プレイしていたVRカードゲームの世界にTS転生したらしい ~カードゲーマーは異世界でもカードから離れられない~   作:黒点大くん

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百四十三枚目 古代遺跡

 首長の七ターン目だ。

「ドロー。チャージ。戦場を駆け抜けろ。すべてを貫け。コスト6でBC(ボードコマンダー)Bホースを召喚。Bホースでハイパービーストに攻撃。TP(タクティスポイント)を6増加させる。さらに墓地のBC(ボードコマンダー)ドラゴンホースのNT(ナルタクティス)発動。ターンエンド」

 俺の七ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト8でダイヤモンドスパイク発動。ペルーダに使う。ターンエンド」

 ハイパービーストは破壊されるだろう。しかし好都合。そうなれば攻撃できるのはペルーダのみ。

 

 首長の八ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト8でブーストアンドチャージを発動。5枚ドローして一枚をコストゾーンに置く。BC(ボードコマンダー)ドラゴンホースでハイパービーストに攻撃。破壊。ターンエンド」

 次だな。

 

 俺の八ターン目だ。

「ドロー。コスト4で鯵テーターを召喚。コスト2でビーコンパラサイトを召喚。鯵テーターでドラゴンホースに攻撃。ビーコンパラサイトでドラゴンホースに攻撃。ターンエンド」

 ドラゴンホースの防御力は3、生命力は6。ペルーダの防御力では1余る。とてもおしい。

 

 首長の九ターン目だ。首長のデッキが光っている。

「ドロー。チャージ。コスト1でBC(ボードコマンダー)Pソルジャーを召喚。コスト8でBC(ボードコマンダー)ナリゴルド:タイプPを召喚」

NT(ナルタクティス)で出したわけじゃないから、ただの雑魚モンスターだな。コスト8でそのステータスはコスパ悪いんじゃないの?」

 NT(ナルタクティス)しても低いステータスだけどな。

 

 まあ破壊効果持ちだから割りと強いカードだけど。 

「場にBC(ボードコマンダー)と名のつくモンスターがいるときに手札からコスト0で発動できる。ナリガサネ。BC(ボードコマンダー)モンスターの上にBC(ボードコマンダー)モンスターを置く。Pソルジャーの上にナリゴルド:タイプPを乗せる。ナリゴルドで毒棘甲羅竜ペルーダに攻撃」

「させるか。鯵テーターに攻撃してもらう」

「鯵テーター破壊。ターンエンド」

 2ターンかければにわとりで倒せるけど、面倒くさいことに持ち駒とボードフィールドで蘇生できるからなぁ。

 

 俺の十ターン目だ。デッキの上が光ってる。

「ドロー。来たぜ。コスト8でカースアーマー発動。このカードに選択されたモンスターは戦闘時相手モンスターの効果を受けない。ペルーダを選択する。マグネットジャミングアーマーの効果発動。1ターンに1度自分のデッキもしくは墓地からコスト0でカーススパイクを発動してもよい。そうしたら自分のモンスター一体に1ダメージを与える。ペルーダは戦闘以外でダメージを受ける代わりに自らの生命力を6にする。カーススパイクはペルーダを選択する。ターンエンド」

 2ターン後が楽しみだな。

 

 首長の十一ターン目だ。

「希望を与えてへし折ろうとするのはやめた。逆らう気力を無くすために叩き潰す。ドロー。チャージ。コスト5で魔法発動。持ち駒。墓地の鯵テーターをデッキの一番下に戻して、コスト1のPソルジャーを召喚。ターンエンド」

「そんなの出しても役に立たねーんだよなぁ」

 なにがしたいんだよ。

 

 俺の十一ターン目だ。

「ドロー。チャージ。ターンエンド」

 ミスかな。放っておこう。

 

 首長の十二ターン目だ。

「ドロー。コスト5と生命力5で生命力保険不死身手当を発動する。Pソルジャーでペルーダに攻撃。もちろん破壊される」

「それだけじゃねえ。お前に8ダメージだ」

 本来なら倒せてたんだけど、不死身手当の効果で生命力が5だ。

「魔法発動。コスト4でセカンドクラッシュ。効果でペルーダを破壊する」

「セカンドクラッシュだと!?」

 確かにそれなら相手モンスターの効果じゃないから破壊できる。やられたな。

 

 ドロウ:生命力10→4

 

 カーススパイクとダイヤモンドスパイクの分で生命力が6も減った。一気に逆転されたぞ。

「ペルーダを山札の一番下に戻してコスト1のPソルジャーを召喚。BC(ボードコマンダー)ナリゴルド:タイプPでビーコンパラサイトに攻撃。破壊。Pソルジャーでプレイヤーに攻撃。ドラゴンホースでプレイヤーに攻撃。勝利だ」

 ドロウ:生命力4→0

 

 場がすっきりした。

「お前勝率悪くねえか。俺はこの間に二人ほど倒したぞ」

「セカンドクラッシュさえどうにか出来ていれば勝てていたんだ」

 普通BC(ボードコマンダー)にセカンドクラッシュは入らねえよなぁ。

 

 相性が良いからと油断していたのが敗因かもな。

「敗者には罰があル。デッキロック。ここから出るまで外から持ってきたカードの使用を禁ずル」

 カードが使えないようになってる。

「すみません首長。カードを使えません」

 首長たちが消えた。

 

 先に進む。

「カードが使えねえんじゃ危ねえぞ。俺が守らなきゃいけなくなるじゃんか」

「せいぜいがんばれ」

 先に進むとパックが乱雑に落ちていた。

 

 パックを拾う。

「ちゃんと金は払エ。万引きは直ちに射殺すル。金は床にでも置いておケ。パック二つにつき、金貨一枚ダ」

 金貨を4枚置いて、パックを八つ買う。

「これで四十枚揃った。大丈夫だろ」

 アサルトとかスペシャルとか訳のわからんカードもあったな。

 

 パックの落ちてる部屋を抜けると、たくさんの埴輪と石の人形が置いてある部屋だった。

「なんでこんなところに埴輪があるんだ」

「ガーディアンシステム作動。排除すル」

 デッキを構えた少女が現れた。その少女の見た目は人形のように整っていた。

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