プレイしていたVRカードゲームの世界にTS転生したらしい ~カードゲーマーは異世界でもカードから離れられない~   作:黒点大くん

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五十二枚目 超絶コンボと大打撃

 身元不明の侵入者が現れて以来、警備が手厚くなった。

「まあ何日も経つのにいまだに警戒するなんてご苦労様としかいいようがないな」

「全く面倒なことを増やしやがって。まったくどこの誰なんですかね」

 四番手が俺を見た。知ってるってことかな。なんで報告しないんだ。全く不真面目だな。

 

 ちょうど信者と誰かが戦っていた。

「あれはカードハンターどもですね」

「なんだ屑どもか」

「ここも似たような者ですけどねえ」

「アハハ。客観的に見れてるねえ」

「だって三位と私はこの組織こわすためにこの組織に入ったんですからね。客観視できて当然ですよ」

「五人中三人に嫌われているとか人望無さすぎて笑うわ」

「あなたもなんですね」

 騒動の中を散歩していった。

 

 ぴちぴちすぎて体のラインが出てる赤いセーターを着て長いスカートをはいた女の子と赤い縁のサングラスをかけた女の子に道を塞がれる。

「首長様のボディーガードですかね。俺新人だから知らなかったぜ」

「知らねえな。そんなのいたら真っ先に対処方法を考えていますよ」

「そんなんじゃないよ。私たちはカードハンター。早く戦いましょうよ」

 サングラスの女の子がデッキを構えた。

「カードハンターか。どうしようもない人間の屑どもですね」

 赤いセーターを着た子が泣きだした。

 

 サングラスをかけた女の子が励ます。

「大丈夫だよ。シンズルちゃんは屑じゃないからね。あんたたちのせいで泣いちゃったじゃないの。謝りなよ」

「なんかごめん。君さっきとキャラ違うよね」

「うっさい。あんたたちぶっ潰すわよ」

「叫ぶな。声が高いから耳が痛いじゃないですか」

 デッキを構えた。

 

 サングラスをかけた女の子のデッキが青く光った。

「タッグファイトかあ。二人とも連携が苦手なんですよね」

「アカネさんわたしがんばります」

「期待してるわよ」

 口調は厳しいけど口がにやけてる。

 

 四ターン目まで何もなかった。しいて言えば俺が一回メガチャージ使ったことぐらいだな。

 

 それでサングラスの女の子の五ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト5で大地の賢者を召喚。ターンエンド」

 四番手の五ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト3でシャベル妖精を召喚します。ターンエンド」

 セーターの女の子の五ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト5で賢くて善なる存在を召喚いたします」

 

 モンスター コスト5 賢くて善なる存在 種族:アンゼ

 効果:このモンスターが攻撃される時、一枚ドローしてもよい。賢さの試練を与えるものが自分の場に存在するとき、すべてのプレイヤーはこのプレイヤーがドローした枚数分手札を墓地に送る。

 攻撃力:0 防御力:5 生命力:5

 

 これか。とてもまずいな

「あれは速く除去しないと厄介だぞ」

「そうですね」

 相手の運がよけりゃ次のターンか。かわいい顔して結構えげつないことをやるじゃねえか。

 

 俺の五ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト5でペルーダを召喚。ターンエンド」

 サングラスの女の子の六ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4でファイヤーウォールゆすりを召喚」

 

 コスト4 ファイヤーウォールゆすり 種族:メタルアヤカシ

 効果:このモンスターが場に出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。そうした場合、モンスターを1枚自分の墓地から手札に戻す。

 攻撃力:2 防御力:3 生命力:4

 

「私は墓地のステルスアヤカシ ナンジャカを回収する。ファイヤーウォールゆすりでええっと小さい方のプレイヤーに攻撃」

 ドロウ:生命力10→8

「ターンエンド」

 ナンジャカってなんだよ。

 

 四番目の六ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト6でタイターニアを召喚。タイターニアでファイヤーウォールゆすりに攻撃。ターンエンド」

 セーターの女の子の六ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト5で賢さの試練を与えるものを召喚します」

 

 モンスター コスト5 賢さの試練を与えるもの 種族:アンゼ

 効果:このモンスターが攻撃される時、一枚ドローしてもよい。賢くて善なる存在が自分の場に存在するとき、相手がターンの最初以外にドローしたときと魔法を使用したときに一枚ドローする。

 攻撃力:0 防御力:5 生命力:5

 

「ターンエンドです」

「ハンデスデッキか。見た目に反してゲスイ戦法を使うんですねえ」

「うぅ……」

「なんでシンズルをいじめるのよ」

「賢さと賢くのコンビは実際擁護できないから仕方ないね」

「良いんですアカネさん。実際その通りなのですから」

「ちょっとそいつに甘すぎだろ。それに自分にも被害出るだろ」

 許されてはいけないと思うの。

 

 俺の六ターン目だ。

「ドロー。チャージ。コスト4で鯵テーターを召喚。さらにコスト3でサボテンドラゴンのトゲを発動」

 

 魔法 コスト3 サボテンドラゴンのトゲ

 効果:このカードは自分の場に置き続ける。自分の場の反動を持つ種族:ドラゴンのモンスター一体を選んで発動する。迎撃(このモンスターが攻撃された時、このモンスターを攻撃したモンスターはこのモンスターの防御力-攻撃したモンスターの攻撃力分のダメージを受ける)を与える。

 

「ターンエンド。これで一気に手札が削れちまうぜ。ぐへへ」

「性格悪いなあ。相手にしたくありませんよ」

 サングラスの女の子の七ターン目まで経過した。

「そうはさせない。私のターン。ドロー。チャージ。コスト6でステルスアヤカシ ナンジャカを召喚」

 

 コスト6 ステルスアヤカシ ナンジャカ 種族:メタルアヤカシ

 効果:このモンスターが場に出た時、このモンスターを破壊してもよい。そうしたら相手のコスト4以下のモンスターを一枚破壊する。

 攻撃力:2 防御力:3 生命力:4

 

「ステルスアヤカシ ナンジャカの効果で自らを破壊して鯵テーターを破壊。ターンエンド」

「くっそお」

 徹底してハンデスのサポートに回ってやがる。

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