プレイしていたVRカードゲームの世界にTS転生したらしい ~カードゲーマーは異世界でもカードから離れられない~ 作:黒点大くん
感心してる場合じゃねえまだ攻撃が残ってやがる。
「(冥海の墓クジラでにわとりに攻撃。一つ足りずにターンエンド)」
あっぶね。
俺の十四ターン目だ。
「ドロー。チャージ。俺は冥海のイカリに攻撃。破壊。ターンエンド」
シャチの十五ターン目だ。
「(吾輩のターンスタート。ドロー。チャージ。冥海の墓クジラでにわとりに攻撃。破壊)」
「コスト4でセカンドクラッシュ発動。墓クジラも破壊」
「(そう来ましたか。これで吾輩の場には何もない。ターンエンド)」
流れはこっちに来た。勝てる。
俺の十五ターン目だ。
「ドロー。チャージ。俺はコスト7で焼鳥屋に賛成するにわとりを召喚。コスト6でネクロドラゴン召喚。俺とにわとりでプレイヤーに攻撃。ネクロドラゴンでとどめ」
「(見事なり)」
場がすっきりした。
何とか勝てたぜ。
「キュイイイ」
「なんて言ってるかわかんねえよ」
これだから動物のカードファイターは困るんだ。
まあいい。これであとは出口につくだけだからな。
「キュイキュイ」
「なんだよ」
「キュ」
シャチはカードを一杯出す。シャチはヒレでカードの頭文字を叩く。これを読めってことか。
え~っとなになに?
「吾輩野生の動物故にあと一人倒さねばならん」
シャチはカードをデッキに戻した。
「キュイキュイ」
コイツシャチなのに古代文明の遺跡に通りすがっただけのカードファイターだったのか。
というかコイツ二階にいるってことは下の階の奴シャチにカードファイトで負けたってことか。
「キュイキュイ」
「吾輩と共にレッツゴー……か。まあ味方が増えれば心強い」
「シャチなんか味方にして大丈夫かよ」
カシヨはこの際無視する。
シャチは尾でぴょんぴょこ跳ねる。
「キュイキュイ」
「ああそうだな」
よくわからんが。
進み行くとカードファイトロボットがいた。
「なんだソノシャチ」
「一応カードファイターだよ。負けるかと思ったね」
「キュイイイイ」
シャチはデッキを構える。
カードファイトロボットはデッキを構えた。
「私はNo.57242 チョウゲン・アンセイ。気軽にアンと呼ぶガイイ。カードファイトエントリー」
アンの剣が赤く光った。
あれがデッキケースか。
「自動翻訳モード開始」
「私は騎士だ」
「(吾輩は商人である)」
アンは剣を抜いて投げる。剣は宙に浮いた。
アンの一ターン目だ。
「チャージ。カードを一枚場に置ク。ターンエンド」
シャチの一ターン目だ。
「(吾輩のターンスタート。ドロー。チャージ。カードを二枚場に置く。ターンエンド)」
互いに様子見だな。
アンの二ターン目だ。
「ドロー。チャージ。アサルトカード発動。発掘酸性代。酸性代モンスターを一枚デッキから手札に加エル。コスト2で酸性代 サンモナイトを召喚。ターンエンド」
酸性代だと。そんなテーマ知らねえぞ。
シャチの二ターン目だ。
「(吾輩のターンスタート。ドロー。チャージ。コスト2でスケルトンソルジャーを召喚。アサルトカード発動。冥海輪廻。スケルトンソルジャー破壊。冥海賊の人魚を場に出す。冥海賊の人魚でサンモナイトに攻撃。ターンエンド)」
アンの三ターン目だ。
「ドロー。チャージ。コスト3で酸性代 酸葉虫を召喚。効果で手札を全てデッキの上に戻して戻した枚数分ドロー」
意味ねえ。
何がしたいんだ。
「酸性代 サンモナイトの効果発動。手札が0枚の時にドローしたターン中一度だけ酸性代魔法カードの使用コストを3軽減する。コスト0で酸性代 ベフニニアシッドを発動。このカードが場にある限り、1ターンに一度手札を1枚戻して1枚ドロー出来る。酸葉虫で冥海賊の人魚に攻撃。カードを一枚場に置く。ターンエンド」
酸性代はデッキに手札を戻すテーマか。
シャチの三ターン目だ。
「(吾輩のターンスタート。ドロー。チャージ)」
「アサルトカード発動。マーフォークリロード。手札を全てデッキに戻してシャッフルしてから二枚ドロー。たった今ドローした酸性代 ロボクエン酸の効果発動。このカードがドローされた時、このカードを場に置く」
「(コスト2で冥海の補給人魚を召喚。効果で冥海モンスターを破壊して1枚ドロー。冥海の補給人魚を破壊。冥海賊の人魚でサンモナイトに攻撃。破壊。ターンエンド)」
軽減役を減らせたのはデカイ
アンの四ターン目だ。
「ドロー。チャージ。コスト3で酸性代 ゾイレアンコイリアを召喚。ベフニニアシッドの効果で手札を戻してドロー。ゾイレアンコイリアの効果発動。自分の墓地のコスト2の酸性代モンスターを場に出す。酸性代 サンモナイト復活。サンモナイトの効果で魔法の使用コストは3軽減している」
「(場にいなくても大丈夫なのか。インチキくさい)」
「コスト1で酸性代 エボラキスラターを発動。酸性代モンスター三枚と酸性代魔法三枚をこのカードの下に乗せる。スペシャルサモン。酸性代 始祖レリミア。レリミアの効果発動。手札を全て戻して、デッキもしくは墓地から酸性代 レリミアを一枚場に置く。レリミアの効果発動。このカードを破壊して、自分の場のスペシャルモンスター一枚の下にある酸性代魔法カードを全て場に置く。ターンエンド」
今攻撃しなかったということは、あのモンスターの攻撃力は低いと言うことだな。