プレイしていたVRカードゲームの世界にTS転生したらしい ~カードゲーマーは異世界でもカードから離れられない~   作:黒点大くん

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百三十四枚目

 カシヨはターンを終えて、アレックスの二ターン目だ。

「マインターン。ドロー。チャージ。ターンエンドデース」

「随分とあっさりしているんだな。攻撃してくれてもいいじゃないの」

「魔を導く者はデストロイされればデッキからコスト1のマジックカードをサーチできるエフェクトを持っていることを知らないはずがナイデース。どうせ大アルカナをサーチするためにわざとデストロイさせようという狙いデース」

 カシヨは舌打ちをした。

 

 カシヨの三ターン目だ。

「ドロー。チャージ。ターンエンド」

 なんだろう。なんのデッキか分からねえ。コスト1の魔法が起点になるってのは間違いなさそうだけど…… 

 

 アレックスの三ターン目だ。

「マインターン。ドロー。チャージ。コスト3で獣鬼トラックを発動シマース。獣鬼トラックのエフェクト発動シマース。マインデッキオアマインセメタリーから合体獣鬼と名の付くカードをリトゥリーブシマース。マインデッキの合体獣鬼玉座 デカイザーをリトゥリーブ。ターンエンドデース」

 カシヨの四ターン目だ。

「ドロー。チャージ。ターンエンド」

 いつもはガンガン引きまくってるのに今回はいったいどうしたというんだ。

 

 アレックスの四ターン目だ。

「マインターン。ドロー。チャージ。ターンエンドデース」

 カシヨの四ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4でメガロの大樹発動」

「あっ強いけど地味に厄介だからなかなかナーフされないカードじゃん。限定パックの最高レアだから俺は持ってねえ」

 メガロの大樹はバウンスするか、速攻で潰すかするしかないんだよね。

 

 アレックスの五ターン目だ。

「マインターン。ドロー。コスト4で電卓スーパー演算を発動シマース。マインデッキの上から三枚をセメタリーに送り、電卓スーパー演算以外のマジックカードを墓地からリトゥリーブシマース。マインセメタリーの獣鬼コンクリートバイブレータヌキをリトゥリーブシマース。ターンエンドデース」

 カシヨの五ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4でハイパーライノセラスビートルを召喚。効果で山札の上から一枚をコストゾーンに置く。ハイパーライノセラスビートルでプレイヤーに攻撃」

 アレックス:生命力10→8

 

 アレックスは口角を上げた。

「手札のコンプレッサーパンダのエフェクト発動デース。受けたダメージ分ドローしてデッキの上からセメタリーに送りマース」

「ターンエンド」

 詰め込みしたかのように墓地に獣鬼が落ちている。なんということだ。

 

 アレックスの六ターン目だ。

「マインターン。ドロー。コスト1で獣鬼マンドリルを発動シマース。手札の獣鬼トラックを捨てて、獣鬼スタヒバリライザを手札に加えマース。コスト2で獣鬼クレインを発動シマース。セメタリーの獣鬼トラックと獣鬼コンプレッサーパンダをリトゥリーブ。ターンエンドデース」

「手札にマンドリル、トラック、合体獣鬼王。もう揃ったのか。こっちはまだ揃ってねえのに」

 言われてみれば確かにそうだな。

 

 カシヨの六ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4でトリプルドロー。コスト3でハイパービーストを召喚。ターンエンド」

 アレックスの七ターン目だ。

「マインターン。ドロー。チャージ。コスト3で獣鬼トラックを発動シマース。マインデッキオアマインセメタリーから合体獣鬼と名の付くカードをリトゥリーブシマース。デッキの合体獣鬼王 ジュウキキングファイブをリトゥリーブ。ターンエンドデース」

 もう合体獣鬼王を出す準備は整ったという訳だ。

 

 カシヨの七ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4で大地の秘術発動。ターンエンド」

 アレックスの八ターン目だ。

「マインターン。ドロー。チャージ。コスト4で合体獣鬼王 ジュウキキングを召喚シマース。ジュウキキングのエフェクト発動シマース。獣鬼発進基地の下の獣鬼カードを三枚このカードの下にイン。ジュウキキングでハイパービーストに攻撃シマース。破壊。ターンエンドデース」

 壁はあと二つある。

 

 カシヨの八ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト10で巨獣ギガントを召喚。巨獣ギガントで合体獣鬼王 ジュウキキングに攻撃。ターンエンド」

「コストを10溜めてすることがそれとは笑えマスネ」

 あのデッキ……拾ったカードだけで、構築されてやがる。

 

 アレックスの九ターン目だ。

「マインターン。ドロー。コスト4でけものエンジンズを発動シマース。四枚ドロー。合体獣鬼王 ジュウキキングで巨獣ギガントに攻撃デース。ターンエンド」

 カシヨの九ターン目だ。

「ドロー。チャージ。ターンエンド」

 アレックスは勝ちを確信したかのように、微笑んだ。

 

 アレックスの十ターン目だ。

「マインターン。ドロー。チャージ。獣鬼王の玉座にはかつての獣鬼の皇の亡骸が相応しい。コスト5で合体獣鬼玉座 デカイザーを召喚。デカイザーで巨獣ギガントに攻撃デース。破壊。ターンエンドデース」

 ここから勝つビジョンが浮かばねえ。

 

 カシヨの十ターン目だ。

「ドロー。来たぞ。このデッキのキーカードが」

それなら良かった。

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