの白砂漠の如き恋愛歴をネタにする事はIS学園とカレッジに在籍する者にとって最大のタブーだと忘れたかッ!?」

 

 フレイ「箒、アンタも酔ってるでしょ」

 

 シャル「嫌な……事件だったね」

 

 ラウラ「教官。私は貴方という尊い犠牲のおかげで早めに動く事が出来ました」

 

セシリア「ちょっと皆さん、他人の不幸を笑うのは良い趣味とは言えませんわよ」

 

   箒「仕方ないだろう。あの姉さんに先を越されたと知った五年前の時点で婚活を始めたのに、今の今まで誰一人として相手がいないのだからな」

 

 フレイ「ネームバリューが大き過ぎて、下手な相手じゃ気後れするものね。俗な人なら簡単に掴まるだろうけど、地味に織斑先生も理想が高めだし」

 

 シャル「山田先生が寿退職するって報告された時の織斑先生は特に酷かったよね。丸二日講義を放り出して、部屋に閉じ籠って酒浸り」

 

   鈴「アタシは記憶だけ過去に飛ばす装置の開発を篠ノ之博士に頼んだって聞いたわよ」

 

 ラウラ「私の様子見を名目に、ウチの司令へアプローチをかけるのはいい加減やめてほしいんだがな。気まずいったらないぞ」

 

セシリア「えぇ……御冗談でしょう……?」

 

 フレイ「今の欧州方面の司令って誰だっけ」

 

 ラウラ「イアン・リー司令だ」

 

 フレイ「あー、福い……臨海学校の事後処理で会った人か」

 

 ラウラ「ん、そうなのか」

 

 フレイ「真面目そうな軍人さんだったけど、脈はありそう?」

 

 ラウラ「総司令から『気があるように見せかけて最後に断れば金一封を包んでやる』と言われてたぞ」

 

セシリア「そ、その方、織斑先生に恨みでもあるのですか……?」

 

 フレイ「はん。単なる嫌がらせでしょ。馬鹿馬鹿しい」

 

 シャル「……パーティで一度会っただけなのに、姉さんはホントにあの人が嫌いだね」

 

   箒「人当たりの良いフレイが嫌うって相当じゃないか?」

 

   鈴「どんな奴よ?」

 

 ラウラ「ネオ・ロアノーク。普段から仮面を付けた……ま、変人だな」

 

 フレイ「ラウラぁ! あの仮面男が極秘任務とか言ってきたら断固拒否しないと絶対に酷い目に合うわよ!」

 

 ラウラ「軍属が命令を拒否出来る訳がないだろうが……」

 

 フレイ「頼まれた運搬物の中身がダーティ・ボムでも私は絶対に驚かないわ!」

 

   鈴「いやいやいや、どんな危険人物よ」

 

   箒「なんでそんな輩が総司令なんてしてるんだ……?」

 

 フレイ「あれでも天才集団の更に上澄みに居座れるような男だからでしょ」

 

   鈴「そうなの?」

 

 ラウラ「優秀な点は否定しない」

 

 シャル「でも姉さんは、学園時代にあの人からもらった機動飛行のノウハウのおかげでIS操縦の高難易度試験はパス出来たんだよね?」

 

 フレイ「あの頃はアイツからの手土産だって知らなかったもの。それ差っ引いても嫌いよ。いつか私がアークエンジェル級に乗ったらあの澄まし顔をローエングリンで吹っ飛ばしてやるわ」

 

   鈴「ローエングリン?」

 

 ラウラ「アークエンジェル級に搭載されている大型デブリ除去用の陽電子砲だ。なんで知らんのだ」

 

   鈴「そ、操縦者志望だもの……」

 

セシリア「アークエンジェル級といえばフレイさん、前の艦運用シミュレーション試験の結果、ギリギリだったと聞き及んでますが?」

 

 フレイ「うぐぅ……全部バジルール先生が悪いのよ! 試験がヘリオポリスが襲撃された場合のアラスカまでの最適な逃走経路の設定と状況の推察なんて、ピンポイントで人のトラウマを刺激する内容にしてさぁ!」

 

 ◇ ◇ ◇

 

 以降、フレイの怨嗟と愚痴がひたすら続いた為、ここで終了とさせてもらうよ。

 

 僕? 僕は何も言われないから見てるだけさ。ハブられてつまんないからコアネットワーク経由でこの映像を織斑千冬やナタル・バジルールに回すかもしれないけど。ま、是非もないよね。




明言はしていませんが、欧州ヒロインズのお相手は私が見てるIS二次の登場人物のイメージをこっそりとお借りしてます。あのキャラかなと思ってもニヤリとするだけで済ませてもらえると助かります。
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